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第20章 聖魔大戦編
343話 明かされる事実
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「むふふっ!」
さぁ! 面白くなってきましたっ!!
私が悪魔王国の軍勢を率いてこの地に降り立った事。
冒険者ギルドが協力をしないと決定した事。
そして! たった今、マリアナ達に許可してあげた事実を話す権利!!
まぁ、話しても無駄な混乱と動揺を招くだけだろうし、いかに私の実力を多少は共有できると言っても話した方が良いかは微妙な所だけど……
「ふふふっ」
『楽しそうだね』
当然! これでガスター、マリアナ、フェリシア、クリスの4人は自身に起きた事、見た事を全て話せるようになった。
しかも、クズ勇者共の目の前で話す事を許可してやったのだ!!
クズ勇者達も前々からマリアナ達が何かを知ってる事には気付いてたし、それを聞こうともしてた。
混乱を招こうが、動揺を誘おうが、これでマリアナ達は話さない訳にはいかない。
愚かで、脆弱で、醜い人間共にとって救世の六英雄とはまさしく希望の光!!
そんな希望の光が実は既に私にボコられて負けてるって知ったら……
「シルヴィア」
にゃはっ! これはしっかりと録画しとかないと!
「かしこまりました。
既にそちらの準備は整っております」
流石はシルヴィア!
準備に抜かりがないな。
しかも……
パチン!
シルヴィアが軽く指を鳴らすと同時にポンっ! って小気味いい音を立てて私達の前に現れる至高っ!
数々のお菓子やスイーツを乗せた、キラキラと輝くほどに美しい5段ものケーキスタンドっ!!
「ふふん!」
どうよ? 邪神。
名前を呼んだだけで、皆まで言わずとも私の考えてる事を全て察して対応してくれるシルヴィアは凄いだろ? んん?
流石は私の専属メイド長!!
『はいはい、凄い……』
っと、そうこうしてる間にクズ勇者共の方が良い感じになってきてるじゃん!
『……悪魔ちゃん、キミねぇ』
何?
今はケーキを食べながらクズ勇者共の反応を観るのに忙しいんだけど?
『いや、まぁ別に良いんだけどね。
悪魔ちゃん的にはシルヴィアの事を自慢したかっただけだろうし。
うんうん、別に全然良いんだけど……最近、ちょっと私の扱いが雑すぎないっ!?』
ん? 何を今更、だって邪神だもん。
隙あらば事ある毎に私の事を揶揄ってくるお前の扱いなんて雑でなんの問題もない。
し、知らないヤツならともかく、私と邪神の仲だし。
『悪魔ちゃん……あはは、照れちゃって!
悪魔ちゃんも可愛らしい所があるよね』
う、ううう煩いわっ!!
もうこんなバカは放っておいてクズ勇者共だ!
『ガスター、マリアナ、フェリシア、そしてクリス。
皆んなが何かを知っていて話していない事は知っている。
1週間前は、まだ今は話せないって言ってたけど……これで話せるようになったって事かな?』
『……えぇ、その通りよ』
『そうか…… 皆んなを疑いたくは無いけど。
なぜ、彼女の……魔神レフィーの許可が必要だったのか、そして皆んなが何を知っているのか。
話してももらうよ』
『皆んな……私は皆んなのことを信じてるから!
そんなハズないよね?』
まっ、そりゃあ私が許可を与えてる時点でアイツらと私になんらかの接点がある事は確実だし。
その関係を疑うのは当然だな。
まぁアバズレ聖女が涙目で胸の前で祈るみたいに手を組んでるのはウザイけど。
とにかく! 予想通り、これでアイツらは話すしか無くなった!!
ふふふっ、せいぜい真実を知って絶望するが良い。
『ガスター、マリアナ、どうすれば……』
『はぁ、仕方ねぇか』
『そうね。
できれば無駄な混乱は招きたく無かったのだけど……わかったわ。
私達が知っている事を全て話すわ』
っと、このタイミングでお出ましか。
『少々お待ちを』
『そのお話、我らにもお聞かせ下さい』
『っ! バルトロ殿、フィリ殿!
ご無事でしたか!』
『当然です。
我らは主神たる女神アナスタシア様にお仕えする五大熾天。
あの程度でやられるわけがありません』
ふふっ、強がっちゃって!
この1週間、クズ勇者共に何の接触も無くて音信不通だったのは回復するのに1週間も時間が掛かったから。
依代を破壊されて、天界の本体もそれなりのダメージを受けてのたうち回ってたくせに。
『パウロ殿と、ヨハン殿はどうしたのですか?』
『パウロはまだ天界に。
ヨハンは現在、天界と地上を繋ぐ天界門を作成しております』
あのインテリクソメガネ天使はまだ回復しきって無いんだろうな。
まぁ、とにかく! これで役者は揃った!!
『前回はヤツの力を見誤ってしまいましたが。
今回は我らも、そして主でたるアナスタシア様も本気でヤツを討ちます』
『それに、ペトロもヤツの手に落ちてしまっています。
あの者の情報は少しでも共有したいのです、我々にも皆様のお話をお聞かせください』
『わかりました。
と言っても、クリスの件は貴方達もご存知だと思いますが』
『とりあえず、簡潔に結果から言うと。
俺達は4人とも……既に魔神レフィーに敗北してるんだわ』
さぁ! 面白くなってきましたっ!!
私が悪魔王国の軍勢を率いてこの地に降り立った事。
冒険者ギルドが協力をしないと決定した事。
そして! たった今、マリアナ達に許可してあげた事実を話す権利!!
まぁ、話しても無駄な混乱と動揺を招くだけだろうし、いかに私の実力を多少は共有できると言っても話した方が良いかは微妙な所だけど……
「ふふふっ」
『楽しそうだね』
当然! これでガスター、マリアナ、フェリシア、クリスの4人は自身に起きた事、見た事を全て話せるようになった。
しかも、クズ勇者共の目の前で話す事を許可してやったのだ!!
クズ勇者達も前々からマリアナ達が何かを知ってる事には気付いてたし、それを聞こうともしてた。
混乱を招こうが、動揺を誘おうが、これでマリアナ達は話さない訳にはいかない。
愚かで、脆弱で、醜い人間共にとって救世の六英雄とはまさしく希望の光!!
そんな希望の光が実は既に私にボコられて負けてるって知ったら……
「シルヴィア」
にゃはっ! これはしっかりと録画しとかないと!
「かしこまりました。
既にそちらの準備は整っております」
流石はシルヴィア!
準備に抜かりがないな。
しかも……
パチン!
シルヴィアが軽く指を鳴らすと同時にポンっ! って小気味いい音を立てて私達の前に現れる至高っ!
数々のお菓子やスイーツを乗せた、キラキラと輝くほどに美しい5段ものケーキスタンドっ!!
「ふふん!」
どうよ? 邪神。
名前を呼んだだけで、皆まで言わずとも私の考えてる事を全て察して対応してくれるシルヴィアは凄いだろ? んん?
流石は私の専属メイド長!!
『はいはい、凄い……』
っと、そうこうしてる間にクズ勇者共の方が良い感じになってきてるじゃん!
『……悪魔ちゃん、キミねぇ』
何?
今はケーキを食べながらクズ勇者共の反応を観るのに忙しいんだけど?
『いや、まぁ別に良いんだけどね。
悪魔ちゃん的にはシルヴィアの事を自慢したかっただけだろうし。
うんうん、別に全然良いんだけど……最近、ちょっと私の扱いが雑すぎないっ!?』
ん? 何を今更、だって邪神だもん。
隙あらば事ある毎に私の事を揶揄ってくるお前の扱いなんて雑でなんの問題もない。
し、知らないヤツならともかく、私と邪神の仲だし。
『悪魔ちゃん……あはは、照れちゃって!
悪魔ちゃんも可愛らしい所があるよね』
う、ううう煩いわっ!!
もうこんなバカは放っておいてクズ勇者共だ!
『ガスター、マリアナ、フェリシア、そしてクリス。
皆んなが何かを知っていて話していない事は知っている。
1週間前は、まだ今は話せないって言ってたけど……これで話せるようになったって事かな?』
『……えぇ、その通りよ』
『そうか…… 皆んなを疑いたくは無いけど。
なぜ、彼女の……魔神レフィーの許可が必要だったのか、そして皆んなが何を知っているのか。
話してももらうよ』
『皆んな……私は皆んなのことを信じてるから!
そんなハズないよね?』
まっ、そりゃあ私が許可を与えてる時点でアイツらと私になんらかの接点がある事は確実だし。
その関係を疑うのは当然だな。
まぁアバズレ聖女が涙目で胸の前で祈るみたいに手を組んでるのはウザイけど。
とにかく! 予想通り、これでアイツらは話すしか無くなった!!
ふふふっ、せいぜい真実を知って絶望するが良い。
『ガスター、マリアナ、どうすれば……』
『はぁ、仕方ねぇか』
『そうね。
できれば無駄な混乱は招きたく無かったのだけど……わかったわ。
私達が知っている事を全て話すわ』
っと、このタイミングでお出ましか。
『少々お待ちを』
『そのお話、我らにもお聞かせ下さい』
『っ! バルトロ殿、フィリ殿!
ご無事でしたか!』
『当然です。
我らは主神たる女神アナスタシア様にお仕えする五大熾天。
あの程度でやられるわけがありません』
ふふっ、強がっちゃって!
この1週間、クズ勇者共に何の接触も無くて音信不通だったのは回復するのに1週間も時間が掛かったから。
依代を破壊されて、天界の本体もそれなりのダメージを受けてのたうち回ってたくせに。
『パウロ殿と、ヨハン殿はどうしたのですか?』
『パウロはまだ天界に。
ヨハンは現在、天界と地上を繋ぐ天界門を作成しております』
あのインテリクソメガネ天使はまだ回復しきって無いんだろうな。
まぁ、とにかく! これで役者は揃った!!
『前回はヤツの力を見誤ってしまいましたが。
今回は我らも、そして主でたるアナスタシア様も本気でヤツを討ちます』
『それに、ペトロもヤツの手に落ちてしまっています。
あの者の情報は少しでも共有したいのです、我々にも皆様のお話をお聞かせください』
『わかりました。
と言っても、クリスの件は貴方達もご存知だと思いますが』
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俺達は4人とも……既に魔神レフィーに敗北してるんだわ』
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