93 / 110
迫りくる混沌編
第九十二章 仁の真心
しおりを挟む
「捕まって南部へ連行されとったが、カイヤと一緒に爆発の隙を見て逃げ出して、地下道をずっとこれまで、隠れながら逃げ回っとったワケなんじゃが、なーんか聞き覚えのある声が聞こえると思うたら……そこッ! アックス逃げるなッ!」
パァンッ! と、突然音をたてて、スフェーンの手に持つ奇妙な形の杖が火を噴いた。
すごい勢いで何かが飛び出し、背中を向けてその場を逃げ出そうとしたアックスの脇腹にめり込む。
「っでぇぇぇッ! 折れたッ! 絶対肋骨折れた何コレッ!」
「ふーむ、出血は無し。殺傷能力は確かに抑えられてるみたいねぇ……。私個人としては、ちょーっと邪道な気がするんだけど、護身用とか、拷問用としては、アリかしら?」
本当に骨が折れたかどうかは不明だが、叫びながら涙目でゴロゴロと床を転がるアックスに、わなわなと腰が抜けたまま、震えだすカイ。
そんなアックスに近づいて、カイヤがなにやら物騒なことを含みながら冷静に状況を分析しているが──いや、そうではなくてッ!
「あの! 一体それは……」
唖然とするルクレツィアに、スフェーンは得意げに、ニヤリと笑った。
「ワシの新作の樹脂銃じゃ。怪我を理由に、いつまでも動かんのいかんと思うて、手先と足のリハビリ、両方を兼ねて作ってみたんじゃが……」
カイヤにはちぃと、不評でのぉ……と、眉間にシワを寄せるスフェーンに、「当たり前よ!」と、妹は頬を膨らませた。
「洗練されたデザインと機能美で売ってたスフェーン兄ぃのモデルなのに、何よ! その、唐突に降って湧いたような、よーわからんデザインはッ!」
「店に別に並べて売るつもりはないけぇ、ええじゃろーが」
確かに、ルクレツィアが愛用している、ヘリオドールの短銃と比べて、デザイン面で手を抜いた感は否めず、装飾も何もない、しいて言うなら只の白い筒。
そんな事よりも、何故、その物騒なモノを、実の弟に向かってぶっ放すのか──。
「いやぁ、アレが、兄貴の通常運行じゃぁ……たぶんモリオンねーちゃんあたりから、ワシらのこときいとって、いつも以上に遠慮がないんじゃろうけど……」
ルクレツィアの表情を察したか、ぶち痛ってぇ……と脇腹を押さえながら、涙目のアックスがつぶやいた。
アックスを支えながら、気持ち尻込みしているカイも、モルガの記憶からか、コクコクコクコクと、壊れた人形のようにうなずく。
そんな三人の背後でジンカイトは、メタリアでの混乱の際に、ヘルメガータやアレスフィードを経由せず、直にデウスヘーラーと接触、連絡を取っており、その際、自身のアレコレや息子の事を含めたメタリアの状況、ルクレツィアからの伝言──ナドナドの報告の信憑性を持たせる為に、スフェーンの恥ずかしい秘密をチェーザレに暴露……げふん、伝えていたことを、さすがにマズイと思ったらしく、スフェーンとカイヤに気づかれないうちにそっと消えようとし──ムニンに見つかって失敗。
ギリギリと何者かを締め上げているムニンの姿に気付いたスフェーンとカイヤが、二人に駆け寄った。
「オブシディアン公。ご無事でしたか!」
混乱の中、処刑されたと聞いとりましたが……と、安堵の表情を浮かべる二人に、ムニンは言葉を詰まらせる。
『あ、いえ……それが……』
とたん、ムニンの足元から、ぶわりと噴き出す闇の霧。
『その……無事、ではないんですよね……』
一瞬、硬直したスフェーンとカイヤだったが、次の瞬間、思わず、すごい勢いで部屋の入り口まで後ずさった。
その様子を見たアックスが思わず噴き出して笑い、再度スフェーンに樹脂銃を撃ち込まれたことは言うまでもない。
◆◇◆
謁見の間の椅子の肘掛にもたれかかるよう、ユーディンは突っ伏した。
謁見を申し出てきた全ての者たちとは対面を終え、「一人になりたい」と、ギードにも席を外すように指示し、この部屋には誰もいない。
ただ、予感があった。
否、願望と言うべきかもしれない。
そう、あと、もう一人……。
「……陛下」
「来たか」
強張らせ、震える声に、ユーディンは体を起こす。
うすぼんやりと照らされた室内に浮かぶ、淡い茶色の、癖の強い髪──。
「お聞きしたいことが、ございます」
「申せ」
震えながら、主君に銃口を向ける緑の元素騎士に、ユーディンは驚くこと無く、ジッと相手を見据え、淡々と答える。
「貴方は……知っていたのですか! 彼女の目を! 彼女の事をッ!」
──本音を言うなら大変不本意かつ、ものすごく気に入らないが、今モリオンの隣にいるべき人間は、貴様以外相応しくないから、そう言っているんだッ!
ユーディンはそう言って、デカルトをモリオンの元に行かせた。
それはつまり、デカルトと対面する前に、この皇帝は、モリオンに会っていた……。
「あぁ、知っていた。彼女がああなった原因は、余である」
「……ッ!」
激昂するデカルトに、ユーディンは何事も無かったかのように、相も変わらず淡々と肯定をした。
銃をかまえるデカルトの両手に、無駄な力が入り、ぶるぶると震え、照準が定まらない。
「………………」
ふう、と、ユーディンは無言で、深くため息を吐いた。
おもむろに立ち上がると、フラフラとデカルトに近づく。
「他者に、我が運命を任せるなど……まさか余が、そう思えるようになる日が、来ようとは……」
そう言うと、ユーディンは震えるデカルトの手に、自らのごつごつとした手を重ね、銃口を自らの左胸に当てた。
「余の心臓は、此処にある」
そのまま、その手を上にずらし、そして、眉間に当てる。
「そして、頭を打ち抜かれれば、死ぬだろう」
「な……」
何を……言っている……。金茶の瞳を見開いて、デカルトは言葉を失う。
「昔、もう一人の余が、チェーザレを酷く怒らせたことがあってな……」
ふっと、ユーディンの表情が、穏やかに緩んだ。
「軽はずみに、「僕を殺して、フェリンランシャオを乗っ取り、トレドットを再興すればい」などと冗談めかして──だが、言われたチェーザレの逆鱗に触れて、「言葉通り性根を叩きなおす」とばかりに、鼻血が出て余と入れ替わるまで、チェーザレはもう一人の余を、ボコボコに殴ってくれたものだ」
突然の昔話に、ポカンとした顔で、デカルトは銃を落した。
「余が死ねばいいというその考えも、今思えば有りだったかもしれぬ。だが、頼みの綱の後継者候補は無能、大切な者は死に、余は守るべき者を傷つけた。それなのに……今の余は、自ら死を選ぶことができぬ」
たぶんきっと、自らの中の破壊神が止めるか、もしくは、死の直前の己を完全に乗っ取り、肉体の限界まで、ユーディンとして振る舞いながら、世界に破滅と混乱をもたらすか──。
だから。
「余の命、貴様に託そう。もし、貴様の逆鱗に、再度触れることがあれば、その時は躊躇いなく、余を即死させよ」
メタリアでの、デカルトの行動。
仁の真心にて他者の心を掴む者。
デカルトの判断に、きっと、間違いは無い。
「これは、勅命である」
パァンッ! と、突然音をたてて、スフェーンの手に持つ奇妙な形の杖が火を噴いた。
すごい勢いで何かが飛び出し、背中を向けてその場を逃げ出そうとしたアックスの脇腹にめり込む。
「っでぇぇぇッ! 折れたッ! 絶対肋骨折れた何コレッ!」
「ふーむ、出血は無し。殺傷能力は確かに抑えられてるみたいねぇ……。私個人としては、ちょーっと邪道な気がするんだけど、護身用とか、拷問用としては、アリかしら?」
本当に骨が折れたかどうかは不明だが、叫びながら涙目でゴロゴロと床を転がるアックスに、わなわなと腰が抜けたまま、震えだすカイ。
そんなアックスに近づいて、カイヤがなにやら物騒なことを含みながら冷静に状況を分析しているが──いや、そうではなくてッ!
「あの! 一体それは……」
唖然とするルクレツィアに、スフェーンは得意げに、ニヤリと笑った。
「ワシの新作の樹脂銃じゃ。怪我を理由に、いつまでも動かんのいかんと思うて、手先と足のリハビリ、両方を兼ねて作ってみたんじゃが……」
カイヤにはちぃと、不評でのぉ……と、眉間にシワを寄せるスフェーンに、「当たり前よ!」と、妹は頬を膨らませた。
「洗練されたデザインと機能美で売ってたスフェーン兄ぃのモデルなのに、何よ! その、唐突に降って湧いたような、よーわからんデザインはッ!」
「店に別に並べて売るつもりはないけぇ、ええじゃろーが」
確かに、ルクレツィアが愛用している、ヘリオドールの短銃と比べて、デザイン面で手を抜いた感は否めず、装飾も何もない、しいて言うなら只の白い筒。
そんな事よりも、何故、その物騒なモノを、実の弟に向かってぶっ放すのか──。
「いやぁ、アレが、兄貴の通常運行じゃぁ……たぶんモリオンねーちゃんあたりから、ワシらのこときいとって、いつも以上に遠慮がないんじゃろうけど……」
ルクレツィアの表情を察したか、ぶち痛ってぇ……と脇腹を押さえながら、涙目のアックスがつぶやいた。
アックスを支えながら、気持ち尻込みしているカイも、モルガの記憶からか、コクコクコクコクと、壊れた人形のようにうなずく。
そんな三人の背後でジンカイトは、メタリアでの混乱の際に、ヘルメガータやアレスフィードを経由せず、直にデウスヘーラーと接触、連絡を取っており、その際、自身のアレコレや息子の事を含めたメタリアの状況、ルクレツィアからの伝言──ナドナドの報告の信憑性を持たせる為に、スフェーンの恥ずかしい秘密をチェーザレに暴露……げふん、伝えていたことを、さすがにマズイと思ったらしく、スフェーンとカイヤに気づかれないうちにそっと消えようとし──ムニンに見つかって失敗。
ギリギリと何者かを締め上げているムニンの姿に気付いたスフェーンとカイヤが、二人に駆け寄った。
「オブシディアン公。ご無事でしたか!」
混乱の中、処刑されたと聞いとりましたが……と、安堵の表情を浮かべる二人に、ムニンは言葉を詰まらせる。
『あ、いえ……それが……』
とたん、ムニンの足元から、ぶわりと噴き出す闇の霧。
『その……無事、ではないんですよね……』
一瞬、硬直したスフェーンとカイヤだったが、次の瞬間、思わず、すごい勢いで部屋の入り口まで後ずさった。
その様子を見たアックスが思わず噴き出して笑い、再度スフェーンに樹脂銃を撃ち込まれたことは言うまでもない。
◆◇◆
謁見の間の椅子の肘掛にもたれかかるよう、ユーディンは突っ伏した。
謁見を申し出てきた全ての者たちとは対面を終え、「一人になりたい」と、ギードにも席を外すように指示し、この部屋には誰もいない。
ただ、予感があった。
否、願望と言うべきかもしれない。
そう、あと、もう一人……。
「……陛下」
「来たか」
強張らせ、震える声に、ユーディンは体を起こす。
うすぼんやりと照らされた室内に浮かぶ、淡い茶色の、癖の強い髪──。
「お聞きしたいことが、ございます」
「申せ」
震えながら、主君に銃口を向ける緑の元素騎士に、ユーディンは驚くこと無く、ジッと相手を見据え、淡々と答える。
「貴方は……知っていたのですか! 彼女の目を! 彼女の事をッ!」
──本音を言うなら大変不本意かつ、ものすごく気に入らないが、今モリオンの隣にいるべき人間は、貴様以外相応しくないから、そう言っているんだッ!
ユーディンはそう言って、デカルトをモリオンの元に行かせた。
それはつまり、デカルトと対面する前に、この皇帝は、モリオンに会っていた……。
「あぁ、知っていた。彼女がああなった原因は、余である」
「……ッ!」
激昂するデカルトに、ユーディンは何事も無かったかのように、相も変わらず淡々と肯定をした。
銃をかまえるデカルトの両手に、無駄な力が入り、ぶるぶると震え、照準が定まらない。
「………………」
ふう、と、ユーディンは無言で、深くため息を吐いた。
おもむろに立ち上がると、フラフラとデカルトに近づく。
「他者に、我が運命を任せるなど……まさか余が、そう思えるようになる日が、来ようとは……」
そう言うと、ユーディンは震えるデカルトの手に、自らのごつごつとした手を重ね、銃口を自らの左胸に当てた。
「余の心臓は、此処にある」
そのまま、その手を上にずらし、そして、眉間に当てる。
「そして、頭を打ち抜かれれば、死ぬだろう」
「な……」
何を……言っている……。金茶の瞳を見開いて、デカルトは言葉を失う。
「昔、もう一人の余が、チェーザレを酷く怒らせたことがあってな……」
ふっと、ユーディンの表情が、穏やかに緩んだ。
「軽はずみに、「僕を殺して、フェリンランシャオを乗っ取り、トレドットを再興すればい」などと冗談めかして──だが、言われたチェーザレの逆鱗に触れて、「言葉通り性根を叩きなおす」とばかりに、鼻血が出て余と入れ替わるまで、チェーザレはもう一人の余を、ボコボコに殴ってくれたものだ」
突然の昔話に、ポカンとした顔で、デカルトは銃を落した。
「余が死ねばいいというその考えも、今思えば有りだったかもしれぬ。だが、頼みの綱の後継者候補は無能、大切な者は死に、余は守るべき者を傷つけた。それなのに……今の余は、自ら死を選ぶことができぬ」
たぶんきっと、自らの中の破壊神が止めるか、もしくは、死の直前の己を完全に乗っ取り、肉体の限界まで、ユーディンとして振る舞いながら、世界に破滅と混乱をもたらすか──。
だから。
「余の命、貴様に託そう。もし、貴様の逆鱗に、再度触れることがあれば、その時は躊躇いなく、余を即死させよ」
メタリアでの、デカルトの行動。
仁の真心にて他者の心を掴む者。
デカルトの判断に、きっと、間違いは無い。
「これは、勅命である」
0
お気に入りに追加
73
あなたにおすすめの小説
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
【完結】記憶を失くした貴方には、わたし達家族は要らないようです
たろ
恋愛
騎士であった夫が突然川に落ちて死んだと聞かされたラフェ。
お腹には赤ちゃんがいることが分かったばかりなのに。
これからどうやって暮らしていけばいいのか……
子供と二人で何とか頑張って暮らし始めたのに……
そして………
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
好きでした、さようなら
豆狸
恋愛
「……すまない」
初夜の床で、彼は言いました。
「君ではない。私が欲しかった辺境伯令嬢のアンリエット殿は君ではなかったんだ」
悲しげに俯く姿を見て、私の心は二度目の死を迎えたのです。
なろう様でも公開中です。
旦那様に離縁をつきつけたら
cyaru
恋愛
駆け落ち同然で結婚したシャロンとシリウス。
仲の良い夫婦でずっと一緒だと思っていた。
突然現れた子連れの女性、そして腕を組んで歩く2人。
我慢の限界を迎えたシャロンは神殿に離縁の申し込みをした。
※色々と異世界の他に現実に近いモノや妄想の世界をぶっこんでいます。
※設定はかなり他の方の作品とは異なる部分があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる