5 / 9
第1章
番外編 ベッドの上の花嫁〜グルーム編〜
しおりを挟む
僕の名前は、グルーム。
小学5年生だ。
僕には、従姉がいる。
長い青髪で、巨乳で、無名だけど、赤いビキニを着ることが多いグラビアアイドルをやっていて、僕はそのことを学校のクラスメイトには内緒にしていたけれど、ファンだった。
従妹は、10代とは思わないくらい精神的に落ち着いていた、僕の初恋の人だった。
そんな僕の将来の夢は、従姉であるブライドと結婚することだった。
ブライドは、いつも僕のことを気にかけてくれていた。
「グルーム君、どうしたの?
そんなに落ち込んで」
「落ち込んでないってば」
「わかりやすい嘘をつくのね。
顔に、落ち込んでますって書いてあるわよ」
「もうっ、どうしてブライドは、こんなことわかるの?」
従姉ではあるものの、僕にとっては本当のお姉さんだった。
「子供の嘘なんて、簡単にわかるのよ」
「僕、もう10歳だよ?
もうすぐで、11になるし」
「それをまだ、子供と言うんじゃいかしら?」
「ブライドの馬鹿。
知らないっ」
何に悔しいかわからなかったけれど、僕はとにかく悔しかった。
「グルーム君は、まだ子供ね」
ブライドは、なぜか微笑んでいた。
「子供じゃないって、何回言えばわかるんだ!」
だけど、精神的にもブライドには追いつけなかった。
家に帰れば、両親はいつも喧嘩をしていて、離婚話もでているくらいだった。
どうして、喧嘩ばかりなんだろう?
内容は最初のうちは真剣に聞いてしまっていたけれど、今は自分が辛くなるだけなので、なるべく聞かないようにした。
ブライドとは家が隣同士ということもあって、よく遊びにきていた。
ブライドの部屋はなぜか、白い部屋で、あるのは白いベッドしかなかった。
「ブライド、どうして何もないの?」
「簡単な話よ。
あたしの趣味だからね」
「こんなものが趣味とか、ほんと変わってるよね」
「あら?
グルーム君も、変わっているわよ」
「どこが?」
「さあ、どこがなんでしょうか。
あたしは、適格には言わないわ。
だって、グルーム君を愛しているから」
「ふざけんな!
からかうのも、いい加減にしろ!」
俺はつい、感情的になってしまったけれど、それでもブライドは微笑んでいた。
「あたし、穏やかで一途にあたしだけを見てくれる人が好みだわあ。
そんな人いないかしら?
グルーム君がそうなってくれたらいいのに」
「なるわけない。
ブライドは夢見がちだよなあ」
「夢じゃないわ。
いつ、監禁されてもいいようにあたしはベッドの下に監視カメラと盗聴器を持っているし」
「ここまでくると・・・異常・・・。
僕、正直に言うと引いたよ」
まさか、こんな趣味があるなんて・・・。
ブライドのことは、僕には理解できない。
「あたしのこと、理解できるようになる日が来るわ。
あたしの従弟だもの。
あたしは、グルーム君が好きよ」
「からかうな!」
「からかってない。
あたしは、いつでも本気よ。
あたしは、グルーム君の僕から俺に変わらないところも、あたしよりまだ幼いところも、大好きよ。
大好き、愛してる。
この先、ずっと、ずっとね」
俺は一瞬、ブライドにドキッとしたけれど、すぐに振り払った。
「ふんだ!
どうせ、そんなこと言いながら、数年後には、僕もブライドも、それぞれ別の人と結ばれちゃうんだ!」
「そんなこと、させないわ」
いつも穏やかに微笑んでいるブライドが、冷淡にゆっくりと呟いた。
「ブライド?」
「あたしは、恋愛サイコパスよ。
従弟ラブなの。
あたしは、グルーム君以外の人となんて、考えられない。
あたしは、いつでも、どこにいようと、たった一人だけの男を愛するわよ。
あたしだけの花婿様」
僕は、顔が赤くなっていくのが自分でもわかった。
「言ってろ!
僕は、絶対に相手にしないかんな!」
「かわいい。
だけど、もっと素直になってくれたらよかったのに。
あたしに愛の言葉を囁くようになったらなあ」
「ふんだ!」
幸せだ。
素直になれなくても、僕にはブライドがいてくれたらいい。
好きって、言えたらどんなにいいか。
だけど、それはまだ早いような気がしたんだ。
ある時、僕の両親の離婚が決まった。
「これから離婚することになったわ」
「へ?」
「どっちについて行くか、決めるんだ」
「どっちも、やだ!
僕は、ブランドがいい!」
「わがまま言わないの。
離婚はすでに決まっていて、ブルームには二択択一しか残されてないの」
「こんなこと言うのも、おかしいと思うけど、ブライドと離れたくないんだ。
幼い頃から、ずっと近くにいるからかもしれない。
僕は、従姉であるブライドが好きなんだ!
今すぐは無理かもしれないけど、結婚したい。
させて、ほしい。
反対するなら、すればいい。
僕は押し切る積もり書きだから」
両親はお互いに顔を見合わせて、答えた。
「ブライドのことは、これから、何があっても、どんなことがあっても守るのよ」
「離婚を誓った夫婦が言うことじゃないかもしれないが、妻となる女を最後まで守り抜くのが男だ。
その誠意があるか?」
「ある!
ないなら、最初から言わない!」
「ブライドのところに行ってこい。
守りたいものを、見つけられてよかったな。
父親として、光栄に思うぞ」
「はい!」
僕は、ブライドのいるところに向かった。
ブライド・・・。
ブライド・・・。
僕は、心の中でそう呟いた。
今更かもしれないけど、今の僕にはふさわしくないかもしれないけど、両思いなら、告白しないと後で後悔するような気がした。
「ブライド・・・」
僕は両親とではなく、ブライドと一緒に暮らしたい。
扉を開けた瞬間、目を疑う光景があった。
ブライドが血だらけで倒れていた。
「ブライド!」
僕は、すぐに駆け付けた。
「ブライド!
ブライド!」
どうしよう・・・!?
どうしよう・・・!?
「グルーム君・・・」
「ブライド!
誰にやられたんだ?
今すぐ、復讐するから・・・」
「いいのよ」
「ブライド?」
「あたしは、これで終わりだから」
「やだ!
まだ、なんとかなる!
救急車も呼ぶから!
僕、いい子でいるから!
ブライドが本気で好きだから!
好きだから、死なないで?」
「こんな形で終わるのは、どうしてもいや?」
「いやだ。
いやに決まっている。
だけど、こんな結果を変えられるのか?」
「変えられるわ。
グルーム君が、そのことを信じていればね。
何だって、できるのよ」
ブライドは、何がしたいのか僕にはわからない。
わからないけど、
「どんなブライドでも、愛してるさ」
あまり、深く考えてなかった。
ただ、今の状況を変えることしか、目先のことしか、頭になかった。
「ありがとう。
グルーム君。
愛してる。
大好き。
あたしと、恋人になってね。
あたしのことを、いつまでも好きでいてね。
好きよ。
好き。
最後まで一緒にいてあげられなくて、ごめんなさい」
小学5年生だ。
僕には、従姉がいる。
長い青髪で、巨乳で、無名だけど、赤いビキニを着ることが多いグラビアアイドルをやっていて、僕はそのことを学校のクラスメイトには内緒にしていたけれど、ファンだった。
従妹は、10代とは思わないくらい精神的に落ち着いていた、僕の初恋の人だった。
そんな僕の将来の夢は、従姉であるブライドと結婚することだった。
ブライドは、いつも僕のことを気にかけてくれていた。
「グルーム君、どうしたの?
そんなに落ち込んで」
「落ち込んでないってば」
「わかりやすい嘘をつくのね。
顔に、落ち込んでますって書いてあるわよ」
「もうっ、どうしてブライドは、こんなことわかるの?」
従姉ではあるものの、僕にとっては本当のお姉さんだった。
「子供の嘘なんて、簡単にわかるのよ」
「僕、もう10歳だよ?
