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変身ヒーローと異世界の戦争 前編

王宮からの願い

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 ジョサイヤの家の食堂は、さながら立食パーティーのようだった。
 町の人たちがたくさんいて、バイキング形式で朝食を食べている。
 その中にジョサイヤ夫妻の姿だけなかった。
「おお! ケルベロスを倒した方ではありませんか!」
 町の人たちはお礼を言っては食い物を俺に渡してくる。
 バイキング形式だから自分で適量を食べたかったのに、山のように積まれた朝食を腹一杯食わされた。
 食べている途中、執事の一人が俺に話しかけてきて、後でジョサイヤの部屋に行くように言付けを頼まれていたらしいのですぐに向かった。
 俺にも用事があったから、渡りに船だ。
 今回はノックをしてから返事を待つ。
「どなたですかな?」
 昨日のような怒鳴り声じゃないことに少しホッとして名前を告げる。
「入ってください。ちょうど良かった」
 言葉の意味はよくわからなかったが、遠慮なく扉を開けた。
「何が、ちょうどいいんだ?」
「今、アキラ殿の功績について王宮にご報告していたところだったのですよ」
 ジョサイヤは机に座り、目の前に置かれた水晶と向かい合っていた。
 ここからだと、水晶に映っている人の後ろ姿しか見えない。
 ジョサイヤの方へ行かないと見えないかと思っていたら、水晶の中の人が振り返った。
 眼光の鋭い50歳くらいの男。
 ジョサイヤと同じく仕立てのいい服を着ている。スーツに似た地味な服装だった。
 口ひげは整っていて、白髪交じりの髪も清潔そう。
「……君が、ケルベロスを討伐したという冒険者か」
「そうだけど」
「随分、若いな。確か、王都ギルド本部最速で中級冒険者に昇進したとか」
「ああ、それで間違いない」
「――フフッ、ということは、今後は全世界最速で上級冒険者に昇進したという肩書きがつくことになるだろうね」
 ケルベロスの討伐は、それほどの功績だったのか。
 ……ジェシカに聞かないと、わからないな。
 それよりも気になるのは、
「ところで、あんたは俺の名前を知っているようだが、俺はあんたの名前を聞いちゃいないんだが」
「ア、アキラ殿」
 ジョサイヤは焦りの声を上げるが、水晶に映った男はまったく動じず笑っていた。
「おっと、これは失礼したね。私は、アイレーリス王国の宰相。クラース=バルドウィンと言う」
「クラースね。それで、その宰相様が俺に一体何の用だ?」
「無論、今回の件に対して女王様が直々にお礼を申し上げたいと――」
「ふざけるな!」
 さすがの俺も、キレた。
 そもそもケルベロスが町に現れたのは、女王が王国騎士団に討伐を命令したからだ。
 ケルベロスの脅威について、ろくに調べもしないで手を出したから、町は半壊し人もたくさん死んだ。
 それで、何がお礼だ。
「あんたからその女王に伝えてくれ。今度から命令を出すときはよく調べてから出せと。それから、俺に礼を言うくらいなら、まず死んだ人たちへ謝るのが先だろう」
「アキラ殿、私たちはそんな……」
 ジョサイヤはオロオロしっぱなしだが、俺は退くつもりはない。
「…………そうか。そうだな。君の言うとおりだ。私たちの見通しが悪かったことは認めるしかない。ケルベロスに関わって被害を受けた者たち全てに謝罪と補償を約束する」
 あっさり非を認められると、怒りのやり場がない。
 偉い奴ってのはたいがい言い訳するものだと思っていた。
「きちんと弔ってやってくれればいいさ。それで、残された家族も納得するなら、それ以上は俺がとやかく言う話じゃない」
「もちろん、そうさせてもらう。だが、それでもあえてもう一度言わせて欲しい。女王様はアキラ殿に直接会ってお礼を伝えたいと望んでいる」
「だから、俺にはその必要はない」
 馬鹿な女王の顔なんて見たって仕方ない。
 それよりも、妹の捜索資金の方が優先される。
「……ふむ。少し本音で話してもいいかな」
「え?」
 少しだけ顔つきが変わったように見えた。
「これは、女王様の意向ではない。だから、この話で君が怒るならそれは私個人に対して、ということにして欲しい」
 妙な前置きだ。
 俺が怒るような話をするつもりなのか?
「多数の犠牲者が出ているにもかかわらず、こういう話をするのは好きではないが、宰相としては無視できないのでね」
「前置きが長い。何が言いたいんだ?」
「今、ケルベロスのクリスタルの所有権は君にある。間違いないね」
「そりゃ、俺が倒したからな」
「それを、君はどうするつもりなのかね?」
「どうするって……売るつもりだけど」
 俺の言葉を聞いて、クラースは眉をしかめた。
「君は、そのクリスタルの価値をわかっていないのか?」
 価値も何も。俺はこの世界の人間じゃないからあれがどんなに凄い物なのかわからないわけで。
「もし本当に君がそれを武器や防具、あるいは魔法道具に加工して使うつもりがないなら、我が国に買い取らせてくれないか?」
「…………金額は?」
「クリスタルの状態を見てからになるが、状態が良ければ……相場の倍、金貨200枚は用意しよう」
 ため息が出る。
 人間ってのは、どうしてこう……。
 ケルベロスのせいでたくさん人が死んだのに、その人たちの埋葬も進んでいないのに、クリスタルの金額について話してる。
 だけど、俺だって妹の捜索資金は常に頭の片隅にあったから攻められない。
「わかった。いつ持って行けばいい」
「君の都合の付く日で構わない」
 そうなると、早く動きたいな。
 もうこの街でできることは無さそうだし。
 そもそも、一度王都のギルド本部に行くつもりだった。
「実は今日、王都に向かうつもりだったんだ」
「だったら、馬車を王宮名義で用意させよう。それと、どうしても女王様には会っていただけないか」
「いい加減、しつこいな」
「ついででもいい。頼む」
 そう言って、クラースは水晶の向こうで頭を下げた。
「バ、バルドウィン様!?」
 ジョサイヤは椅子からずり落ちて後ろに倒れた。
「お、おい……」
 手を伸ばして助け起こそうとしたが、自力で机にしがみつくように起き上がる。
「ア、アキラ殿。バルドウィン様が頭を下げているのです。私からもお願いします。どうか、女王様に会ってください」
「……ジョサイヤにまで頼まれちゃ、断りづらいじゃないか」
「では、会っていただけるんだね」
 顔を上げて喜んだクラースに冷ややかな視線を送る。
「……言っておくが、ムカついて罵倒するかも知れないからな。女王だからって誰でもひれ伏すと思うなよ」
「構わない。会って話をしてくれるだけで十分だ。それでは、王宮で待っている」
 水晶から映像が消えると、ジョサイヤは大きく息を吐いた。
「まったく、生きた心地がしませんでしたよ。ある意味、ケルベロスと対峙したときよりも背筋が凍りました」
「そんなに偉い人だったのか?」
「現在のアイレーリス王国においては、女王様の次に権力をお持ちの方です」
 けんか腰でも冷静だったのは、あの男の性格だけでなく重責を背負っているからかも知れないな。
「しかし、女王ねー」
 俺の世界だと女王って言うと、だいたいおばあちゃんなんだよな。
 宰相のクラースは切れ者に見えた。交渉も上手かったし、俺も乗せられた。
 女王があの男より優れている人間だとは思えない。
 期待はできないな。
 きっと、形だけの女王なんだろう。
 だから、無謀な命令も出しちまうんだ。
 ……あれ? おかしいな。
 確かエリーネの話だと女王様は他国に友達がたくさんいて、外交が上手いイメージだったよな。
 人物像がはっきりしない。
 ま、会えばわかるか。
「アキラ殿、女王様が直接会いたいというのは滅多にないことですから、それだけでも大変名誉なことですからね。くれぐれも、失礼のないようにお願いしますよ」
 さっきの俺の会話を聞いていたからこそ、釘を刺してきた。
「それじゃあ、俺の用事もある意味片付いたし、出発の準備をしてくる」
「あ、アキラ殿。出発前にクラリッサ先生に会いに行ってくださいね。何やら約束をしたとか」
 すっかり忘れてた。
 クラリッサには俺の体について話すと約束したんだっけ。
 俺たちは、その足で魔法医の建物へ向かった。
 町に出ると、昨日までとは様相があまりに変わってしまっていた。
 人もまばらで、建物はどこもかしこも壊れている。
 ただ、町の人たちも冒険者も俺のことはわかっているようで、お礼を言われたり握手を求められたり、魔法医に着くまでに余計に時間がかかった。
 魔法医の建物には、長い列ができていた。
 これ、並んで待つのか?
 そう思っていたら、建物の前で怪我人を誘導している人の中にクラリッサがいた。
 先生なのに、何で下働きみたいなことやってるんだ。
「おはよう」
「あら、やっときたのね」
「っていうか、何してるんだ?」
「もちろん、怪我人の選定と整列よ。怪我の重い人から診てもらう必要があるでしょう」
「クラリッサが治療魔法を使って治すんじゃないのか?」
「……そっか、あんたたちはすぐいなくなったから知らないのよね。ケルベロスを倒してくれた後、私は一番怪我のひどかった二人に王宮騎士団から奪った――いえ、譲ってもらった魔法聖霊薬をがぶ飲みしながらリザレクションを二回使うって言う無茶をした反動で、当面魔法が使えないのよ」
 怪我のひどかった二人、誰のことかはすぐに思い当たった。
「ガイハルトと、ディレックは助かったのか?」
「ええ。当たり前でしょ。冒険者くんはギルドに寄るって言ってたわね。王国騎士団の隊長さんは、ジョサイヤさんの水晶で王宮に連絡を取るって言ってたわ」
 後であいつらの様子も見に行くか。
 一応、ヨミを助けてくれたからな。
「それで、教えてくれるのよね。君の体の秘密」
 クラリッサが流し目で俺を見ると、間にヨミが割り込んだ。
「アキラさん、行きましょう。何やら怪しい視線を感じます」
「ただの冗談だから、本気にするな」
「冗談じゃないかもよ」
「くだらない話を続けるなら、帰るぞ」
「ごめん、ごめん」
「取り敢えず、ここで話をするのは……」
 人がひっきりなしに通るところで話すようなことじゃない。
「そうね。じゃあ私の部屋に行きましょう」
 クラリッサは魔法医の建物の中に入っていったので、俺たちも後に続く。
 一階の奥の部屋がクラリッサの部屋だった。
 診察室も隣りにある。職場兼住居ということか。
「最初に断っておくが、信じられないような話をするぞ」
 前置きをしてから俺は異世界からこの世界にやってきたこと。
 そして、その世界では科学が発達していて、俺の体には小さな機械――ナノマシンが融合していることを説明した。
 魔法医というのは魔道士だけど、白衣を着ているせいかどこか科学者を連想させる。
 だからなのか、クラリッサは真剣に俺の話に相づちを打っていて、話も理解してくれているような気がした。
「機械文明の発達、ね……。魔法が使えない代わりに魔法のような機械が存在するわけね」
「俺のナノマシンはその世界でも最先端の技術だけどな。作った博士以外、誰も再現できていないんだ。まあ、だからそれを使える俺が追放されたんだけど」
「皮肉な話ね。でも、そう言った話ならこっちにもあるわ」
「え?」
「かつて、伝説級と謳われた冒険者は魔王の一柱を倒したんだけど、その後行方知れずになったの。原因は、魔王をも倒せる力を持った人間に対する恐れといわれているわ」
「笑えない話だ。俺とそっくりじゃないか」
 このままこの世界でも活躍すると、いずれはまた同じことになるのか。
「まあ、ただの伝承よ。そもそも、伝説級の冒険者自体が眉唾物だしね。そんなのがいたら、魔王を全部倒して世界を平和にしてもらいたいわ」
 その情報は聞き捨てならなかった。
「この世界は平和じゃないのか?」
「アイレーリス王国は平和よ。でも、魔王の支配する大陸に近い国は魔族と戦っているわ。それに、人間の支配する大陸だって、全てが平和じゃない。魔王の支配する大陸にはかつて天使が築いた結界があると言われているわ。その結界に近年綻びが見られるの。魔物が活発化した原因とも言われているわ。そして、いつかは破られるんじゃないかって噂になってるのよ。その時に人間は一致団結して戦わなければ滅びる。アイレーリス王国の女王様は外交で仲間を増やして平和的に協力関係を築こうとしているけど、力で人間の世界を支配して力を結集させようとしている国もあるのよ。平和的な方法で仲良くなっても、魔族との戦争に勝てるわけないって、ね」
 この世界の行く末は、俺には関係ない。
 問題は、未来がこの世界のどこかにいるということだ。
 ……未来は、俺に大丈夫だというメッセージを送ってきた。
 ということは、戦争のない国にいるのだろうか。
 魔族と人間との間に戦争が始まったら、妹を見つけるどころではなくなってしまうんじゃないか……。
「どうしたの? 難しい顔して」
「あ、いや。貴重な話が聞けて良かったよ」
「それ、私のセリフじゃない?」
「そう思ってくれているなら、お互いにとって有意義だったな」
 そう言って、俺は魔法医を後にした。
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