208 / 436
第12章 悪魔姫の復讐・教皇編
208話 次はどれにしようかなぁ〜
しおりを挟む
「ん……」
見慣れない天井……何かじゃなくて普通に見慣れたいつもの天井だ。
「ふぁ~」
眠い。
何か目が覚めたけど、まだ目がしょぼしょぼするし。
それに私の本能が言っている! まだ起きるべきではないと!!
時間は……ふっ、やっぱりな。
まだ早朝の4時じゃん。
はい決定! 何か目が覚めたけど、水分補給をしてからの二度寝が決定しましたー!
「ん、しょ……」
水、水!
くっ、身体が小さ……小柄だからこの謎に巨大なキングサイズベッドの上を移動するのですら辛い……
『ただ単に寝起きで動くのが怠いだけだよね?』
何か雑音が聞こえた気がするけど、まぁいいや。
そんな事よりも水! 水っ~!
「んっ……ふぅ~」
うんうん、やっぱり寝起きは程よく冷たい水が一番だわ!
「よし」
水分補給もできた事ですし……華麗に二度寝と洒落込むとしよう!!
『あっ、そうだ悪魔ちゃん。
さっきから勘違いしてるようだから教えてあげるけど……朝の4時じゃなくて夕方の4時だからね?』
また雑音が……え?
ちょ、ちょっと待て。
今何て言った?
「夕方の4時……」
『そうだよ。
いやぁ、随分と気持ちよさそうに寝てたけど……ふふっ、流石にちょっと寝過ぎじゃない?』
えっ、は? 嘘だよね?
夕方の4時って……いや、流石にそれはないでしょ。
外だってまだ暗……くない! 何か普通に明るくなってるんだけど!?
『そりゃあ、キミの自宅のお屋敷がある第100階層は外の時間とリンクしてるんだし明るくて当然だよ。
全く、悪魔ちゃんはお寝坊さんだね!』
うっ……そ、そうだ! そんなに寝てたら流石に誰かが起こしに来るはずだし。
流石の私でもそんなに寝る事は……いや、全然あり得るな。
ん……あれ? もう今が朝じゃなくて夕方の4時だって事は認めざるを得ないけど。
よくよく落ち着いて冷静に考えれば、私が夕方の4時まで寝ちゃってた事は仕方ないことじゃね?
だって、結局あの後。
マリアナに作戦通りビシッとカッコよく完璧に決めて、魔法都市連合王国での用事を済ませて帰って来てから、シルヴィアとグランの2人にたっぷりとお説教されたわけよ。
『涙目になってたよね~』
「なって無いっ!!」
とにかく! もともとマリアナへの復讐を敢行したのが夜中だった事もあって、2人のお説教が終わってやっと寝れたのは明け方だったし……
うんうん! やっぱり私が夕方の4時まで寝ちゃうのも仕方ないな!!
これなら誰も起こしに来なかった事も納得できる。
「ふむ」
と言うか、寝た時点でもう朝の4時は過ぎてたし、もし今が朝4時なら丸一日近くも寝ちゃってた事になる。
むしろ朝の4時じゃ無くて良かったわ。
「ふふん!」
まぁ私は怠惰の大罪を司る悪魔でもあるわけだから別にいっぱい寝てても何の問題も無いんだけど!!
という訳で早速、二度寝を……
コン、コン
「失礼いたします」
「……」
ま、まずい。
ベッドに入って、お布団に潜り込もうとしてたのに、ガッツリ目が合っちゃった……って何かめっちゃデジャブだわ。
確か前にも、リーナとミーナの2人が私を起こしに来た時に同じような事があったか。
あの時と違うのは、そこにいるのが吸血鬼の双子姉妹じゃ無くて我が宿敵にして強敵たる、破壊神こと保護者だという事!
「おはようございます、レフィーお嬢様」
「ん、おはよう」
別に昨日怒られた時に涙目になっちゃったからとか、そんな事実は一切無いけど。
ここはシルヴィアを含め、眷属である皆んなの主人として威厳ある態度を見せなければ!
「では、身支度を整えてリビングへと参りましょう。
丸一日以上、ずっとお眠りになられていて流石に皆んな心配しておりますので」
「わかった……え? 丸一日以上??」
「はい、昨日の早朝にお眠りになられてからずっとお眠りになられておりました」
う、嘘でしょ!?
『いや、事実だよ。
怒られて泣きべそをかきながら、可愛らしくシルヴィアに頭を撫でてもらって。
悪魔ちゃんが睡眠用スキルとして活用してる怠惰者の効果も相まって、それはもうぐっすりと寝てたからね。
まぁ、単純に疲労していたってのもあるだろうけど』
べ、別に泣きべそなんてかいてないし!
それに勘違いするなよ! シルヴィアに頭を撫でてもらってたんじゃ無くて、撫でさせてあげていたのだ!!
そこ重要だからな!!
『はいはい、そうだね』
「ふふふ、ではレフィーお嬢様。
身支度を整えさせていただきますね」
「ん、お願い」
まっ、丸一日と半日も寝ちゃってたのは想定外だけど。
邪神の言う通り疲労もあったし……何より! さっきも言ったけど私は怠惰の大罪を司る怠惰の大悪魔っ!!
丸一日と半日程度、惰眠を貪るのも当然なのだ!
はい、これで私は寝坊をした訳じゃ無いって証明は完璧に完了っと!
それじゃあ、シルヴィアに髪をといて寝癖を直してもらってる間は暇だし……アイツらの様子でも見るとしよう。
「ふふっ、次はどれにしようかなぁ~」
見慣れない天井……何かじゃなくて普通に見慣れたいつもの天井だ。
「ふぁ~」
眠い。
何か目が覚めたけど、まだ目がしょぼしょぼするし。
それに私の本能が言っている! まだ起きるべきではないと!!
時間は……ふっ、やっぱりな。
まだ早朝の4時じゃん。
はい決定! 何か目が覚めたけど、水分補給をしてからの二度寝が決定しましたー!
「ん、しょ……」
水、水!
くっ、身体が小さ……小柄だからこの謎に巨大なキングサイズベッドの上を移動するのですら辛い……
『ただ単に寝起きで動くのが怠いだけだよね?』
何か雑音が聞こえた気がするけど、まぁいいや。
そんな事よりも水! 水っ~!
「んっ……ふぅ~」
うんうん、やっぱり寝起きは程よく冷たい水が一番だわ!
「よし」
水分補給もできた事ですし……華麗に二度寝と洒落込むとしよう!!
『あっ、そうだ悪魔ちゃん。
さっきから勘違いしてるようだから教えてあげるけど……朝の4時じゃなくて夕方の4時だからね?』
また雑音が……え?
ちょ、ちょっと待て。
今何て言った?
「夕方の4時……」
『そうだよ。
いやぁ、随分と気持ちよさそうに寝てたけど……ふふっ、流石にちょっと寝過ぎじゃない?』
えっ、は? 嘘だよね?
夕方の4時って……いや、流石にそれはないでしょ。
外だってまだ暗……くない! 何か普通に明るくなってるんだけど!?
『そりゃあ、キミの自宅のお屋敷がある第100階層は外の時間とリンクしてるんだし明るくて当然だよ。
全く、悪魔ちゃんはお寝坊さんだね!』
うっ……そ、そうだ! そんなに寝てたら流石に誰かが起こしに来るはずだし。
流石の私でもそんなに寝る事は……いや、全然あり得るな。
ん……あれ? もう今が朝じゃなくて夕方の4時だって事は認めざるを得ないけど。
よくよく落ち着いて冷静に考えれば、私が夕方の4時まで寝ちゃってた事は仕方ないことじゃね?
だって、結局あの後。
マリアナに作戦通りビシッとカッコよく完璧に決めて、魔法都市連合王国での用事を済ませて帰って来てから、シルヴィアとグランの2人にたっぷりとお説教されたわけよ。
『涙目になってたよね~』
「なって無いっ!!」
とにかく! もともとマリアナへの復讐を敢行したのが夜中だった事もあって、2人のお説教が終わってやっと寝れたのは明け方だったし……
うんうん! やっぱり私が夕方の4時まで寝ちゃうのも仕方ないな!!
これなら誰も起こしに来なかった事も納得できる。
「ふむ」
と言うか、寝た時点でもう朝の4時は過ぎてたし、もし今が朝4時なら丸一日近くも寝ちゃってた事になる。
むしろ朝の4時じゃ無くて良かったわ。
「ふふん!」
まぁ私は怠惰の大罪を司る悪魔でもあるわけだから別にいっぱい寝てても何の問題も無いんだけど!!
という訳で早速、二度寝を……
コン、コン
「失礼いたします」
「……」
ま、まずい。
ベッドに入って、お布団に潜り込もうとしてたのに、ガッツリ目が合っちゃった……って何かめっちゃデジャブだわ。
確か前にも、リーナとミーナの2人が私を起こしに来た時に同じような事があったか。
あの時と違うのは、そこにいるのが吸血鬼の双子姉妹じゃ無くて我が宿敵にして強敵たる、破壊神こと保護者だという事!
「おはようございます、レフィーお嬢様」
「ん、おはよう」
別に昨日怒られた時に涙目になっちゃったからとか、そんな事実は一切無いけど。
ここはシルヴィアを含め、眷属である皆んなの主人として威厳ある態度を見せなければ!
「では、身支度を整えてリビングへと参りましょう。
丸一日以上、ずっとお眠りになられていて流石に皆んな心配しておりますので」
「わかった……え? 丸一日以上??」
「はい、昨日の早朝にお眠りになられてからずっとお眠りになられておりました」
う、嘘でしょ!?
『いや、事実だよ。
怒られて泣きべそをかきながら、可愛らしくシルヴィアに頭を撫でてもらって。
悪魔ちゃんが睡眠用スキルとして活用してる怠惰者の効果も相まって、それはもうぐっすりと寝てたからね。
まぁ、単純に疲労していたってのもあるだろうけど』
べ、別に泣きべそなんてかいてないし!
それに勘違いするなよ! シルヴィアに頭を撫でてもらってたんじゃ無くて、撫でさせてあげていたのだ!!
そこ重要だからな!!
『はいはい、そうだね』
「ふふふ、ではレフィーお嬢様。
身支度を整えさせていただきますね」
「ん、お願い」
まっ、丸一日と半日も寝ちゃってたのは想定外だけど。
邪神の言う通り疲労もあったし……何より! さっきも言ったけど私は怠惰の大罪を司る怠惰の大悪魔っ!!
丸一日と半日程度、惰眠を貪るのも当然なのだ!
はい、これで私は寝坊をした訳じゃ無いって証明は完璧に完了っと!
それじゃあ、シルヴィアに髪をといて寝癖を直してもらってる間は暇だし……アイツらの様子でも見るとしよう。
「ふふっ、次はどれにしようかなぁ~」
13
お気に入りに追加
756
あなたにおすすめの小説
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
残滓と呼ばれたウィザード、絶望の底で大覚醒! 僕を虐げてくれたみんなのおかげだよ(ニヤリ)
SHO
ファンタジー
15歳になり、女神からの神託の儀で魔法使い(ウィザード)のジョブを授かった少年ショーンは、幼馴染で剣闘士(ソードファイター)のジョブを授かったデライラと共に、冒険者になるべく街に出た。
しかし、着々と実績を上げていくデライラとは正反対に、ショーンはまともに魔法を発動する事すら出来ない。
相棒のデライラからは愛想を尽かされ、他の冒険者たちからも孤立していくショーンのたった一つの心の拠り所は、森で助けた黒ウサギのノワールだった。
そんなある日、ショーンに悲劇が襲い掛かる。しかしその悲劇が、彼の人生を一変させた。
無双あり、ザマァあり、復讐あり、もふもふありの大冒険、いざ開幕!
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
娘の命を救うために生贄として殺されました・・・でも、娘が蔑ろにされたら地獄からでも参上します
古里@10/25シーモア発売『王子に婚約
ファンタジー
第11回ネット小説大賞一次選考通過作品。
「愛するアデラの代わりに生贄になってくれ」愛した婚約者の皇太子の口からは思いもしなかった言葉が飛び出してクローディアは絶望の淵に叩き落された。
元々18年前クローディアの義母コニーが祖国ダレル王国に侵攻してきた蛮族を倒すために魔導爆弾の生贄になるのを、クローディアの実の母シャラがその対価に病気のクローディアに高価な薬を与えて命に代えても大切に育てるとの申し出を、信用して自ら生贄となって蛮族を消滅させていたのだ。しかし、その伯爵夫妻には実の娘アデラも生まれてクローディアは肩身の狭い思いで生活していた。唯一の救いは婚約者となった皇太子がクローディアに優しくしてくれたことだった。そんな時に隣国の大国マーマ王国が大軍をもって攻めてきて・・・・
しかし地獄に落とされていたシャラがそのような事を許す訳はなく、「おのれ、コニー!ヘボ国王!もう許さん!」怒り狂ったシャラは・・・
怒涛の逆襲が始まります!史上最強の「ざまー」が展開。
そして、第二章 幸せに暮らしていたシャラとクローディアを新たな敵が襲います。「娘の幸せを邪魔するやつは許さん❢」
シャラの怒りが爆発して国が次々と制圧されます。
下記の話の1000年前のシャラザール帝国建国記
皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!
https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/129494952
小説家になろう カクヨムでも記載中です
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
はぁ?とりあえず寝てていい?
夕凪
ファンタジー
嫌いな両親と同級生から逃げて、アメリカ留学をした帰り道。帰国中の飛行機が事故を起こし、日本の女子高生だった私は墜落死した。特に未練もなかったが、強いて言えば、大好きなもふもふと一緒に暮らしたかった。しかし何故か、剣と魔法の異世界で、貴族の子として転生していた。しかも男の子で。今世の両親はとてもやさしくいい人たちで、さらには前世にはいなかった兄弟がいた。せっかくだから思いっきり、もふもふと戯れたい!惰眠を貪りたい!のんびり自由に生きたい!そう思っていたが、5歳の時に行われる判定の儀という、魔法属性を調べた日を境に、幸せな日常が崩れ去っていった・・・。その後、名を変え別の人物として、相棒のもふもふと共に旅に出る。相棒のもふもふであるズィーリオスの為の旅が、次第に自分自身の未来に深く関わっていき、仲間と共に逃れられない運命の荒波に飲み込まれていく。
※第二章は全体的に説明回が多いです。
<<<小説家になろうにて先行投稿しています>>>
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる