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読み切り 第1章 恐怖の体験
第8話 謎の三毛猫と青年
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こうして、私は大学を卒業して、社会人となった。
勤めたところはブラック企業で、残業代なしのサービス残業とか、手当金も発生しない休日出勤は当たり前だった。
深夜の仕事帰りに一人で歩いていた。
そこで、車が私の前で止まった。
「さて、約束とやらを果たす時が来たかにゃ」
「ああ、そうだな」
車から降りてきたかと思えば、目の前に一人の男と一匹の黒が多くて、茶色と白があまりない三毛猫が現れた。
「誰?」
「誰とはないだろう。初恋で、初彼の航だよ。
中学に一人、高校に一人、大学に一人好きな人がいたけれど、一番は初めての方かなって。
俺は人間とのクウォータだから、不思議な力があるんだ。
人間での名前はこんな名前だけど、呪いの坊ちゃまと呼ばれているけど、本名はサタンかな」
「わたちは、ルシファーだにゃ」
「航、なの?」
「そう。俺の母が人間とのハーフでね、俺は君しかいないと直感で感じたんだ」
「約束は約束だにゃ」
こうして、私は航ことサタンに車に無理やり乗せられた。
三毛猫のルシファーも、ジャンプして一緒に乗ってきた。
ルシファーは、シートベルトはしていないものの、後ろの座席に座っていた。
私は、助手席に座らされた。
サタンは、運転席にいる。
抵抗すれば逃げられるはず。
だけど、男の人の力に勝てなかった。
こうして、私はあっという間に縄で手を後ろはなされてから、縛られ、足は恥ずかしいことにあぐらをかいた状態で固定され、ボールの猿轡をされた。
よだれは、たれてくる。
その上、シートベルトはされた。
「見事な芸術だにゃ」
「我ながら、そう思う」
地獄の始まりは、ここからだった。
車は動いて、サタンが運転するけれど、何故かシートベルトをしていなかった。
おかしい。
普通は運転席にいる人こそ、シートベルトをしなくてはならないのに。
シートベルトをしているのは、私だけだった。
家の前につけば、シートベルトを外され、サタンが車から降りて、私を持ち上げた。
ルシファーは気がついたら、車から降りていて、サタンの後ろについてきた。
部屋に連れて行かれた。
全部、紫の部屋で、正直気持ち悪かった。
紫のカーテン、紫の壁の色。
「さて、これから紫の縛られ嬢になってもらおう」
3つのダンボールが目の前にあった。
右から順に「紫」と書いたダンボールと、「赤」と書いたダンボールと、「黒」と書いたダンボールがあった。
私は、猿轡を外され、手足の縄を解いてもらった。
「中学時代の恋には、紫。
高校時代の恋には、赤。
大学時代の恋には、黒。
君は、紫かな」
サタンは、「紫」と書いたダンボールを開けた。
勤めたところはブラック企業で、残業代なしのサービス残業とか、手当金も発生しない休日出勤は当たり前だった。
深夜の仕事帰りに一人で歩いていた。
そこで、車が私の前で止まった。
「さて、約束とやらを果たす時が来たかにゃ」
「ああ、そうだな」
車から降りてきたかと思えば、目の前に一人の男と一匹の黒が多くて、茶色と白があまりない三毛猫が現れた。
「誰?」
「誰とはないだろう。初恋で、初彼の航だよ。
中学に一人、高校に一人、大学に一人好きな人がいたけれど、一番は初めての方かなって。
俺は人間とのクウォータだから、不思議な力があるんだ。
人間での名前はこんな名前だけど、呪いの坊ちゃまと呼ばれているけど、本名はサタンかな」
「わたちは、ルシファーだにゃ」
「航、なの?」
「そう。俺の母が人間とのハーフでね、俺は君しかいないと直感で感じたんだ」
「約束は約束だにゃ」
こうして、私は航ことサタンに車に無理やり乗せられた。
三毛猫のルシファーも、ジャンプして一緒に乗ってきた。
ルシファーは、シートベルトはしていないものの、後ろの座席に座っていた。
私は、助手席に座らされた。
サタンは、運転席にいる。
抵抗すれば逃げられるはず。
だけど、男の人の力に勝てなかった。
こうして、私はあっという間に縄で手を後ろはなされてから、縛られ、足は恥ずかしいことにあぐらをかいた状態で固定され、ボールの猿轡をされた。
よだれは、たれてくる。
その上、シートベルトはされた。
「見事な芸術だにゃ」
「我ながら、そう思う」
地獄の始まりは、ここからだった。
車は動いて、サタンが運転するけれど、何故かシートベルトをしていなかった。
おかしい。
普通は運転席にいる人こそ、シートベルトをしなくてはならないのに。
シートベルトをしているのは、私だけだった。
家の前につけば、シートベルトを外され、サタンが車から降りて、私を持ち上げた。
ルシファーは気がついたら、車から降りていて、サタンの後ろについてきた。
部屋に連れて行かれた。
全部、紫の部屋で、正直気持ち悪かった。
紫のカーテン、紫の壁の色。
「さて、これから紫の縛られ嬢になってもらおう」
3つのダンボールが目の前にあった。
右から順に「紫」と書いたダンボールと、「赤」と書いたダンボールと、「黒」と書いたダンボールがあった。
私は、猿轡を外され、手足の縄を解いてもらった。
「中学時代の恋には、紫。
高校時代の恋には、赤。
大学時代の恋には、黒。
君は、紫かな」
サタンは、「紫」と書いたダンボールを開けた。
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