鷹の爪戦士・ハヤト

鷹の爪戦士と四葉のクローバー

　俺は今休憩している。
　後輩三人も休憩している。

　ちなみにあの日俺の秘部はどうなったかって？
　そんなん痛みに耐えれなくて宮刑したに決まっている。冗談だ。

　さて、後輩の一人の少女、津田美生つだみうは休憩中にも関わらず四葉のクローバーを探しているようだ。
　……ってこのバカ二人も探してやがる。

　まぁ、ここは気持ち悪いくらい四葉のクローバーがあるからなぁ。

　「見つけましたよ先輩、四葉のクローバー」

　「見つけたってここはむしろ三葉のクローバーを見つける方が難しいだろ」

　「そうだよ美生、ハヤトさんが欲しいのはこれ、六葉のクローバーだよ」

　「なんか逆に不吉な気がする」

　もう一人の後輩は三葉のクローバー探しを本気でしている。なんだその手に持ってる一葉クローバーは。
　にしてもここのクローバーの葉はかなりでかいな。

　「よし、そろそろいくか」

　「え、もう少し休憩しましょうよ」

　「いや、いくぞ」

　「じゃあ、先輩がここで三葉のクローバーが見つかったらいきましょう」

　俺はそこら辺の四葉を取って、一つ葉をちぎり

　「ほら三葉、これでいいだろ」

　俺たちは出発した。