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第3章
大人と子供 4
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そんなことを考えていたら、ヒエンはいつの間にか童女を見失ってしまった。
確かに閉店間際の商店街は安売りセールで賑わってはいるが、その大半は大人である。
ましてあの童女は目立ちすぎる。
見失うはずがない。
(撒かれてもうたか……)
相手がプロの盗賊だとしたらそれは実に簡単だろう。
余計な考え事をしていたことも見失う原因になっただろうが、それにしてもヒエンは童女の姿から片時も目を離さなかった。
見事としか言いようがない。
標的はいないが、それでもヒエンはあきらめきれずにいた。
もし、自分ならばどうするかをじっくり考えてみる。
(モスベリーを盗む……何故? 腹が減っているから……盗みに成功した……それを食べる……人前で? ウチならゆっくり食べたい……自宅……近所で窃盗? 地元ではやらん……地元以外、知らん土地……手軽にゆっくり食べられる場所……人気のない路地裏……そこにおるかもしれん!)
ヒエンは薬草屋と雑貨屋の間にある狭い通りを抜けて、そのままどんどん薄暗い道を進むと三叉路に行きついた。
目の前の家屋はどう見てもいかがわしい店だ。
子供が気軽に入る場所ではない。
右に曲がると再び商店街に出る。
よって左折した可能性が一番高い。
夜が更けていく。
人気のない路地裏にいれば余計にそのことを意識してしまう。
月明かりを頼りにヒエンは慎重に先へと進む。
いつでも黒帯の麻縄を取り出せるよう手を添えている。
(もしかして……)
ヒエンは何となく、自分があの童女を追っているのではなく、あの童女が自分を導いているのではないかと感じてしまう。
右手から突然、痩せたネズミが一匹飛び出してきた。
不意を突かれたヒエンがそっちに目を向けた時だった。
そこの廃屋らしい二階の屋根に座って、ポリポリシャクシャクと音をたてて食事をしている童女に気づいた。
「誰かを追跡中かにゃ?」
童女は眼鏡を触りながらそう訊いてきた。
見上げたヒエンはニコリともしない。
「ああ、そうや。お手玉で人を惑わすすばしっこいネズミをな」
「ネズミさんならさっき逃げたにゃ」
「ネズミはオマエや」
「モォが?」
童女は甲高い声でケラケラ笑い出した。
「モォは木登りの得意なリスさんにゃ。リスさんは高い所で美味しいゴハンを頂くのにゃ」
「やかましいんじゃッ! そのフザけた喋りやめんかいッ!」
バックパックを下して麻縄の束を手に取ったヒエンは怒りの形相で壁を蹴る。
「オマエ、ここから逃げれる思てんのか! はよ下りてこいや、この泥棒ネズミ! 神妙にお縄頂戴せえッ!」
攻撃性のない相手には"ウケ"ではなく、麻縄を弛ませた"マキ"の型で対応する。
眼鏡の童女は少しも臆することなく、チラッと背後を振り返ってから言う。
「賢いリスさんは逃げないのにゃ。逃げなきゃいけないのはそっちなのにゃ」
「……な、何やと?」
ヒエンの驚きをよそに、童女は自ら颯爽と屋根から下りてきた。
かと思うと、半分ほど齧ったモスベリーの実をヒエンに放り投げる。
反射的にヒエンが麻縄を持ったままそれをキャッチした途端、
「どーろーぼおおおおおおーッ! どろぼーどろぼーどろぼおおおおおおーッ!」
童女は甲高い声で絶叫し出した。
虚を突かれたヒエン、
「ア、 アホ! 何でウチが泥棒……」
「どろぼおおおおおおおーッ! だれかあああああああッ! どろぼおおおおおーッ!」
その金切り声にヒエンは思わず耳を押さえてしまう。
「泥棒だとよッ!」
「こっちです、早く!」
「確保しろ! この先は行き止まりだぞ」
「ん、女じゃないか?」
すぐさま、三人もの憲兵がヒエンと童女の前に駆けつけた。
やけに到着が早過ぎると思ったヒエンだが、さっき童女が背後を振り返った動作を思い出して全てを悟った。
童女はすぐ近くに憲兵がいたことを事前に知っていたのだ。
おそらく、例の三叉路の店を調べに来ていたのだろう。
「この人、この人、モスベリー盗んだ!」
童女はヒエンを指さしながら、ペロッと舌を出して三人の憲兵と入れ替わるようにして路地裏から消えていく。
「もう、どうにでもせぇ……」
必死に無実を主張してこの場で抵抗しても無駄なことはわかっていた。
誤解を解くのは簡単だがそれも今すぐというわけにはいかない。
不利な条件が揃い過ぎているし、眼鏡の童女を逃がしてしまった時点でヒエンはやりきれない敗北感と疲労感で一杯だった。
「モスベリーを盗んだのはオマエだな?」
「否定しても連行するんやろ?」
「そういう決まりだからな。詳しい話は向こうで訊くから」
先輩格の憲兵がそれに難色を示す。
「ええ、今からかよ。調書を取るのは明日にしたら? とりあえず留置場に泊まってもらえよ。オレ達もうアガリだし」
「そうですね。僕一人じゃ不安ですし」
アッサリ引き下がる新米憲兵。
それを聞いたヒエン、
「と、泊まるやて?」
さすがにそこまでの覚悟はできていない。
「オマエらアホか! どんだけ時間掛ける気やねん! ウチがリス眼鏡に代わってモスベリーの代金払ったったのに何でそのウチが逮捕されなあかんねん! 理不尽過ぎるやろ!」
「逮捕じゃないよ。ちょっと一晩ゆっくりしてってもらうだけだから。キミ、興奮して冷静に話せそうもないし」
「ゆっくりしすぎやろ! 今すぐ果物屋のオッサン呼んで来い! オッサンに訊いたらウチの無実はすぐ晴れるわ!」
「果物屋って言われてもねえ。グレンナに果物屋はたくさんあるんだよ。店の名前は?」
「そんなん知るかいッ! オッサンの特徴言うたるわ。髪は半分ハゲててゲジゲジ眉毛で鼻はひん曲がってて……」
「ハイハイ、明日明日」
先輩格の憲兵がアクビをしながら、パンパン手を叩いてお開きの合図。
三人まとめてやっつけることなどヒエンにはわけないが、そうなれば果物泥棒どころではない。
今度こそ完全に自分が悪者になってしまう。
「クソッタレ!」
ヒエンは歯型のついたモスベリーをおもいきり地面に叩きつけた。
チルの客間で二十万ギリドの入った革袋を叩きつけたように……。
確かに閉店間際の商店街は安売りセールで賑わってはいるが、その大半は大人である。
ましてあの童女は目立ちすぎる。
見失うはずがない。
(撒かれてもうたか……)
相手がプロの盗賊だとしたらそれは実に簡単だろう。
余計な考え事をしていたことも見失う原因になっただろうが、それにしてもヒエンは童女の姿から片時も目を離さなかった。
見事としか言いようがない。
標的はいないが、それでもヒエンはあきらめきれずにいた。
もし、自分ならばどうするかをじっくり考えてみる。
(モスベリーを盗む……何故? 腹が減っているから……盗みに成功した……それを食べる……人前で? ウチならゆっくり食べたい……自宅……近所で窃盗? 地元ではやらん……地元以外、知らん土地……手軽にゆっくり食べられる場所……人気のない路地裏……そこにおるかもしれん!)
