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Chapter 3
⑤ ♡
しおりを挟むおれは紗香のぷるんとしたくちびるを捉えて、舌を深く挿し入れるのと同時に、彼女の背中に片手を回してそのやわらかなおっぱいに自分の胸板を押しつけた。互いの腹と腹もぴったりと合わせる。
こうすると、上の咥内に送り込んだ舌だけでなく、下の膣口に突き入れた怒張でもつながっているのが、必然的にもっと深く交われるようになる。
ほら、もう、紗香の全身が小刻みに震えている。おれの舌に犯されて半開きになったくちびるからは、あられもない嬌声が漏れ出ている。
未だに狭くてよく締まる紗香の膣道にすっぽり埋まっているおれの怒張を、ぐりぐりぐり…っとこれ以上なく膣奥まで押し込んでやった。子宮口にご挨拶だ。
「ぁあああ……っ⁉︎」
びくびくびくっ…と紗香のカラダが大きく震えた。
——まだ、終わりじゃないぜ、紗香。
互いに密着したカラダの隙間を縫って、紗香の脚の間の割れ目におれのもう片方の手の指を挿し入れる。
紗香の膣口にぎちぎちに突っ込まれているおれの怒張のすぐ上に、目指す彼女の突起がある。指先でぴんと突いただけで弾けてしまいそうなほど、熟れた実に育っているに違いない。
——しゃぶりついて舌で転がし舐め回したいところだが、今夜は我慢だ。
敏感すぎるところだ。やわらかい舌ならともかく、指では乱暴にしてはいけない。
そっと薄皮を剥いたあと、剥き出しのクリを指腹でやさしく、すわっ、と撫でた。
「ぁあああああ……っ! 」
紗香がせつなげに噎び啼いた。
「あなた……おねが……い……もう……っ……」
——そうだな。だんだんと腰の動きを速めて……そろそろイカせて……楽にさせてやろうか?
いや……まだだ。まだもう少し、このかわいい喘ぎ声を聞いていたい。
この、熱いうねりを——もっと直に感じていたい。
゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜
今夜、二人目の子を望んでいたとき以来、紗香の膣内に精を放った。満ち足りた寝顔の紗香のくちびるに、ちゅっ、とキスをする。
——あぁ、なんてかわいい。
「初めて」だったときには、痛がって痛がって、かわいそうでどうしようか、途方に暮れたものだったが、よくぞここまでおれ好みのカラダになってくれた。
これで、「言いたいこと」もなくなっただろう。
おれが、呑んでいるときにはできない「話」とやらも……
——きっと、する必要がないに違いない。
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