その日の空は蒼かった
婚約者が大好きだった。 彼しか見えなかった。 ……だから、あの人の間に割り込んで来る人は、誰であろうと排除した。 でも、彼は私の事を好きではなかった。 私がした事は…… 私に帰って来た。 それも一度に、容赦も寛容も無く。 あの人の為だけに生きた私は、あの人に顧みられることも無く…… 濁った瞳が晴れ上がった空を映し出していた…… 私は私を追い詰め、落ちる所まで落ちた。 深い穴のような最低の場所から見上げる空は……蒼く、高く、澄み渡っていた。
なんて、馬鹿らしい。
自身の矮小さを思う存分見せつけられ…… あの人への執着が霧散した。
視界が黒く閉ざされ、耳に届く罵声が遠くになり、全てが終わりを告げた時…… 轟音と浮遊感が私を捕まえた。 これで、おしまい。 なにもかもが、無駄に終わったと、そう思った時…… 突然、視界が戻った。
懐かしくも、哀しみに満ちた場所への帰還。 そう、始まりの場所に……
もう一度、やり直せと言う事なの? 苦しみは永遠に続くの? 小さな手が虚空を掴む。 時間が巻き戻されたような感覚が襲う。 でも、あの蒼い空を見上げるまでの記憶は残っている。 そう、残っているのよ。 混乱した私は決心したの。
二度と恋なんてしないって
なんて、馬鹿らしい。
自身の矮小さを思う存分見せつけられ…… あの人への執着が霧散した。
視界が黒く閉ざされ、耳に届く罵声が遠くになり、全てが終わりを告げた時…… 轟音と浮遊感が私を捕まえた。 これで、おしまい。 なにもかもが、無駄に終わったと、そう思った時…… 突然、視界が戻った。
懐かしくも、哀しみに満ちた場所への帰還。 そう、始まりの場所に……
もう一度、やり直せと言う事なの? 苦しみは永遠に続くの? 小さな手が虚空を掴む。 時間が巻き戻されたような感覚が襲う。 でも、あの蒼い空を見上げるまでの記憶は残っている。 そう、残っているのよ。 混乱した私は決心したの。
二度と恋なんてしないって
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成る程、今のエスカリーナを理解してるのは賢女事、浜のおばばでしたか…。 まぁ確かに良く考えれば判る事でしたな(^_^;)
そうですよねぇ……御師匠さんの言う通り、縛りすぎたり抱えこんじゃいけませんよね~。 エスカリーナの立場は危険域を脱してない処か、レッドゾーンスレスレな状況ですから…ね
ハンナさんも其処の辺りは理解してるとは思いますけど、想いが勝ってて無意識に表層から深層へと仕舞っちゃってたんでしょう。 そうでなければエスカリーナが心底信頼する訳が無いですし
でも今回の問答で確りと受け入れてくれましたし、今後の「錬金術師 リーナ」が活躍するにあたって最も心強く、誰よりも信頼出来る味方に成ってくれるでしょうね。 何事も無ければ
キリン 様
コメントありがとうございます!
おばば様は、エスカリーナの師匠にして、人生の師ともなり得る人ですね。 彼女は平民が貴族にどう扱われるのか、現実に体験してきましたらかね。 その上、出自が問題になるエスカリーナですから、彼女としてはほっておくことは出来ないのでしょう。
魔術師としても超が付くほどの一流なおばば様。 一目見て、エスカリーナの危険な状態は看破出来たのです。
そして、魔力が囁く、エスカリーナの母親の声。
見捨てる事など、出来る訳がないのです。
あと、ダクレール男爵家唯一の理解者ってのが、男爵閣下のみというもの…… 彼は、おばば様とも長い付き合いですし、おばば様の事情も丸のみしているほどの人ですから。
男爵家の次代の長である、グリュックさんにどれ程の肚が有るのかは…… ちょっと判りませんが、父親の事は敬愛しておりますので、酷い事にはならないとおもいます。
今後の錬金術師のリーナは、色々な人と逢い、そして、その人生に大きく絡んで行く事になります。
前世の記憶にある人たちが、全く別の感情を彼女に抱くかもしれませんね。
ミレニアム君が現在猛省中ですのでね。
読んで頂き、大変有難く思います。 楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
確認なんですが、この国では兄妹や姉弟の結婚は認められているのですか?
そんな感じがしますので。
男爵一家、主人公やハンナや賢女様が居ないと、攻め込まれたらあっという間に居城が落とされそうなほど隙だらけですねw
かきくけお様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
さて、確認の件で御座います。
>この国では兄妹や姉弟の結婚は認められているのですか?
残念ながらNGです。 主に魔力の重複障害という面においてなのです。 同じ親、(片方だけでも)から生まれて来た子供は、同じ性質の ” 魔力 ” の保持者になってしまいます。 「属性」は違い、使用できる魔法も違いますが、体内に生成される”魔力”は、ほぼ同質の成分を保持してします。
成分の重複が起こりますと、体内魔力が暴走を起こしやすく、その為兄妹、姉弟、などのカップリングをしてしまうと、その子供が高確率で、魔力暴走を起こし、弾け飛んでしまいます。 よって、国により強く戒められているのが現状です。
研究の為にと、鬼畜な魔術師がなんやかんやした結果、その魔術師の領の研究施設が有る御邸が丸ごと一つ吹っ飛びました。 以来研究も禁忌となっております。
エスカリーナが、お母さんの血を浴びて、お母さんの魔力を体内に居れた事は、実はとんでもなくヤバい事なのです。 だから、賢女様があれ程、慌てられたという事なのです。 王妃様は、魔力の重複障害の事を知っては居りましたが、それでも尚、愛娘に贈るものとして、自身の血を選んでしまいました。
親馬鹿なんです。 そして、とても認識が甘いのです。 賢女様が、エスカリーナの母であるエリザベートの事を、ことあるごとにバカ娘と呼ぶのは、その為です。 一歩間違えば、王都のドワイアル大公の屋敷を丸ごと吹き飛ばしかねませんでした。
それに耐え、何とか持ちこたえたエスカリーナの ” 才 ” に、賢女は魅せられたと言ったところでしょうか。 彼女がチート級の魔術師なのは、その為なのもあります。
ーーー
男爵一家は、まぁ、そうですね。 次代にちょっとばかり不安になります。 脳筋実直な現当主が居なくなれば、相当危ういかもしれません。 小器用なのは、いつの世にも困った事になり原因になりますから。 そうならないように、これから頑張ってもらいたいなと思います。
コメント、有り難うございました。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
龍槍 椀 拝
何気に違和感無く着々と足場固めをしてるけど、本っ気で気付いてませんよね?エスカリーナは
本人は至極当然の様に“恩返し”を実践してるだけだからと思いますけど、此れでダクレール一家が領の仕事に復帰した時に、仕事に着いて来れるのか心配になります
が!
まぁ其処の辺りは確りとハンナさんからの御叱りと、押し付けられて溜まってた事への愚痴を言って貰う事で解決出来ますので、其れほど心配はしてませんけどね?(゚ー゚*)
さてブチブチ言ってる内に(ハンナさんの中では)戦場である「百花繚乱」に着きましたが、ハンナさん…………耐えられるかな………。 結構ハードで済ませちゃいけない内容ですし…ね(-ω-)
キリン様
コメント、有り難うございます、とてもとても、嬉しいです。
さて、本編、一つ目の山場に差し掛かりました。 本日は、何故かお話が進みます。 暫しお待ちを。
ダクレール男爵家の中で、一体誰が、どれだけ、彼女を取り巻く状況を理解しており、さらに、彼女の望みを切実に理解しているかは……
次回明らかに!
乞う、ご期待!
楽しんで頂ければ、幸いです。
龍槍 椀 拝
男爵家って浮かれると周りが見えなくなっちゃうのかな?
男爵領って色々大変な土地だったはずなのに、領政担ってる面々がこぞって子育てに係りきりとはね~(^_^;)
女性陣は仕方ないけど男性陣、特に新米パパはこれまで以上に働かなきゃいけないのに何やってるの?
家政はエスカリーナ(10歳)に任せきり、商業ギルドはハンナ(結婚適齢期)に任せきりって(ー_ー;)なんだかな~。
まいん 様
コメントありがとうございます。 嬉しいです。
ハハハ~~ まぁ、第一子と言うか跡取りと言うか、双子ちゃん誕生フィーバーが続いている男爵家ですね。 一応グリュックさんも頑張っているんですよ? 最終決済は彼がしますし、沿岸警備に御当主様も出られますし……
ただ、意識が双子ちゃんに向っていますからねぇ……
その余波というか、負担が、十歳児と結婚適齢期の御婦人にずっしりと云うのが、なんとも問題だらけなのですが…… 官僚団の方々も、薄ら寒く思っておりますよね。
その中で気を吐いて頑張って居るのが、エスカリーナでした。 たとえ御領主様が不測の事態に陥っても、領政が動いて行けるようにと、制度が自然に変わる様に促している感じです。
それまで、家政と領政に分かれていた事務処理を一括しちゃいましたし、経理原則を一本化しちゃったり、重要な農政、水利整備、街道整備なんかも、その中に組み込まれていきましたね。
ダクレール一家が政務に復帰した暁には、かなり変わっている事でしょう。 そして驚きの連続となる事間違いなしです。 いやぁ~ 二次被害的なグリュックさんへのざまぁになりますなぁ~
とても、楽しみです。
読んで頂いて、大変うれしく思います。
楽しんで頂ければ幸いです。
コメント、有り難うございました!
龍槍 椀 拝
色々と言われてますけど、まぁ私からはダクレール家の面々には頑張れ!!と言っておきましょう。 ハンナさんのスイッチが入っちゃってるみたいですしね(^^;
其れはさておき、ハンナさんにもエスカリーナの傍を離れてた数年間の間、色々と親展してたみたいですね? 春がどうとかと言ってましたし
でもハンナさんは春が来ることを望んでても、第一にエスカリーナを持ってきちゃってるから諦めてる節が在りますし、それ故に余計に思いますが、その春を運んできた男がよくあるハンナさんの地位と名誉等に目が眩んでる男などではなく、確りとハンナさんを見てくれてる人で在ればと願ってしまいます。 ホント…無事で在れば良いですね…?
で、次はハンナさんがエスカリーナの重大な秘密と、エリザベートさんの胸が痛くなる程のエスカリーナへの愛情の末路を知るわけですが、どんな反応をするのやら…ε- (´ー`;;)
キリン 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
これは、鋭いご指摘です。 ダクレール男爵家の人達にとって、ちょっと痛い事になるのは、明白です。 エスカリーナはこれから男爵領の領政も家政からも少しづつ距離を置くでしょうし、ハンナさんについては…… まぁ、もう少しお付き合い願えれば、どうなるかはお分かり頂けると思っております。
続きを綴る事が、こうやってコメントを頂ける事への最大の御恩返しだと思いますので、頑張っていきたいと思います。 ええ、楽しく読んで頂ければ幸いなのです。
そうならいいなと、ずっと思っております。
コメント、本当に有難うございます!
龍槍 椀 拝
自己中気味だなぁーと思って居たハンナですが、最新話でやっぱりね。って思ってしまいました。
エスカリーナの生き方をそこまで強要するハンナが1人で”勝手に”構築した主従関係って読んでいてイライラムカムカしかしませんでした。
このイライラムカムカは他の方の感想の『彼女の意思を無視し利用しようとする王城の狐と狸と一緒な思考回路』に対するものだと思いました。
浮かれてる男爵一家が正気に戻ったら俺たちいらなくね?みたいなになるかも。という感想返信を見るとその時エスカリーナが男爵一家に悪い事をしたと反省しそうでモヤモヤするし、なんかもう男爵一家もハンナからも離れておばばの所で生活すればいいんじゃないかなぁと思いました。
エスカリーナが早くリーナとして居場所を確保して王都組からも男爵一家+ハンナからも自由になって欲しいなと願ってます。
tomoe様
コメントありがとうございます。 とても、嬉しいです!
お話の中でのハンナさん。 彼女は末端では有りますが、貴族の娘です。 それも平時の。 そんな彼女にはやはり、根っこの部分で貴族としての誇りやら見識が生まれながらに刷り込まれております。
いわゆる支配者階級の思想と云う奴です。
人としての想いは別に、その思想はこの世に誕生したその時から、ずっと刷り込まれていたのですから仕方ありません。 その壁を超えるには、少し何かが足りないのでしょうね。
『彼女の意思を無視し利用しようとする王城の狐と狸と一緒な思考回路』
とは、そういう物なのです。 王政国家である、ファンダリア王国の貴族なら、誰でも持つモノであり、一般庶民とは違う所でもあるのです。 市民階級から一代男爵に叙爵されたようなお家ならば、違うかもしれませんが、そう言った方々もまた、そう成りたいと願いますから、結局は同じかと。
どちらにしろエスカリーナにとっては、生きずらい場所の様です。
彼女の周囲の方々で、彼女に優しくしてくれている人達もまた、多くは貴族の人々です。 しかし、現世ではそうで無い方々も、おばば様筆頭に数多くいらっしゃいます。
彼女の望む平穏な国と、庶民の安寧。
愛すべき人達の間で、ニコニコと笑顔で暮していける事を願いつつ物語を綴っていきたいと思います。
読んで下さって有難うございます。
楽しんで頂ければ幸いです。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
龍槍 椀 拝
毎日の更新、ありがとうございます!
読める幸せ、感謝の気持ちいっぱいです!
エスカリーナは自立の目処が出来たとはいえ見習いです。
前世は貴族社会に生き、今世も狭き世界の中で守られている。
いくらチートと言えど、甘いといえるでしょう。そこは今後の修行次第でしょう。
ホント、ハンナさん、思いやりを装った自己中ですか?
エスカリーナは血筋は姫でも身分は平民の庶子なのですよ。
ハンナさんが姫としようが、常識も世間も彼女への認識は厄介な血筋の平民で、主にはなり得ない。上級官僚くらいの使用人がいいところでしょう。
何年も理解しないのは我が儘ではないのでしょうか?。
所詮男爵、陰謀渦巻く王宮の狐狸には勝てない。実直な脳筋には無理でしょう。
距離的位置だけの守りでしかないと感じています。王宮の間者が簡単に調べてるし。
男爵の立場上、領民・御家優先、最終判断で切られるのはエスカリーナに成ります。
今でさえ、感謝のお手伝いを利用しているし、その延長で使い潰す気満々に見受けられます。平民に貴族の責任押し付けるなと言いたい。
『お国のため』て大義名分で、振り回されたのが前世だろうし。
今世はエスカリーナの思うままに生き、天寿を全うしていただきたい!。
主人公をとことん苛めてから幸せにするのが得意な中の人ですから、まだまだエスカリーナはそれに立ち向かうため、修行に邁進してほしいですね。
そこで、お師匠様『海道の賢女様』は経験、知識、生き様でエスカリーナを導き守ると思います。エスカリーナの自立独立への道標に成ると思います。
ここで、ハンナさんとは離れてほしいと思っています。出会いとお別れの章ですし。
双方のためにも。価値観は交じらないでしょうから。
更新、待ってます!。続きが待ち遠しくて、堪りません。
菊ぞぉ 様
コメントありがとうございます。 とてもとても嬉しいです。
ハンナさんは、良くも悪くも貴族階級の娘さんですからね。 ナチュラルに自身の階級に誇りを持っております。 生まれとはそういう物で、それが普通なのですよ。 根っこは、どんな大貴族さんでも同じもの。 領と民を治める、支配者階級の人達ですからね。
エスカリーナの出自が特殊過ぎるのです。
前世は ” 私は貴族 ” そして ” 私は王族に連なる者 ” の意識がとても強かったようですが、現世のエスカリーナは、自身の悲惨な最後の記憶から、強くその事を否定しておりますもの。
彼女自身、自分が庶民で有る事に誇りすら持っている様なのです。
幾ら ” 高貴な血 ” を持っていても、恋しい人に注ぐ愛情がどんなに深くとも…… 結局最後には、利用され、貶められ、打ち捨てられる未来しか、想像できないでいるエスカリーナは、自身が庶民ならば、最初から、その ” 打ち捨てられる場所 ” で生きている者であれば、悲惨な最後を迎えずに済むと。
その想いが強く強くあるのでしょう。
その為に、強く生きる為に、手に入れたのが、「 錬金魔術師 」 としての自分でした。 称号は「 薬師錬金術士 」 紛れもなく、王国と云うより、この世界にも少数でしかない、特殊な魔法使いの称号です。 これで、庶民の間に暮らす為の準備は整いました。
たとえ、誰の援助も、保護も無くとも、彼女は彼女らしく生きて行く事が出来るだけの能力と資格を手に入れた訳です。
突然の告白に、ハンナさんは混乱しておりますね。
彼女の認識と、現実が乖離しているのですから、致し方ありません。 しかし、もう一つ大事なのは、ハンナさんは、小さいエスカリーナを主として見定め、何が有っても御側に居ると心に決めている処です。 見つめ続けて居たエスカリーナ。 ちょっと目を離した隙に、彼女がとんでもなく大きな翼を手に入れていた事に、寂しさと、残念さが綯交ぜになっているのです。
お話は加速していきます。
楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
男爵家嫡男よ、ちみは何をやっているのかね?
大恩ある侯爵家より預かった少女にだな、三食寝所付なのは当たり前ではないか?
それを官吏代わりに働かせ、自らの仕事まで肩代わりさせる。しかも……………
……無給である!ひょっとすると無休もつくのか?……10歳の少女に、如何に封建主義社会とは言え、大恩ある侯爵家の姫君に対するそれが対応かね?しかも、こっから先寄生する気満々な様なニュアンスがあったような気がするのだが?
因みに妹君よ。自分で稼ごうとしている少女を、無休無給の官吏で使うと言うのは、如何なものかと思うのだがね?連れて来る時は、自分達に任せて下さい、的な事を言っていた様な気がするのだが、今や男爵家は少女におんぶにだっこ。しかもそれを認めていて、それが姫君の理想あり方とか……あれ?と思うのだがね。。。。。。
と、苦言呵責している老婆の夢を見た。
男爵家、エスカリーナにとってブラック企業なのではと改めて思いました。
それに気が付かない、恩返しだと思っているエスカリーナ……これが若さと言うのものか……
いまだき かんき様
コメントありがとうございます!
今の男爵領って、特殊な技術を持ってる零細企業みたいな領ですね。 給料がきちんと入るのは、父ちゃんだけで、あとは、お小遣い程度とか…… うん、ブラックですね!
老婆の夢は、まさに正鵠を射抜いているでしょう!
エスカリーナは自身の「手」で、生き抜ける力を得たようです。
多分ですが、抜け出せる筈です。 行先は不明ですが。 これから先、エスカリーナがリーナとしてどう動き、周囲がどう対応するか、お楽しみいただければ幸いです。
コメントありがとうございました!!!
大変うれしいです!!
龍槍 椀 拝
とりあえず。
労働基準法違反だと叫びたい( ̄∇ ̄)。
っていうか、ハンナさんには悪いけど、諸悪の根源は職務放棄している男爵家の面々であって、リーナちゃんはそのとばっちりを受けてるだけでしょσ(^◇^;)。優秀な分、評価が割り増しになってるだけな気もするし。
あ、それを言ったら王都の善人と妖怪共がタッグを組んで迫ってくるフラグも有りましたっけ( ̄。 ̄;)。
う~~~ん。最悪の話、全てを捨てて国外脱出も視野に入れるべきかも?
性格的に出来なさそうですけど( ̄。 ̄;)。
春 剋冬 様
コメントありがとうございます。 とても、とても、嬉しいです。
労働基準法って、食べられますか? 美味しいですか? (笑 な、感じですね。 人手と人材不足の男爵領に来ちゃった、エスカリーナ。 彼女が前世で学び取った大量の知識は男爵領にとって、まさに喉から手が出るほど欲しいモノだったという事ですね。
いや、まぁ、そうなんです。
” 労働 ” と捕らえたら、まず間違いなく「違法」でしょう。 エスカリーナはそれを 「お手伝い」と、捉えているようです。
周りの評価はそんなエスカリーナの想いとは裏腹に鰻上り。 困惑の表情にもなる事でしょうね。
” 出来る事を出来るだけしているだけなんですよ? お手伝いなんですよ? ”
と、呟くエスカリーナの声が聞こえて来ております。
読んで頂いて、誠に有難うございます。 楽しんで頂けれたならば、幸いです。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
龍槍 椀 拝
更新、ありがとうございます!
やっと、やっと自立の目処ができてよかった。
エスカリーナ、おめでとう。
ハンナさんにはちょっとガッカリです。
貴族は貴族の常識の中だけの世界なのですね。
自己中に囲い込む心算だったように見受けられます。
大好きな姫様の心中を想像し思いやることが出来ていないとは!。
エスカリーナを彼女の意思を無視し利用しようとする王城の狐と狸と一緒な思考回路、さすが貴族なのでしょうか。
エスカリーナが自立独立し、天寿を全うできて、『納得満足な人生』を送れること、祈っています!
菊ぞぉ 様!
コメントありがとうございます!! 更新頑張ってます!! 本当に本当に、嬉しいです!
エスカリーナの自立の目途が経ちました! これで、何処に行っても生きて行けます! そして何より、かのじょの錬金術の師匠が「海道の賢女」様です。 怖いのもの無しです。 無敵です。 最初はおばば様の名前で、そして、その内「リーナ」自身の名声が轟く事になるでしょうね。
ハンナさん、貴族ですもの……
階級社会で、一般人の生きて行く事の難しさは、一般常識として、最下位位の男爵家の家人としても良くわかっておられるのですよ。 大公家、辺境侯爵家より、くれぐれもよろしくって言われちゃってますしね。 いくらエスカリーナ本人が望んでいても、一般庶民の中に解き放つのは……
それは、それは、覚悟の居る事でしょう。 かれら貴族社会に属する者にとっては、市井の暮らしは暗闇にしか見えない筈ですから。 出来るだけ男爵家に囲い込みたい。 自分達の目の届くところで生活して欲しい。
出来るならば、男爵家の一員として。
これが本音だと思います。
利用しようとは考えていません。 ただ、エスカリーナの身の安全の保障が欲しかった…… と、お考えいただければ幸いです。 みなさん、愛情深き人達のつもりなんですもの…… (若干一名そうで無さそうなのもおりますが……)
王都の狐や狸。 虎視眈々と狙う人達。 権力と権威を兼ね備えた人達からの視線が、今は怖いエスカリーナですね。
彼女の行く末に光あらん事を!
読んで頂いて、大変うれしく思います。 楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
すっっごく、面白いです!!
最初、ものすご~く、鬱なお話から始まったので、正直、読み続ける事ができるか、不安だったのですが‥‥
読み進めれば、読み進めれる程、物語に引き込まれてしまって、、気付けば、こんな時間に💦
何度もクスッとし、何度も涙させられました。
閑話などで、主人公が感知できない周辺の動きや、それぞれの登場人物の想いや思惑なども描写されていて、とても楽しいです。
これからのリーナちゃんの邁進も、楽しみにしています。
★hana★ 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
エスカリーナが生まれ直す前の世界…… 前世の記憶 とても鬱展開でした。 現世のエスカリーナの前向きで真剣で、そして周囲にとても優しい人柄が何故形成されているか、この前提が無ければこの性格には成りえなかったと…… そう思って頂けるように、綴りました。
恋に生き、そして、恋ゆえに周囲を傷付け、最後には自分の命まで失ってしまった前世。
そして、彼女は誓ってしまいました。 もう恋なんてしない と。
それでも、愛する事はやめられませんでした。 きっと元々から情の深い女性なのでしょう。
一人称で綴るって行くこのお話。 どうしても、エスカリーナが見た物、聞いた事でしか物語は進みません。 閑話で彼女以外の視点を置く事によって、彼女が感じている事と、彼女以外の人々の感情の違いを綴りたかったのです。
楽しんで頂ければ幸いです。
今後とも何卒、よろしくお願い申し上げます!!!
