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第五章 うつろう心
10話
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今日の料理はとてもカジュアルなものだった。
コース料理というよりは、立食パーティーて食べるようなものが数多く並ぶ。
一品一品が少量で、どれも一口で食べきれるようなもの。中には最初からスプーンに盛り付けられているものもある。
その中でスープだけがとても温かく、優しい味が身体に染み渡るようだった。
先日栞さんと一緒に作ったオードブルみたいな感じ。
クラッカーにトッピングしてあるような簡単なものではないけれど、今の私にはとても食べやすい料理に変わりはない。
「美味しい」と口にすると、秋斗さんは不服そうな顔で「そうだね」と答えた。
「……どうかしましたか?」
「いや、須藤さんに負けた気がするだけ」
「……どのあたりで勝負されていたんでしょう?」
「俺からのプレゼントよりも、須藤さんの料理を嬉しそうに喜ぶあたり?」
「っ――髪飾りもきれいでしたよっ!?」
言ったところでフォローになっているのかは怪しい限り。
「それにっ、須藤さんを呼んでくださったのも秋斗さんですし、このお料理もいわば秋斗さんからのプレゼントなわけで――」
フォローになりそうな言葉を必死で並べ立てると、「ぷっ」と秋斗さんが吹き出した。
「秋斗さん、それはひどいです……」
「別に困らせたいわけじゃないんだけど、つい……。コロコロ変わる表情が見たくなってだめだな」
人を困らせて喜ぶなんてなんて悪趣味な……とは思うけど、本当に機嫌が悪いわけでではなくて良かった。
すべての料理を食べ終え、ミニバッグからピルケースを取り出すと、
「このあと何かしたいことある?」
時計を見ればまだ一時半。
三時くらいまではお邪魔していてもいいだろうか。
ピルケースを手に取ったとき、ほかのものも指先に触れた。それは、今朝蒼兄からもらった封筒。
学校のかばんからピルケースを移すとき、一緒に入れてしまったみたい。
「――写真。……秋斗さんのアルバムが見たいです」
「アルバムかぁ……。こっちに持ってきてたかな?」
言いながら席を立ち、秋斗さんはリビングの隣にある部屋のドアを開けた。
薬を飲み終え部屋の入り口まで行くと、そこが寝室であることを知る。
部屋は全体的に青でまとめられていた。
青といっても灰色と青が混ざったような色。言葉にするならブルーグレーとかスモーキーブルー。
部屋の中央には見たこともない大きなベッドが陣取っており、リビング側の壁にはラッセンの青い絵が飾られていた。
どこまでも青いお部屋――
秋斗さんは床から天井まである本棚の前に座っていた。
おいでおいで、と手招きをされて部屋に足を踏み入れる。
「さすがに幼少期の写真はないけど」
秋斗さんはひとつのアルバムをベッドの上に開いてくれた。
「これは中学のとき」
秋斗さんは中学生から大学生くらいまでの写真を順を追って見せてくれた。途中、フローリングの上だと冷えるから、とベッドへ上がるように勧められる。
「……お邪魔します」
ベッドの上に上がってみて再度思う。大きいなぁ……と。
スプリングは硬めのものを使っていた。
「秋斗さん、これ何サイズですか?」
「キングサイズ。安心してゆっくり寝たいからね」
……秋斗さんはそんなに寝相が悪いのだろうか。
私は寝ているときにあまり寝返りを打たないらしく、ベッドから落ちた経験もない。
一度でもベッドから落ちたことのある人は、シングルやダブルくらいじゃ心配なのかな?
そんなことを頭の片隅で考えながら、アルバムを一枚一枚めくっていく。
すると、先ほどと同じ着信音が鳴った。
秋斗さんはディスプレイを見て、「はぁ」とため息をつく。
「お仕事ですか? でしたら私帰ります」
「違うから気にしないでね」
秋斗さんは電源を落とすと、ポイ、とベッドの上に携帯を放った。
アルバムに写っている写真はどれも学内のものばかり。私服のものはほとんどなかった。
「どうかした?」
「え?」
「首傾げてる」
「あ……えと、私服姿の写真はないなぁ、と思ったのと――いえ、それだけです」
口が滑りそうになったのを寸でのところで止められて良かった。
「今の、絶対にその先があったよね?」
私をベッドの上に上がらせたのに、秋斗さんは床に座ったまま。
ゆえに、珍しくも秋斗さんに見上げられる位置関係だった。
「ないですよ。全然ないです」
「挙動不審だよ」
秋斗さんは片膝を抱えてクスクスと笑う。
だって……女の子とふたりで写っている写真が一枚もないんだもの。そんなこと、「どうしてですか?」なんて訊けない。
どんな人と付き合ってきたのか、参考までに知りたかったんだけどな……。
あとは、純粋に学生時代の秋斗さんを見たかっただけ。
「まぁ、なんとなく予想はできるんだけど……。翠葉ちゃん、意外と観察力あるほうだし」
秋斗さんは苦笑しながら視線を合わせてくる。
「彼女らしき人と写ってる写真がない、とかその手のことでしょ?」
「……正解です」
答えると、嬉しそうに笑ってベッドに腰掛けた。
「それは、俺が付き合ってきた過去の女たちに嫉妬してくれた、ってことでいいのかな?」
「……嫉妬? ……それは違うかな? ただ、参考までに知りたかったというか……」
「なんだ、つまらない。『Yes』だったら嬉しかったのに」
嫉妬をされると嬉しいの……?
