13 / 92
一章 出会い
11 初めて過ごす朝
しおりを挟む
朝七時。シナモンの香りが脳を覚醒させる。
アレックスは、カプチーノを味わいながら、今か今かとその時を待っていた。
そろそろ目覚めるはずだ。チャンの報告によるとそろそろ彼女の起床時間。彼女の生育環境はいいとは言えないが、起床時間はノーマルらしい。
昨晩、秘書のフィッシャーをリーダーにホテルのスタッフや運搬ロボットが入り、ひみこのベッドルームで作業を進めた。
彼らは慎重に静かに作業を行ったが、ひみこが目覚める心配はなかった。バスルームで睡眠効果のあるソープをたっぷりこすり付け、ベッドルームでミストを浴びたのだから。
アレックスは、自分の思い付きに胸を躍らせた。
日本語族の少女に相応しく、無機質なホテルのベッドルームをジャパネスクなインテリアで飾り付けるのだ。
ひみこは目覚めと同時に驚くだろう。部屋の壁面には絶えず「日本らしい風景」が映し出されている。雪に覆われた富士山・千鳥ヶ淵の桜……今では見られない光景だと、フィッシャーは言っている。
アレックスは、桂林や万里の長城も映したらどうか? と提案したが、それは中国だと言われ、諦めた。
調度品は、美濃焼のコップに皿。西陣の着物。フィッシャーは、ひみこは着物を一人では着られないだろうと言うが、日本のモチーフである鶴と富士山を日の丸を刺繍した着物は、見ているだけでファンタスティックだ。
前世紀の文化のまま生きているひみこは、シルクでないことに落胆するかもしれないが、アレックスとしては動物性繊維の服を認めるわけにはいかない……でも、彼女はきっと目覚めると同時に、感謝のハグとキスをプレゼントするだろう……
ドアが勢いよく開かれ、顔を真っ赤にした少女が現れた。
「あたしのタマをどこに隠したんだ!!」
アレックスの期待は、あっさり裏切られた。
ひみこは、アレックスの用意した豪奢な着物ではなく、ホテルのパジャマのままだった。細い目を吊り上げ頬を赤く染め喚き、左の掌をアレックスの眼前に突き出している。
「こんな変なペラペラの気持ち悪い紙、すぐ取って!」
アレックスは、昨晩、フィッシャーを通して『情報科学博物館』のスタッフ、およびダヤル本社の研究所に指示し、鈴木家のサーバーにある日本語通訳機能を、彼の脳チップに転送させた。
彼女の言葉は、自動的に共通語に通訳され、電気信号となり言語中枢に伝播する。おかげで、まどろっこしいやり取りが、スムーズになった。
だから、ひみこが怒っていることはわかる。
「落ち着くんだ。これがないと僕の言うことがわからくなるよ」
男は少女が突き出した手を取り、掌のスキンデバイスをさすった。
「……やだ……耳の中で、アレックスが日本語しゃべってる……気持ち悪い……」
少女は両耳を抑え、その場でしゃがみ込んだ。
合わせてアレックスも座り込み、ひみこの耳たぶにそっと指をそえた。
「僕のことばを、この掌のデバイスが通訳し、君の耳につけたスピーカーが音声に変換するんだ……昨日のあの猫よりずっと自然な声、そう……僕の声に近いはずだよ」
昨晩は本当に大変だった。ひみこが使える通訳システムを一晩で作ったのだから。情報科学博物館とダヤル社研究所の連携によって成しえた。掌に張り付けたスキンデバイスが聞き取った音声を通訳し、外耳に着けたマイクロスピーカーに転送する。
多くの人は、脳チップで直接通訳をさせるが、日本語のようなマイナー言語の場合や脳チップを装着できない場合に使われる。
「じゃあ、この声は……あたしの耳に何か着けた? やだ! 何で変なことするの!?」
「ひみこ、大丈夫だ、すぐ慣れる。とりあえず、今、僕らが話すのに適切な方法だよ」
「いらない! タマ、ちゃんと話してたよ。タマを戻してよ!」
「……わかったよ」
アレックスは奥のクローゼットから、タマが眠っている時計、そして一辺が二十センチメートルほどの金属の黒いボックスを取り出した。
ひみこはお馴染みの黒いリストバンドを手に取る。
「タマ! 起きてタマ! ねえ、何でもいいから話して!」
しかし、三毛猫が表示されていた時計のモニターは黒いままだ。
ひみこはパッと顔を上げた。
「そうだ! 昨日言ったけど、家に戻ってテレビ運ぶんだ。あたし一人じゃできないし、どこに家があるかわからないから……ダメ?」
少女のすがるような眼差しに圧され、男はクローゼットから取り出した金属のボックスを見せた。
「『テレビ』ならもう持ってきた。このサーバーが君の『タマ』の本体だ」
ひみこはその無機質な箱の存在を知らなかった。
「これがタマ? でも、どうして起きないの?」
アレックスは悲しそうに眉を寄せた。
「百年前のプログラムだ。ハードウェアも五十年前からアップデートされていない……スリープ状態になったようだ」
「何で? まさかタマに何かした?」
「何もしていないよ。僕らは、日本語通訳ツールを作るためコピーしただけだ」
実は、何もしていない、と断言する自信はなかった。こちらの解析作業に対し、古いAIが反応しスリープした可能性があるのだ。
しかし、今やどうでもいいことだ。これから彼女には、低俗な化石AIより、遥かに優れた教育をしてあげるのだから。
「君の『タマ』はね、君だけのものではなかった。君たち日本語族のために百年間も働いてきたんだよ。そろそろ休ませてあげよう」
「な……なんだよ、それ……タマは死んじゃったの?」
ひみこの目から涙がポロポロと流れ落ちる。
黒髪のプリンスは、少女を抱きしめた。
「ひみこ、泣くことはない。君の大好きなタマは一つの役目を果たした。生物に寿命があるように、機械にもシステムにも寿命があるんだよ。百年も動いていたなんて、素晴らしい奇跡じゃないか」
アレックスの腕の中で、ひみこはもがき泣き叫ぶ。
「嘘だ嘘だ! あんたがタマに何かしたんだ! だって、こっちに来る前は、元気だったんだよ!」
確かに元気だった。おとといまで、姉と弟がイチャイチャするドラマを見せ、ピンぼけな突っ込みを入れていたのだ。
「僕らが君の大好きな友達にそんなことするわけないだろ? さあ一緒にモーニングを過ごさないか? 僕の朝はカプチーノだけど、日本人なら日本茶かな?」
ひみこはアレックスに抱えられ、ダイニングの椅子に座らされた。
テーブルには、パンと柑橘類、そして大豆ミートのソテーが並んでいる。
が、今の彼女の怒りは、どんなご馳走でも静めることができない。
「こんなまずそうなメシ、いらないよ! ステーキ食わせて!」
「そういう発想から改めないとね。哺乳類や魚類の摂取は制限されているんだよ。地球の九十億人が生きていくために牛や豚を育てるのは、著しくエネルギー効率が悪いからね」
アレックスの言葉が、ひみこの耳元のスピーカーで通訳される。耳元で音が鳴ること自体煩わしいし、第一彼の言葉は、日本語になっても意味不明だ。
「ゴチソウサマ!」
水の一滴も口をつけず、ひみこは椅子を蹴り飛ばし、自分の部屋に引きこもった。
アレックスは、ひみこを追うことはせず、いつも通り『アジア文化研究センター日本支部』へ向かった。
オフィスは歩いて三十分ほどだ。健康維持にちょうどいい距離。輸送車に頼らないことは環境に良い。
彼は、少々ひみこが気がかりだったが、ホテルと特別契約を結び、彼女のケアを依頼してある。
小さな少女を育てるのは久しぶりだ。
それも、前世紀からやってきた原始的な少女。
彼は、これまでにないほどエキサイトしていた。
アレックスは、カプチーノを味わいながら、今か今かとその時を待っていた。
そろそろ目覚めるはずだ。チャンの報告によるとそろそろ彼女の起床時間。彼女の生育環境はいいとは言えないが、起床時間はノーマルらしい。
昨晩、秘書のフィッシャーをリーダーにホテルのスタッフや運搬ロボットが入り、ひみこのベッドルームで作業を進めた。
彼らは慎重に静かに作業を行ったが、ひみこが目覚める心配はなかった。バスルームで睡眠効果のあるソープをたっぷりこすり付け、ベッドルームでミストを浴びたのだから。
アレックスは、自分の思い付きに胸を躍らせた。
日本語族の少女に相応しく、無機質なホテルのベッドルームをジャパネスクなインテリアで飾り付けるのだ。
ひみこは目覚めと同時に驚くだろう。部屋の壁面には絶えず「日本らしい風景」が映し出されている。雪に覆われた富士山・千鳥ヶ淵の桜……今では見られない光景だと、フィッシャーは言っている。
アレックスは、桂林や万里の長城も映したらどうか? と提案したが、それは中国だと言われ、諦めた。
調度品は、美濃焼のコップに皿。西陣の着物。フィッシャーは、ひみこは着物を一人では着られないだろうと言うが、日本のモチーフである鶴と富士山を日の丸を刺繍した着物は、見ているだけでファンタスティックだ。
前世紀の文化のまま生きているひみこは、シルクでないことに落胆するかもしれないが、アレックスとしては動物性繊維の服を認めるわけにはいかない……でも、彼女はきっと目覚めると同時に、感謝のハグとキスをプレゼントするだろう……
ドアが勢いよく開かれ、顔を真っ赤にした少女が現れた。
「あたしのタマをどこに隠したんだ!!」
アレックスの期待は、あっさり裏切られた。
ひみこは、アレックスの用意した豪奢な着物ではなく、ホテルのパジャマのままだった。細い目を吊り上げ頬を赤く染め喚き、左の掌をアレックスの眼前に突き出している。
「こんな変なペラペラの気持ち悪い紙、すぐ取って!」
アレックスは、昨晩、フィッシャーを通して『情報科学博物館』のスタッフ、およびダヤル本社の研究所に指示し、鈴木家のサーバーにある日本語通訳機能を、彼の脳チップに転送させた。
彼女の言葉は、自動的に共通語に通訳され、電気信号となり言語中枢に伝播する。おかげで、まどろっこしいやり取りが、スムーズになった。
だから、ひみこが怒っていることはわかる。
「落ち着くんだ。これがないと僕の言うことがわからくなるよ」
男は少女が突き出した手を取り、掌のスキンデバイスをさすった。
「……やだ……耳の中で、アレックスが日本語しゃべってる……気持ち悪い……」
少女は両耳を抑え、その場でしゃがみ込んだ。
合わせてアレックスも座り込み、ひみこの耳たぶにそっと指をそえた。
「僕のことばを、この掌のデバイスが通訳し、君の耳につけたスピーカーが音声に変換するんだ……昨日のあの猫よりずっと自然な声、そう……僕の声に近いはずだよ」
昨晩は本当に大変だった。ひみこが使える通訳システムを一晩で作ったのだから。情報科学博物館とダヤル社研究所の連携によって成しえた。掌に張り付けたスキンデバイスが聞き取った音声を通訳し、外耳に着けたマイクロスピーカーに転送する。
多くの人は、脳チップで直接通訳をさせるが、日本語のようなマイナー言語の場合や脳チップを装着できない場合に使われる。
「じゃあ、この声は……あたしの耳に何か着けた? やだ! 何で変なことするの!?」
「ひみこ、大丈夫だ、すぐ慣れる。とりあえず、今、僕らが話すのに適切な方法だよ」
「いらない! タマ、ちゃんと話してたよ。タマを戻してよ!」
「……わかったよ」
アレックスは奥のクローゼットから、タマが眠っている時計、そして一辺が二十センチメートルほどの金属の黒いボックスを取り出した。
ひみこはお馴染みの黒いリストバンドを手に取る。
「タマ! 起きてタマ! ねえ、何でもいいから話して!」
しかし、三毛猫が表示されていた時計のモニターは黒いままだ。
ひみこはパッと顔を上げた。
「そうだ! 昨日言ったけど、家に戻ってテレビ運ぶんだ。あたし一人じゃできないし、どこに家があるかわからないから……ダメ?」
少女のすがるような眼差しに圧され、男はクローゼットから取り出した金属のボックスを見せた。
「『テレビ』ならもう持ってきた。このサーバーが君の『タマ』の本体だ」
ひみこはその無機質な箱の存在を知らなかった。
「これがタマ? でも、どうして起きないの?」
アレックスは悲しそうに眉を寄せた。
「百年前のプログラムだ。ハードウェアも五十年前からアップデートされていない……スリープ状態になったようだ」
「何で? まさかタマに何かした?」
「何もしていないよ。僕らは、日本語通訳ツールを作るためコピーしただけだ」
実は、何もしていない、と断言する自信はなかった。こちらの解析作業に対し、古いAIが反応しスリープした可能性があるのだ。
しかし、今やどうでもいいことだ。これから彼女には、低俗な化石AIより、遥かに優れた教育をしてあげるのだから。
「君の『タマ』はね、君だけのものではなかった。君たち日本語族のために百年間も働いてきたんだよ。そろそろ休ませてあげよう」
「な……なんだよ、それ……タマは死んじゃったの?」
ひみこの目から涙がポロポロと流れ落ちる。
黒髪のプリンスは、少女を抱きしめた。
「ひみこ、泣くことはない。君の大好きなタマは一つの役目を果たした。生物に寿命があるように、機械にもシステムにも寿命があるんだよ。百年も動いていたなんて、素晴らしい奇跡じゃないか」
アレックスの腕の中で、ひみこはもがき泣き叫ぶ。
「嘘だ嘘だ! あんたがタマに何かしたんだ! だって、こっちに来る前は、元気だったんだよ!」
確かに元気だった。おとといまで、姉と弟がイチャイチャするドラマを見せ、ピンぼけな突っ込みを入れていたのだ。
「僕らが君の大好きな友達にそんなことするわけないだろ? さあ一緒にモーニングを過ごさないか? 僕の朝はカプチーノだけど、日本人なら日本茶かな?」
ひみこはアレックスに抱えられ、ダイニングの椅子に座らされた。
テーブルには、パンと柑橘類、そして大豆ミートのソテーが並んでいる。
が、今の彼女の怒りは、どんなご馳走でも静めることができない。
「こんなまずそうなメシ、いらないよ! ステーキ食わせて!」
「そういう発想から改めないとね。哺乳類や魚類の摂取は制限されているんだよ。地球の九十億人が生きていくために牛や豚を育てるのは、著しくエネルギー効率が悪いからね」
アレックスの言葉が、ひみこの耳元のスピーカーで通訳される。耳元で音が鳴ること自体煩わしいし、第一彼の言葉は、日本語になっても意味不明だ。
「ゴチソウサマ!」
水の一滴も口をつけず、ひみこは椅子を蹴り飛ばし、自分の部屋に引きこもった。
アレックスは、ひみこを追うことはせず、いつも通り『アジア文化研究センター日本支部』へ向かった。
オフィスは歩いて三十分ほどだ。健康維持にちょうどいい距離。輸送車に頼らないことは環境に良い。
彼は、少々ひみこが気がかりだったが、ホテルと特別契約を結び、彼女のケアを依頼してある。
小さな少女を育てるのは久しぶりだ。
それも、前世紀からやってきた原始的な少女。
彼は、これまでにないほどエキサイトしていた。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
スペースシエルさん 〜宇宙生物に寄生されましたぁ!〜
柚亜紫翼
SF
「嫌だ・・・みんな僕をそんな目で見ないで!、どうして意地悪するの?、僕は何も悪い事してないのに・・・」
真っ暗な宇宙を一人で旅するシエルさんの身体は宇宙生物の幼虫に寄生されています。
昔、お友達を庇って宇宙生物に襲われ卵を産み付けられたのです、それに左目を潰され左足も食べられてしまいました。
お父さんの遺してくれた小型宇宙船の中で、寄生された痛みと快楽に耐えながら、生活の為にハンターというお仕事を頑張っています。
読書とたった一人のお友達、リンちゃんとの遠距離通話を楽しみにしている長命種の145歳、寄生された宿主に装着が義務付けられている奴隷のような首輪と手枷、そしてとても恥ずかしい防護服を着せられて・・・。
「みんなの僕を見る目が怖い、誰も居ない宇宙にずっと引きこもっていたいけど、宇宙船はボロボロ、修理代や食費、お薬代・・・生きる為にはお金が要るの、だから・・・嫌だけど、怖いけど、人と関わってお仕事をして・・・今日もお金を稼がなきゃ・・・」
小説家になろうに投稿中の「〜隻眼の令嬢、リーゼロッテさんはひきこもりたい!〜」100話記念企画。
このお話はリーゼロッテさんのオリジナル・・・作者が昔々に書いた小説のリメイクで、宇宙を舞台にしたエルさんの物語です、これを元にして異世界転生の皮を被せたものが今「小説家になろう」に投稿しているリーゼロッテさんのお話になります、当時書いたものは今は残っていないので新しく、18禁要素となるエロやグロを抜いてそれっぽく書き直しました。
全7話で完結になります。
「小説家になろう」に同じものを投稿しています。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
戦国姫 (せんごくき)
メマリー
キャラ文芸
戦国最強の武将と謳われた上杉謙信は女の子だった⁈
不思議な力をもって生まれた虎千代(のちの上杉謙信)は鬼の子として忌み嫌われて育った。
虎千代の師である天室光育の勧めにより、虎千代の中に巣食う悪鬼を払わんと妖刀「鬼斬り丸」の力を借りようする。
鬼斬り丸を手に入れるために困難な旅が始まる。
虎千代の旅のお供に選ばれたのが天才忍者と名高い加当段蔵だった。
旅を通して虎千代に魅かれていく段蔵。
天界を揺るがす戦話(いくさばなし)が今ここに降臨せしめん!!
闇に飲まれた謎のメトロノーム
八戸三春
SF
[あらすじ:近未来の荒廃した都市、ノヴァシティ。特殊な能力を持つ人々が存在し、「エレメントホルダー」と呼ばれている。彼らは神のような組織によって管理されているが、組織には闇の部分が存在する。
主人公は記憶を失った少年で、ノヴァシティの片隅で孤独に暮らしていた。ある日、彼は自分の名前を求めて旅に出る。途中で彼は記憶を操作する能力を持つ少女、アリスと出会う。
アリスは「シンフォニア」と呼ばれる組織の一員であり、彼女の任務は特殊な能力を持つ人々を見つけ出し、組織に連れ戻すことだった。彼女は主人公に協力を求め、共に行動することを提案する。
旅の中で、主人公とアリスは組織の闇の部分や謎の指導者に迫る。彼らは他のエレメントホルダーたちと出会い、それぞれの過去や思いを知ることで、彼らの内面や苦悩に触れていく。
彼らは力を合わせて組織に立ち向かい、真実を追求していく。だが、組織との戦いの中で、主人公とアリスは道徳的なジレンマに直面する。正義と犠牲の間で葛藤しながら、彼らは自分たちの信念を貫こうとする。
ノヴァシティの外に広がる未知の領域や他の都市を探索しながら、彼らの旅はさらなる展開を迎える。新たな組織やキャラクターとの出会い、音楽の力や道具・技術の活用が物語に絡んでくる。
主人公とアリスは、組織との最終決戦に挑む。エレメントホルダーたちと共に立ち上がり、自身の運命と存在意義を見つけるために奮闘する。彼らの絆と信じる心が、世界を救う力となる。
キャラクターの掘り下げや世界の探索、道具や技術の紹介、モラルディレンマなどを盛り込んだ、読者を悲しみや感動、熱い展開に引き込む荒廃SF小説となる。]
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる