213 / 1,060
Side View Story 05
27 Side 千里 01話
しおりを挟む
簾条に出された指示を手早く済ませ、もう一度ドレス姿の御園生さんが見たくて急いで図書室に戻ったけど、彼女の姿はどこにもなかった。
そこに司先輩が戻ってきて、「翠は?」と嵐子先輩に訊く。と、
「今着替え中。あと少しで更衣室から戻ってくると思う」
そのやり取りを聞いていて、昨日から思っていた不満がふつふつと思い出される。
なんで司先輩だけが「翠」なんて親しそうに名前を呼ぶんだよ、と。
みんなは「翠葉ちゃん」か「翠葉」か「御園生」なのにさ。
俺なんか、まだ苗字にさん付け……。しかも、その御園生さん自身は俺の顔も名前もなかなか覚えてくんねーし。
そこで、さっきまでの彼女の姿を回想する。
うん、ピンクのドレスに巻いた髪の毛がきれいだった。嵐子先輩ぐっじょぶ……。
いつもよりも赤みのさした唇がぷるっとしててさ、エスコートしていた司先輩と並ぶのが妙にしっくりと見えてムカついた。しかも、なんか楽しそうに喋って歩いてたし……。
あれ、本当に付き合ってないのかな?
そんなことを考えていると、茜ちゃんとふたりしてドレスを抱えて戻ってきた。
う~ん……いいっ!
制服にその髪型っていうのも合う。ストレートよりも華やかだ。でも、あのストレートの髪にも手櫛を通してみたい……。
「翠葉、俺ガット買いに行かなくちゃいけないから司と帰って?」
「……司先輩は今日もマンションなんですか?」
と、彼女は司先輩を振り仰ぐ。
「……姉さんの部屋に忘れ物」
今、明らかにおかしい間があっただろ……。
海斗っ! そういう気は俺に遣えよっ!
俺、家反対方向だけど、彼女を送るためだったらかまわないのにっ!
気の利かない同胞に殺意を覚える。
「翠葉ちゃん、来週には写真ができるから楽しみにしててね」
会長の言葉に彼女はなんとも言えない表情になった。
……写真、嫌いなのかな?
「翠葉ちゃん?」
会長が顔を覗き込むと不自然に笑って、
「あ、えと……楽しみにしてます」
「翠葉ちゃんの『色々』はよくわからないけど、きっと大丈夫だよ。何もかもうまくいく」
何を根拠に、と思う。でも、その笑顔につられるように彼女が笑ったからまぁいっか。
その後、周りに挨拶をし始め帰る準備をした彼女は俺を見事にスルーした。
なんとなく避けられてる気はしてた。でも、なんでかはわからない。
告白したことすら忘れていたような人間が、告白をした相手だから、ということで避けるとは思えない。
これはちょっと訊いておくべきかな。
「御園生さん、俺のこと忘れてない?」
「ごめんなさい。やっと名前覚えました。サザナミセンリくん、さようなら」
思い切り棒読み。すぐにでもこの場を去りたいという感じがありありとうかがえる。
いくらなんでもそれはないだろ……と彼女の肩に手をかけると、
「千里放せっ」
「えっ?」
朝陽先輩の切迫した声に何事かと思う。すると、手から振動が伝ってきた。俺の手に触れているのは彼女の細い肩――
「海斗、漣出してっ」
司先輩の声にはじかれたように海斗と春日先輩が動き、俺は両脇抱えられ、引き摺られるようにして図書室を出た。
「ちょっとっ! 何っ!? 俺、肩に手を置いただけじゃんっ」
図書棟の入り口まできて腕を解放される。
「うーん、なんつーかそういう問題じゃないんだよね」
答えてくれた春日先輩が困った人の顔で薄く笑う。
「意味わかんないっす」
「翠葉さ、もとから男苦手なんだわ。そのうえ、今はどうも大多数の男がだめみたいで、触れられるとパニック起こしちゃうの」
海斗の足りてそうで微妙に足りてない説明に納得がいかない。
「だって司先輩は大丈夫なわけだろ?」
そうだ、それが気に食わない。
「因みに、俺と佐野と翠葉のお兄さんもクリア。それ以外は全部だめ」
と、簡潔に答える。
「つまりは春日先輩も?」
「そうそう、俺は千里と仲間だよ」
と、先輩に肩を組まれた。
「御園生さん、なんかあったの?」
訊いてみたけど、「それは俺が答えていいことじゃない」と言われた。
こういうふうに話すとき、海斗は絶対に口を割らない。
「千里、理由を知らないっていうのは俺ら生徒会メンバー全員だから」
春日先輩はあっけらかんと答える。「よ、同士!」なんて言いながら。
「……知らないで、それで納得して行動してんですか?」
「そうだよ。それでも翠葉ちゃんには生徒会に入ってもらいたかったしね。俺と司が会計だけど、今年は紅葉祭もある。どうやったって翠葉ちゃん級の理系が入ってくれなかったら会計回んないのよ。それに、本人が知られたくないと思っていることを無理やり訊き出すほど人間できてないわけでもないからね」
それ、つまるところ俺が人間できてねーって話ですか……。
いや、当たってるんだけどさ。
「悪いんだけどさ、かばんは俺が取りに行くから、今日はこのまま帰ってくれない?」
海斗に言われて渋々了承した。
「でもさ、それ……治ったら教えろよな? 俺、謝んなくちゃいけないから」
「くっ……そういうとこ、おまえイイヤツだよな」
海斗が笑った。そして、
「でも、たぶん大丈夫になったら翠葉のことだから自分から謝りに行くよ。あのときごめんなさいって」
「……なんで? だって悪いことしたの俺だろ?」
「うーん……なんていうかそういう子なんだ。律儀っていうか、謙虚っていうか……」
海斗は半ば呆れ気味に空を仰ぎ見る。
つられて空を見れば、そろそろ暗くなるな、と思う。
「千里、いいことひとつ教えてやるよ」
と、春日先輩。
「翠葉ちゃんには自分から近づいたらだめなんだ。慣れるまでは一定の距離を置く。しばらくして慣れてくると、自然と話しかけてもらえるようになる。俺が今その状態」
……犬とか猫みたい。人間に慣れるまでじっとこっちの動向をうかがっていて、害がないと思ったら近寄ってくる……。
そんなことを思うと、彼女の頭にウサギの耳がピョンと生えて見えた。
やばい、ビジュアル的に似合いすぎだろ……。
海斗たちが図書室に戻り、ため息ひとつ。
変な女……。
俺が軽く手を出せる人間じゃない気がしてきた。
ただかわいい子なんて見慣れてるはずの自分が振り返るほどにはかわいいと思ったんだ。隣にこういう子を連れて歩きたいな、みたいな。
飽きたら次の子を探せばいいと思っていた。でも、飽きる以前に近寄らせてもらえない現実。でも、そこで闘志が燃えない奇妙さ。
そもそも、俺が声をかけてホイホイついてくるような女じゃなかったうえに、そんなふうに軽く扱ったらものすごく俺が痛い目に遭いそうな気がする。
この嫌な予感はなんだろう……。
でも、この予感は無視しちゃいけない気がする。
漣千里の野生の勘……。
……しゃぁない。次のターゲット見つけるか。
そこに司先輩が戻ってきて、「翠は?」と嵐子先輩に訊く。と、
「今着替え中。あと少しで更衣室から戻ってくると思う」
そのやり取りを聞いていて、昨日から思っていた不満がふつふつと思い出される。
なんで司先輩だけが「翠」なんて親しそうに名前を呼ぶんだよ、と。
みんなは「翠葉ちゃん」か「翠葉」か「御園生」なのにさ。
俺なんか、まだ苗字にさん付け……。しかも、その御園生さん自身は俺の顔も名前もなかなか覚えてくんねーし。
そこで、さっきまでの彼女の姿を回想する。
うん、ピンクのドレスに巻いた髪の毛がきれいだった。嵐子先輩ぐっじょぶ……。
いつもよりも赤みのさした唇がぷるっとしててさ、エスコートしていた司先輩と並ぶのが妙にしっくりと見えてムカついた。しかも、なんか楽しそうに喋って歩いてたし……。
あれ、本当に付き合ってないのかな?
そんなことを考えていると、茜ちゃんとふたりしてドレスを抱えて戻ってきた。
う~ん……いいっ!
制服にその髪型っていうのも合う。ストレートよりも華やかだ。でも、あのストレートの髪にも手櫛を通してみたい……。
「翠葉、俺ガット買いに行かなくちゃいけないから司と帰って?」
「……司先輩は今日もマンションなんですか?」
と、彼女は司先輩を振り仰ぐ。
「……姉さんの部屋に忘れ物」
今、明らかにおかしい間があっただろ……。
海斗っ! そういう気は俺に遣えよっ!
俺、家反対方向だけど、彼女を送るためだったらかまわないのにっ!
気の利かない同胞に殺意を覚える。
「翠葉ちゃん、来週には写真ができるから楽しみにしててね」
会長の言葉に彼女はなんとも言えない表情になった。
……写真、嫌いなのかな?
「翠葉ちゃん?」
会長が顔を覗き込むと不自然に笑って、
「あ、えと……楽しみにしてます」
「翠葉ちゃんの『色々』はよくわからないけど、きっと大丈夫だよ。何もかもうまくいく」
何を根拠に、と思う。でも、その笑顔につられるように彼女が笑ったからまぁいっか。
その後、周りに挨拶をし始め帰る準備をした彼女は俺を見事にスルーした。
なんとなく避けられてる気はしてた。でも、なんでかはわからない。
告白したことすら忘れていたような人間が、告白をした相手だから、ということで避けるとは思えない。
これはちょっと訊いておくべきかな。
「御園生さん、俺のこと忘れてない?」
「ごめんなさい。やっと名前覚えました。サザナミセンリくん、さようなら」
思い切り棒読み。すぐにでもこの場を去りたいという感じがありありとうかがえる。
いくらなんでもそれはないだろ……と彼女の肩に手をかけると、
「千里放せっ」
「えっ?」
朝陽先輩の切迫した声に何事かと思う。すると、手から振動が伝ってきた。俺の手に触れているのは彼女の細い肩――
「海斗、漣出してっ」
司先輩の声にはじかれたように海斗と春日先輩が動き、俺は両脇抱えられ、引き摺られるようにして図書室を出た。
「ちょっとっ! 何っ!? 俺、肩に手を置いただけじゃんっ」
図書棟の入り口まできて腕を解放される。
「うーん、なんつーかそういう問題じゃないんだよね」
答えてくれた春日先輩が困った人の顔で薄く笑う。
「意味わかんないっす」
「翠葉さ、もとから男苦手なんだわ。そのうえ、今はどうも大多数の男がだめみたいで、触れられるとパニック起こしちゃうの」
海斗の足りてそうで微妙に足りてない説明に納得がいかない。
「だって司先輩は大丈夫なわけだろ?」
そうだ、それが気に食わない。
「因みに、俺と佐野と翠葉のお兄さんもクリア。それ以外は全部だめ」
と、簡潔に答える。
「つまりは春日先輩も?」
「そうそう、俺は千里と仲間だよ」
と、先輩に肩を組まれた。
「御園生さん、なんかあったの?」
訊いてみたけど、「それは俺が答えていいことじゃない」と言われた。
こういうふうに話すとき、海斗は絶対に口を割らない。
「千里、理由を知らないっていうのは俺ら生徒会メンバー全員だから」
春日先輩はあっけらかんと答える。「よ、同士!」なんて言いながら。
「……知らないで、それで納得して行動してんですか?」
「そうだよ。それでも翠葉ちゃんには生徒会に入ってもらいたかったしね。俺と司が会計だけど、今年は紅葉祭もある。どうやったって翠葉ちゃん級の理系が入ってくれなかったら会計回んないのよ。それに、本人が知られたくないと思っていることを無理やり訊き出すほど人間できてないわけでもないからね」
それ、つまるところ俺が人間できてねーって話ですか……。
いや、当たってるんだけどさ。
「悪いんだけどさ、かばんは俺が取りに行くから、今日はこのまま帰ってくれない?」
海斗に言われて渋々了承した。
「でもさ、それ……治ったら教えろよな? 俺、謝んなくちゃいけないから」
「くっ……そういうとこ、おまえイイヤツだよな」
海斗が笑った。そして、
「でも、たぶん大丈夫になったら翠葉のことだから自分から謝りに行くよ。あのときごめんなさいって」
「……なんで? だって悪いことしたの俺だろ?」
「うーん……なんていうかそういう子なんだ。律儀っていうか、謙虚っていうか……」
海斗は半ば呆れ気味に空を仰ぎ見る。
つられて空を見れば、そろそろ暗くなるな、と思う。
「千里、いいことひとつ教えてやるよ」
と、春日先輩。
「翠葉ちゃんには自分から近づいたらだめなんだ。慣れるまでは一定の距離を置く。しばらくして慣れてくると、自然と話しかけてもらえるようになる。俺が今その状態」
……犬とか猫みたい。人間に慣れるまでじっとこっちの動向をうかがっていて、害がないと思ったら近寄ってくる……。
そんなことを思うと、彼女の頭にウサギの耳がピョンと生えて見えた。
やばい、ビジュアル的に似合いすぎだろ……。
海斗たちが図書室に戻り、ため息ひとつ。
変な女……。
俺が軽く手を出せる人間じゃない気がしてきた。
ただかわいい子なんて見慣れてるはずの自分が振り返るほどにはかわいいと思ったんだ。隣にこういう子を連れて歩きたいな、みたいな。
飽きたら次の子を探せばいいと思っていた。でも、飽きる以前に近寄らせてもらえない現実。でも、そこで闘志が燃えない奇妙さ。
そもそも、俺が声をかけてホイホイついてくるような女じゃなかったうえに、そんなふうに軽く扱ったらものすごく俺が痛い目に遭いそうな気がする。
この嫌な予感はなんだろう……。
でも、この予感は無視しちゃいけない気がする。
漣千里の野生の勘……。
……しゃぁない。次のターゲット見つけるか。
2
お気に入りに追加
362
あなたにおすすめの小説
光のもとで2
葉野りるは
青春
一年の療養を経て高校へ入学した翠葉は「高校一年」という濃厚な時間を過ごし、
新たな気持ちで新学期を迎える。
好きな人と両思いにはなれたけれど、だからといって順風満帆にいくわけではないみたい。
少し環境が変わっただけで会う機会は減ってしまったし、気持ちがすれ違うことも多々。
それでも、同じ時間を過ごし共に歩めることに感謝を……。
この世界には当たり前のことなどひとつもなく、あるのは光のような奇跡だけだから。
何か問題が起きたとしても、一つひとつ乗り越えて行きたい――
(10万文字を一冊として、文庫本10冊ほどの長さです)
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
どうしてもモテない俺に天使が降りてきた件について
塀流 通留
青春
ラブコメな青春に憧れる高校生――茂手太陽(もて たいよう)。
好きな女の子と過ごす楽しい青春を送るため、彼はひたすら努力を繰り返したのだが――モテなかった。
それはもうモテなかった。
何をどうやってもモテなかった。
呪われてるんじゃないかというくらいモテなかった。
そんな青春負け組説濃厚な彼の元に、ボクッ娘美少女天使が現れて――
モテない高校生とボクッ娘天使が送る青春ラブコメ……に見せかけた何か!?
最後の最後のどんでん返しであなたは知るだろう。
これはラブコメじゃない!――と
<追記>
本作品は私がデビュー前に書いた新人賞投稿策を改訂したものです。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~
蒼田
青春
人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。
目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。
しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。
事故から助けることで始まる活発少女との関係。
愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。
愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。
故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。
*本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる