25 / 123
April
街中デート Side 翠葉 04話
しおりを挟む
お好み焼き屋さんを出ると、私たちは四階にあるメガネ屋さんへ向かった。
価格帯としては、八千円から二万円弱くらい。クリスマスに香水や指輪、追加の香りアイテムをあれこれいただいてしまったから、このくらいの金額が妥当かな、と思ってのチョイス。
でも、もしかしたら指輪はもっとお高いものかもしれなくて――
さすがに値段までは聞けなかったから、自分が出せる範囲内の金額で、高価なものを並べてみたところ、一番使ってもらえそうなものが「メガネ」だったのだ。
ショップ内を見て回るツカサについて回り、
「好きなデザインありそう……?」
うかがうように顔を覗き込むと、ツカサは驚いた顔で私を見た。
えぇと、今何か驚かせるようなことを言っただろうか。
自分の言葉を振り返ってみても、何に驚かれたのかさっぱりわからない。
そのままツカサの反応を待っていると、
「翠が選んでくれるんじゃなくて?」
「え? 選んでいいの?」
「だってこれ、プレゼントなんだろ?」
「そうだけど……。ツカサが一緒に来てるなら、ツカサが選んだほうが好みのものを選べるんじゃないかな、って……」
「自分で選ぶと今使ってるのと似たものになりそうだから、翠が選んで」
「そういうことなら……」
私はそれまでと違い、精力的に売り場を回り始めた。
色んな形のフレームがあるけれど、ツカサのメガネはスクエアフレームの印象が強くて、ほかのデザインを見てもどうにもしっくりこない。
試しに、片っ端からかけてもらった。けれど、やっぱりスクエアフレームに戻ってきてしまう。
「何、形に悩んでるの?」
「うーん……でも、やっぱりスクエアフレームの印象が強くて、ほかのがしっくりこないの」
「それなら無理にほかの形にしなくてもいいんじゃない?」
「……それもそうね? フレームの形じゃなくて、色や材質にこだわることにする!」
今ツカサがかけているのはスクエア形のノンフレーム。テンプルはシルバーのメタルタイプ。ツカサの端正な顔が際立つメガネだとは思うけど、そこからは少し離れたものにしたい。
うーん……オーソドックスに黒縁メガネもありだなぁ……。あ、でも、鼈甲の茶色もすてき。
思わず手に取ってみたけれど、ツカサの顔に合わせてみると、ちょっと違う気がした。
どうも、「茶色」という色味はツカサに馴染まない気がするのだ。
それは漆黒の髪や目の色がそうさせるのかもしれない。
むしろ、こういう茶色が似合うのは、唯兄や秋斗さんな気がする。このふたりならスクエアよりもウェリントンやボストンとかのデザインのほうが似合いそうだけど……。
ツカサはラウンドのクラシカルな感じも似合いそうだし、アンダーリムもいいけれど――やっぱり形はスクエアかなぁ……。
スクエアはスクエアでも、目がつり上がって見えないタイプのスクエア。
そこまで考えて、また売り場に目を戻す。
フレームやテンプルは、鼈甲柄のほかにもチェック柄や格子柄と豊富にある。
その中でもチェック柄のはとてもかわいい。
とくに目を引いたのは、ネイビーに赤い線の入ったテンプル。深緑に赤もかわいいし、バーバーリーチェックに似たものもかわいい。
でも、ツカサがかけるなら、ネイビーか深緑の。
ブラックとネイビーならテンプルがメタルタイプのものもあるのね……。でも、メタルタイプだと今のメガネと似たような印象になりそう。だとしたら、今回はプラスチックタイプのものを選びたい。
トレイに取って並べたのは、スクエアデザインのシンプルなフレームのブラックとネイビー、深緑のフレーム。それから、赤い線がかわいいチェック柄のネイビーと深緑。
「この五つ、かけてもらってもいい?」
ツカサは今かけているメガネを外し、ひとつひとつかけていってくれた。それを私は、一枚一枚スマホで撮影する。
撮った写真をいったりきたり表示させ、悩むこと数分。
「ツカサはどれがしっくりくる?」
「……好きなデザインだし、色もとくにどれがいやとかはないけど?」
「そうじゃなくて、好きなのは?」
「……いやだから、どれも嫌いじゃないんだけど」
「むぅ……それは、どれが好きかじゃないでしょう? ツカサがいいな、って思うのはどれ?」
「……俺が選んでもいいけど、俺は翠に選んでほしいんだけど?」
ぐうの音も出ない殺し文句に、今度は私が黙る番だった。
でも、私に選んでほしい、か……。
そういえば、私も同じことを言った記憶がある。
クリスマスパーティーの日、ドラッグストアでコロンを選ぶとき、自分の好きなものよりも、ツカサが好きと感じてくれるものをつけたいと思った。もしかしたら、ツカサも同じ気持ちなのかもしれない。
それなら――
「もう一度全部かけてもらってもいい……?」
「かまわない」
ツカサはひとつひとつかけて見せてくれた。
模様なしの黒やネイビー、深緑はとってもツカサっぽい。チェック柄のはまたちょっと違った雰囲気だ。
今までと違う雰囲気のものを選ぶことを重視するならチェック柄だけど、よりツカサらしいものを選ぶなら、シンプルなフレーム。
うーん……悩ましい。
悩む私の近くで、ツカサはブルーライトカットのメガネを試していた。
「ブルーライトカットメガネってやっぱり違う?」
「いや、医学的にはほとんど意味のないものだって立証されてる。色つきのメガネを使うくらいなら、パソコンの光度を抑えればいいだけの話だし」
「じゃ、どうしてブルーライトカットメガネを見ているの?」
「運転なんかで少し日差しが眩しいときには意外と有効だから、運転用に気になってるだけ」
「ふーん……」
じゃ、もしプレゼントするならブルーライトカット機能のついたレンズを選ぶのかな? だとしたら、運転するときにしか使わないわけで、普段使ってるところはあまり見られないかも……?
