その日の空は蒼かった
婚約者が大好きだった。 彼しか見えなかった。 ……だから、あの人の間に割り込んで来る人は、誰であろうと排除した。 でも、彼は私の事を好きではなかった。 私がした事は…… 私に帰って来た。 それも一度に、容赦も寛容も無く。 あの人の為だけに生きた私は、あの人に顧みられることも無く…… 濁った瞳が晴れ上がった空を映し出していた…… 私は私を追い詰め、落ちる所まで落ちた。 深い穴のような最低の場所から見上げる空は……蒼く、高く、澄み渡っていた。
なんて、馬鹿らしい。
自身の矮小さを思う存分見せつけられ…… あの人への執着が霧散した。
視界が黒く閉ざされ、耳に届く罵声が遠くになり、全てが終わりを告げた時…… 轟音と浮遊感が私を捕まえた。 これで、おしまい。 なにもかもが、無駄に終わったと、そう思った時…… 突然、視界が戻った。
懐かしくも、哀しみに満ちた場所への帰還。 そう、始まりの場所に……
もう一度、やり直せと言う事なの? 苦しみは永遠に続くの? 小さな手が虚空を掴む。 時間が巻き戻されたような感覚が襲う。 でも、あの蒼い空を見上げるまでの記憶は残っている。 そう、残っているのよ。 混乱した私は決心したの。
二度と恋なんてしないって
なんて、馬鹿らしい。
自身の矮小さを思う存分見せつけられ…… あの人への執着が霧散した。
視界が黒く閉ざされ、耳に届く罵声が遠くになり、全てが終わりを告げた時…… 轟音と浮遊感が私を捕まえた。 これで、おしまい。 なにもかもが、無駄に終わったと、そう思った時…… 突然、視界が戻った。
懐かしくも、哀しみに満ちた場所への帰還。 そう、始まりの場所に……
もう一度、やり直せと言う事なの? 苦しみは永遠に続くの? 小さな手が虚空を掴む。 時間が巻き戻されたような感覚が襲う。 でも、あの蒼い空を見上げるまでの記憶は残っている。 そう、残っているのよ。 混乱した私は決心したの。
二度と恋なんてしないって
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お久しぶりです。
昨日一昨日と仕事が休みで、大好きなこの作品を2日かけてプロローグから読み直しました。各章が終わる度に良い意味でため息が出ました。読み返さないと気づけなかったところも沢山ありました。
細かな感想なんかは私は本当に文章を書くことが下手くそなので書けないのですが、
いずれ来てしまう物語の終わりが来ることが嫌で嫌で仕方ないです。
暑さも大変厳しいですし、どうぞご自愛ください。
これからも更新楽しみにしています
みんこ 様
コメント有難う御座います。 とても とても嬉しいです! 感謝です!!
長い長いお話を読み直して貰えるなんて、とても嬉しいです。 本当に有難う御座います!
物語りも、随分と進み、クライマックスまで、もう少しです。 頑張って綴っていきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
女官長らがやったことを報告したリーナに非があると思えませんが状況と想いって何でしょう?それの説明をリーナがしていたら情状酌量されたんでしょうか?
さゆか 様
コメントありがとうございます。 とても嬉しいです。 感謝です!!
状況報告の際、事実を端的に述べてしまって、女官長達が何故にその様な事をしでかしたかの推察をまるっと省いていたのです。 よって、ウーノル殿下が激烈に反応したと、そう、リーナさんは解釈してしまっている訳ですね。
もう少し、ちゃんと説明していれば…… 命まで奪う様な事はしなかった筈
そんな想いが有るようです。 真実は別にありますがね。 たとえ、リーナさんがそう思っても、現行の王国法では、「大逆罪」にしか問えませんしね。 ウーノル王太子が出来た、最大の恩情は、連座を避け、当人達のみを処罰する事くらい。 その代り、彼等の身分国籍を剥奪し、遊民(国籍を持たぬ人)として、最大級の刑罰を与えると云うモノ。
これ以上の拡大は、司直の手が王妃殿下にまで届き、王家の体面が著しく損なわれる可能性もあったのです。
リーナさんは、薬師リーナとしての視点でしか物事を見ていません。 王家や、王城内の力関係、そして、王城と王宮の力関係など、考慮に入れてはいなかったのです。 個人で出来る嘆願など、実際は無意味なのです。 もう既にその段階は、とっくに過ぎ去っていたのです。
残念ながら、リーナさんにはそれが見えていませんでした。
例え自分の報告が有っても、そこまで苛烈な刑罰を与えるとは思ってなかったのです。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
あああ、リーナにはアンネテーナにだけでも「実は私がお姉ちゃん(従姉妹)だよ~」ってこっそりばらして欲しい…
サイミ 様
その線も考えました…… 考えた結果、物語が崩壊しそうなくらいの強烈な影響が、多岐に渡って発生する事に成ってしまいました。 もうちょっと、限定的に……と、思いまして…… 身バレの順序を色々と入れ替え、組み立て、崩しては盛り直し……
頑張っております! ええ、中の人は頑張っておりますとも!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
とりあえず。
・・・・・・ティカ様、予防接種しまくり(*´∀`*)。
効果があれば良いのですが(^_^;)。
最悪でも『白き結婚』には留める事は出来るでしょうけど・・・・・・不安だ(;´Д`)💨。
春 剋冬 様
フフンッ って感じで鼻を鳴らす、ティカ様が見えました。 ええ、見えましたもの!!
彼には、精進してもらう事に成るでしょうね。 ええ、確実に、絶対に!! 状況判断と、情報の解析に力を入れて貰えたらなぁ…… そして、人を見る目を養って貰えればなぁ……
そうしたら、他人の恋愛タグも、機能するんだけれどなぁ……
中の人は、勝手に動く物語の中の人達の制御に、大わらわです!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
ん〜リーナの反応が予想外でちとモヤッとします。
こういう結果を見越しての行動と思ってましたが。
焔藤 様
リーナさん的には、此処まで苛烈な判断を下されるとは思ってなかったみたいです。 なにせ、女官長の御出身は、ニトルベイン大公家の御連枝である侯爵家のお家の人(お嫁に来た人ですが、王妃様の侍女としてずっとついていた人ですから) ニトルベイン大公の手前、そこまで苛烈に罪に問うとは思ってなかったようです。
根底には、貴族社会の強い権限とか法すら曲げてしまう権勢とかをリーナさんは知っておりましたから。
そこに、この苛烈な判断。 きっと、この刑罰に一番困惑したのが、リーナさんでは無かったのではないでしょうか。
言葉足らずで、モヤっとした感じになってしまった事、お許しください。
今後とも、物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
はじめまして。最近、このお話をしり、一気に毎日読みました。とても、面白いですね(*^^*)はまりました!ティカ様が守ってくれているとはいえ、リーナの活躍、皆に知れわたるようになってきましたね。
アンネテーナ様のお勉強にまで付き合うことになって、第四軍のお仕事大丈夫?リーナ忙しすぎてどうかなっちゃわない?どうやって時間のやりくりをするんだろう?などと変なところが気になっていますー。
物語の行く末を楽しみに、身バレの時期も楽しみに読ませていただきますね!
まっきぃ 様
コメントありがとうございます。 とても、とても嬉しいです。 感謝です!!
> どうやって時間のやりくりをするんだろう?
ですが、午前中は第四軍のお仕事。 午後は、そのまま続けてお仕事するか、学院にて「礼法の時間」でのお勉強。 アンネテーナ様の所に向かう日は第四軍のお仕事はお休み。 安息日に市中を回ったり、採取作業。 勿論、護衛隊の面々が各所にてお手伝い中です。 第四軍の大きなお仕事はすでに終了しておりまして、今は、追加の医薬品類の錬成のみですので、そこまでは忙しくありません。 なにせ、医薬品工場を持っている様なモノですからねぇ……
身バレの時をお楽しみに!! 今後の展開を 乞うご期待!!
宜しくお願い申し上げます!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
とりあえず。
・・・・・・ティカ様、外堀どころか内堀まで埋められた状態で言われても、リーナは多分逃げてはくれませんよ?( ̄。 ̄;)
責任感の塊みたいな人ですから(^_^;)。
正直な話、ウーノル自身がリーナを遠ざけない限り難しいのでは無いかと。
個人的にはフルーリー嬢に泥を被ってもらおうかと思っています( ̄∇ ̄)。
あの方は、ウーノルの側妃にリーナを推すつもりだと見ました。少なくとも、私はあの勝負下着をそういうモノと見ましたσ(^◇^;)。王妃教育もその為の布石ではと疑ってます。
コレを回避する方法はただ一つ。正体をバラすしか無い! さすがに近親婚は不味いから(^_^;)。
結果、立場がややこしくなりすぎたリーナは王都を去って行く事になる・・・・・・って、そんなに上手くはいかないか(;´Д`)。
春 剋冬 様
ええ、そうですね。 その通りです。 逃げないでしょうね…… 今回は。 八歳の時、逃げていますし、逃げているだけでは、状況に取っ捕まるって、学習もしたでしょうしね。
> 正直な話、ウーノル自身がリーナを遠ざけない限り難しいのでは無いかと。
(身バレ……)こっそり聞こえる囁き声……
フフフフ、勘の鋭い人は、嫌いでは無いのだがね…… (-。-)y-゜゜゜
この先の展開に、乞うご期待です!! 重ねて言います、乞う、ご期待です!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
リーナのトラウマ……ですからね、命を奪うって行為は…
しかも今回は尤も彼女の心にこびりつき、彼女を苛んでる事柄“紐引き刑”ですから、この反応は致し方がないでしょうね…
ティカ御姉様の誓いと願い、おそらくアンネテーナ様やウーノル王太子殿下も抱いてる事でしょうが、現状が赦してくれず、彼女を傍に置くことは苦渋の決断だったのでしょう。 私はそう推察させて頂きました
ホント…やるせないですよね……。一人の欲深い男の出世欲に巻き込まれ、一人の場違いな勘違い女の王妃就任で此処まで拗れちゃったんですから…
キリン 様
ええ、トラウマです。 自身の事だけでは無く、辺境にて彼女の両手から零れ落ちら幾多の命を思うと、今回の十七名の人達の処刑は彼女の心に深く、深く、刻み込まれるでしょうね。 それほどの、衝撃が彼女を襲っておりました。
一人の男の権力奪取への想いが、バタフライ効果の末に…… ですものね。 元凶の影響力が失われつつあるのが、せめてもの救いか? でも、影響力は残ってしまうモノですしね。 頑張って貰いたいと思います。
中の人も、頑張って綴って行こうと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
>小さな小さな 想いの"灯火”
王宮女官と侍従の方々
前々からの小さな疑問。一般的ファンタジーでは無視されているので、どうとは思わないのですが。ちょっとこの話は異なるので。
元々、貴族の女性に仕える侍従は、いません。姿が見られるようになったのは、フランス王朝くらいからで、はっきり言って、性処理要員です。女性の周りは侍女が対応するので、男子禁制です。そこにいてもおかしくない男性とする為、侍従としたので、本来侍従は男性貴族の世話人で、少数です。何故なら、男性貴族の世話人には侍女もいるからです。
ですので、アンネテーナのいる部屋に、侍従がいるのはおかしいのではないか、と言う話です。居たとしても、部屋は完全に別で、彼等がしなくてはならない用事は、女官又は侍女によって別部屋で伝えられ、直接貴人の女性と面識を得る事はない筈です。ましてや、アンネテーナのいる部屋は、何処であっても後宮と同等の扱いとなる筈ですから、居るとしたら非男性処置済みという事になります。
ここは、一般ファンタジーとしての解釈で宜しいのでしょうか?
とうとう……とうとう……取り込まれてしまったわッ
……いまさらそれ言う???勅命で第四軍勤務となった際に既定路線でしたでしょうに。護衛作戦だのと、ネギしょってお鍋持って薪まで持参して……おまけで自分から水張って中に入ってきたわけですから、最早据え膳なわけで。はあ……
迷宮の深層の方が気が楽よ
そりゃあ、酒瓶転がしとけば、無害ですからね。今回は教育官、無害化不能!
遂に恋愛タグが始動!恋か、恋なのか?受肉後もケモナー?
ついでに、エドワルド=バウム=ノリステン子爵には死を!毒殺などは生温い!リーナ排斥派で王太子に干されて登場できなくなった貴様には。勿体ない!まだ、まあだ、アンソニーの方が許せるわ!!
いまだき かんき 様
本編にて綴りました。 王宮の女官、侍従の事情ですが、全くもってその通りなのですよ。 本来、後宮は男子禁制。 たとえ、王太子であろうと、成人男性は入宮の許可は下りません。 この物語の後宮は少し甘く、許可制にて、後宮にも入宮出来る様にしてありました。
しかし、現王妃殿下は遣り過ぎです。 拡大解釈しすぎでした。 ウーノル王太子殿下が王国法の順守を求めて、大改革を実行。 その際、王宮学習室を王太子府の下に、ちゃっかり持って来て、自身が後宮における、陛下の位置を占められるようにしたりもします。
策士ですね。 これで、王宮学習室のアンネテーナ様の元へ、誰の掣肘も受けずに行けますもの。
ド天然なリーナさん。 自業自得なのに、それが判っていないwwww 教育官様達にしっかりと教授して頂きたく存じます!!
ノリステン子爵…… まだまだ、彼には頑張って貰わないとッ!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
>避けたい理由
突然下着話……これは、恋愛タグ復活の前仕込みか?冥王星目指してワープして、何故かガニメデ、に近い。はっきり言おう!今のリーナには、美少女にしてもまだ早い!筈!!これに引っかかる男性は……侍女と侍従と……きっとお義姉様が闇に消してしまうでしょう。
>王立ナイトプレックス学院での攻防
ー何で私に聞くのよ!!!
貴族ではなく、貴族のルールやあり様に詳しくなく、それでいて重要な話の中心付近にる人物。まあ、聞けばあっさり答えてくれると"確信”しているからでしょう!確かにリーナ、自分以外の事は口が少し軽い。
ちなみにハンドサインがばれたのは、3人の側近たちの所為でしょう。ひょっとして、公女は確信犯か?どう考えてもこの授業、受けたく無さそうな感じだし(まあ、終わってる内容なら当然ですか)……
>王宮学習室へ
そう着てしまったのよ→そう、来てしまったのよ では?
はあ、王宮学習しつか→室
ー齣:字が古すぎる上に、読みが3つと意味2つがあってどれも当てはまる。ルビが必要かと。
ひとこま:最有力。ただ、現代は一コマと使う事が多く、一駒、と言いう誤用が多い。
いっせき:いっく、とも読むが、意味は同じ。一区切り、という意味。大穴。更に古い表現だが、こっちの方が貴族然としてかっこは良い。
勅命を頂いた、御命令書が→勅命を記(本来なら拝?)した御命令書が、かと。
勅命を持って→以って ですね。これも多い誤用ですが、元字(持ちて)なのではあるのですが。
説明を!誰か、説明を!!!
リーナの困った時の定番?以前もあった様な……。スピンオフに重大なネタバラシが、が、が……
不幸にも制限に……つづく
いまだき かんき 様
ご指摘ありがとうございます。 修正いたしました!!
済みません、” 一齣 ” だけ、ルビ打ちをしてません。 ちょっとした、ほんとうに、ちょっとした、なか中の人の趣味ですので、如何様にお読みになっても、問題は御座いません。 なお、意味は ” 一コマ ” に近く、表現上は ” いっせき ” とお読みくだされば嬉しく思います。
ネタバラシは本編内で!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
最近のウーノルと、公女リリアンネのリーナへの厚かましさと無茶ぶりにイライラします。
「アンネテーナの主任薬師」に任じられるのは理解できても、
アンネテーナと一緒に王妃教育を受けろとか、無茶ぶりにもほどがあると思います。
ただでさえ、1軍をたった一人で支えさせられている薬師だから大変だというのに、
王立学園に週3日も拘束された上に……ですからね。
公女リリアンネやその側近と、ウーノルにガツンと抗議すべきだと思います。
そうでないと、際限なく押し付けられますよ。
リーナさんに甘えるのもたいがいにしろ!!と。
ティカ様にでも読者の代弁をしてもらいたいですね。
桜子 様
イライラさせてしまって御免なさい。 ウーノル殿下は、まぁ、御国の王太子殿下なので、使えるものは、トコトン使うでしょうし…… 公女リリアンネ殿下は…… 政権奪還の礎をファンダリアで築きたい人ですし……
何重にも何重にもかけられている苦役の様な状況。 リーナさん頑張れ、マジ頑張れと、中の人も綴りながらそう願わずにはいられませんもの。
最後の砦は、ティカ様とアンネテーナ様。 このお二人の行動如何によって、今後のリーナさんの厳しさが変わってきます。 そうなのです。 いつもキーマンは二人の ” 姉妹 ” です。
頑張ってもらいましょう!!
今後の展開に、乞う、ご期待です!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
ついに王宮に「戻って」来させられましたね。
リーナは軍務と並行して市井の人々とも行き来してますから、三重?四重生活!?
ポーション飲んでてもキッツいわあ~
そりゃシルフィー姐さん心配するわ~
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リーナの1日も早い王宮離脱を祈ります!
ベイジル 様
ええ、戻って来ちゃいました。 もう既に何重にも苦役を課されている様なリーナさんですが、それでも、やり切ろうと、努力は惜しまないでしょう。 どうせやるなら、楽しまないと…… くらいな勢いが、現世のリーナさんには御座いますものね!!
まともな環境なら、リーナさんの負担も少なくなるやも?
今後の展開に、乞うご期待です!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
wwwwwwwwリーナの驚きっぷりと尻込みっぷりがww
恐怖の教師陣ですから仕方がないけどw
まぁ“あの”女史が認める淑女ですしね~。 リーナには申し訳無いのですが、此処は諦めて頂く以外に道は無いかと(^^;
キリン 様
WWWWW 恐怖の王妃教育!! wwwww
あのリーナさんを尻込みさせる教授陣!! ある意味最強軍団の登場です!!
でも、既に一度潜り抜けている、洗礼ですからね。 教授陣が慌てるのは、そう遠くない未来の出来事だと!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
国のためのを思うならば、ウーノル王子のリーナへのご執心もわかるんだけど…有能だし
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国のための、姉のため、リーナは頑張るんでしょうけど……
やだなぁ…リーナには協力はしても自由にのびのびとして、王宮に囚われないで欲しい…
沙夜 様
全くもって、チート体質な主人公が振り回されるばかりの物語です。 本当に済みません。 他作品の主人公さん達は、自ら振回しに行くスタイルがおお御座いますので、たまには振り回される主人公も如何かと?
そのうち、絶対に、彼女は自由を手に入れます。
幸せも、愛する人も!!
だって、コレ、恋愛タグなんですからねッ!! 中の人、格闘しておりますッ!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
すいません。
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ルーイン 様
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中の人の、性格悪い所です!! この先の展開に、乞うご期待です!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
やっぱり彼か…リーナの恋愛フラグは
|・ω・`)コッショリ
彼に会うには北の大地の浄化が必須なので、フラグ回収はまだまだ先ですね…。
それにしてもティカ様のお相手はノリステン子爵かぁ。
以前のままっぽいので、ここは知識面でリーナ達に鼻っ柱折られるのか?
アンネテーナが王宮学習室で咳き込んでたのが15歳→新年が来て16歳→第二成人(18歳)まであと2年!!
うーん、年齢と人物相関図が欲しい…(:3 」 ∠)
茶P 様
はい、あの人です!! チートに過ぎる主人公の御相手ですのでッ!!
長い長いお話ですから、人物相関図は、必要ですが、この先の展開において関係性が変化していく可能性もありますので、ご容赦お願いいたします。 サーガに近い物語に成りつつありますので、人と人の関わり合いが、時を経るにしたがって変化してく様もお楽しみ頂けたらなと、思う次第で御座います。
何卒、宜しくお願い申し上げます!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
430話
顔しってっから顔パスってだめやん
命令書とか、命令体形をしっかりしようってしてるとこでしょ。
顔を知りつつ、きちんと書類も確認。
指差し確認しないとだめやん。
じゃないと、魔法があるんだから、何かの術で変装したり、してるかもしれないじゃん
ばっかもーんそれがルパンだってなもんでw
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ぷにぷに0147 様
一応…… 顔パスって事は無いんですよ。 ちゃんと来意を伝えておりますし、その旨は、王太子府より伝えられておりましたしね。 貴族でさえ、「勅命により」の言葉は重く、偽の勅であれば、近親者を含めての大逆罪に問われる事は、リーナさんも知っております。 また、リーナさんが知っている事は、前回の報告で、王太子府の人々も確認してあります。
そして、その言葉を吐いたのが、リーナさん。 確認したのが、営門の護衛騎士さん。 その護衛騎士さんは、例の作戦でリーナさんの御顔や、特徴を知っております。 王太子府からの速やかに通す事と云う命令を実行したにすぎません。
疑義を挟む余地は無かったと云う事です。
>じゃないと、魔法があるんだから、何かの術で変装したり、してるかもしれないじゃん
ばっかもーんそれがルパンだってなもんでw
な、事も有り得るでしょうが、王城内には、対魔法感知くらいは、敷設してあるでしょうからねぇ~ あぁ、ルパンだったら、その辺りも交わしてしまうかも? 不二子ちゃんなら、女官審査くらいは摺り抜けてそう…… 前科あるもの、あの人……
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
不覚にも大混乱なリーナに笑ってしまったwww
まぁ少し前に来た時なんて上から目線は仕方が無いにしても、王太子の客人にする対応じゃ在りませんでしたからね~。 驚く過ぎてパニックに成るのは仕方が無いです(・-・ )
でも此処までの対応、既に令嬢達が就いてる王宮仕えの使用人から外れてますし、厳選に厳選を重ねた結果なんでしょうが、洗練され過ぎてて流石王太子としか言えんです。 と言うかソレしか言えんですわ…