龍槍 椀 拝
ハンナさんには悪いですけど、しばらく弟子になったことを黙っていて正解でしたね。
当初から知っていたら妨害しただろうなぁ。ハンナさんを例えるならば、私の中ではとても硬い綺麗な硝子の箱でしょうか。その箱は周囲からエスカリーナを守るものでもあるけれど、同時に閉じ込めるものでもあるのですね。
あとエスカリーナは男爵家の人々をちょっと美化しすぎでは・・・?恩があるのは分かりますけど、あまり美化しすぎたりお人よしが過ぎたりすると目が曇って真実を見極められなくなりそうで心配になります。
そしてファンダリア王国すべての人々を守っちゃうのかぁ・・・。どうにもエスカリーナの前世のエピソード見ているせいか、この国にそれだけの価値があるか疑問です。エリザベートお母さまや前世のエスカリーナを死に追いやった人たちに関しては守ってほしくないし幸せになってほしくないですね・・・。
螺鈿 様
コメントありがとうございます。 励みになります。 そして、とてもとても嬉しいです!!
おばば様の深慮遠謀です。 ハンナさんの性格もよく御存知の様子です。 エスカリーナもハンナさんの事は、とても良く知っておりますから、おばば様は「いつ打ち明けるか」をエスカリーナの判断に任せているようです。
エスカリーナが前世で処刑されたのは、一応かなりの事をやらかしていたからです。 自分が王家の血を引くモノと周囲に印象付けながら、婚約者にちょっかいを掛ける王国のお嬢様方を大公家の威光をもって排除したりしてましたね。
処罰としてやり過ぎ感が有るのは、最後に婚約者を分捕って行った女性が、他国の王族だったからですね。 それも、平和の使者として王国にやって来たお姫様。 頭にきて叩いたって所で、本来なら謹慎程度の処罰で済んだはずなのですが、それまでの悪評がモノを言ってしまっております。
現世のエスカリーナもそうですが、突っ走る傾向にある彼女。 ですから、愛する人の横に立つ為に、自身を磨きながらも、婚約者の周囲も綺麗にしておきたかった、自分だけを見て欲しかったと…… そう云う想いから、行動が過激になっていたようです。
その部分の描写が足りませんね。 プロローグで閑話の様な第三者視点を挟む事が出来なかったので…… 筆力の無さを痛感しております。
自分がやらかした事を自覚したエスカリーナは、現世では前世の言動を戒めに、常に感謝の気持ちをもって、周囲を見ています。 なにがあっても、好意的に捉えようとしてしまいます。
性格が極端なのです。 これから、きっと心のバランスを取る事になる筈です。
いずれ、自分の幸せを求める様に成るかもしれませんので、その時までお付き合いして頂いたら幸いです。
読んで頂いて、本当に有難うございます。
楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
ちょっと…ほんのちょっとだけ擦れ違いが在りますけど、この二人は主従ってよりも、年の離れた姉妹と言っても過言では無い関係と、此れまで読んでそう認識してます。 そんな二人なら歩み寄れるんじゃないかと期待してますが、どうも其れを期待して良い感じじゃ無さそうですね?
でも険悪な空気じゃないから…差し詰め、姉妹喧嘩をする寸前って所でしょうか…ね(-ω-)
キリン 様
コメント、有り難うございます。
エスカリーナとハンナさんの関係は、仰る通り年の離れた姉妹、もしくは、若いおかあさんと娘みないな関係性です。 まだ、赤ちゃんと云える様な時からお世話してきた、エスカリーナは、ハンナさんにとって、子供も同然ですものね。
一緒に遊び、学び、そして主従関係を自分で構築しちゃったハンナさん。
眼の中に居れても痛くない程、可愛がっておりますしね。 このところの忙しさで、逢えない日々をとても辛く思っております。 その想いは、一刻も早く仕事を終え、せめて晩餐くらいは一緒に居たいと、お仕事頑張っちゃったけっか、評価が鰻上り。
そして、昇った評価には、必ずお仕事が付随してきますので、余計に頑張らないと、エスカリーナに逢えない。
ジレンマ発生です。
ストレスマッハです。
がんばれ! 負けるな! 我らがハンナさん!!!
お話を綴りながら、ずっとエールを送る日々です。
読んで頂いて、有難く想いっております。 コメントとても嬉しいです。 本当に有難うございます。
龍槍 椀 拝
お師匠様から念願の“印”を貰い後は約束を果たすだけですが、その機会を周囲が奪ってるとは思いませんでした。 しかも屑な奪い方じゃなく、此方までホンワカしちゃう様な奪い方で
こう言う奪い方ならば大歓迎なんですけど、流石に仕事を押し付け過ぎじゃないかな~って思うんですよ。 みなさん忘れてるかも知れないけど、其処にいる娘っ子は10歳(現在は12歳でしたっけ?)の女の子なんですよ~?
まぁ暫く無かった慶事ですし仕方が無いんですがね(^^;
さてハンナさんに報告するだけの場が整ったみたいですが、先ずは心配かけた事と、仲間外れをしちゃった事についての謝罪と御叱りを貰わないと行けません。 喩え理由が在ったとしても、ハンナさんが傍に居てくれたから今のエスカリーナが在るんですし…ね?
でも書いてて気付きましたけど、ハンナ…拗ねてませんかね…? 大事な大事なエスカリーナに後回しにされちゃったんですし…
エスカリーナさんや……謝罪と御叱りを貰うだけで済めば良いですな…?(  ̄- ̄)
キリン様
コメントありがとうございます。 本当に嬉しいです。
僅か十歳にして、これです。 チートです、チート。 精神年齢は、前世も含み二十七、八歳ですけれどもね。 その上、御妃教育とか色々と苛烈に教え込まれていますし、なにより、その記憶も保持してるんですよ…… うん、チートだ!
出来る限りをやるって、事は自重しないって事になりました。 ホホホ…… 暴走中ですね。 目立ちますよね。 ええ、そうです、目立ってます。 ちょっと天然が入っているエスカリーナは、それでも、”お手伝い”と、云い張っておりますね。
聞こえます、領の皆さんの声が…… ”どこがやねん!” って。
ハンナさんのお怒りは相当なものです。 領で、ダクレールの家の中で、彼女の能力が開花して、みんなで護って、幸せに暮らしましたとさ を、狙っていた感じですもの。 基本的にずっと側に居たいと、想っているハンナさん。
でもね、エスカリーナは成長しているんですよ。
卵を割って、世界に飛び出そうとしている雛を、殻の中に閉じ込めようって云う方が無理ってもんです。 現状、ハンナさんは、怒りの持って行き場所に困惑中です。
読んで頂いて、誠に有難うございます。
コメントを頂き、本当に本当に有難く思います。
今後とも何卒、よろしくお願い申し上げます!!!
龍槍 椀 拝
更新を楽しみにしています。ハイスペック過ぎるエスカリーナが頑張り過ぎてて心配な展開ですね。
ただ…。跡取りが産まれて舞い上がっているのはわかりますがグリュック夫婦このままだと必要なくなりません?
エスカリーナとハンナはここから離れる事をオススメしたくなる状況です。
全て二人に押し付けておきながらその結果二人の評価があがると妬んで逆恨みしそう…と思ってしまうぐらい次期領主夫妻は信用できない。
ケロリ様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
跡取りが生まれて、浮かれまくっている男爵家の面々ですが、その内落ち着きます。 そして、色んな改革が進んでいて、愕然とするのですよ。 男爵家の面々が自ら思うかもしれません。 ” もう、俺達いらねぇじゃん!” って。
でも、領の舵取りは領主のお仕事。 多岐に渡る雑多なお仕事とは違い、責任ある重いお仕事なんです。
領主という意思決定機関が、中世的世界のの中では特に大切なんです。 故に、アホでは、領主には成りえませんし、なってはいけないのです。 浮かれポンチな男爵家の人達もその事は重々知っておりますしね。
若夫婦もその心構えが出来つつありますよ。 領主として、愛する我が子の親として、そして、領民の大事にするダクレールの者として。
頭は悪くないし、辺境で外国と国境を接してますし、色々と揉まれてますよ? きっと……。
読んで頂いて、本当に有難うございます。
楽しんで頂けると幸いです。
龍槍 椀 拝
ルーケルさんにも色々と遭ったんですね~。 ええ色々とね
やんちゃが故に海兵隊に強制入隊して大変な思いをし、でもその事が効を奏してくれたお陰で賢女を護る事が出来たんですから、ホント…偶然ってのは面白い働き“も”しますよね(・-・ )
しっかしダクレール男爵も色々とやらかしてたんですね~。 そりゃルーケルさんに強気で言われる訳ですなw
無いかも知れないけど、それらを知った時の奥方様の反応を知りたく成ります(  ̄ー ̄)
でも色んな体験をした人達の想いが今、徐々にですがエスカリーナに集いつつ有ります。 善悪問わず…ね
そんな想い達が何を成すか、何を為されるか、キツいと感じる事も在るでしょうが、それら全部引っ括めて楽しみにさせて頂きますね(^-^)
キリン 様
コメント、有り難うございます! とても、嬉しいです‼
直接物語に絡んで来るひとですもの、ルーケルさん。 だから、もう少し背景を綴らないと、判らなくなりそうなので、ここで閑話を挟みました。
けっこう重要人物なんですよ?
楽しんで頂けたら、幸いです。
次から、本編に戻ります。 どうぞ、お楽しみに!
龍槍 椀 拝
とりあえず。
・・・・・・ちょっと閑話が長く続きすぎてませんか?
既に閑話になってない感じですしσ(^◇^;)。
春 剋冬 様
コメントありがとうございます!
閑話では、エスカリーナ以外の視点で、関係性を物語を俯瞰してもらおうと、綴っております。 でもまぁ、長いですよね。 あれも、これもって、詰め込んじゃうんですよ。 ほんと、申し訳なく思います。
今後とも何卒、よろしくお願い申し上げます!
龍槍 椀 拝
気になる伏線一杯です。
リーナの血筋を利用しようとする者、疎む者。
リーナの才能を利用しようとする者、疎む者。
リーナの容姿を利用しようとする者、疎む者。
各々の目的の為、欲望と陰謀の網を張り、閉じ込める籠を準備しているようですが…。
信頼できる家族を、友人を、師匠を得て自分が生きて果たしたい目標と達成するための力を身につけた今のリーナには、自分の力で力強く羽ばたいて張り巡らされた網を悠々飛び越し遥蒼い空へ舞い上がって欲しいなーと思ってみたり。
せっかくのタイトルだし、ザマァで終わったら勿体ない感じなので。
Kunya 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
さて、張り巡らした伏線ですが、全部を回収する事は可能なのでしょうか? 自信がありませんです。 お休みの日に、プロローグから読み直しを何度も繰り返しております。
一つ一つ丹念に描いて行きたいとそう思っております。
タイトルについては、色々な案が御座いましたが、これに決めたのには、理由も御座いまして……
タイトル回収は、龍槍の綴る物語の流儀に御座います故、暫しお待ちを。
楽しんで頂ければ幸いです。
今後とも何卒、よろしくお願い申し上げます。
龍槍 椀 拝
レシピを手に入れたとして、件の薬は彼女以外の者に作れるのですか? そもそも、子供の死亡率を下げるなら、まず栄養状態と衛生状態の改善でしょう。1個人の能力に寄りかかるのは、国政とは言えません。その人物が居なくなれば崩壊してしまうのだから。
っていうか。非の打ち所のない王妃を私情で追いやった連中が、「国の安寧」とか、どの口が言ってるんだか。恥を知れと言いたい!
第1王子が成人するのが待ち遠しいです。
パンパンパンダ 様
コメントありがとうございます! 嬉しいです。
お怒りごもっともです。 子供云々のシーンは、先の王妃殿下が重きを置いていた政策の一つです。 ちょっと、言葉足らずでした。 反省しています。 王国の現状の子供の死亡率を下げる為に、先の王妃殿下は打てるだけの手を打っています。
現在も、その政策は生きておりました。
その上のでの、例のお薬です。 仰る通り、一個人の力で如何にか出来るような事ではないのは確かです。 先の王妃殿下は制度として、王国の子供達の安寧を護る事を考えておりました。 なにより、自分が子供を持つ事を拒否られていたからだったのかも知れません。
せっかく生まれて来た命を、病や貧困により失う事は、王国にとって未来を失う事に繋がります。 先の王妃殿下が深く心に留めて居られた事でした。
まぁ、王宮の狐狸共にとっては、目から鱗の視点だったのでしょうね。 宰相が十年以上前の先の王妃殿下の言葉をまざまざと想い出せるのには、そう言った意味合いもありました。
重ね重ね、言葉足らずで申し訳ございません! 精進いたします!!!
楽しんで頂ければ幸いです。 頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。
龍槍 椀 拝
自分たちの都合のいいようにエスカリーナを使うつもりのようだけど、この爺さん達ホント腹立つわー!
散々「忌み子」扱いした人達に、エスカリーナが"従うとしたら叔父さん達のためなんだろうけどね。
前世と違って味方が沢山いることが心強い!
がんばれ負けるなエスカリーナ(*^^*)
まいん 様
コメントありがとうございます。 嬉しいです。
今のエスカリーナには、感謝の二文字が心に在ります。 その恩に報いるためなら、出来る限りの事をしそうな雰囲気を持っております。
ただ、周囲が全力で止めるでしょうね。
” いらないんだよ、そんな物は。 ただ、君が君で在りさえすればいい ”
彼女を見守る者達皆の想いの丈は、こんな所でしょうか?
読んで頂き、誠に有難うございます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
龍槍 椀 拝
上に立つものとしては当たり前で、けど人の親としては外道と認識してた訳ですか…。
でもそうすると彼の凶行を見て、彼はどの様に思ってたんでしょうかね? 自身が蒔いた種が確りと芽吹いた結果が“あの凶行”な訳なんですし
けど其れよりも重要なのは、エリザベートさんの自殺原因が完全に王に在ったと言う事実です。
予想はしてました。 してましたが、やはり赦せる範囲を越えてる愚考であり、その愚考から生じた愚行を誰も止め無かった事は同罪です。 いえ、大罪と言っても良い所業でしょうな
彼等は自覚をしてるだけマシと言えますが、だからと言っても帳消しに成る訳では無いので、此れからも是非苦しんで頂ければと愚考致します
等々王宮の手がエスカリーナに延び始めましたが、その周囲に誰が居るかを確認したら愕然とするでしょうね。 何せ名だたる者が周囲を護ってるんですから
侯爵閣下や男爵家だけでも手に余るのに、其れに加えて“海道の賢女”に師事してるんですからね。 手放した事を心底悔しがるでしょう
キリン 様
コメント、本当に有難うございます。 嬉しいです。
エリザベート様は、何より王妃として、国王陛下の側に立つ事を誇りに思っておりました。 見事に打ち砕かれてしまいましたが……
本来、第二話のシーンは、あの日が、” 正式に王籍から離脱予定の日 ” だったのです。 彼女としては、それが耐えがたく、王妃のまま死にたいと、窓から見える王城を見詰めていました。 彼女の死によって、王籍離脱がうやむやになってしまった事が、エスカリーナの悲劇に繋がっていました。
彼女もまた、愛ゆえに自分を見失い、そして、愛ゆえに自らの尊厳と共に命を絶ったと言えます。
故にエスカリーナは懺悔します。 母の ” その想い ” を、無に帰してしまった事を。 根底にある思いは、母エリザベートには執着を捨てて欲しいと云う想い。 エスカリーナ自身が青い空の下で執着を捨てたように。
「謁見の間」での対決に、その想いが詰まっておりました。
今のエスカリーナは着々と自身の足元を固めています。 そして何より、自身の周りに彼女を助けてくれる人々が大勢おります。 力持つ者、市井の人々、師匠方…… 易々とは王都の狸共の意のままには決してならないでしょう。
二次被害的なざまぁが各所で見られると、そう思います。
本編再開となりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 楽しんで頂ければ幸いです。
コメント、有り難うございました。
龍槍 椀 拝
最近は、この作品の更新を真っ先に捜しています。ブクマしている中では、今は最も面白いと感じています。
特に、長い題名が流行で多い昨今、この短い題名に込められた物語の流れが秀逸で、楽しんでいます。
特に、ウーノル王子が最後に‹姉上›と心中で呼びかけるシーンは、背筋にぐっとくるものがありました。
最初から何度も読み返しては、世界観を堪能しています。
うっかりの主人公、振り切った筈の魔の手が再び取り巻きそうな状況は、目が離せません。
平民になるのが何故ここまで大変なのか……主人公にはきっと理解不能なのでは?納得できるかぁ、と言う声が聞こえてきそうです。
今後も楽しみにしています。贅沢を望めば、書籍化して欲しいなと思っています。
いまだき かんき 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
過分のお褒めの御言葉を頂き、誠に有難く思います。
逃げた魚は大きかったのかも知れないと、王都に居る者達は、今も思い続けているようです。 特に関係の深い面々にとっては。
王国の為、王都の為、そして、自分の為に、エスカリーナを ” 使おう ” とする勢力の暗躍は、今後一層多く成って行きます。
正に、” 納得できるかぁ! ” 状態ですね。
楽しんで頂ければ幸いです。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
龍槍 椀 拝
負けられないと思われるぐらいエスカリーナが評価されてよかったかも。
母からの愛の贈り物(前世は知らなかった)や師匠たちと特別な杖を貰う事ができたし、幸せな人生に向かう道に今後も続きそう。
王子からしても貴族や教会に挟まれ中の王様は問題なんですね。
あの王妃から生まれたウ―ノル王子が貧乏くじ引きすぎ。
頑張っているの伝わってくるのに苦労する未来しか見えない対比にされてるから面白いです。
マクシミリアンに付き従っている勢力の様子はアンソニーの場合はお兄さんが優秀すぎる弊害なんですね。
他の前世でエスカリーナが知っていたかつての側近たちの事が知りたいです。
yumeji 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。
さて、王子様……
かなり立場的に重いモノを背負ってしまいました。 周囲の大人たちの思惑にかなり振り回されて居そうです。 そんな中で、エスカリーナに一目置くのは、あの「御目見え」の席での交渉からでした。
並み居る王国の重鎮達を前に、社交交渉術を駆使し、自身の要求を貫徹してのけたエスカリーナ。
そして、その後にそれとなく聞かされる、彼女の父親の事。
つまりは、ウーノル君、父ちゃんが、エスカリーナのお母さんに手を出したって事を理解しておるようですな!
ハハッ!
それで、心の内側で、姉上と呼んでいるのです。
ほぼ同い年にして、大人達に対して胆力をもって、交渉し、そして結果を捥ぎ取った彼女に対し、畏敬の念をもっても不思議では有りません。 なぜなら、自身がまだその場所に到達し得ていないと、感じているからです。
口は悪いけれど、素直な殿下ですから。
彼をして、王家の星と呼ぶにふさわしいと、そう思い綴りました。 まぁ、前世の婚約者は未だにいじけておりますがね……
コメント、有り難うございました。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
龍槍 椀 拝
外務大臣たるドワイアル大公を動かす案件…ですか、随分と危急の話に羽上がっちゃってる様ですね…。
大公と言えば王家の直系が臣下として国に仕える際に出来る家だそうですが、その“直系”を動かして何を狙ってるんだろうと勘繰ってしまいます。 彼の御仁を疎ましく思う者は多く居ますし、その旗印が親戚でも在る“もう一つの大公”な訳ですし、どうしても…ね?
けどエスカリーナが前世、何故彼処まで綺麗に嵌められたのかが朧気ながら見えてきた気がします。
いくら疎ましく思ってても大事なエリザベートさんの娘、其れを処刑場送りするとは考えにくかったので、その辺りが大きく関わってるとみてます。 “もう一つの大公”が関わってたのは前世話で明らかに為ってますしね
だけど今回、エスカリーナと接触したアレンティア侯爵閣下と第一王子が共に動いてますし、万が一な事態が発生すれば現·王妃共々倒れる事に為るでしょうね。 エリザベートさんの自殺原因である王を道ずれにして
まぁ其処まで行くのは早くても5年以上先でしょうし、出来れば自浄作用が効果を顕してくれればと願ってはいますがね? 海辺の街で頑張ってるお姫様の為にも
キリン 様
コメントありがとうございます。 大変大変うれしいです!
>外務大臣たるドワイアル大公を動かす案件
かなりの大事です。 ええ、伏線ですとも! 大変な事が起こる前兆ですよね。 ほら、今でも外国に居る大使が、外務大臣を招聘しないと収まらない様な出来事とか、考えただけでもお腹が痛くなりそうですもの。
>大公と言えば王家の直系が臣下として国に仕える際に出来る家
はい、その通りです。 四大大公家は、王家の傍系です。 王家に何かあり継承が出来なくなった場合の予備として、機能しております。 さらに、その下には、多数の公爵家が御座いまして、王位継承権を放棄し臣籍降下した王家の系譜の人達です。
宰相様も、その一族の一人ですね。 何処の系譜に属しているのかは、御察しですが……
海辺の領で、今は懸命に生きる方策を探るエスカリーナですが、周囲はほおって置かないでしょうね。 なにせ、出自が出自。 その上、判る人は判るっていう父親の事。 そろそろ、彼女の周りに王国の手が伸びてきそうです。
まぁ、あと、少しばかりは、その手も届きそうにないですが……
物語は、閑話を終え、本編に戻ります。
今後の展開に乞うご期待です。
どうぞ、よろしくお願い申し上げます!!!
龍槍 椀 拝
先ずは若き次期男爵夫妻の慶事に祝辞を
双子の出産おめでとう御座います( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
これで周囲で色々と言ってた連中も黙るでしょうし、何よりも世嗣ぎを産んだ事でニーナさんも自信が付いたでしょう。
未々不安も残ってますが、色々と不安定だったダクレール家も此れで安泰ですね?(^-^)
前回迄にもちらほらと出て来てはいたけどエスカリーナに遺された母の愛と護り…ですか、唯でさえ色々とドワイアル大公家やダクレール男爵家の面々に貰ってる上に、師匠達から此れでもかって位に知識と技術の伝授をして貰ってるから辛いでしょうね…。 幸せを貰いすぎてるから…
エスカリーナが潰れる心配はしてませんが(周辺人物が人物なんで)、貰った幸せを還すのが此れから大変でしょうね~。 律儀なエスカリーナの事ですし、御返しは確実にするでしょうから(^^;
キリン 様
コメントありがとうございます!! とても、嬉しく、ニマニマしながら、拝読させて頂いております!
男爵家も安泰になって、ちょっと、落ち着いたエスカリーナ周辺。 閑話をはさんで、物語は加速を始めますよ~
エスカリーナの御恩返しは、並大抵では有りませんから。 彼女には頑張ってもらいたいと、そう思っております。 なかなかに幸せな状態が続いているエスカリーナ。
自分の幸せだけを願わず、周囲の人の幸せを願うその姿に、周囲も手を貸してくれているのでしょうか?
今後の展開にご期待ください。
コメント、有り難うございました!!
龍槍 椀 拝
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