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第18章 聖魔大戦・開戦編
319話 凄惨な悪魔公
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「さて、愚かな人間共よ。
我らが神にして至高の御方であらせられるレフィー様の御命令により、これよりアレス公国を滅ぼします」
「うふふっ! 喜びなさい! 皆様はレフィー様の最初の贄に選ばれたのですっ!!
そして私達、七魔公の手によって滅亡できる事を光栄に思い、感謝しなさい」
公爵位に恥じない貴族然とした爽やかな微笑みを浮かべながら滅ぼすと告げるサタンはまぁいつも通りだな。
そんでノワールも妖艶に微笑んで私の最初の贄だって笑ってるのはいつも通りだけど……
後半!
変わらず妖艶だけど、ゾッとする程に冷たい冷笑!!
何あれ! めっちゃカッコいいっ!!
「ふむふむ」
流石はノワール。
あれがカッコいい美人の態度ってやつか……私も見習わなければ!
「もぐもぐ……あ~ん! んん~っ!!」
『……ほっぺにケーキのクリームをくっつけて何言ってるんだか』
煩いぞ!
べ、別にクリームなんてつけて無いし!
『うん、思いっきりついてたけどね。
高速で拭っても無駄だよ』
「ぅ……」
そ、そんな事より! ほら! あれ見て! あれっ!!
『必死だね』
「本来ならばレフィー様を貶めた脆弱で愚かで醜い人間の皆様は皆殺しにするところですが……私達の目的は皆様を皆殺しにする事ではなくアレス公国を滅亡させる事。
そして……」
ノワールがスッと前方に。
首都である公都マルスの中央に聳え立つ荘厳な王城に向けて手を翳し……
「黒滅の祝福」
パチンッ!
軽く指を打ち鳴らすと同時にノワールから漆黒の魔力の波動が広がって瞬時に公都の上空を駆け巡って、波動に触れた王城が漆黒に染まり……音も無く塵となって崩れ去る。
「皆様の犯した罪を自覚させ、絶望と恐怖を齎すこと」
その現実離れした光景に、誰も唖然と目を見開き。
息も忘れて呆然と崩した王城と、それを成した黒髪の美女を眺め……
「ですが……我らの神にして至高の御方であるレフィー様の御命令を邪魔する愚者は容赦なく殺しますし……」
「「「「「「「「「「っ!!」」」」」」」」」」
その微笑みに。
ココロの、魂の根源から恐怖を感じさせる凄惨な、殺意の篭った邪悪な、それでいて誰もが見惚れる妖艶な微笑みを息を呑む。
「ふふふ、一度でも。
かつて卑劣な者共によって処刑されたレフィー様を一度でも貶め、嘲笑った者は生きている価値も無いゴミ」
「死ねっ!!」
ノワールの背後に突如として現れた全身を真っ白な鎧に身を包んだ金髪の男が魔力を纏わせた剣を振るう。
常人なら認識すらできない速度で振り抜かれた神速の剣はノワールの首を刎ね……
「なっ!?」
飛ばせるわけもなく。
振り向く事すらなく指一本で受け止められた金髪の男が驚愕の声を漏らす。
「邪魔が入りましたが、ちょうど良いですね」
「がぁっ!」
ノワールの操る魔素に捉えられて空中で身動きが取れなくなった男が苦悶の声を上げ……
「ぎゃあ! や、やめ……ギャァぁぁっ!!」
男の悲鳴が静まり返った公都マルスに鳴り響く。
バキバキッと音を立てて白い鎧がひしゃげ、腕が、足が捻れて折れ曲がる。
「そのようなゴミは、この者の様に恐怖をその魂に刻み込み……命だけで無く、魂を消滅させて差し上げましょう」
その瞬間。
血塗れになりながら絶叫を上げていた金髪の男の全身が弾け飛び。
その肉片が、真っ赤な血が公都に降り注いだ。
我らが神にして至高の御方であらせられるレフィー様の御命令により、これよりアレス公国を滅ぼします」
「うふふっ! 喜びなさい! 皆様はレフィー様の最初の贄に選ばれたのですっ!!
そして私達、七魔公の手によって滅亡できる事を光栄に思い、感謝しなさい」
公爵位に恥じない貴族然とした爽やかな微笑みを浮かべながら滅ぼすと告げるサタンはまぁいつも通りだな。
そんでノワールも妖艶に微笑んで私の最初の贄だって笑ってるのはいつも通りだけど……
後半!
変わらず妖艶だけど、ゾッとする程に冷たい冷笑!!
何あれ! めっちゃカッコいいっ!!
「ふむふむ」
流石はノワール。
あれがカッコいい美人の態度ってやつか……私も見習わなければ!
「もぐもぐ……あ~ん! んん~っ!!」
『……ほっぺにケーキのクリームをくっつけて何言ってるんだか』
煩いぞ!
べ、別にクリームなんてつけて無いし!
『うん、思いっきりついてたけどね。
高速で拭っても無駄だよ』
「ぅ……」
そ、そんな事より! ほら! あれ見て! あれっ!!
『必死だね』
「本来ならばレフィー様を貶めた脆弱で愚かで醜い人間の皆様は皆殺しにするところですが……私達の目的は皆様を皆殺しにする事ではなくアレス公国を滅亡させる事。
そして……」
ノワールがスッと前方に。
首都である公都マルスの中央に聳え立つ荘厳な王城に向けて手を翳し……
「黒滅の祝福」
パチンッ!
軽く指を打ち鳴らすと同時にノワールから漆黒の魔力の波動が広がって瞬時に公都の上空を駆け巡って、波動に触れた王城が漆黒に染まり……音も無く塵となって崩れ去る。
「皆様の犯した罪を自覚させ、絶望と恐怖を齎すこと」
その現実離れした光景に、誰も唖然と目を見開き。
息も忘れて呆然と崩した王城と、それを成した黒髪の美女を眺め……
「ですが……我らの神にして至高の御方であるレフィー様の御命令を邪魔する愚者は容赦なく殺しますし……」
「「「「「「「「「「っ!!」」」」」」」」」」
その微笑みに。
ココロの、魂の根源から恐怖を感じさせる凄惨な、殺意の篭った邪悪な、それでいて誰もが見惚れる妖艶な微笑みを息を呑む。
「ふふふ、一度でも。
かつて卑劣な者共によって処刑されたレフィー様を一度でも貶め、嘲笑った者は生きている価値も無いゴミ」
「死ねっ!!」
ノワールの背後に突如として現れた全身を真っ白な鎧に身を包んだ金髪の男が魔力を纏わせた剣を振るう。
常人なら認識すらできない速度で振り抜かれた神速の剣はノワールの首を刎ね……
「なっ!?」
飛ばせるわけもなく。
振り向く事すらなく指一本で受け止められた金髪の男が驚愕の声を漏らす。
「邪魔が入りましたが、ちょうど良いですね」
「がぁっ!」
ノワールの操る魔素に捉えられて空中で身動きが取れなくなった男が苦悶の声を上げ……
「ぎゃあ! や、やめ……ギャァぁぁっ!!」
男の悲鳴が静まり返った公都マルスに鳴り響く。
バキバキッと音を立てて白い鎧がひしゃげ、腕が、足が捻れて折れ曲がる。
「そのようなゴミは、この者の様に恐怖をその魂に刻み込み……命だけで無く、魂を消滅させて差し上げましょう」
その瞬間。
血塗れになりながら絶叫を上げていた金髪の男の全身が弾け飛び。
その肉片が、真っ赤な血が公都に降り注いだ。
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