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本編
~Girls side~第4話
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「こっちの方が……いや、ちょっと地味かな。いや…でもこれだと……」
鏡の前で服を選びながら、あーでもないこーでもない、と一人ブツブツ言っているのはもちろん私。
今日は大輝と、付き合ってから初めてのデート。
ちょっとくらいは気合いを入れてもいいかなって思う。
多分大輝は緊張して空回ってたりするんだろうと思うけど、私が優しくリードしてあげる予定。
こう見えて男を立てるタイプなんだよね。
それに、行くところもある程度は決めてあるし、今日は気楽に行っても良いんじゃないかなって思ってる。
きっと大輝も、慣れてる場所ならリラックス出来るよね。
ふと時計を見ると、出発予定時間が迫っていた。
「あー……いいや、こっち!」
さすがに時間がないので仕方なく最初に手にした方の服で行くことにした。
どうせ、どっちで行っても大輝はそんなの気にしない。
というか余裕ないと思う。
ママに挨拶をして、忙しなく家を出た。
待ち合わせ場所には比較的早く着いた気がする。
大輝の地元だし、大輝はさすがに迷ったりはしないだろう。
まだ十分以上時間があるので、電車で読んでいた本の続きを読む。
少し読み耽ってしまったか、と思い周りを見回したところで、大輝がキョロキョロしながらこちらへ向かってくるのを発見した。
「あ、やっときた。女の子待たせるなんて、減点ー」
そうは言ってもまだ五分前くらいなんだけど。
女の子を待つくらいの甲斐性は身につけてもらって損はないかなって、思うから。
「早いな……そんなに楽しみだったの?」
好きな男とのデートが楽しみでない女がいるか!
更に減点発言。
「は?当たり前じゃん。大輝は楽しみじゃなかったの?」
ちょっとだけ不安になって、逆に質問してしまう。
ここで楽しみじゃなかった、なんて言われた日には…あなたを殺しちゃうかもしれない。
もちろん、私もすぐ行くから……なんてね。
「いや……楽しみ過ぎて出かける直前までガチガチになってた」
ガチガチになってたのは……いや、昼間からやめとこう。
慌てない慌てない。
「何それ……大輝も人並みに男の子なんだねぇ」
当たり障りのない返答をしておく。
こんな会話をしながら移動していると、何となくデートにきたんだ、って気分になる。
しっかし……人多いなぁ。
休日ってやっぱりこんなもんなのかな。
「で、どうする?何処か行きたいところとかあるの?」
大輝が不安顔で、私を見る。
そんなに可愛い顔してこっち見ないで……いけないこと沢山考えちゃうから。
「いきなり人任せ?」
さっきのモノローグを読ませる訳にもいかないので、これまた当たり障りない……こともないな。
割と刺さる言葉かもしれない。
「だって、デートとか言われても俺、わかんねーし……」
そりゃそうだよね。
慣れてたらそれはそれでショック。
しょっくすぎて、次は手元狂いそうやわぁ……。
「いつも通りでいいんだって。前からよく遊んでたでしょ?」
ヒントを与えて大輝を立てようとするが、ピンと来ないご様子。
ダーメかぁぁぁ……。
「そんなもんか?」
「そうだよ。それとも何?エッチなことでも期待しちゃった?」
つい、意地悪く返してしまう。
私はどうやら大輝の困り顔にも欲情できるらしい。
「ば、バカか!」
追い詰められて普通の返ししか出来なくなった模様。
やりすぎたかしら。
「バカって酷いなぁ。私、大輝とならいいって思ってるよ?」
指を咥えて、ちょっと内股上目遣いのコンボという私の中でも渾身のぶりっ子コンボを披露する。
一瞬凍りついた様な大輝の表情。
「軽々しくそんなこと言うんじゃありません」
はっと我に帰って、私のおでこに軽いチョップを入れてくる。
お兄さんぶってるけど、きっと下半身は大惨事なんだろうなぁ。
「嘘じゃないんだけどなぁ」
「ま、まぁ何だ。そういうのはほら……そのうちな」
「やった!絶対だからね?」
どうやって攻略しようか、やっぱりお色気攻め?
無理やりっていうのはさすがに望むところではないけど、大義名分を与えて、っていうのはありかもしれない。
男側に言い訳の余地くらいあげないとね。
お昼ご飯を食べよう、となって大輝は何と、ちょっとしたレストランに入ろうみたいなことを言い出す。
気持ちはわかるけど、可愛いけど。
「そういうのは、お金ある程度稼いでる人が行けばいいんだよ。私たちまだ中学生なんだよ?ハンバーガーでいいじゃん」
「そ、そっか、任せるよ」
少しがっかりした様な、安心した様な笑顔を浮かべる。
この子ほっとくとちょっと危ないかもしれないな。
無理することに、躊躇がない。
大事なもののためなら、って自己犠牲も厭わないタイプ。
危ないなら、軌道修正してあげるだけなんだけど。
「それにね」
「?」
「大輝と一緒に食べるなら、どんなもんでもいつもより一回り美味しく感じるって」
軽くウインクを入れて可愛らしく(当社比)諭す。
大輝は恥ずかしいのか、困惑した顔をしていたが、満更でもなさそうだ。
近くのファーストフード店で昼食をとる。
休日だけあって、混んではいたがある程度スムーズに列が進んでいた。
大輝は男の子だけあって、セットメニューを食べて尚、デザートを注文し、食べ終わってまだ何か探している様だ。
リスみたいな食べ方してたけど、食べ終わるのも早い。
「足りなかったの?」
「え?いや……」
こういう事態を予期して、私はバーガー類を余分に頼んでおいたのだ。
「はいこれ。私思ったよりお腹いっぱいみたいだから、代わりに食べてくれるなら助かるなぁ」
「そ、そっか、何か悪いな」
言いながら受け取り、瞬く間に胃袋に収めてしまった。
ちゃんと噛んで食べてるのかな、この子。
「変に遠慮される方が悲しくなっちゃう。何でも言ってね?」
「あ、ああ。ありがとう、春海が彼女で良かったよ俺」
きゅーん、と音が聞こえた気がする。
もうきゅんきゅん具合が青天井。
私も案外チョロいのかもしれない。
昼食後、店を出る。
ああいうところで駄弁るのも悪くないが、混んでる時はさすがに空気を読もうということで退店しておく。
「さて、どうしよっか。運動する?」
大輝は変な顔をした。
あ、この顔エロい連想した顔だ。
思春期ってやつかな。
「あ、ああ、そうだな、ボーリングでもするか?」
「今、エッチなこと考えてなかった?」
ぎくっと言う反応。
わかりやすくていいな。
「バカ言え。こんな真っ昼間から……」
後半言葉になってないね。
口ごもっちゃう大輝可愛い。
「でも、嬉しいよ。私のこと、そういう対象として見てくれてるんでしょ?」
「そりゃ……彼女……だし」
あんまりいじめると爆発しちゃったりしそうだなぁ。
ば く は つ す るー!
とかちょっと懐かしいよね。
「私もね、大輝のことそういう目で見てるからね」
ふふん、と得意気に胸を張って見せる。
大輝、おっぱい好きそうだからサービス。
「んなことぶっちゃけなくていいから!」
結局ボーリングをしよう、ということで近くにあるボーリング場へ。
向かう途中で大輝の手を握ると、意外にもちょっと強めに握り返してきた。
力比べ?よーし!なんて私が力込めたら大輝の手は使い物にならなくなる。
さすがにそんな惨劇を見るのは心苦しいので、手つなぎだけで満足しとく。
到着して、靴を借りてボールを選ぶのだが。
大輝の挙動がおかしい気がする。
ああ…もしかして初めてかな。
私はさり気なく靴のレンタルをさっと済ませ、ボールを選びに行った。
それを見た大輝は、私に倣う。
「ごめん、初めてだった?」
「うん、まぁ……春海ってさり気なく気遣いできるよな。ありがとう」
「さすがにバレちゃったか。でもホント、遠慮なんかしないでいいんだよ?わからないことはわからない、でいいんだから」
「お、男の子だからな、カッコつけてるんだよ」
「かーわいいなぁ~」
「や、やめろ、こんなとこでひっつくな!」
そんなやり取りのあと、自分たちのレーンへ。
パンチアウトとかしちゃわない様に、手加減はしたつもりだ。
でも二百前後のスコアが連続しちゃって、可愛げない。
これは女子力低いと思われても仕方ないなぁ……。
一方大輝はと言うと、百行かない。
初めてだし、仕方ないよね。
「ああほら、仕方ないよ、初めてでしょ?力入っちゃったんだよね?」
ちょっと打ち拉がれた様子の大輝に、優しく声をかける。
俯き加減で凹んだ表情の大輝が可愛くて生きるのが辛い。
「何かカッコ悪いな俺……」
「バカだなぁ、そんなこといちいち気にしてたら何も出来ないじゃん」
「けどさぁ……春海はこんなカッコ悪い俺みたいなので、本当にいいのか?」
「そのうち、今よりもっとカッコよくなるから。私がついてるんだもん、大丈夫大丈夫」
肩をぽんと叩いて、大丈夫アピールをより強固なものに。
大輝もさすがにゴリラとか言わなくなっている。
そりゃ、自分の彼女にゴリラはないよね。
四ゲームほどやって、ボーリング場を出ることにした。
「ね、このあと行きたいとこあるんだけど付き合ってくれる?」
私は、元々計画していた場所への移動を提案した。
落ち着いて話が出来るところに移動したかったのだ。
「ああ、もちろんいいよ。何処なの?」
私の言うことなら、きっと大輝は疑いもしないで着いて来てくれる。
まぁ、ホテルなんて言ったら絶対来ないんだろうけど。
「着くまでのお楽しみ♪さ、行こ行こ」
大輝の手を引いて、その場所までの道を歩きだす。
嫌われたりしないといいなぁ。
鏡の前で服を選びながら、あーでもないこーでもない、と一人ブツブツ言っているのはもちろん私。
今日は大輝と、付き合ってから初めてのデート。
ちょっとくらいは気合いを入れてもいいかなって思う。
多分大輝は緊張して空回ってたりするんだろうと思うけど、私が優しくリードしてあげる予定。
こう見えて男を立てるタイプなんだよね。
それに、行くところもある程度は決めてあるし、今日は気楽に行っても良いんじゃないかなって思ってる。
きっと大輝も、慣れてる場所ならリラックス出来るよね。
ふと時計を見ると、出発予定時間が迫っていた。
「あー……いいや、こっち!」
さすがに時間がないので仕方なく最初に手にした方の服で行くことにした。
どうせ、どっちで行っても大輝はそんなの気にしない。
というか余裕ないと思う。
ママに挨拶をして、忙しなく家を出た。
待ち合わせ場所には比較的早く着いた気がする。
大輝の地元だし、大輝はさすがに迷ったりはしないだろう。
まだ十分以上時間があるので、電車で読んでいた本の続きを読む。
少し読み耽ってしまったか、と思い周りを見回したところで、大輝がキョロキョロしながらこちらへ向かってくるのを発見した。
「あ、やっときた。女の子待たせるなんて、減点ー」
そうは言ってもまだ五分前くらいなんだけど。
女の子を待つくらいの甲斐性は身につけてもらって損はないかなって、思うから。
「早いな……そんなに楽しみだったの?」
好きな男とのデートが楽しみでない女がいるか!
更に減点発言。
「は?当たり前じゃん。大輝は楽しみじゃなかったの?」
ちょっとだけ不安になって、逆に質問してしまう。
ここで楽しみじゃなかった、なんて言われた日には…あなたを殺しちゃうかもしれない。
もちろん、私もすぐ行くから……なんてね。
「いや……楽しみ過ぎて出かける直前までガチガチになってた」
ガチガチになってたのは……いや、昼間からやめとこう。
慌てない慌てない。
「何それ……大輝も人並みに男の子なんだねぇ」
当たり障りのない返答をしておく。
こんな会話をしながら移動していると、何となくデートにきたんだ、って気分になる。
しっかし……人多いなぁ。
休日ってやっぱりこんなもんなのかな。
「で、どうする?何処か行きたいところとかあるの?」
大輝が不安顔で、私を見る。
そんなに可愛い顔してこっち見ないで……いけないこと沢山考えちゃうから。
「いきなり人任せ?」
さっきのモノローグを読ませる訳にもいかないので、これまた当たり障りない……こともないな。
割と刺さる言葉かもしれない。
「だって、デートとか言われても俺、わかんねーし……」
そりゃそうだよね。
慣れてたらそれはそれでショック。
しょっくすぎて、次は手元狂いそうやわぁ……。
「いつも通りでいいんだって。前からよく遊んでたでしょ?」
ヒントを与えて大輝を立てようとするが、ピンと来ないご様子。
ダーメかぁぁぁ……。
「そんなもんか?」
「そうだよ。それとも何?エッチなことでも期待しちゃった?」
つい、意地悪く返してしまう。
私はどうやら大輝の困り顔にも欲情できるらしい。
「ば、バカか!」
追い詰められて普通の返ししか出来なくなった模様。
やりすぎたかしら。
「バカって酷いなぁ。私、大輝とならいいって思ってるよ?」
指を咥えて、ちょっと内股上目遣いのコンボという私の中でも渾身のぶりっ子コンボを披露する。
一瞬凍りついた様な大輝の表情。
「軽々しくそんなこと言うんじゃありません」
はっと我に帰って、私のおでこに軽いチョップを入れてくる。
お兄さんぶってるけど、きっと下半身は大惨事なんだろうなぁ。
「嘘じゃないんだけどなぁ」
「ま、まぁ何だ。そういうのはほら……そのうちな」
「やった!絶対だからね?」
どうやって攻略しようか、やっぱりお色気攻め?
無理やりっていうのはさすがに望むところではないけど、大義名分を与えて、っていうのはありかもしれない。
男側に言い訳の余地くらいあげないとね。
お昼ご飯を食べよう、となって大輝は何と、ちょっとしたレストランに入ろうみたいなことを言い出す。
気持ちはわかるけど、可愛いけど。
「そういうのは、お金ある程度稼いでる人が行けばいいんだよ。私たちまだ中学生なんだよ?ハンバーガーでいいじゃん」
「そ、そっか、任せるよ」
少しがっかりした様な、安心した様な笑顔を浮かべる。
この子ほっとくとちょっと危ないかもしれないな。
無理することに、躊躇がない。
大事なもののためなら、って自己犠牲も厭わないタイプ。
危ないなら、軌道修正してあげるだけなんだけど。
「それにね」
「?」
「大輝と一緒に食べるなら、どんなもんでもいつもより一回り美味しく感じるって」
軽くウインクを入れて可愛らしく(当社比)諭す。
大輝は恥ずかしいのか、困惑した顔をしていたが、満更でもなさそうだ。
近くのファーストフード店で昼食をとる。
休日だけあって、混んではいたがある程度スムーズに列が進んでいた。
大輝は男の子だけあって、セットメニューを食べて尚、デザートを注文し、食べ終わってまだ何か探している様だ。
リスみたいな食べ方してたけど、食べ終わるのも早い。
「足りなかったの?」
「え?いや……」
こういう事態を予期して、私はバーガー類を余分に頼んでおいたのだ。
「はいこれ。私思ったよりお腹いっぱいみたいだから、代わりに食べてくれるなら助かるなぁ」
「そ、そっか、何か悪いな」
言いながら受け取り、瞬く間に胃袋に収めてしまった。
ちゃんと噛んで食べてるのかな、この子。
「変に遠慮される方が悲しくなっちゃう。何でも言ってね?」
「あ、ああ。ありがとう、春海が彼女で良かったよ俺」
きゅーん、と音が聞こえた気がする。
もうきゅんきゅん具合が青天井。
私も案外チョロいのかもしれない。
昼食後、店を出る。
ああいうところで駄弁るのも悪くないが、混んでる時はさすがに空気を読もうということで退店しておく。
「さて、どうしよっか。運動する?」
大輝は変な顔をした。
あ、この顔エロい連想した顔だ。
思春期ってやつかな。
「あ、ああ、そうだな、ボーリングでもするか?」
「今、エッチなこと考えてなかった?」
ぎくっと言う反応。
わかりやすくていいな。
「バカ言え。こんな真っ昼間から……」
後半言葉になってないね。
口ごもっちゃう大輝可愛い。
「でも、嬉しいよ。私のこと、そういう対象として見てくれてるんでしょ?」
「そりゃ……彼女……だし」
あんまりいじめると爆発しちゃったりしそうだなぁ。
ば く は つ す るー!
とかちょっと懐かしいよね。
「私もね、大輝のことそういう目で見てるからね」
ふふん、と得意気に胸を張って見せる。
大輝、おっぱい好きそうだからサービス。
「んなことぶっちゃけなくていいから!」
結局ボーリングをしよう、ということで近くにあるボーリング場へ。
向かう途中で大輝の手を握ると、意外にもちょっと強めに握り返してきた。
力比べ?よーし!なんて私が力込めたら大輝の手は使い物にならなくなる。
さすがにそんな惨劇を見るのは心苦しいので、手つなぎだけで満足しとく。
到着して、靴を借りてボールを選ぶのだが。
大輝の挙動がおかしい気がする。
ああ…もしかして初めてかな。
私はさり気なく靴のレンタルをさっと済ませ、ボールを選びに行った。
それを見た大輝は、私に倣う。
「ごめん、初めてだった?」
「うん、まぁ……春海ってさり気なく気遣いできるよな。ありがとう」
「さすがにバレちゃったか。でもホント、遠慮なんかしないでいいんだよ?わからないことはわからない、でいいんだから」
「お、男の子だからな、カッコつけてるんだよ」
「かーわいいなぁ~」
「や、やめろ、こんなとこでひっつくな!」
そんなやり取りのあと、自分たちのレーンへ。
パンチアウトとかしちゃわない様に、手加減はしたつもりだ。
でも二百前後のスコアが連続しちゃって、可愛げない。
これは女子力低いと思われても仕方ないなぁ……。
一方大輝はと言うと、百行かない。
初めてだし、仕方ないよね。
「ああほら、仕方ないよ、初めてでしょ?力入っちゃったんだよね?」
ちょっと打ち拉がれた様子の大輝に、優しく声をかける。
俯き加減で凹んだ表情の大輝が可愛くて生きるのが辛い。
「何かカッコ悪いな俺……」
「バカだなぁ、そんなこといちいち気にしてたら何も出来ないじゃん」
「けどさぁ……春海はこんなカッコ悪い俺みたいなので、本当にいいのか?」
「そのうち、今よりもっとカッコよくなるから。私がついてるんだもん、大丈夫大丈夫」
肩をぽんと叩いて、大丈夫アピールをより強固なものに。
大輝もさすがにゴリラとか言わなくなっている。
そりゃ、自分の彼女にゴリラはないよね。
四ゲームほどやって、ボーリング場を出ることにした。
「ね、このあと行きたいとこあるんだけど付き合ってくれる?」
私は、元々計画していた場所への移動を提案した。
落ち着いて話が出来るところに移動したかったのだ。
「ああ、もちろんいいよ。何処なの?」
私の言うことなら、きっと大輝は疑いもしないで着いて来てくれる。
まぁ、ホテルなんて言ったら絶対来ないんだろうけど。
「着くまでのお楽しみ♪さ、行こ行こ」
大輝の手を引いて、その場所までの道を歩きだす。
嫌われたりしないといいなぁ。
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