もうすぐで、11になるし」
「それをまだ、子供と言うんじゃいかしら?」
「ブライドの馬鹿。
知らないっ」
何に悔しいかわからなかったけれど、僕はとにかく悔しかった。
「グルーム君は、まだ子供ね」
ブライドは、なぜか微笑んでいた。
「子供じゃないって、何回言えばわかるんだ!」
だけど、精神的にもブライドには追いつけなかった。
家に帰れば、両親はいつも喧嘩をしていて、離婚話もでているくらいだった。
どうして、喧嘩ばかりなんだろう?
内容は最初のうちは真剣に聞いてしまっていたけれど、今は自分が辛くなるだけなので、なるべく聞かないようにした。
ブライドとは家が隣同士ということもあって、よく遊びにきていた。
ブライドの部屋はなぜか、白い部屋で、あるのは白いベッドしかなかった。
「ブライド、どうして何もないの?」
「簡単な話よ。
あたしの趣味だからね」
「こんなものが趣味とか、ほんと変わってるよね」
「あら?
グルーム君も、変わっているわよ」
「どこが?」
「さあ、どこがなんでしょうか。
あたしは、適格には言わないわ。
だって、グルーム君を愛しているから」
「ふざけんな!
からかうのも、いい加減にしろ!」
俺はつい、感情的になってしまったけれど、それでもブライドは微笑んでいた。
「あたし、穏やかで一途にあたしだけを見てくれる人が好みだわあ。
そんな人いないかしら?
グルーム君がそうなってくれたらいいのに」
「なるわけない。
ブライドは夢見がちだよなあ」
「夢じゃないわ。
いつ、監禁されてもいいようにあたしはベッドの下に監視カメラと盗聴器を持っているし」
「ここまでくると・・・異常・・・。
僕、正直に言うと引いたよ」
まさか、こんな趣味があるなんて・・・。
ブライドのことは、僕には理解できない。
「あたしのこと、理解できるようになる日が来るわ。
あたしの従弟だもの。
あたしは、グルーム君が好きよ」
「からかうな!」
「からかってない。
あたしは、いつでも本気よ。
あたしは、グルーム君の僕から俺に変わらないところも、あたしよりまだ幼いところも、大好きよ。
大好き、愛してる。
この先、ずっと、ずっとね」
俺は一瞬、ブライドにドキッとしたけれど、すぐに振り払った。
「ふんだ!
どうせ、そんなこと言いながら、数年後には、僕もブライドも、それぞれ別の人と結ばれちゃうんだ!」
「そんなこと、させないわ」
いつも穏やかに微笑んでいるブライドが、冷淡にゆっくりと呟いた。
「ブライド?」
「あたしは、恋愛サイコパスよ。
従弟ラブなの。
あたしは、グルーム君以外の人となんて、考えられない。
あたしは、いつでも、どこにいようと、たった一人だけの男を愛するわよ。
あたしだけの花婿様」
僕は、顔が赤くなっていくのが自分でもわかった。
「言ってろ!
僕は、絶対に相手にしないかんな!」
「かわいい。
だけど、もっと素直になってくれたらよかったのに。
あたしに愛の言葉を囁くようになったらなあ」
「ふんだ!」
幸せだ。
素直になれなくても、僕にはブライドがいてくれたらいい。
好きって、言えたらどんなにいいか。
だけど、それはまだ早いような気がしたんだ。
ある時、僕の両親の離婚が決まった。
「これから離婚することになったわ」
「へ?」
「どっちについて行くか、決めるんだ」
「どっちも、やだ!
僕は、ブランドがいい!」
「わがまま言わないの。
離婚はすでに決まっていて、ブルームには二択択一しか残されてないの」
「こんなこと言うのも、おかしいと思うけど、ブライドと離れたくないんだ。
幼い頃から、ずっと近くにいるからかもしれない。
僕は、従姉であるブライドが好きなんだ!
今すぐは無理かもしれないけど、結婚したい。
させて、ほしい。
反対するなら、すればいい。
僕は押し切る積もり書きだから」
両親はお互いに顔を見合わせて、答えた。
「ブライドのことは、これから、何があっても、どんなことがあっても守るのよ」
「離婚を誓った夫婦が言うことじゃないかもしれないが、妻となる女を最後まで守り抜くのが男だ。
その誠意があるか?」
「ある!
ないなら、最初から言わない!」
「ブライドのところに行ってこい。
守りたいものを、見つけられてよかったな。
父親として、光栄に思うぞ」
「はい!」
僕は、ブライドのいるところに向かった。
ブライド・・・。
ブライド・・・。
僕は、心の中でそう呟いた。
今更かもしれないけど、今の僕にはふさわしくないかもしれないけど、両思いなら、告白しないと後で後悔するような気がした。
「ブライド・・・」
僕は両親とではなく、ブライドと一緒に暮らしたい。
扉を開けた瞬間、目を疑う光景があった。
ブライドが血だらけで倒れていた。
「ブライド!」
僕は、すぐに駆け付けた。
「ブライド!
ブライド!」
どうしよう・・・!?
どうしよう・・・!?
「グルーム君・・・」
「ブライド!
誰にやられたんだ?
今すぐ、復讐するから・・・」
「いいのよ」
「ブライド?」
「あたしは、これで終わりだから」
「やだ!
まだ、なんとかなる!
救急車も呼ぶから!
僕、いい子でいるから!
ブライドが本気で好きだから!
好きだから、死なないで?」
「こんな形で終わるのは、どうしてもいや?」
「いやだ。
いやに決まっている。
だけど、こんな結果を変えられるのか?」
「変えられるわ。
グルーム君が、そのことを信じていればね。
何だって、できるのよ」
ブライドは、何がしたいのか僕にはわからない。
わからないけど、
「どんなブライドでも、愛してるさ」
あまり、深く考えてなかった。
ただ、今の状況を変えることしか、目先のことしか、頭になかった。
「ありがとう。
グルーム君。
愛してる。
大好き。
あたしと、恋人になってね。
あたしのことを、いつまでも好きでいてね。
好きよ。
好き。
最後まで一緒にいてあげられなくて、ごめんなさい」
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
私、幽閉されちゃいました!!~幽閉された元男爵令嬢に明日はあるか?~
ヒンメル
恋愛
公爵領に実質幽閉されることになったリリア・デルヴィーニュ(旧姓リリア・バインズ男爵令嬢)。
私、ゲームのヒロインだったはずなのに何故こんな事になっているの!!おかしい!!おかしい!!おかしい!!
*****************
「国王陛下は婚約破棄された令嬢に愛をささやく(https://www.alphapolis.co.jp/novel/221439569/703283996)」のBL色強めの番外編「婚約破棄したら隊長(♂)に愛をささやかれました」
(https://www.alphapolis.co.jp/novel/221439569/974304595)にも登場していたリリアのその後の話です。BL的な話はなく、淡々とリリアの日常を書いていく予定なので、盛り上がり(鞭とか鎖とか牢獄とか?)を期待されている方には申し訳ないですが、(たぶん)盛り上がりません。
「婚約破棄したら隊長(♂)に愛をささやかれました」ががっつりBLになってしまったため、話が読みにくいとおっしゃる方がいらっしゃるかと思うので、最初に簡単ですが、登場人物の説明を入れました。
いきなりこの話を読んでも大体はわかりますが、わかりにくいところがあると思います。登場人物説明を読んでから、第一話を読んでいただければと思います。
※小説家になろう様でも公開中です。
鏡の女王は腹黒王子に愛される。
国樹田 樹
恋愛
昔々のお話です。
ある世界に、とても気の毒な女性が一人おりました。
けれどその女性は、その世界ではとても不幸な境遇にありました。
決められた人生を何度も歩み、何度も辛い時間を繰り返していたのです。
何千、何億もの時を過ごし、心の痛みを受け続ける気の毒な彼女。
けれどある日『誰か』は言いました。
「彼女を救いたい。彼女を解き放ち、そして僕の手で幸せにしたい」
この世界の片隅で口にされた切なる願い。
『彼』と『彼女』の行く末は―――
彼の瞳に映らないように
奏 -sou-
恋愛
ロイド皇太子との出会いは
令嬢たちにいじめられてる真っ最中でした
そのあとよく校内でばったりと会うことが多くなりロイド皇太子の婚約者であるイザベルに目をつけられるようになってしまう。
だけどこの思いは止められない。
さあ、イザベルに隠れてロイド皇太子と愛を育んで婚約者の座を奪おう!!
ミニゲームをクリアしてロイド皇太子の好感度を上げよう!クリアすると他のキャラを攻略できる!!
PG12対象(小学生以下のお子様が視聴する際、保護者の助言・指導が必要です)
ーーーーーーーー
そんなゲームを姪がやってる姿を傍観者として見ていた記憶がある私の現在名はイザベル・シュワット
某人気オトメゲームの悪役令嬢の名前と一緒だと気づいたのは主役であるマリアージュとロイド皇太子が周りにはバレて無いだろうと思ってるようだけどバレバレの恋してます感を出してきだした辺りから。
このゲーム初めから複数人選べれるんじゃなくてまずは皇太子をクリアしないと周りのイケメンたちを選べないゲームらしくて、どう考えても自分の運命は良くて家族の縁を切られ追放、悪くて打首だったはず。
残念だけどロイド皇太子に何の感情もない私はこのチャンスを利用させていただきます。
ということで、打首は避けたいけれど追放コース目指して悪役令嬢に適度に徹します。
どうぞ、マリアージュ男爵令嬢と幸せに。
って、あれ?どういうことかしら。
私の第三のステキな人生の幕開けをしたはずなのだけど、、
▷▶︎▷
⚠️その後(本編)での注意
※過去編で多少の性的描写の表現があります
※過去編以降に話が進むにつれて18歳以下禁止内容が多くなります。
のんびり更新/転生/選択肢END有り
【完結】アラサー喪女が転生したら悪役令嬢だった件。断罪からはじまる悪役令嬢は、回避不能なヤンデレ様に溺愛を確約されても困ります!
美杉。節約令嬢、書籍化進行中
恋愛
『ルド様……あなたが愛した人は私ですか? それともこの体のアーシエなのですか?』
そんな風に簡単に聞くことが出来たら、どれだけ良かっただろう。
目が覚めた瞬間、私は今置かれた現状に絶望した。
なにせ牢屋に繋がれた金髪縦ロールの令嬢になっていたのだから。
元々は社畜で喪女。挙句にオタクで、恋をすることもないままの死亡エンドだったようで、この世界に転生をしてきてしあったらしい。
ただまったく転生前のこの令嬢の記憶がなく、ただ状況から断罪シーンと私は推測した。
いきなり生き返って死亡エンドはないでしょう。さすがにこれは神様恨みますとばかりに、私はその場で断罪を行おうとする王太子ルドと対峙する。
なんとしても回避したい。そう思い行動をした私は、なぜか回避するどころか王太子であるルドとのヤンデレルートに突入してしまう。
このままヤンデレルートでの死亡エンドなんて絶対に嫌だ。なんとしても、ヤンデレルートを溺愛ルートへ移行させようと模索する。
悪役令嬢は誰なのか。私は誰なのか。
ルドの溺愛が加速するごとに、彼の愛する人が本当は誰なのかと、だんだん苦しくなっていく――
ヤンデレ旦那さまに溺愛されてるけど思い出せない
斧名田マニマニ
恋愛
待って待って、どういうこと。
襲い掛かってきた超絶美形が、これから僕たち新婚初夜だよとかいうけれど、全く覚えてない……!
この人本当に旦那さま?
って疑ってたら、なんか病みはじめちゃった……!
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
最愛の婚約者に婚約破棄されたある侯爵令嬢はその想いを大切にするために自主的に修道院へ入ります。
ひよこ麺
恋愛
ある国で、あるひとりの侯爵令嬢ヨハンナが婚約破棄された。
ヨハンナは他の誰よりも婚約者のパーシヴァルを愛していた。だから彼女はその想いを抱えたまま修道院へ入ってしまうが、元婚約者を誑かした女は悲惨な末路を辿り、元婚約者も……
※この作品には残酷な表現とホラーっぽい遠回しなヤンデレが多分に含まれます。苦手な方はご注意ください。
また、一応転生者も出ます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる