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第17章 地球帰郷編
290話 目立ってやりますっ!!
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「う~ん、面倒な事になりましたね」
カフェを後にし、観光がてら表参道を練り歩く……けど、この周囲の視線が鬱陶しいったらありゃしないっ!!
日本のみならずこの地球上に僕達の事を知っている人なんて当然存在しない。
にも関わらず歩いてるだけなのに騒めきが起きる。
凝視してくる人もいれば、チラチラと盗み見してくる人も……
僕達は芸能人でもなければ、ハリウッドスターでもないのにっ!
「転移できない弊害が……」
統一神界では当たり前の転移でも、魔法文明たるアニスクですら最近まで伝説に近い魔法だった転移魔法。
魔法すら実在しない地球でそんなモノを使える訳がない……
「倫理的には理解していますが。
でもこれは、相当なストレスです……」
「でも、観光しようって言い出したのはキミだよ?」
ぐっ! フォルクレスめ、痛い所をついて来ますね……
「確かに、ケーキにテンションが上がって誤った判断を下してしまった事は認めましょう」
すっかり失念していました。
皆んなが……目を見張る程の、絶世の美男美女であると言う事をっ!!
でも考えてみると当然です。
だってコレール達も神としての登録を済ませて、皆んな神な訳ですし。
もはやそこらのモデルやタレントなんて目じゃ無い完成された神々の美貌っ!!
そんなのが列をなして歩いていれば注目されない方が不自然です。
しかも明らかに見た目からして、日本人じゃ無いですし。
一応服装は日本の物に合わせて来ましたが……考えが甘かっと言わざるを得ません。
「もうこれ、大騒ぎになってますよ……」
皆んなの神々しい美貌に惹かれてか、全く無名の僕達の後を付いて回る人々。
それこそハリウッドスターが来たみたいになってますし……
もう観光どころじゃありませんね。
あぁ……もう絶対にこれトレンド入りします! 可能な限り目立ちたく無かったのに……
「お嬢様、もう少々お待ち下さい。
すぐに車を回しますので」
流石はコレール、対応が早い。
でも、車って所に若干の嫌な予感がするのは気のせいでしょうか?
もしこんな状況下で、リムジンなんて物が来たら……大騒ぎになる未来が鮮明に見えますね。
いや、もうここまで来たら前向きに考えるとしましょう。
当初の予定では目立たずにコッソリとサタンを叩く、隠密作戦でしたが。
ここまで騒ぎになれば確実に気付かれたと考えた方が良い。
いつの間にか地球にすら拠点を構えているナイトメアのお陰で、地球上の戸籍等は手に入りましたし。
目立って困る事なんて、視線が鬱陶しい事以外には特に無い。
それに、もし本当に目立つのがマズイのならコレール達が止めたハズ……
「よし、これは練習です。
どの道、ナンバーズになれば嫌でも目立つらしいですしね。
もうこの際です、どんどん目立ってやりますっ!!」
ふっふっふ、目指せ! 目立つ事慣れっ!!
これだけ目立つのなら良い宣伝になりますし、地球でもナイトメアを超大企業にしてやろうじゃないですかっ!!
「お嬢様、車が到着致しました」
「でも今は、一時撤退です!」
道脇に寄せて現れたのは黒塗りの高級車。
リムジンじゃなくて一安心ですが……運転手がドアを開けて頭を下げちゃってますし、十分過ぎる程に目立ってますね。
「ふぅ、やっと一息つけます……」
車に乗るまで溜息をつかなかった自分を褒めてあげたい程です。
しかも、最後にはニッコリ微笑んで手を振ると言うリップサービス!
是非ともメディアで取り上げて貰いたい。
「このままゆっくり……といきたい所ですが。
ここからはお仕事をするとしましょう」
「では?」
「はい、拠点に向かって下さい。
地球の神々にご挨拶といきましょう」
カフェを後にし、観光がてら表参道を練り歩く……けど、この周囲の視線が鬱陶しいったらありゃしないっ!!
日本のみならずこの地球上に僕達の事を知っている人なんて当然存在しない。
にも関わらず歩いてるだけなのに騒めきが起きる。
凝視してくる人もいれば、チラチラと盗み見してくる人も……
僕達は芸能人でもなければ、ハリウッドスターでもないのにっ!
「転移できない弊害が……」
統一神界では当たり前の転移でも、魔法文明たるアニスクですら最近まで伝説に近い魔法だった転移魔法。
魔法すら実在しない地球でそんなモノを使える訳がない……
「倫理的には理解していますが。
でもこれは、相当なストレスです……」
「でも、観光しようって言い出したのはキミだよ?」
ぐっ! フォルクレスめ、痛い所をついて来ますね……
「確かに、ケーキにテンションが上がって誤った判断を下してしまった事は認めましょう」
すっかり失念していました。
皆んなが……目を見張る程の、絶世の美男美女であると言う事をっ!!
でも考えてみると当然です。
だってコレール達も神としての登録を済ませて、皆んな神な訳ですし。
もはやそこらのモデルやタレントなんて目じゃ無い完成された神々の美貌っ!!
そんなのが列をなして歩いていれば注目されない方が不自然です。
しかも明らかに見た目からして、日本人じゃ無いですし。
一応服装は日本の物に合わせて来ましたが……考えが甘かっと言わざるを得ません。
「もうこれ、大騒ぎになってますよ……」
皆んなの神々しい美貌に惹かれてか、全く無名の僕達の後を付いて回る人々。
それこそハリウッドスターが来たみたいになってますし……
もう観光どころじゃありませんね。
あぁ……もう絶対にこれトレンド入りします! 可能な限り目立ちたく無かったのに……
「お嬢様、もう少々お待ち下さい。
すぐに車を回しますので」
流石はコレール、対応が早い。
でも、車って所に若干の嫌な予感がするのは気のせいでしょうか?
もしこんな状況下で、リムジンなんて物が来たら……大騒ぎになる未来が鮮明に見えますね。
いや、もうここまで来たら前向きに考えるとしましょう。
当初の予定では目立たずにコッソリとサタンを叩く、隠密作戦でしたが。
ここまで騒ぎになれば確実に気付かれたと考えた方が良い。
いつの間にか地球にすら拠点を構えているナイトメアのお陰で、地球上の戸籍等は手に入りましたし。
目立って困る事なんて、視線が鬱陶しい事以外には特に無い。
それに、もし本当に目立つのがマズイのならコレール達が止めたハズ……
「よし、これは練習です。
どの道、ナンバーズになれば嫌でも目立つらしいですしね。
もうこの際です、どんどん目立ってやりますっ!!」
ふっふっふ、目指せ! 目立つ事慣れっ!!
これだけ目立つのなら良い宣伝になりますし、地球でもナイトメアを超大企業にしてやろうじゃないですかっ!!
「お嬢様、車が到着致しました」
「でも今は、一時撤退です!」
道脇に寄せて現れたのは黒塗りの高級車。
リムジンじゃなくて一安心ですが……運転手がドアを開けて頭を下げちゃってますし、十分過ぎる程に目立ってますね。
「ふぅ、やっと一息つけます……」
車に乗るまで溜息をつかなかった自分を褒めてあげたい程です。
しかも、最後にはニッコリ微笑んで手を振ると言うリップサービス!
是非ともメディアで取り上げて貰いたい。
「このままゆっくり……といきたい所ですが。
ここからはお仕事をするとしましょう」
「では?」
「はい、拠点に向かって下さい。
地球の神々にご挨拶といきましょう」
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