せっかくプレゼントしても、それではちょっと寂しい気もする。
でも――今、私がどれにしようか悩んでいるものの価格帯は九千円と一万円。ふたつ買っても一万九千円。それなら予算の範囲内……。
「……決めた」
「どれ?」
「これとこれ」
私はシンプルなフレームの深緑と、チェック柄のネイビーを選んだ。
「なんでふたつ……? ひとつに絞れないから選べってこと?」
「ううん。ふたつプレゼントする。ひとつは伊達メガネ。もうひとつは伊達メガネは伊達メガネでも、運転用にブルーライトカットメガネ」
「は……?」
「プレゼントしたらつけているところを見たいでしょう? でも、ツカサが今欲しがってるのは運転用のメガネみたいだから、それならふたつ――」
両手に持って見せると、呆然としていたツカサははっとしたように、
「いや、それならひとつは自分で買うし……」
「ううん、ふたつプレゼントする」
「なんで……」
「だって、クリスマスにたくさんプレゼントいただいたもの。指輪だって安いものではないでしょう? そのうえ香水にコロンまでいただいちゃったから……」
「それこそ気にする必要ないんだけど。俺がしたくてプレゼントしたわけだから」
「それは私も同じだよ?」
絶対引くつもりはなくツカサと視線を合わせていると、ツカサはため息をついて了承してくれた。
「ありがとう。じゃ、ふたつプレゼントされとく」
「うん! ね、どっちをブルーライトカットメガネにする?」
「翠はどっちが好きなの?」
「え? どっちも好きだけど、どうして……?」
「好きなほうを普段用にしたほうが嬉しいんじゃないかと思って」
図星をつかれて思わず赤面する。と、ツカサが口端を上げて、
「どっち?」
と訊いてきた。
むぅ……こういうところで意地悪発動するとか本当にいじめっ子っ!
してやられた感満載で、でも、どちらが好きかと言われたら……。
いつもと雰囲気の違うチェック柄、かな……。
「こっち」と指を差しそうになって、思いとどまる。
いつもと違う雰囲気のメガネは私の前でだけかけて欲しい。ほかの女の子の前で見せてもらいたくない。
「……こっち」
私はシンプルなフレームの深緑を指差した。
「……今一瞬、こっちのチェック柄を指そうとしなかった?」
鋭い――
「……シマシタ」
「なのになんで変えたの?」
「……いつもと雰囲気の違うメガネは――」
この先を言わなくちゃいけないのだろうか……。
ツカサの顔を見上げると、ツカサは私の言葉をじっと待っていた。
「……私の前でだけかけてほしいから。だから、運転するとき限定がいいな、って……」
俯いたまま小さい声でぼそぼそ答える。もうなんていうか、恥ずかしくて顔が上げられない。でも、一向にツカサからの反応がなくて恐る恐る顔を上げると――
「っ……あの、ツカサ……? 顔が真っ赤なのだけど……」
「……うるさい」
そう言うと、ツカサは顔を背けるどころか、身体ごと別の方を向いてしまった。
えぇと……今のは私が恥ずかしい場面であって、ツカサは赤面する必要なんてないと思うのだけど……。
無言になってしまったこの状況をどう打破したらいいのかわからなくて、ひとまずメガネの話題に戻すことにした。
「そんなわけで、チェック柄のほうを運転用メガネにしてもらいたいのだけど、いい?」
「……かまわない」
「じゃ、お会計してきちゃうからちょっと待っててね」
「翠」
「ん?」
「両方ともUVカットレンズにしてもらえる?」
「了解!」
そう言うと、私はふたつのメガネを持ってレジへ向かった。
価格帯としては、八千円から二万円弱くらい。クリスマスに香水や指輪、追加の香りアイテムをあれこれいただいてしまったから、このくらいの金額が妥当かな、と思ってのチョイス。
でも、もしかしたら指輪はもっとお高いものかもしれなくて――
さすがに値段までは聞けなかったから、自分が出せる範囲内の金額で、高価なものを並べてみたところ、一番使ってもらえそうなものが「メガネ」だったのだ。
ショップ内を見て回るツカサについて回り、
「好きなデザインありそう……?」
うかがうように顔を覗き込むと、ツカサは驚いた顔で私を見た。
えぇと、今何か驚かせるようなことを言っただろうか。
自分の言葉を振り返ってみても、何に驚かれたのかさっぱりわからない。
そのままツカサの反応を待っていると、
「翠が選んでくれるんじゃなくて?」
「え? 選んでいいの?」
「だってこれ、プレゼントなんだろ?」
「そうだけど……。ツカサが一緒に来てるなら、ツカサが選んだほうが好みのものを選べるんじゃないかな、って……」
「自分で選ぶと今使ってるのと似たものになりそうだから、翠が選んで」
「そういうことなら……」
私はそれまでと違い、精力的に売り場を回り始めた。
色んな形のフレームがあるけれど、ツカサのメガネはスクエアフレームの印象が強くて、ほかのデザインを見てもどうにもしっくりこない。
試しに、片っ端からかけてもらった。けれど、やっぱりスクエアフレームに戻ってきてしまう。
「何、形に悩んでるの?」
「うーん……でも、やっぱりスクエアフレームの印象が強くて、ほかのがしっくりこないの」
「それなら無理にほかの形にしなくてもいいんじゃない?」
「……それもそうね? フレームの形じゃなくて、色や材質にこだわることにする!」
今ツカサがかけているのはスクエア形のノンフレーム。テンプルはシルバーのメタルタイプ。ツカサの端正な顔が際立つメガネだとは思うけど、そこからは少し離れたものにしたい。
うーん……オーソドックスに黒縁メガネもありだなぁ……。あ、でも、鼈甲の茶色もすてき。
思わず手に取ってみたけれど、ツカサの顔に合わせてみると、ちょっと違う気がした。
どうも、「茶色」という色味はツカサに馴染まない気がするのだ。
それは漆黒の髪や目の色がそうさせるのかもしれない。
むしろ、こういう茶色が似合うのは、唯兄や秋斗さんな気がする。このふたりならスクエアよりもウェリントンやボストンとかのデザインのほうが似合いそうだけど……。
ツカサはラウンドのクラシカルな感じも似合いそうだし、アンダーリムもいいけれど――やっぱり形はスクエアかなぁ……。
スクエアはスクエアでも、目がつり上がって見えないタイプのスクエア。
そこまで考えて、また売り場に目を戻す。
フレームやテンプルは、鼈甲柄のほかにもチェック柄や格子柄と豊富にある。
その中でもチェック柄のはとてもかわいい。
とくに目を引いたのは、ネイビーに赤い線の入ったテンプル。深緑に赤もかわいいし、バーバーリーチェックに似たものもかわいい。
でも、ツカサがかけるなら、ネイビーか深緑の。
ブラックとネイビーならテンプルがメタルタイプのものもあるのね……。でも、メタルタイプだと今のメガネと似たような印象になりそう。だとしたら、今回はプラスチックタイプのものを選びたい。
トレイに取って並べたのは、スクエアデザインのシンプルなフレームのブラックとネイビー、深緑のフレーム。それから、赤い線がかわいいチェック柄のネイビーと深緑。
「この五つ、かけてもらってもいい?」
ツカサは今かけているメガネを外し、ひとつひとつかけていってくれた。それを私は、一枚一枚スマホで撮影する。
撮った写真をいったりきたり表示させ、悩むこと数分。
「ツカサはどれがしっくりくる?」
「……好きなデザインだし、色もとくにどれがいやとかはないけど?」
「そうじゃなくて、好きなのは?」
「……いやだから、どれも嫌いじゃないんだけど」
「むぅ……それは、どれが好きかじゃないでしょう? ツカサがいいな、って思うのはどれ?」
「……俺が選んでもいいけど、俺は翠に選んでほしいんだけど?」
ぐうの音も出ない殺し文句に、今度は私が黙る番だった。
でも、私に選んでほしい、か……。
そういえば、私も同じことを言った記憶がある。
クリスマスパーティーの日、ドラッグストアでコロンを選ぶとき、自分の好きなものよりも、ツカサが好きと感じてくれるものをつけたいと思った。もしかしたら、ツカサも同じ気持ちなのかもしれない。
それなら――
「もう一度全部かけてもらってもいい……?」
「かまわない」
ツカサはひとつひとつかけて見せてくれた。
模様なしの黒やネイビー、深緑はとってもツカサっぽい。チェック柄のはまたちょっと違った雰囲気だ。
今までと違う雰囲気のものを選ぶことを重視するならチェック柄だけど、よりツカサらしいものを選ぶなら、シンプルなフレーム。
うーん……悩ましい。
悩む私の近くで、ツカサはブルーライトカットのメガネを試していた。
「ブルーライトカットメガネってやっぱり違う?」
「いや、医学的にはほとんど意味のないものだって立証されてる。色つきのメガネを使うくらいなら、パソコンの光度を抑えればいいだけの話だし」
「じゃ、どうしてブルーライトカットメガネを見ているの?」
「運転なんかで少し日差しが眩しいときには意外と有効だから、運転用に気になってるだけ」
「ふーん……」
じゃ、もしプレゼントするならブルーライトカット機能のついたレンズを選ぶのかな? だとしたら、運転するときにしか使わないわけで、普段使ってるところはあまり見られないかも……?
せっかくプレゼントしても、それではちょっと寂しい気もする。
でも――今、私がどれにしようか悩んでいるものの価格帯は九千円と一万円。ふたつ買っても一万九千円。それなら予算の範囲内……。
「……決めた」
「どれ?」
「これとこれ」
私はシンプルなフレームの深緑と、チェック柄のネイビーを選んだ。
「なんでふたつ……? ひとつに絞れないから選べってこと?」
「ううん。ふたつプレゼントする。ひとつは伊達メガネ。もうひとつは伊達メガネは伊達メガネでも、運転用にブルーライトカットメガネ」
「は……?」
「プレゼントしたらつけているところを見たいでしょう? でも、ツカサが今欲しがってるのは運転用のメガネみたいだから、それならふたつ――」
両手に持って見せると、呆然としていたツカサははっとしたように、
「いや、それならひとつは自分で買うし……」
「ううん、ふたつプレゼントする」
「なんで……」
「だって、クリスマスにたくさんプレゼントいただいたもの。指輪だって安いものではないでしょう? そのうえ香水にコロンまでいただいちゃったから……」
「それこそ気にする必要ないんだけど。俺がしたくてプレゼントしたわけだから」
「それは私も同じだよ?」
絶対引くつもりはなくツカサと視線を合わせていると、ツカサはため息をついて了承してくれた。
「ありがとう。じゃ、ふたつプレゼントされとく」
「うん! ね、どっちをブルーライトカットメガネにする?」
「翠はどっちが好きなの?」
「え? どっちも好きだけど、どうして……?」
「好きなほうを普段用にしたほうが嬉しいんじゃないかと思って」
図星をつかれて思わず赤面する。と、ツカサが口端を上げて、
「どっち?」
と訊いてきた。
むぅ……こういうところで意地悪発動するとか本当にいじめっ子っ!
してやられた感満載で、でも、どちらが好きかと言われたら……。
いつもと雰囲気の違うチェック柄、かな……。
「こっち」と指を差しそうになって、思いとどまる。
いつもと違う雰囲気のメガネは私の前でだけかけて欲しい。ほかの女の子の前で見せてもらいたくない。
「……こっち」
私はシンプルなフレームの深緑を指差した。
「……今一瞬、こっちのチェック柄を指そうとしなかった?」
鋭い――
「……シマシタ」
「なのになんで変えたの?」
「……いつもと雰囲気の違うメガネは――」
この先を言わなくちゃいけないのだろうか……。
ツカサの顔を見上げると、ツカサは私の言葉をじっと待っていた。
「……私の前でだけかけてほしいから。だから、運転するとき限定がいいな、って……」
俯いたまま小さい声でぼそぼそ答える。もうなんていうか、恥ずかしくて顔が上げられない。でも、一向にツカサからの反応がなくて恐る恐る顔を上げると――
「っ……あの、ツカサ……? 顔が真っ赤なのだけど……」
「……うるさい」
そう言うと、ツカサは顔を背けるどころか、身体ごと別の方を向いてしまった。
えぇと……今のは私が恥ずかしい場面であって、ツカサは赤面する必要なんてないと思うのだけど……。
無言になってしまったこの状況をどう打破したらいいのかわからなくて、ひとまずメガネの話題に戻すことにした。
「そんなわけで、チェック柄のほうを運転用メガネにしてもらいたいのだけど、いい?」
「……かまわない」
「じゃ、お会計してきちゃうからちょっと待っててね」
「翠」
「ん?」
「両方ともUVカットレンズにしてもらえる?」
「了解!」
そう言うと、私はふたつのメガネを持ってレジへ向かった。
0
お気に入りに追加
205
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
13歳女子は男友達のためヌードモデルになる
矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる