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第二部「さくら、さくら」
第七話
しおりを挟むわしはさっさと白縞の着物と下着を脱ぎ捨て、褌を取った。
廣子はわしに促されて躊躇いながらもブラウスとスカートは脱いだが、そのあとは尻込みしてなかなか先に進まない。
痺れを切らしたわしは、剥ぎ取るように廣子の下着を脱がせた。そして、掛蒲団を跳ねるように捲り上げて、敷蒲団の上に互いの一糸纏わぬ裸身を横たわらせる。
廣子は猫のように背を丸め「くの字」になり、胸を手で覆おうとした。だが、わしは廣子の両手首をぐっと握り、左右へ開き仰向けにする。
「あっ……」
頬を赤く染めた廣子が一声漏らした。
真昼の太陽の光を浴びた、透き通るように真っ白な乳房が目前にあらわれる。淡い桜色した先端は、既にピンと突き勃っていた。
わしは堪らずしゃぶりつき、狂おしいまでに貪った。
「・・・ああぁ・・・ん・・・はぁ・・・ぅん」
廣子の甘い声と息遣いが、わしの欲情を果てしなく肥大させる。わしは、廣子のやわらかな太腿の内側に手を掛け、股を大きく開かせた。
淡い茂みの間を縦にまっすぐ走る廣子のかわいいそこが、太陽の光の中で浮かび上がる。
そして、そこを左右に押し広げて、昨夜は闇に包まれてまったく見られなかった廣子の胎内への入り口を、はっきりと白日の下に曝した。
「・・・そがぁな・・とこ・・・見ん・・でぇ・・・」
廣子が縋るような泣き声で哀願するが、そんな願いを聞くようなわしではない。
胎内の粘膜は、まるで赤ん坊の唇のようにみずみずしい薄紅色をしていた。そこから発せられる廣子自身の甘酸っぱい匂いが、わしの鼻腔を刺激する。
わしは埋もれていた小さな粒を見つけて、口に含んで吸った。
「ぁああぁ・・・っ・・・」
廣子は身をよじって喘いだ。
わしは廣子の股の間にすっぽりと顔を埋め、舌を転がして舐め尽くす。
廣子の胎内からは淫らな汁が絶え間なく溢れ出て、瞬く間にわしの唇や舌を濡らした。
今まで商売女しか相手にしてこなかった所為もあるが、まさか自分が女のこんなところを吸えるとは思いもしなかった。
——今度は、わりゃぁ番じゃ。
顔を上げたわしは、廣子の顔の前に屹立したものを突き出す。
少し元気を失っていたので、二、三回手でしごくと、上から糸で吊ったような勢いが戻ってきた。
廣子はびっくりして目を見開き、それから慌てて顔を背けた。
「……廣子」
おれは名を呼んだ。
廣子はびくっとして、顔を戻した。
「……われも……わしんように……舐めてくれんか」
廣子の頬をやさしく撫でながら、わしは頼んだ。
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