「嫉妬」という言葉に対する私のイメージは、「醜い」なのに……。
秋斗さんの頭の中ではどういうイメージなんだろう。
「俺、学内の人間とは付き合ったことないんだ」
「え……?」
「因みに、家に女の子を上げたのは湊ちゃんと栞ちゃん、母親意外だと翠葉ちゃんが初めてだよ」
「そうなんですか?」
「そう。そのくらい、俺にとって翠葉ちゃんは特別なんだけど?」
「けど?」と疑問文で終わられても、なんと答えたらいいのかわからない。
視線を一度手元のアルバムに落とし、ほんのちょっとやり過ごそうと思った。けれども沈黙が破られることはなく、そっと顔を上げると、すぐ近くに秋斗さんの顔があった。
トゥルルルル、トゥルルルル――
突如聞こえてきたのは固定電話と思われるコール音。
秋斗さんは、「はぁ……」とため息をついて立ち上がり、寝室から出ていった。
「……びっくりした――」
またキスをされるのかと思った。
一気に力が抜けて、パタ、とベッドに横になる。
「いつも不意打ち……」
これじゃ心臓がいくつあっても足りないよ……。
……あれ? これはいつも私が蒼兄に言われてる言葉だよね?
私が倒れるのもいつも不意打ち――なのかな?
ぼーっとシーリングライトを見て、コロン、と転がりなおしてアルバムを見る。
十二歳から二十歳過ぎまでの写真。どれを見ても、「秋斗さんだな」と思う。
顔はほとんど変わらない。年を重ねるにつれ幼さが抜けるだけ。
体型もさほど変わらなくて変化らしい変化は身長のみ。高校に入ったくらいからぐっと伸びている。
部活の写真もあった。
袴姿を見て咄嗟に思い出すのは司先輩。
頭の中で秋斗さんと司先輩を並べてみるものの、やっぱり純和風の顔立ちだからか、司先輩のほうがしっくりくる気がする。
写真を見ていて、目が好きだな、と思った。
的を見据える真っ直ぐな眼差しが印象的だ。鋭すぎるそれをきれいだと思う。
球技大会ではバスケやバレーに出ていたことが多いみたい。
高校の最後のほうは蒼兄が一緒に写っているものも何枚かあった。
写真に写るのは苦手だけど、何年かしてこうやって見られるのはいいな……。
コース料理というよりは、立食パーティーて食べるようなものが数多く並ぶ。
一品一品が少量で、どれも一口で食べきれるようなもの。中には最初からスプーンに盛り付けられているものもある。
その中でスープだけがとても温かく、優しい味が身体に染み渡るようだった。
先日栞さんと一緒に作ったオードブルみたいな感じ。
クラッカーにトッピングしてあるような簡単なものではないけれど、今の私にはとても食べやすい料理に変わりはない。
「美味しい」と口にすると、秋斗さんは不服そうな顔で「そうだね」と答えた。
「……どうかしましたか?」
「いや、須藤さんに負けた気がするだけ」
「……どのあたりで勝負されていたんでしょう?」
「俺からのプレゼントよりも、須藤さんの料理を嬉しそうに喜ぶあたり?」
「っ――髪飾りもきれいでしたよっ!?」
言ったところでフォローになっているのかは怪しい限り。
「それにっ、須藤さんを呼んでくださったのも秋斗さんですし、このお料理もいわば秋斗さんからのプレゼントなわけで――」
フォローになりそうな言葉を必死で並べ立てると、「ぷっ」と秋斗さんが吹き出した。
「秋斗さん、それはひどいです……」
「別に困らせたいわけじゃないんだけど、つい……。コロコロ変わる表情が見たくなってだめだな」
人を困らせて喜ぶなんてなんて悪趣味な……とは思うけど、本当に機嫌が悪いわけでではなくて良かった。
すべての料理を食べ終え、ミニバッグからピルケースを取り出すと、
「このあと何かしたいことある?」
時計を見ればまだ一時半。
三時くらいまではお邪魔していてもいいだろうか。
ピルケースを手に取ったとき、ほかのものも指先に触れた。それは、今朝蒼兄からもらった封筒。
学校のかばんからピルケースを移すとき、一緒に入れてしまったみたい。
「――写真。……秋斗さんのアルバムが見たいです」
「アルバムかぁ……。こっちに持ってきてたかな?」
言いながら席を立ち、秋斗さんはリビングの隣にある部屋のドアを開けた。
薬を飲み終え部屋の入り口まで行くと、そこが寝室であることを知る。
部屋は全体的に青でまとめられていた。
青といっても灰色と青が混ざったような色。言葉にするならブルーグレーとかスモーキーブルー。
部屋の中央には見たこともない大きなベッドが陣取っており、リビング側の壁にはラッセンの青い絵が飾られていた。
どこまでも青いお部屋――
秋斗さんは床から天井まである本棚の前に座っていた。
おいでおいで、と手招きをされて部屋に足を踏み入れる。
「さすがに幼少期の写真はないけど」
秋斗さんはひとつのアルバムをベッドの上に開いてくれた。
「これは中学のとき」
秋斗さんは中学生から大学生くらいまでの写真を順を追って見せてくれた。途中、フローリングの上だと冷えるから、とベッドへ上がるように勧められる。
「……お邪魔します」
ベッドの上に上がってみて再度思う。大きいなぁ……と。
スプリングは硬めのものを使っていた。
「秋斗さん、これ何サイズですか?」
「キングサイズ。安心してゆっくり寝たいからね」
……秋斗さんはそんなに寝相が悪いのだろうか。
私は寝ているときにあまり寝返りを打たないらしく、ベッドから落ちた経験もない。
一度でもベッドから落ちたことのある人は、シングルやダブルくらいじゃ心配なのかな?
