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49~53 Side 司 02話
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翠を腕の中に閉じ込めた。
どこにも行けないよう、文字どおり、閉じ込めた。
こんなふうに接するのは、移動目的を除けば過去に四回だと思う。
四月、仮眠室に篭った翠が今にも泣きそうで思わず抱きしめた。
それから、十月の中間考査前。
ゲストルームで泣き崩れていた翠に縋られたときと紅葉祭二日目、後夜祭のときと打ち上げの帰り道。
あぁ、五回か……。
記憶をなくす直前も、翠は俺の腕の中にいた。
今はそのどれとも違う気持ちで抱きしめている。
縋られているわけでも支えるためでもなく、不安定な自分が形ある確かなものを感じていたいがためだけに。
翠は抱き寄せた際にバランスを崩したまま俺に体重を預けていた。
声をあげたり身体を離そうとする一切の動きが見られない。
これだけ密着していれば俺の鼓動の速さはばれているも同然。
……まさか、反応がないんじゃなくて、心音に絶句されてたりするのだろうか。
顔が一気に熱を帯びる。
「翠」
咄嗟に名前を呼んだけど、あとに続く言葉はない。
「ツ、カサ……?」
翠はぎこちなく声を発し、首を動かそうとしているのが感じられた。
さっきから何度となく顔を見たいといわれているし、今も実行に移そうとしているのだろう。
俺は腕に力をこめることで却下する。
格好悪い自分を見せることと引き換えに翠を得られるのなら――と思った割に、存外往生際が悪い。
しかし、何も説明をしないというのは気が引けて、端的な補足をした。
「悪いけど、今顔は見られたくない」
「……どうして?」
「……目が充血してる」
「……暗いところじゃ充血までは見えないと思う」
「それでも気分的に許容できない」
目の充血だけならいくらでも言い訳のしようがある。
けど、赤面に関しては言い訳がすぐに思いつかなかった。
「顔を見なければいいの?」
見られなければいい、というのならそのとおりだが……。
腕の中にいる翠を、このぬくもりを手放したくないという気持ちが強い。
どう答えるべきか悩んでいると、奇妙な提案をされた。
「ツカサ、背中合わせじゃだめ……?」
「背中合わせ……?」
「うん……この体勢で話すのはちょっとつらい」
「……別に話さなくていいけど」
「……話をするためにここに来たんだもの」
一瞬の沈黙が流れ、
「俺の話、聞いててくれるだけでいいんだけど」
「……話してくれるの?」
尋ねられて疑問が浮上する。
一見して会話が成り立っているように見えるが、実際に内容は合致しているのだろうか……。
「ツカサ、許してくれるの?」
不安そうな声で訊かれた。
俺は小さく息を吐き出す。
「謝らなくちゃいけないのは俺で、翠が謝る必要はない」
翠が謝ることなどひとつもない。
俺がうまく動けていたら翠を傷つけることも、翠に腹を立てることもなかった。
「ちょっと待ってっ!?」
翠が身体を捻ろうとしているのがわかった。
腕に力をこめ、そんな動作は即刻拒否。
「却下、こっち見るな」
「ツカサ……本当にごめん。身体、体重のかかっている場所が痛いの」
「っ、悪い」
そこまでは頭が回っていなくて、瞬時に腕の力を緩める。
それでも、腕の中から出すわけにはいかない。
結果、翠は俺の膝の内で廊下の方を見て座る姿勢に落ち着いた。
「痛みは……?」
目の前にある翠の後頭部に問いかけると、
「これなら大丈夫……」
前方に放たれた言葉は、翠の身体を通して俺の腕に響いた。
俺は腹を括り、今回じーさんに課されたものを翠に話した。
「最初から翠に話していれば良かったんだ。そしたら、携帯が池に落ちても翠が傷つくことはなかった」
俺が選択を誤らなければもっと違う展開になっていただろう。
「もしも」という言葉は事象前と事象後では大きく異なる。
事象前は「仮定」。事象後は「後悔」。
シミュレーションゲームなら、仮定しきれなかった自分のミス、と潔く認めることができる。
が、今回のこれは――
「あのね、私、さっきお母さんに言われたの」
翠がポツリポツリと話し始めた。
「何も間違わずに、一度も誤解することなく人生を歩める人なんているのか……。きっとそんな人はいないって……。いたとしても、そんな人生は小さくて狭くてつまらないものだって……」
「小さくて狭い」という言葉が痛かった。
俺は、「藤宮」という世界でしか生きておらず、その中にしか存在していないのだろう。
箱庭にいるのは俺だ――
「間違いを犯すから人間で、間違いを認められるから、改められるから人間なんだって」
一般論としては認めることができる。けど、自分に適用できるか、というなら否。
学校のテストも何もかも、「正解」以外を求められることはなかったし、「正解」以外を求めようとも思わなかった。
そんな俺が急に「不正解」を受け入れられるわけがない。
「今回のこれは……もっとよく考えれば避けられたはずだ」
この言葉に尽きる。
「私も……もっと考えて、もっと周りをよく見て、人と話したことも全部覚えていたら、瞬時に思い出せていたら、あんな言葉をツカサに言わなかった。……でも、言っちゃった。絶対に言っちゃいけない言葉だったのに、言っちゃった。言ったあとで気づいた。私のそれとツカサのこれは何が違うの?」
何が違う……?
訊かれてもすぐに答えられる言葉は持ち合わせていない。
「ツカサが自分を許さないのなら、ツカサが私を許してくれても私は自分を許せない。ツカサは許されたいと思ってる? 私は許してほしくてここに来たんだよ?」
どうして――どうして翠はいつも真ん中に飛び込んでくるのだろう。
重心のバランスがひどく悪いと思っていても、弓を持たせると真っ直ぐ矢を放つ。
そんな感じ。
翠の言葉を受け止めるたびに、自分を覆っている皮膜が剥がされる気がした。
「俺が怒っていたのは――翠が自分の身体よりも携帯を優先したからだ」
でも、のちにそれがものすごく嬉しかったとは言えない。
「……だって、大切なものなんだもの。ダミーにすり替えられていたのなんて知らなかったし、何よりも――データは単なるデータじゃないんだよ? 友達や家族、ツカサとのやり取りも全部残ってる。録音された声は、あの日あのときのツカサのもので、それに代わるものなんてないんだよ?」
わかっていても、実際に口にされるといらっとする。
そんなのは記録にすぎない。
記録じゃなくて、生身の俺を見ろよっ。
そうは思っても口にすることはできなくて、苛立ったまま言葉を返した。
「だからっ――俺が最初から話していればよかったって話だろっ!? 俺が事情を説明してさえいればあんなことにはならなかったし、俺が翠に腹を立てることもなかったわけでっ」
「そんなの、もう起こっちゃったんだから仕方ないじゃないっ」
翠は身も蓋もないことを言い、俺の拘束を解き振り返った。
「見るなっ」
顔を背けたが、それは無駄に終わる。
痛い、と思うくらいに両頬を摘まれ引っ張られた。
「わからずやっ」
言われるが先か、翠の手を払ったのが先か、俺は即座に反応する。
「誰がっ」
「ツカサしかいないでしょっ!?」
「俺より翠だろっ!?」
「どっちもどっちじゃないっ。だから、わからずやって言ってるのにっ」
俺を真っ直ぐに見る目からポロリと涙が零れた。
なんで泣くんだよっ。泣きたいのはこっちだ――
「私はっ――許してほしくてここに来たのっ。なのに、どうしてあんなこと言うのっ!?」
あんなこと……?
自分が何を喋り、そのどれを指されているのかなど、察することはもうできない。
「簡単に答え出していいのか、って訊いたじゃないっ。私、もう一度選択する機会なんていらないっ。そんな機会、何度あっても答えは変わらないっ。ツカサのおじいさんにもそう伝えてっ」
またしても急所をつかれた気分だった。
今、俺が一番恐れているもの――それは「選択」の答え。
「静さんに選択を迫られたとき、すごく動揺した。でも、ちゃんと考えて出した答えなんだからっ。そっちこそ、そんなこと簡単に言わないでっ。二度と変な選択突きつけないでっ」
顔を付き合わせた状態で怒鳴られた。
強い光を湛えた目はしだいに揺らぎ始める。
「誤解したら解けばいいって教えてくれたのツカサなんだからね? ちゃんとお手本見せてよ……」
自信のない声に、やっぱり俺は翠と変わらないのだと改めて思う。
翠と俺は変わらない。対人スキルが幼児並み――
「何か言ってよ……」
言えることなど数個しか思いつかない。
謝るときの定番といえば、「ごめんなさい」「すみません」「申し訳ございません」。
俺はそのどれでもない言葉を口にした。
「悪い……」
「謝られたいわけじゃないんだけど……」
不服そうな目で見られても、
「じゃぁ、どうすればいい?」
悪いけど、俺、この先どうしたらいいのか全然わかってないから。
話の舵は取れそうにない。
「ねぇ、仲直りってどうやってするの?」
見上げる瞳に訊かれた。
俺は、「知らない」とは答えたくなくて無言を通す。
「ツカサも知らない?」
「……知ってたら困ってない」
「蒼兄が唯兄に訊いてもいい?」
「却下」
いい加減、困ったときに兄ふたりを持ち出すのはやめてくれないか。
「じゃ、久先輩」
「…………」
「無言は肯定なのでしょう?」
答えを知りたいという気持ちは俺にもあって、翠の提案すべてを却下することはできなかった。
どこにも行けないよう、文字どおり、閉じ込めた。
こんなふうに接するのは、移動目的を除けば過去に四回だと思う。
四月、仮眠室に篭った翠が今にも泣きそうで思わず抱きしめた。
それから、十月の中間考査前。
ゲストルームで泣き崩れていた翠に縋られたときと紅葉祭二日目、後夜祭のときと打ち上げの帰り道。
あぁ、五回か……。
記憶をなくす直前も、翠は俺の腕の中にいた。
今はそのどれとも違う気持ちで抱きしめている。
縋られているわけでも支えるためでもなく、不安定な自分が形ある確かなものを感じていたいがためだけに。
翠は抱き寄せた際にバランスを崩したまま俺に体重を預けていた。
声をあげたり身体を離そうとする一切の動きが見られない。
これだけ密着していれば俺の鼓動の速さはばれているも同然。
……まさか、反応がないんじゃなくて、心音に絶句されてたりするのだろうか。
顔が一気に熱を帯びる。
「翠」
咄嗟に名前を呼んだけど、あとに続く言葉はない。
「ツ、カサ……?」
翠はぎこちなく声を発し、首を動かそうとしているのが感じられた。
さっきから何度となく顔を見たいといわれているし、今も実行に移そうとしているのだろう。
俺は腕に力をこめることで却下する。
格好悪い自分を見せることと引き換えに翠を得られるのなら――と思った割に、存外往生際が悪い。
しかし、何も説明をしないというのは気が引けて、端的な補足をした。
「悪いけど、今顔は見られたくない」
「……どうして?」
「……目が充血してる」
「……暗いところじゃ充血までは見えないと思う」
「それでも気分的に許容できない」
目の充血だけならいくらでも言い訳のしようがある。
けど、赤面に関しては言い訳がすぐに思いつかなかった。
「顔を見なければいいの?」
見られなければいい、というのならそのとおりだが……。
腕の中にいる翠を、このぬくもりを手放したくないという気持ちが強い。
どう答えるべきか悩んでいると、奇妙な提案をされた。
「ツカサ、背中合わせじゃだめ……?」
「背中合わせ……?」
「うん……この体勢で話すのはちょっとつらい」
「……別に話さなくていいけど」
「……話をするためにここに来たんだもの」
一瞬の沈黙が流れ、
「俺の話、聞いててくれるだけでいいんだけど」
「……話してくれるの?」
尋ねられて疑問が浮上する。
一見して会話が成り立っているように見えるが、実際に内容は合致しているのだろうか……。
「ツカサ、許してくれるの?」
不安そうな声で訊かれた。
俺は小さく息を吐き出す。
「謝らなくちゃいけないのは俺で、翠が謝る必要はない」
翠が謝ることなどひとつもない。
俺がうまく動けていたら翠を傷つけることも、翠に腹を立てることもなかった。
「ちょっと待ってっ!?」
翠が身体を捻ろうとしているのがわかった。
腕に力をこめ、そんな動作は即刻拒否。
「却下、こっち見るな」
「ツカサ……本当にごめん。身体、体重のかかっている場所が痛いの」
「っ、悪い」
そこまでは頭が回っていなくて、瞬時に腕の力を緩める。
それでも、腕の中から出すわけにはいかない。
結果、翠は俺の膝の内で廊下の方を見て座る姿勢に落ち着いた。
「痛みは……?」
目の前にある翠の後頭部に問いかけると、
「これなら大丈夫……」
前方に放たれた言葉は、翠の身体を通して俺の腕に響いた。
俺は腹を括り、今回じーさんに課されたものを翠に話した。
「最初から翠に話していれば良かったんだ。そしたら、携帯が池に落ちても翠が傷つくことはなかった」
俺が選択を誤らなければもっと違う展開になっていただろう。
「もしも」という言葉は事象前と事象後では大きく異なる。
事象前は「仮定」。事象後は「後悔」。
シミュレーションゲームなら、仮定しきれなかった自分のミス、と潔く認めることができる。
が、今回のこれは――
「あのね、私、さっきお母さんに言われたの」
翠がポツリポツリと話し始めた。
「何も間違わずに、一度も誤解することなく人生を歩める人なんているのか……。きっとそんな人はいないって……。いたとしても、そんな人生は小さくて狭くてつまらないものだって……」
「小さくて狭い」という言葉が痛かった。
俺は、「藤宮」という世界でしか生きておらず、その中にしか存在していないのだろう。
箱庭にいるのは俺だ――
「間違いを犯すから人間で、間違いを認められるから、改められるから人間なんだって」
一般論としては認めることができる。けど、自分に適用できるか、というなら否。
学校のテストも何もかも、「正解」以外を求められることはなかったし、「正解」以外を求めようとも思わなかった。
そんな俺が急に「不正解」を受け入れられるわけがない。
「今回のこれは……もっとよく考えれば避けられたはずだ」
この言葉に尽きる。
「私も……もっと考えて、もっと周りをよく見て、人と話したことも全部覚えていたら、瞬時に思い出せていたら、あんな言葉をツカサに言わなかった。……でも、言っちゃった。絶対に言っちゃいけない言葉だったのに、言っちゃった。言ったあとで気づいた。私のそれとツカサのこれは何が違うの?」
何が違う……?
訊かれてもすぐに答えられる言葉は持ち合わせていない。
「ツカサが自分を許さないのなら、ツカサが私を許してくれても私は自分を許せない。ツカサは許されたいと思ってる? 私は許してほしくてここに来たんだよ?」
どうして――どうして翠はいつも真ん中に飛び込んでくるのだろう。
重心のバランスがひどく悪いと思っていても、弓を持たせると真っ直ぐ矢を放つ。
そんな感じ。
翠の言葉を受け止めるたびに、自分を覆っている皮膜が剥がされる気がした。
「俺が怒っていたのは――翠が自分の身体よりも携帯を優先したからだ」
でも、のちにそれがものすごく嬉しかったとは言えない。
「……だって、大切なものなんだもの。ダミーにすり替えられていたのなんて知らなかったし、何よりも――データは単なるデータじゃないんだよ? 友達や家族、ツカサとのやり取りも全部残ってる。録音された声は、あの日あのときのツカサのもので、それに代わるものなんてないんだよ?」
わかっていても、実際に口にされるといらっとする。
そんなのは記録にすぎない。
記録じゃなくて、生身の俺を見ろよっ。
そうは思っても口にすることはできなくて、苛立ったまま言葉を返した。
「だからっ――俺が最初から話していればよかったって話だろっ!? 俺が事情を説明してさえいればあんなことにはならなかったし、俺が翠に腹を立てることもなかったわけでっ」
「そんなの、もう起こっちゃったんだから仕方ないじゃないっ」
翠は身も蓋もないことを言い、俺の拘束を解き振り返った。
「見るなっ」
顔を背けたが、それは無駄に終わる。
痛い、と思うくらいに両頬を摘まれ引っ張られた。
「わからずやっ」
言われるが先か、翠の手を払ったのが先か、俺は即座に反応する。
「誰がっ」
「ツカサしかいないでしょっ!?」
「俺より翠だろっ!?」
「どっちもどっちじゃないっ。だから、わからずやって言ってるのにっ」
俺を真っ直ぐに見る目からポロリと涙が零れた。
なんで泣くんだよっ。泣きたいのはこっちだ――
「私はっ――許してほしくてここに来たのっ。なのに、どうしてあんなこと言うのっ!?」
あんなこと……?
自分が何を喋り、そのどれを指されているのかなど、察することはもうできない。
「簡単に答え出していいのか、って訊いたじゃないっ。私、もう一度選択する機会なんていらないっ。そんな機会、何度あっても答えは変わらないっ。ツカサのおじいさんにもそう伝えてっ」
またしても急所をつかれた気分だった。
今、俺が一番恐れているもの――それは「選択」の答え。
「静さんに選択を迫られたとき、すごく動揺した。でも、ちゃんと考えて出した答えなんだからっ。そっちこそ、そんなこと簡単に言わないでっ。二度と変な選択突きつけないでっ」
顔を付き合わせた状態で怒鳴られた。
強い光を湛えた目はしだいに揺らぎ始める。
「誤解したら解けばいいって教えてくれたのツカサなんだからね? ちゃんとお手本見せてよ……」
自信のない声に、やっぱり俺は翠と変わらないのだと改めて思う。
翠と俺は変わらない。対人スキルが幼児並み――
「何か言ってよ……」
言えることなど数個しか思いつかない。
謝るときの定番といえば、「ごめんなさい」「すみません」「申し訳ございません」。
俺はそのどれでもない言葉を口にした。
「悪い……」
「謝られたいわけじゃないんだけど……」
不服そうな目で見られても、
「じゃぁ、どうすればいい?」
悪いけど、俺、この先どうしたらいいのか全然わかってないから。
話の舵は取れそうにない。
「ねぇ、仲直りってどうやってするの?」
見上げる瞳に訊かれた。
俺は、「知らない」とは答えたくなくて無言を通す。
「ツカサも知らない?」
「……知ってたら困ってない」
「蒼兄が唯兄に訊いてもいい?」
「却下」
いい加減、困ったときに兄ふたりを持ち出すのはやめてくれないか。
「じゃ、久先輩」
「…………」
「無言は肯定なのでしょう?」
答えを知りたいという気持ちは俺にもあって、翠の提案すべてを却下することはできなかった。
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