ヒエンは薬草屋と雑貨屋の間にある狭い通りを抜けて、そのままどんどん薄暗い道を進むと三叉路に行きついた。
目の前の家屋はどう見てもいかがわしい店だ。
子供が気軽に入る場所ではない。
右に曲がると再び商店街に出る。
よって左折した可能性が一番高い。
夜が更けていく。
人気のない路地裏にいれば余計にそのことを意識してしまう。
月明かりを頼りにヒエンは慎重に先へと進む。
いつでも黒帯の麻縄を取り出せるよう手を添えている。
(もしかして……)
ヒエンは何となく、自分があの童女を追っているのではなく、あの童女が自分を導いているのではないかと感じてしまう。
右手から突然、痩せたネズミが一匹飛び出してきた。
不意を突かれたヒエンがそっちに目を向けた時だった。
そこの廃屋らしい二階の屋根に座って、ポリポリシャクシャクと音をたてて食事をしている童女に気づいた。
「誰かを追跡中かにゃ?」
童女は眼鏡を触りながらそう訊いてきた。
見上げたヒエンはニコリともしない。
「ああ、そうや。お手玉で人を惑わすすばしっこいネズミをな」
「ネズミさんならさっき逃げたにゃ」
「ネズミはオマエや」
「モォが?」
童女は甲高い声でケラケラ笑い出した。
「モォは木登りの得意なリスさんにゃ。リスさんは高い所で美味しいゴハンを頂くのにゃ」
「やかましいんじゃッ! そのフザけた喋りやめんかいッ!」
バックパックを下して麻縄の束を手に取ったヒエンは怒りの形相で壁を蹴る。
「オマエ、ここから逃げれる思てんのか! はよ下りてこいや、この泥棒ネズミ! 神妙にお縄頂戴せえッ!」
攻撃性のない相手には"ウケ"ではなく、麻縄を弛ませた"マキ"の型で対応する。
眼鏡の童女は少しも臆することなく、チラッと背後を振り返ってから言う。
「賢いリスさんは逃げないのにゃ。逃げなきゃいけないのはそっちなのにゃ」
「……な、何やと?」
ヒエンの驚きをよそに、童女は自ら颯爽と屋根から下りてきた。
かと思うと、半分ほど齧ったモスベリーの実をヒエンに放り投げる。
反射的にヒエンが麻縄を持ったままそれをキャッチした途端、
「どーろーぼおおおおおおーッ! どろぼーどろぼーどろぼおおおおおおーッ!」
童女は甲高い声で絶叫し出した。
虚を突かれたヒエン、
「ア、 アホ! 何でウチが泥棒……」
「どろぼおおおおおおおーッ! だれかあああああああッ! どろぼおおおおおーッ!」
その金切り声にヒエンは思わず耳を押さえてしまう。
「泥棒だとよッ!」
「こっちです、早く!」
「確保しろ! この先は行き止まりだぞ」
「ん、女じゃないか?」
すぐさま、三人もの憲兵がヒエンと童女の前に駆けつけた。
やけに到着が早過ぎると思ったヒエンだが、さっき童女が背後を振り返った動作を思い出して全てを悟った。
童女はすぐ近くに憲兵がいたことを事前に知っていたのだ。
おそらく、例の三叉路の店を調べに来ていたのだろう。
「この人、この人、モスベリー盗んだ!」
童女はヒエンを指さしながら、ペロッと舌を出して三人の憲兵と入れ替わるようにして路地裏から消えていく。
「もう、どうにでもせぇ……」
必死に無実を主張してこの場で抵抗しても無駄なことはわかっていた。
誤解を解くのは簡単だがそれも今すぐというわけにはいかない。
不利な条件が揃い過ぎているし、眼鏡の童女を逃がしてしまった時点でヒエンはやりきれない敗北感と疲労感で一杯だった。
「モスベリーを盗んだのはオマエだな?」
「否定しても連行するんやろ?」
「そういう決まりだからな。詳しい話は向こうで訊くから」
先輩格の憲兵がそれに難色を示す。
「ええ、今からかよ。調書を取るのは明日にしたら? とりあえず留置場に泊まってもらえよ。オレ達もうアガリだし」
「そうですね。僕一人じゃ不安ですし」
アッサリ引き下がる新米憲兵。
それを聞いたヒエン、
「と、泊まるやて?」
さすがにそこまでの覚悟はできていない。
「オマエらアホか! どんだけ時間掛ける気やねん! ウチがリス眼鏡に代わってモスベリーの代金払ったったのに何でそのウチが逮捕されなあかんねん! 理不尽過ぎるやろ!」
「逮捕じゃないよ。ちょっと一晩ゆっくりしてってもらうだけだから。キミ、興奮して冷静に話せそうもないし」
「ゆっくりしすぎやろ! 今すぐ果物屋のオッサン呼んで来い! オッサンに訊いたらウチの無実はすぐ晴れるわ!」
「果物屋って言われてもねえ。グレンナに果物屋はたくさんあるんだよ。店の名前は?」
「そんなん知るかいッ! オッサンの特徴言うたるわ。髪は半分ハゲててゲジゲジ眉毛で鼻はひん曲がってて……」
「ハイハイ、明日明日」
先輩格の憲兵がアクビをしながら、パンパン手を叩いてお開きの合図。
三人まとめてやっつけることなどヒエンにはわけないが、そうなれば果物泥棒どころではない。
今度こそ完全に自分が悪者になってしまう。
「クソッタレ!」
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