そんなことを頭の片隅で考えながら、アルバムを一枚一枚めくっていく。
すると、先ほどと同じ着信音が鳴った。
秋斗さんはディスプレイを見て、「はぁ」とため息をつく。
「お仕事ですか? でしたら私帰ります」
「違うから気にしないでね」
秋斗さんは電源を落とすと、ポイ、とベッドの上に携帯を放った。
アルバムに写っている写真はどれも学内のものばかり。私服のものはほとんどなかった。
「どうかした?」
「え?」
「首傾げてる」
「あ……えと、私服姿の写真はないなぁ、と思ったのと――いえ、それだけです」
口が滑りそうになったのを寸でのところで止められて良かった。
「今の、絶対にその先があったよね?」
私をベッドの上に上がらせたのに、秋斗さんは床に座ったまま。
ゆえに、珍しくも秋斗さんに見上げられる位置関係だった。
「ないですよ。全然ないです」
「挙動不審だよ」
秋斗さんは片膝を抱えてクスクスと笑う。
だって……女の子とふたりで写っている写真が一枚もないんだもの。そんなこと、「どうしてですか?」なんて訊けない。
どんな人と付き合ってきたのか、参考までに知りたかったんだけどな……。
あとは、純粋に学生時代の秋斗さんを見たかっただけ。
「まぁ、なんとなく予想はできるんだけど……。翠葉ちゃん、意外と観察力あるほうだし」
秋斗さんは苦笑しながら視線を合わせてくる。
「彼女らしき人と写ってる写真がない、とかその手のことでしょ?」
「……正解です」
答えると、嬉しそうに笑ってベッドに腰掛けた。
「それは、俺が付き合ってきた過去の女たちに嫉妬してくれた、ってことでいいのかな?」
「……嫉妬? ……それは違うかな? ただ、参考までに知りたかったというか……」
「なんだ、つまらない。『Yes』だったら嬉しかったのに」
嫉妬をされると嬉しいの……?
「嫉妬」という言葉に対する私のイメージは、「醜い」なのに……。
秋斗さんの頭の中ではどういうイメージなんだろう。
「俺、学内の人間とは付き合ったことないんだ」
「え……?」
「因みに、家に女の子を上げたのは湊ちゃんと栞ちゃん、母親意外だと翠葉ちゃんが初めてだよ」
「そうなんですか?」
「そう。そのくらい、俺にとって翠葉ちゃんは特別なんだけど?」
「けど?」と疑問文で終わられても、なんと答えたらいいのかわからない。
視線を一度手元のアルバムに落とし、ほんのちょっとやり過ごそうと思った。けれども沈黙が破られることはなく、そっと顔を上げると、すぐ近くに秋斗さんの顔があった。
トゥルルルル、トゥルルルル――
突如聞こえてきたのは固定電話と思われるコール音。
秋斗さんは、「はぁ……」とため息をついて立ち上がり、寝室から出ていった。
「……びっくりした――」
またキスをされるのかと思った。
一気に力が抜けて、パタ、とベッドに横になる。
「いつも不意打ち……」
これじゃ心臓がいくつあっても足りないよ……。
……あれ? これはいつも私が蒼兄に言われてる言葉だよね?
私が倒れるのもいつも不意打ち――なのかな?
ぼーっとシーリングライトを見て、コロン、と転がりなおしてアルバムを見る。
十二歳から二十歳過ぎまでの写真。どれを見ても、「秋斗さんだな」と思う。
顔はほとんど変わらない。年を重ねるにつれ幼さが抜けるだけ。
体型もさほど変わらなくて変化らしい変化は身長のみ。高校に入ったくらいからぐっと伸びている。
部活の写真もあった。
袴姿を見て咄嗟に思い出すのは司先輩。
頭の中で秋斗さんと司先輩を並べてみるものの、やっぱり純和風の顔立ちだからか、司先輩のほうがしっくりくる気がする。
写真を見ていて、目が好きだな、と思った。
的を見据える真っ直ぐな眼差しが印象的だ。鋭すぎるそれをきれいだと思う。
球技大会ではバスケやバレーに出ていたことが多いみたい。
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