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Side View Story 05
01~02 Side 秋斗 01話
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テラスへ駆けつけたとき、彼女の顔色を見て少しほっとした。いつかのように真っ青な顔を想像していたからだ。
「このまま家まで送るから」
彼女を抱え上げると、
「っ……自分で歩けますっ」
自分で歩けるのなら、こんなところにしゃがみこんだりはしていないだろう。
「こういうときくらいは静かに抱えられてて?」
声をかけた途端に赤くなる。次の瞬間には俺の胸に手を添え、肩口に顔をうずめた。
いつかのあれとは違う。
あのときは余裕がないから頭を預けてくれた感じ。今のこれは、明らかに甘えてくれている。そんなことが嬉しく思える。
けど、とりあえずこの場は早く退散するべきだろう。
君のかわいいその顔をほかの男には見せたくない。こと、すぐそこにいる司にはとくに――
一番近くの階段を下り、そのまま駐車場へと向かった。
さすが、今年の姫に選ばれただけはあるな。そこかしこから感じる視線が痛い。
でも、悪いね……。彼女は俺のだから。
助手席に座らせるとすぐにシートを倒してあげる。
「薬は効きそう?」
覗きこむと、顔がまだ火照ったままの彼女は「大丈夫です」と答えた。
「大丈夫かじゃなくて、効きそうかが知りたいんだけどな」
君の大丈夫や平気はあてにならないから。
「あ……たぶん、平気です。さっきは手元にお水がなくて少し慌ててしまっただけで……。でも、すぐに司先輩が来てくれたから」
と説明され、先刻心拍数が上がった理由もわかった。
「なんか面白くないけど、まぁいいか」
助手席のドアを閉めてため息ひとつ。
なんで彼女が具合悪くなるときに限って司はタイミングよく現れるかね。まるで白馬の王子様みたいじゃないか。
けど、自分よりも確率は高くて当たり前。俺はめったに図書棟から出ないのだから。
運転席に乗り込むと、彼女の携帯が鳴った。きっと蒼樹か湊ちゃんあたりだろう。
「もしもし……? ――少し前にお薬飲んだ。今は秋斗さんの車の中」
彼女の袖を少し引張り、
「ちょっと代わってもらえる?」
「あ、はい。蒼兄、秋斗さんに代わるからちょっと待ってね」
渡された携帯には俺がプレゼントしたストラップが揺れていた。
なんか、こういうのいいものだな……。
思いながら蒼樹に話しかける。
「今からうちの人間に盗聴チェックさせに行かせるから蒼樹は帰らなくていいよ。――はい、じゃそういうことで」
携帯を彼女に返すと、それを両手で大切そうに握りしめた。若干表情が和らいだのは気のせいではないだろう。
君は今、何を考えているのかな。訊いたら教えてくれる?
「携帯、どうかした?」
エンジンをかけながら尋ねると、
「いえ」
一度では欲しい答えはもらえない。
「……そういうのも知りたいんだけどな」
なんとなしに口にすると、
「あの……携帯が、あたたかくて――それが嬉しかっただけです」
どこか不器用に口にする。
「そう」と普通に答えたけれど、心の底ではすごく嬉しいと思っていた。
携帯に残ったぬくもりにまで反応する人間はそういないだろう。けれど、隣の彼女はそんなことをごく当たり前のように感じては表情や行動に表す。
ずっとそのままでいてほしい……。
突如、「わっ」という声と同時に、胸元に入れてある携帯の振動が速まる。
隣の彼女は携帯を持ったままの両手で胸を押さえている始末だ。
本当にかわいい……。
「翠葉ちゃん、一緒にいるだけでそんなにドキドキしないで? これじゃ手も握れない」
「……強制的に抱っこはするじゃないですか」
反撃されて、「あれは緊急事態だからいいんです」と言い逃れる。
そうだ――
「翠葉ちゃん、模試が終わったらデートしよう。緑がいっぱいの公園を手をつないで歩こう」
模試が終われば約束の返事をもらうことができる。それはきっといい返事のはずだ。
「近い日程だと……六日の日曜日はどうかな?」
「大丈夫です」
「じゃ、決定ね。……その日に返事を聞かせて」
「……はい、わかりました」
次こそは、「デート」と言ってもらえるだろうか。
密かなる野望を胸に、車を発進させた。
隣で横になっていた彼女がシートを起こす。
「大丈夫?」
「はい。薬、ちゃんと効いたみたいで……」
声は控え目ではあるものの、正直少しほっとした。あのとき飲んだ薬が効かなければ次の薬が必要になるし、それでも効かなければ彼女は相当な苦痛を強いられるのだろうから。
そんなことを考えている俺をよそに、
「秋斗さん、この曲……」
「あぁ、DIMENSION?」
「好きなんですか?」
「うん。仕事しているときにもよくかけるよ」
「嬉しい……。私も好きなんです」
それは、もともと好きで聴くフュージョンユニットだった。けど、それを彼女が好きなことは蒼樹から聞いて知ってもいた。
「蒼兄とドライブに行くときはいつもこのCD。DIMENSIONの中でも『Key』ってアルバムが一番好きです」
「ドライブにはもってこいだね」
テンポやリズムが良く、仕事をするにも捗るし、ドライブで聴くにも適した音楽だ。
「もっと教えてね?」
「え……?」
「いや、蒼樹から聞いて色々知っているつもりではいるんだけど、やっぱり本人の口から聞くのとは違うなと思って」
「……私も、秋斗さんが何を好きなのか知りたいです」
何が好きか、ね。
頭に浮かぶものは色々とあった。それはもう本当に色々と……。けれど、こちらをうかがうように見ている彼女には刺激が強いかと思い、少し遠まわしに答えることにする。
「俺が好きなのは翠葉ちゃんだよ」
俺はついていると思う。こういう言葉を伝えるときに限って赤信号で止まれるんだ。これは神様が味方しているとしか思えない。
彼女は相当恥ずかしかったのか、身体ごと窓の方を向いてしまった。
今俺に見えているのは背中、というよりは、ひたすらに長い髪の毛のみ。
何を言ってもどんな行動をしてもかわいいな。普通なら「私も」とか、キスのひとつやふたつもらえそうなことを口にしたつもりだけど、結果はこれだ。
やっぱり、今まで付き合ってきた女とは違う。
きっと彼女なら、何をしても何を言ってもかわいいと思えるのだろう。
彼女の家の前にはうちの警備員が立っていた。
「秋斗様、すべてチェックは終わっています」
「ご苦労様」
顔見知りのその人は軽く会釈をして玄関ポーチを出ていく。
彼女は玄関ドアの前でロックを解除していた。
ここは指紋認証と声紋認証でロックが外れる。普通のアナログのキーも備わってはいるが、基本的にそれは使っていないらしい。逆に、泥棒が鍵穴に何かを指した時点で警報が鳴るというトラップ付きだ。こんなことを考えるのは零樹さんだろう。
その家にどうやって警備会社の人間が入れたのか――
それは俺が遠隔操作でロックを解除したからほかならない。
通常は使わないシステムだけど、先日セキュリティを見なおさせてもらったときに追加しておいた。
彼女は着替えと手洗いうがいを済ませると、キッチンで首を傾げていた。
彼女の前にはコーヒーメーカーとティーポット。きっとどちらを淹れようか悩んでいるのだろう。
彼女に近づくも気づく気配はなく、これ幸いと後ろから抱きしめた。これくらいなら許されると思いたい。
「ハーブティーが飲みたいな」
耳元で囁くように話す。と、
「は、い……。何か飲みたいハーブティーはありますか?」
胸の内ポケットに入れていた携帯をチノパンのポケットに入れ替えておいて正解。
彼女の鼓動を伝える振動が早くなる。そして、首筋もほんのりと色づいた。
「翠葉ちゃんのセレクトで」
再度、耳元で囁けば、さらに赤みが増す。
現況、彼女は直立不動。
いちいち見せる反応がかわいくて癖になる。
そんな彼女を見ていて笑いが押さえられるはずもなく、迂闊にも声を出して笑ってしまった。すると、
「反応を見てからかうなんてひどいですっ」
背を向けていた彼女がこちらにくるりと向き直り、抗議の眼差し。
ごめんね。そんな君もかわいくて仕方がないんだ。
「どんな翠葉ちゃんも好きだよ」
これから何度だってその想いを伝えていく。決して出し惜しみはせずに。
どうしたことか、彼女は俺の顔を見たままフリーズしていた。
本当に無防備だな……。そんなに無防備だから俺にキスされちゃうんだ。
彼女の唇に触れるだけのキス。今はこれだけで勘弁してあげる。
いつも不意打ちなのは君がいけない。そんな顔で俺を見るからだ。
そのまま彼女を抱き締めた。さっきよりも少し力をこめ、大切なものを守るように。
すると彼女は、
「秋斗さん……私も――」
その先は想像に易い。でも、
「その先は六日に聞くのを楽しみにしているから、今はだめ」
どうせなら、デートのときに言ってほしい。
きっと六日は初デートになるのだから。
自分にこんな純朴な一面があるとは思いもしなかった。君と一緒にいると、自分ですら知らなかった面がどんどん引き出されていく。
そんなふうに、君はいつも俺を翻弄するんだ――
「このまま家まで送るから」
彼女を抱え上げると、
「っ……自分で歩けますっ」
自分で歩けるのなら、こんなところにしゃがみこんだりはしていないだろう。
「こういうときくらいは静かに抱えられてて?」
声をかけた途端に赤くなる。次の瞬間には俺の胸に手を添え、肩口に顔をうずめた。
いつかのあれとは違う。
あのときは余裕がないから頭を預けてくれた感じ。今のこれは、明らかに甘えてくれている。そんなことが嬉しく思える。
けど、とりあえずこの場は早く退散するべきだろう。
君のかわいいその顔をほかの男には見せたくない。こと、すぐそこにいる司にはとくに――
一番近くの階段を下り、そのまま駐車場へと向かった。
さすが、今年の姫に選ばれただけはあるな。そこかしこから感じる視線が痛い。
でも、悪いね……。彼女は俺のだから。
助手席に座らせるとすぐにシートを倒してあげる。
「薬は効きそう?」
覗きこむと、顔がまだ火照ったままの彼女は「大丈夫です」と答えた。
「大丈夫かじゃなくて、効きそうかが知りたいんだけどな」
君の大丈夫や平気はあてにならないから。
「あ……たぶん、平気です。さっきは手元にお水がなくて少し慌ててしまっただけで……。でも、すぐに司先輩が来てくれたから」
と説明され、先刻心拍数が上がった理由もわかった。
「なんか面白くないけど、まぁいいか」
助手席のドアを閉めてため息ひとつ。
なんで彼女が具合悪くなるときに限って司はタイミングよく現れるかね。まるで白馬の王子様みたいじゃないか。
けど、自分よりも確率は高くて当たり前。俺はめったに図書棟から出ないのだから。
運転席に乗り込むと、彼女の携帯が鳴った。きっと蒼樹か湊ちゃんあたりだろう。
「もしもし……? ――少し前にお薬飲んだ。今は秋斗さんの車の中」
彼女の袖を少し引張り、
「ちょっと代わってもらえる?」
「あ、はい。蒼兄、秋斗さんに代わるからちょっと待ってね」
渡された携帯には俺がプレゼントしたストラップが揺れていた。
なんか、こういうのいいものだな……。
思いながら蒼樹に話しかける。
「今からうちの人間に盗聴チェックさせに行かせるから蒼樹は帰らなくていいよ。――はい、じゃそういうことで」
携帯を彼女に返すと、それを両手で大切そうに握りしめた。若干表情が和らいだのは気のせいではないだろう。
君は今、何を考えているのかな。訊いたら教えてくれる?
「携帯、どうかした?」
エンジンをかけながら尋ねると、
「いえ」
一度では欲しい答えはもらえない。
「……そういうのも知りたいんだけどな」
なんとなしに口にすると、
「あの……携帯が、あたたかくて――それが嬉しかっただけです」
どこか不器用に口にする。
「そう」と普通に答えたけれど、心の底ではすごく嬉しいと思っていた。
携帯に残ったぬくもりにまで反応する人間はそういないだろう。けれど、隣の彼女はそんなことをごく当たり前のように感じては表情や行動に表す。
ずっとそのままでいてほしい……。
突如、「わっ」という声と同時に、胸元に入れてある携帯の振動が速まる。
隣の彼女は携帯を持ったままの両手で胸を押さえている始末だ。
本当にかわいい……。
「翠葉ちゃん、一緒にいるだけでそんなにドキドキしないで? これじゃ手も握れない」
「……強制的に抱っこはするじゃないですか」
反撃されて、「あれは緊急事態だからいいんです」と言い逃れる。
そうだ――
「翠葉ちゃん、模試が終わったらデートしよう。緑がいっぱいの公園を手をつないで歩こう」
模試が終われば約束の返事をもらうことができる。それはきっといい返事のはずだ。
「近い日程だと……六日の日曜日はどうかな?」
「大丈夫です」
「じゃ、決定ね。……その日に返事を聞かせて」
「……はい、わかりました」
次こそは、「デート」と言ってもらえるだろうか。
密かなる野望を胸に、車を発進させた。
隣で横になっていた彼女がシートを起こす。
「大丈夫?」
「はい。薬、ちゃんと効いたみたいで……」
声は控え目ではあるものの、正直少しほっとした。あのとき飲んだ薬が効かなければ次の薬が必要になるし、それでも効かなければ彼女は相当な苦痛を強いられるのだろうから。
そんなことを考えている俺をよそに、
「秋斗さん、この曲……」
「あぁ、DIMENSION?」
「好きなんですか?」
「うん。仕事しているときにもよくかけるよ」
「嬉しい……。私も好きなんです」
それは、もともと好きで聴くフュージョンユニットだった。けど、それを彼女が好きなことは蒼樹から聞いて知ってもいた。
「蒼兄とドライブに行くときはいつもこのCD。DIMENSIONの中でも『Key』ってアルバムが一番好きです」
「ドライブにはもってこいだね」
テンポやリズムが良く、仕事をするにも捗るし、ドライブで聴くにも適した音楽だ。
「もっと教えてね?」
「え……?」
「いや、蒼樹から聞いて色々知っているつもりではいるんだけど、やっぱり本人の口から聞くのとは違うなと思って」
「……私も、秋斗さんが何を好きなのか知りたいです」
何が好きか、ね。
頭に浮かぶものは色々とあった。それはもう本当に色々と……。けれど、こちらをうかがうように見ている彼女には刺激が強いかと思い、少し遠まわしに答えることにする。
「俺が好きなのは翠葉ちゃんだよ」
俺はついていると思う。こういう言葉を伝えるときに限って赤信号で止まれるんだ。これは神様が味方しているとしか思えない。
彼女は相当恥ずかしかったのか、身体ごと窓の方を向いてしまった。
今俺に見えているのは背中、というよりは、ひたすらに長い髪の毛のみ。
何を言ってもどんな行動をしてもかわいいな。普通なら「私も」とか、キスのひとつやふたつもらえそうなことを口にしたつもりだけど、結果はこれだ。
やっぱり、今まで付き合ってきた女とは違う。
きっと彼女なら、何をしても何を言ってもかわいいと思えるのだろう。
彼女の家の前にはうちの警備員が立っていた。
「秋斗様、すべてチェックは終わっています」
「ご苦労様」
顔見知りのその人は軽く会釈をして玄関ポーチを出ていく。
彼女は玄関ドアの前でロックを解除していた。
ここは指紋認証と声紋認証でロックが外れる。普通のアナログのキーも備わってはいるが、基本的にそれは使っていないらしい。逆に、泥棒が鍵穴に何かを指した時点で警報が鳴るというトラップ付きだ。こんなことを考えるのは零樹さんだろう。
その家にどうやって警備会社の人間が入れたのか――
それは俺が遠隔操作でロックを解除したからほかならない。
通常は使わないシステムだけど、先日セキュリティを見なおさせてもらったときに追加しておいた。
彼女は着替えと手洗いうがいを済ませると、キッチンで首を傾げていた。
彼女の前にはコーヒーメーカーとティーポット。きっとどちらを淹れようか悩んでいるのだろう。
彼女に近づくも気づく気配はなく、これ幸いと後ろから抱きしめた。これくらいなら許されると思いたい。
「ハーブティーが飲みたいな」
耳元で囁くように話す。と、
「は、い……。何か飲みたいハーブティーはありますか?」
胸の内ポケットに入れていた携帯をチノパンのポケットに入れ替えておいて正解。
彼女の鼓動を伝える振動が早くなる。そして、首筋もほんのりと色づいた。
「翠葉ちゃんのセレクトで」
再度、耳元で囁けば、さらに赤みが増す。
現況、彼女は直立不動。
いちいち見せる反応がかわいくて癖になる。
そんな彼女を見ていて笑いが押さえられるはずもなく、迂闊にも声を出して笑ってしまった。すると、
「反応を見てからかうなんてひどいですっ」
背を向けていた彼女がこちらにくるりと向き直り、抗議の眼差し。
ごめんね。そんな君もかわいくて仕方がないんだ。
「どんな翠葉ちゃんも好きだよ」
これから何度だってその想いを伝えていく。決して出し惜しみはせずに。
どうしたことか、彼女は俺の顔を見たままフリーズしていた。
本当に無防備だな……。そんなに無防備だから俺にキスされちゃうんだ。
彼女の唇に触れるだけのキス。今はこれだけで勘弁してあげる。
いつも不意打ちなのは君がいけない。そんな顔で俺を見るからだ。
そのまま彼女を抱き締めた。さっきよりも少し力をこめ、大切なものを守るように。
すると彼女は、
「秋斗さん……私も――」
その先は想像に易い。でも、
「その先は六日に聞くのを楽しみにしているから、今はだめ」
どうせなら、デートのときに言ってほしい。
きっと六日は初デートになるのだから。
自分にこんな純朴な一面があるとは思いもしなかった。君と一緒にいると、自分ですら知らなかった面がどんどん引き出されていく。
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