キリン 様
状況が変わっている事にすら気が付かない鈍感さん。 そして、ヒント的な報告すら、聞き流してしまう忙しさ。 当然の帰結として、こうして大混乱に陥る訳です。
一人称記述の難しさで在り、楽しい所です。
状況の大幅な改変についていけないリーナさん。 真実を知った時……
乞う、ご期待です!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
リーナさんの心の叫び
リーナには申し訳無いんですけど笑えるから不思議ですね?w
でも冗談は抜きに女史が仰ってる通り他者に気付かれず、けど決して相手を哀しませない様に気を付けてお喋りしませんと、雀共がピーチクパーチク囀ずりますからね、ホント…此れでもかって位に気を配りませんと…(-_-;)
未々マクシミリアンに戸惑いが隠せてませんが、悪夢と言える前世情報が記憶に残ってますからね、彼女最大の秘密である時戻りを教えない限り、ソレを真の意味で受け入れてくれる人(海向こうのあの人)が来ない限り、消える事は無いでしょうね…。
たぶんアンネテーナ様やティカ御姉様達でも、ファンダリアの姉´sでも難しいでしょう。 彼女が苦しい時や淋しい時、常に側に居てくれた彼女以外には
でもリーナとしてだけでなくエスカリーナとしても、恋する男性が現れれば彼女でなくても、もしかしたらってレベルですが解きほぐす事が出来るかもしれませんね~。 今は恋愛タグが眠りについてるから未々先の事ですがね?(^^;
キリン 様
>リーナには申し訳無いんですけど笑えるから不思議ですね?w
それは、多分、自業自得感が満載な為でしょう(笑
教室の隅で、他国の姫君と、授業の邪魔をしない様に…… 他の生徒からすると、リーナさん、ご説明係に任命されているようにも見えますよね。
その実、とても政治的な事柄を手サインでお喋りしているのですから、厄介です。 女史は眼の端でその状況を伺っておりますものね。 冷や汗ダラダラものです!
海の向こうの王太子妃様。 いずれ…… というか、近い内に再登場の予定があります。 はい、キチンと出します。 その時が身バレの時ですね。 ごく少数にですが…… 機密扱いとなります。
今は眠りについている、恋愛タグですが、絶対に目覚めさして見せます! 中の人はハッピーエンドマニアですからッ!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
リーナを中心に臨時政府が立ち上がっちゃってる…(同情)
サイミ 様
きっと、公女リリアンネ殿下の狙いはそこらへんに有るのでしょう。 母国の現政権の頸木から脱出し、自分たちが出来る最善を鑑みるに…… マグノリア王国奪還は、至上命題と成り得ます。 そして、統治が上手く進んでいる、ファンダリアの行政に目が行くのも、当然なお話。
後は首魁を陥落させ、以て旗頭にすべく、暗躍するでしょう。
リーナさん、脇が甘いから、いろんな情報をお話しちゃいますもの。 国の意思決定機関とは、自分から近づきませんし、税法、軍法、そして、一部国法なんかは、自分の身を護る為に、相当勉強しておりますしね。
リリアンネ殿下も、生き残りにかけて、必死です。 できれば、巻き込みたいと、考えているかもしれません。
ガンバレ、負けるな、我らがリーナさん。 辺境の安穏とした暮らしを得るその日まで!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
(字数制限に引っかかったのでこちらで続けます)
新章での衣装+下着選びに大笑いしました。「前世でのわがまま」の反動+辺境での半修行的な生活の相互作用でしょうか基準の極振りがものすごいことになっていますね。ふと思ったのですが、ここで「丈夫さ」+「おしゃれ」を両立させた下着を開発すればフルーリー商会に新たな商機が出るのではと考えてしまいました。この世界は女性軍人もいますし需要はあるのではないでしょうか。
アコナ 様
前世の轍は絶対に踏みたくないリーナさん。 基準の極振りは、それはもう顕著に出ております。 自身の容姿に対しても、前世では、ピッカピカに磨き上げていたのですが、現世では完全無頓着。 その原石の輝きに魅せられているのが、フルーリー様という訳ですね。
” こ、こいつ。 磨き上げれば、アンネテーナ様に劣らぬ美少女に成る!! じゃぁ、この手で!! そして、願わくば、ウーノル殿下のお側に!! 女性として、生まれて来たからには、てっぺん目指さないと!!”
なんて、思っているのかも? 商機に敏感なフルーリー様。 当然のことながら、リーナさんの言葉に、新たな丈夫で可愛い実用的な下着作りを命じて居そうです!! めざせ、四軍の需品納入!!
ですね(笑
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
久しぶりの書き込み失礼します。
断章の「年末大掃除(違)」が実に痛快でした。護衛騎士が乗り込んだ時の侍女達の醜態(隠そうとしていましたが、その行動自体が自白している様な物ですね)に、「この主(愚王妃)にしてこの部下あり」と感じました。そもそも資格も能力も無いのに横車を押して王妃や女官長に成り変わったくせに、「前妃の親戚」いうだけでアンネテーナ嬢をいびっていた厚顔さにむしろ感心してしまいました。関係者の処分は親族には及ばないようですが、遺族の憤りがどこに向かうかも気になります。罰を下したのはウーノル殿下ですが、本来なら一族郎党にも連座が及ぶ恐れがあるのを止めてくれていた面もあるから、彼よりも家族が堕ちる原因を作った愚王妃(彼女の忖度で実行している)に怒りが向かう事になるのでしょうか。
そういえばずっと以前の話で「『(前世の)エスカリーナがドワイアル大公にねだってスコッテス女史を辞めさせた』事を悔いている」下りがありましたが、その後の断章(愚王妃もお后教育で父親に女史を外すようねだっていました)や前妃への愚王妃の恨み節にウーノル殿下の教育係が罷免されたことを鑑みると、前世女史の一件も実は「『エスカリーナ』のわがまま」を隠れ蓑に愚王妃が策謀していたのではないかという気がしました(本来「外務」を担うドワイアル大公では管轄違いで手は出せないはずです)。前世を見るとエスカリーナは愚王妃にあまり悪感情を抱いていないようですが、現世のアンネテーナ嬢への仕打ちを見ると前世でも密かにエスカリーナを貶める策謀を広げていたのでは(それが前世での断罪から処刑までの待遇につながる)と思えるのは気のせいでしょうか?
愚王夫妻の「黒幕」ともいえるデギンズ枢機卿も神官長の復活と一喝に続くノクターナル様の降臨で引導を渡されたようですが、イカサマで作った「『虚』像の光の精霊」が闇にあっさり打ち消される下りが壮観でした。にしても親交のある「尊き御方」の存在と「虚空」のキーワードが気になる所であります。神と精霊をたばかった事で加護と祝福を失ったようですが、他人からは加護や祝福がないことが見えるのか(リーナは見えそうですね)気になります(言動が無意識に変化して感づく者はいそうですが)。
アコナ 様
ウーノル殿下の処置に、罪人を出してしまった、貴族家の人々は感謝こそすれ、恨みに思う人はごく少数でしょう。 この世界の「大逆罪」は連座が適用されてしまいます。 前世のエスカリーナの場合は、前王妃(故人)の庶子。 つまりは、貴族社会とは何のつながりも無い、一般庶民の孤児という扱い。 故に、連座の適用も出来なかったのです。 流石に、準養女としてのドワイアル大公にはお咎めが有った感じですが。 (故に外交交渉の弱体化が引き起こされ、王国滅亡が早まった可能性があります)
本編はエスカリーナ(リーナさん)視点でのみの物語です。 彼女が、ドワイアル大公閣下に、どうにかして欲しいと泣きついたのは事実。 そして、女史が更迭されたのも事実。 それを繋いで考えているリーナさんは、裏側の権力闘争を知りません。 さて……なにが起こっていたのでしょうか。 興味がありますよね。 いずれ…… また…… 閑話にでも!
デギンズ枢機卿は、アンチヒーローですから、相当にしぶといです。 今後の展開に乞うご期待です!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
ニトルベイン老害公は”今"はまだ利用価値があるから目を瞑らざるを得ないけれど全て終わった暁には諸悪の根源である王夫妻と共に消えて貰いましょう?大事な大事な娘と一緒なんだから本望でしょう?
ここに至っても己の罪を甘く見積もっている様に反吐が出ます。
ケロリ 様
はい、まだまだ 《計画的な御利用》 をして行くつもりに御座います。 老公の政治力、影響力は相当なもので御座いますが、後悔も悔恨もその胸の内にありますので、誰かにファンダリアの未来を渡せると判断されれば、潔く歴史の闇の中に沈んでくれるかもしれませんね。
もちろん、その際には、最愛の末娘様もご一緒に。
今後の彼等の行動に、乞うご期待です。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
後編
気が付くと、大精霊と呼ばれし全員が、光の大精霊に倣って地に伏せっていた。自覚したか。もう、この身しか残っていない事に。もう、失敗は許されないのだという事実に。
「判った。今回は、我が愛し子達にも全面協力させる。その手筈を整える。もう、油断はしない。皆で協力する。それで、納得してくれまいか」
謝罪と言うには、大上段な物言いだが、許す。これは、遊戯(ゲーム)ではない。我が愛し子の1人は、最早その宿を変えられぬ。遺された者に、全てを託すしかないのだから。
「此度は、闇の精霊たるこのノクターナルが取り仕切る。最早、後がなし。全ての力を預かる。我が娘エスカリーナに、記憶の引継ぎを許す。もうこれ以上、我が愛し子に、その周囲に居る者に、悲劇は要らぬ。安息と安寧・終末を司る闇の精霊達よ。雌伏の時は終わる。その手にしあらゆる伝手を、何時如何なる状況でも使える様に準備せよ!」
砂時計がかえされ、時間が巻戻る。一人の母親が、愛娘を護るためにその命を自ら絶ったその刻に。吹き上がる血しぶき、伝わる思いと記憶・秘められし魔力。記憶を持って帰ってきた娘は、母への哀悼と真摯な祈りを精霊に捧げる。過去全てと異なる起点。
―いけるっ、いけるわ!―
始めて感じる確かな手応えに、全精霊がその身を震わせた。だが、それでも、我が愛し子の運命は、過酷であった。それを代価として、周囲の全てを幸せに導くかの様に。
「ファンダリアの子、我は、闇に精霊ノクターナル。全ての精霊の名代として、今夜、顕現した……」
我が愛し子よ、愛娘エスカリーナよ。今を味わうが良い。この刻まで得られなかった、人として愛し愛される些細な、とても小さな、そして最も大切な幸せを。その感謝と真摯な祈りこそが、この身の幸せであり、それこそが、この世界の真理。
我が名は、闇の精霊 ノクターナル。安寧と安息……そして終わりを司るモノ。全ての精霊の名代として、今、我はここにいる!
虚空(ホロウ)の爪先の垢共よ、覚悟せよ!今宵より先、最早通さぬ!地獄へ墜ちよ!!
いまだき かんき 様
ノクターナル様がパワーアップです!
相当に強い精霊様に成っておられますね。 カッコいい…… いい、とてもイイ!
最終章のノクターナル様こんな感じになれればいいなぁ……
頑張って綴ってきます。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
前篇
戦いは、これまで全て敗北している。愛すべき世界は、愚かだが愛おしいこの世界の住人達自らの手で、滅ぼうとしていた。最悪を避けるべく、同胞たる大精霊達がかわるがわる介入するが、制限が大きく、未だその結末は変わる事がない。幸い、時を戻す事の出来る同胞がいた事で、愛すべき世界は、失われる事なくまだここにある。ただそれは……加護を与えし愛娘とも言うべき者達の、変わる事なく繰り返される残酷な最期を見続ける事でもあった。そして今、一人の大精霊が、大精霊の中でも最高と謳われし者が、両膝と両手、額を地に付けながら、目の前で戯言を述べている。
「まさか、あそこまで彼の力が弱められるとは、思ってなかった。本来なら、ああなる前に救助が入る筈だった。あそこで近侍が寝返るとは……しかも妨害ばかりか邪魔まで」
制限がある。この世界の歪みを正すのに、その歪みが発生した段階はおろか、歪みに更なる増長をさせる手段に我が愛し子が手を出してしまった時点にすら、戻れない。この世界を改編しうる存在は、いつも決まって一人の王子。刻の精霊の加護を与えられし彼だけが、記憶を引継ぎ、この世界の流れに抗い、常に終末を左右していた。記憶を引継ぐ、永遠と繰り返す滅びの歴史を、忘れる事が許されない。持っている力は、ただただそれだけに過ぎない。我が愛し子と共に、彼の者も等しく被害者だろう。
「だから何?その為に、『もう二度と恋なんてしない』って、全面否定された精霊の立場、解って言ってます?」
隣で、両手を腰に沿えた愛(タグ)の精霊が、怒り心頭でという態度で詰問する。白けた目で見るしかない。元はと言えば、その前を担当したこれが、『愛は世界を救う』とか訳解らぬ介入をして、全部悲恋で終わらせるような真似をしたのがそもそもの話だ。変な因縁が魂について、今回は、それに輪をかけての悲恋話しかない悲劇極まる結末で終わった。
「それで……どう落とし前をつけてくれるのだ?我が愛し児が、未だ刻まれし記憶にない、最悪な辱めを受け、凌辱の限りを尽くされ、人々に娯楽として死を晒され、無残にも四肢を引き裂かれた上に、生きたまま魔獣の餌と成り果てた。魂は、その穢れのまま≪贄≫として、危うく輪廻から零れる処であった。のう、グローリアス?」
いまだき かんき 様
降りてきたお話。 興味深く読ませて頂きました。 まずは前編。
精霊様の性格付けが、凝っておりますね。 そこまでは考えておりませんでした。 饒舌なノクターナル様。 口籠る、グローリアス様。 素晴らしき発想力です。
続きます……
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