その日の空は蒼かった
婚約者が大好きだった。 彼しか見えなかった。 ……だから、あの人の間に割り込んで来る人は、誰であろうと排除した。 でも、彼は私の事を好きではなかった。 私がした事は…… 私に帰って来た。 それも一度に、容赦も寛容も無く。 あの人の為だけに生きた私は、あの人に顧みられることも無く…… 濁った瞳が晴れ上がった空を映し出していた…… 私は私を追い詰め、落ちる所まで落ちた。 深い穴のような最低の場所から見上げる空は……蒼く、高く、澄み渡っていた。
なんて、馬鹿らしい。
自身の矮小さを思う存分見せつけられ…… あの人への執着が霧散した。
視界が黒く閉ざされ、耳に届く罵声が遠くになり、全てが終わりを告げた時…… 轟音と浮遊感が私を捕まえた。 これで、おしまい。 なにもかもが、無駄に終わったと、そう思った時…… 突然、視界が戻った。
懐かしくも、哀しみに満ちた場所への帰還。 そう、始まりの場所に……
もう一度、やり直せと言う事なの? 苦しみは永遠に続くの? 小さな手が虚空を掴む。 時間が巻き戻されたような感覚が襲う。 でも、あの蒼い空を見上げるまでの記憶は残っている。 そう、残っているのよ。 混乱した私は決心したの。
二度と恋なんてしないって
なんて、馬鹿らしい。
自身の矮小さを思う存分見せつけられ…… あの人への執着が霧散した。
視界が黒く閉ざされ、耳に届く罵声が遠くになり、全てが終わりを告げた時…… 轟音と浮遊感が私を捕まえた。 これで、おしまい。 なにもかもが、無駄に終わったと、そう思った時…… 突然、視界が戻った。
懐かしくも、哀しみに満ちた場所への帰還。 そう、始まりの場所に……
もう一度、やり直せと言う事なの? 苦しみは永遠に続くの? 小さな手が虚空を掴む。 時間が巻き戻されたような感覚が襲う。 でも、あの蒼い空を見上げるまでの記憶は残っている。 そう、残っているのよ。 混乱した私は決心したの。
二度と恋なんてしないって
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何気に読みました。最初はなんだか難しく感じられ、マクシミリアンが隣国で?いとこで?ってな感じで何度も読み返したりしていましたが(なかなか理解出来なくなってきたお年頃なんで)、読み進めていくうちにどんどんハマってしまい、寝不足です。
面白いの一言では表現できません。
今、5章の「ご説明してみた」です。
ここでどうしてもおばちゃん根性が出てきてしまった事、ご容赦ください。
読み進めている「ご説明・・・」のページでサーチの呪文が組めるか?のくだりで、「やはりいらっしゃらない様に御座いますわね。」というところです。
元王族であり、王妃教育を受けていた前世の記憶がある。。が故に、上品さを出したセリフを表現されているのだと推察しますが、
「ございます」は「あります」の丁寧語。物に対して使う言葉。
「いらっしゃる」は居る、行く、来る、の尊敬語。人に対して使う言葉。
「つまり、いないようですね」というセリフを上品で丁寧な言葉に変えると
「いらっしゃらないようですね。」女性的な言い回しでは「いらっしゃらないようですわね。」となり、「ございます」は不要です。
同ページで「皆様のおかれましては」という表現が2箇所ほどあり、「皆さんにおいては」の丁寧語なので、間違いではないのかな?と思いますが、ビジネスでの挨拶文としてよく使用されている表現なので、違和感が拭えません。あ、「おきまして」「置きまして」とひらがなと漢字で書かれていますが、「於きまして」が正しいですね。
サーチの呪文をと聞いているセリフは「皆様の中でサーチの呪文を」で充分かな、と。
「ご明察道理に御座います」は、「その通りです」を表現しているのであれば、道筋の「道理」では無く「通り」、更に上記の理由で「御座います」も不要で「ご明察の通りです」になると思います。
すみません、文字制限のため区切ります。
あけましておめでとうございます。
昨年は、とても楽しませていただけたことに感謝いたします。
今年も引き続き物語が、続く事を楽しみにしております。
そのためにも中の方もですが、
外の方もお仕事、その他世事のことが大変でしょうが、
時間がかかっても楽しみにしていますので、
頑張ってくださいませ。
新たな年の初めに
感謝を込めて
返信不要にて、
まずは、新年のご挨拶をさせていただきました。
本年最後の更新、ありがとうございます。
本作のおかげで、精神的には充実した年でした。来年もよろしくお願い申し上げます。
良いお年を!
退会済ユーザのコメントです
リーナは様々な人を魅了してますからね~、彼女の為ならと動く人々が現れても其れは当然と言えるでしょう。 スフェラさん達も其の一人ですし、例え彼女等の事を想っての発言でも堪えますわな(^^;
そんな面々に光明をもたらしたティカ御姉様、其れが彼女等の今後にも光と成って灯れば良いのですが😞💨
閑話5
最後の方の文
アイツの置かれ「た」
「た」が抜けていますよー
設定の持つ世界観の広がり、背景に語られる宗教観の深さ、魅力的なキャラクター、決してだらけることのないストーリー展開と予定調和を感じさせない巧みな物語は、指輪物語をはじめとした多くのファンタジーの名著に勝るとも劣らない素晴らしい大作だと思います。ちょっとだけ誤字がありますが、それはご愛敬としても、作家としての力量は素晴らしいかたなのだと思います。でも、そういう賞賛の声にも、リーナのように、書くべきを書いただけと謙遜されるにでしょうけれど、この作品に出会えて本当に良かったと思います。
退会済ユーザのコメントです
返信不要という事でお願いします。
一連の側近の件については色々と言われてますね^^;
まあ、確かにアンソニーさんついては少々、強引すぎたのではと感じましたけど。
彼は無理にエスカリーナを絡めなくても、既にマクシミリアンの側に立つと決めているのですから、前例として挙げるまでは良かったですけど、そこまででもよかったのかなー?って気はしましたね。
私個人としてはこの期に及んでウノール様が、何が基点になっているのか解っていないって方が酷いとは思いましたけど(・_・;)
どうして現れたのかってのに関しても、誤解したままであってもエスカリーナが南方で陰謀を暴いた事によって、本来ならその事件で死亡や拉致で失われていたのが、そのまま今回は残った。
つまりはエスカリーナが南方へ向かったのが契機となったのか・・・くらいは考えそうなものですが(・_・;)
あと、ティカ様も記憶が~~っていうのは、今まで気づいて無かった(同じように繰り返していたら性格等が徐々に変化するでしょうに・・・)ウノール様が相当な間抜けという事になるので、やめた方が良かったかもですね。
エスカリーナとの仲についても「今回の使える」エスカリーナだから近づいたと受け取られますしね。
エスカリーナの前世では距離感があったとされているので尚更に><;
思いのほか、長い道のりでしたね。
ティカ嬢にも記憶があったのですね。
ここで明かされるとは想定外でした。
ラムソンの言う予言のような言い伝えも、輪廻の輪を知る誰かの言葉から始まったのでしょうか?
沢山のキャストと絡み合うストーリー。
もうドキドキしてしまいます。
クライマックスに向けて、クドイですが胸キュン💞の恋愛モードを期待してます🤣
追記失礼します。申し訳なく。
一人の薬師として。
>命の危険すら危ぶまれると-白い白馬ですね。≪命の危険すらあり得ると≫又は≪命すら危ぶまれると≫と言う感じではないかと思います。
>第四〇〇〇護衛隊の皆様とは、お別れね。
除隊許可出してますから、少なくても獣人達は軍務でなくてもついてきますでしょう。特に穴熊族、≪刻の果てまで同行する≫誓約立てたのを忘れているのは、ちょっとあんまりの様な気がしますが。
リーナらしい呆けといえばらしく、そういう機微だけは忘れない点ではらしくないと言えばらしくないとも考えられるのが、何とも言えないのですが。
いまだき かんき 様
コメント、ご指摘、誠に有難うございます。 対応が遅れまして、申し訳御座いません。 本当に、有難くあります! 感謝です!!
先程、修正を加えましたので、宜しければご確認くださいませ。 宜しくお願い申し上げます。
リーナさんの心の中は、未だに孤独が巣くっておりますね。 自分の事より、他の人を心配してしまう彼女は、他の人から捧げられる ” 真心 ” に、疎いのですよ。 ただ、成すべきを成す為に、真っ直ぐに前だけを見つめて居る彼女の視線が、彼女の周囲を見いだせる様になるには、もう少し時間が掛かりそうです。
そうなった時。 ええ、そうなった時こそ、タグを回収できると思いますですハイ!!
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
北のリーナ
デ:♪お嬢さん、お待ちなさい(お待ちなさい)ちょおおっと(ちょおっと)、忘れ物♪偉大なファンダリアの~、英雄たる国王♪
と言う感じで、同道に引きずり込もうとするデギンズの姿が……私には見える!
で、
リ:♪あら陛下、御免なさい(御免なさい)、精霊様が(精霊様が)、拒否します♪あららあらららら~、加護ない~愚王では~♪
と言うオチに……
実際、デギンズはリーナを薬師として欲しているわけで。リーナさえ押さえれば、うまくすれば、お婆をも従軍させられるぐらいの愚案はあるかとも考えられる。
北の大地で奇しくも交差する聖と邪。リーナを駒として利用せんとする似非教会勢力。ようやく訪れる辺境の聖女に願いを託すしかない北部の貴族と民衆、正義の名の元に堕落して裏切りかねない正規軍。
ここは、北のパパに同道して頂くのが正しいのでは?というか、待ってたんだから北のパパ自ら案内位するべきでしょう?と思うには、不敬罪だろうか?
返信はお時間の出来た時に無理無茶しない程度で大丈夫ですよーo(*⌒―⌒*)o
今は兎に角、御自身の御時間を大事にして下さい
深い絆で結ばれてた三人の絆が更に深まり、恐らく王家でも早々と見られない関係になれた様で安心です。 今まででも十分すぎる程でしたが、獲られるなら何処までも獲て欲しいですからね?☺️
さて久し振りのフルーリー嬢はリーナの決意を聞いて何を考え、そして行動をするのでしょうか? 信奉者には成ってますが、王都の注目の的でもある彼女の助力はリーナに必要ですし、出来ればリーナの為になる様な決断をしてくれると良いのですけど…😑
何気に妹と漏らしてるけど、決して身バレする為の発言ではなく、彼女との間に結ばれた絆が【姉妹の契り】ってだけ
けど敏い方々には此れだけでもヒントに成りますし、迂闊に口にしちゃイカンのですけど………。 本当に珍しい位のレベルで動揺してたんですね…
其の尊くもあり貴い宣誓を聴衆する面々の裏側で行われてる愚者達の企み、本っっっ当に「皮算用好きだな?あんたら!!」とツッコミたくなる会話ですな(ーдー)
コイツらの妄執は遠征で潰える事に成るでしょうが、此処までのレベルですと空笑いしたく成ります
ティカ様が、帰ってきたウルトラ……ではなく、還ってきた娘、だった件
えっ?ええっ!?えええっ!!?えええええええ~~~~~~~~~~っっっ!!!!!?
この物語、主人公であるリーナは時系列全体でみると実は語り部で、世界全体としての主人公は実はウーノル、というまど○マギ○テイストかと思っていたのですが、ほむほ○役はティカ様だったとは……リーナも……実際はマ○役だったのか……だから壁相手にマミっていたわけですか。そうですか。
え?違うって?ここはモノの例え、という事で。。。(笑
しかし、過去の話を信じるなら、ティカは何の為に繰り返していたのでしょうか。ウーノルの加護が時間遡及と思っていましたが、考えてみれば途中で毒死していたり暗殺されていたりしての退場があったわけですから、疑ってみるべきでした。
神の意志、あるいは神は関知しないから精霊の意志、で時間遡及は起こっているのでしょうが、その中心軸がティカであった(つまり最後まで生き延びて常に結果を見ていた人物)という事でしょうか。
個人的には、エリザベート自死の時点にエスカリーナが還っているので、ウーノルの輪廻誕生に立ち戻っているとばかりと思っていました。エリザベートの自死の一端は、ウーノル(第一王子)の誕生によっての絶望だったとずっと思っていましたから。
しかしまあ、愚王の血筋ゆえか、皆が皆、孤軍奮闘してばかりだったとは……ティカ……もう少し早く名乗り出て協力していたら……違った時代もあったと思うのだけど……やっぱ鍵はエスカリーナで、誰もその事に気付かなくて、彼女には絶望しかなかったという事なのだろうか……やるせないなぁ~。。。
王太子殿下と同じく時戻り経験者だったのには驚きですが、同時に先読みの如き動きに納得しました。 そんなだからこそ、エスカリーナに悲劇を与えないよう、彼女の心を確りと護る為に動いてたんでしょうねε- (´ー`*)
彼女の悲劇は一言では表せない、表せちゃいけない類いの物ですし、彼女が時戻り経験者ならば数々の神業的な行動に納得できます。 もちろん彼女の、エスカリーナの件以外でも神業行動を発揮してましたが、エスカリーナの件が特に酷い物でしたから重点的にって感じでしょう
突然のカミングアウトで覆ってた壁が壊れちゃいましたけど、此れで王太子殿下も安心して色々と動けますかね?
前世では、相次ぐ毒攻撃に立太子出来なかったウーノル……何度もリセットされたなら、その記憶があるなら、他の前世でも似た様な経験があるかと思うのですが、用心深くなっている彼にしては迂闊過ぎる様な気がしてなりません。
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まあ、ハッピーエンドマニアの作者様が彼等を、物語上に必要だからと太陽にほえる刑事物宜しく、次々と若くして殉職させて行くことはないであろうが。ウーノルがボスになるには、腹回りに無駄な贅肉を付ける必要があるし。
先が楽しみでなりません。若者よ、大志を抱け!パッと咲き、さっと散る。それが漢の本懐だ!
次々と離れる雛鳥達、其の須賀田を眩しくも寂しげに見るウーノル王太子殿下も、其の雛鳥の内の1羽です。 いくら時戻りの記憶と経験を有してても、ね?
けど此の光景を見て彼も巣立ちの時を迎えてるみたいですし、近い内に賢王と讃えられる程の成長を周囲に見せ付けるでしょう。 姉達が手が付けられない程の成長をしてますから余計に
でもユーリさんの決断は意外な物ですけど、此れが切っ掛けでファンダリア王家と貴族の蟠りを解消して、嘗て獅子王陛下の望んだ形に成るかも知れませんね? 直ぐには無理ですけど、彼か彼の子供や孫達が意思を継いでって感じで
とりあえず。
なんだか外堀・内堀が埋められたどころか、二の丸・三の丸(ついでに真〇丸)の城壁もぶっ壊されている感じなんですが( ̄。 ̄;)。
・・・・・・・・・これもリーナの英雄引力(←『ひろいんりょく』とお読み下さい( ̄∇ ̄))のなせるワザなのか?σ(^◇^;)
アンソニーの王国籍離脱に際する理由付けにエスカリーナを使うのはかなり盛り下がりました。
ここまで散々リーナを取り込もうと粉かけていて、エピソード的にも辺境でのリーナの功績が取り上げられた中で唐突に出てくるエスカリーナ。
何分集まっている面子が面子なだけに、言葉通り在りし日のエスカリーナの姿を眩しく思っていると言うより、エスカリーナを出汁にして理由付けしつつ、国難に際してドワイアル、ニトルベインの両大公家の関係を取り持とうとしているだけに見えます。
在りし日のエスカリーナを眩しく描くのであれば、今のリーナの行動の指針になっているのがエスカリーナの願いであると繋がる様なエピソードが欲しかった所です。
主人公であるリーナさんが現場におらず、心の声でツッコミが無いと、途端にシリアス感が増し増しになるというこの不思議。
どんどんと本人知らぬ内に影響を与え、事態を急転させちゃってますね~……
本人知ったら「えぇ~~~~!?何それ!!」とか驚愕を顕にして、王太子殿下と最上級な方々の前じゃ無ければ叫んでたでしょう。 でも同時に自身の決意が尊まれ、彼等の方針に使われる事を誇りに思うかも知れませんが
其れにしても凄い影響力ですが、それだけ彼女の決断が高潔な物と認識されてたって事でしょうね……。 私的には遅すぎるって感じますけど
多分…… リーナさん的には、それほど影響を与えているとは思ていないでしょうね。
とても大切なお母様の名誉を回復する事。 王宮に於ける噂と不名誉を払拭し、ドワイアル大公家の墳墓にて、永久の安らぎを齎す事。 なにより、望んで貴族にとどまらないという決意表明のようなモノでしたからね。
ガングータス国王に対し、「お父様と呼んでも構いませんか?」 なんて、言っちゃうものだから、周囲には彼女が王族であった…… 秘されし王女であった…… と云う、認識を植え付けていたのですよ。 もっとも、大人たちは、彼女自身が庶子としてあの場に招かれていた事から、表向きは王女であるとは、認めてはいなかったのですけれどもね。
あの時、八歳の子供たちは…… 違ったようです。
特にアンソニーは、” 王族籍を投げうち、前王妃の名誉を回復した、高潔な秘されし王女 ” という認識に至ってしまいました。
ミレニアムも、自身の驕慢な想いと、無礼とも云える態度を特に後悔し続けていたと云う事ですね。 ごく初期…… アンネテーナに蔑まれ、ポエット奥様に呆れられ、さらに、ドワイアル大公閣下に打擲された事よりも、自分の考えや嫉妬心や、醜い心の動きを自分自身で自覚した事が…… この場面に通じたのでしょう。
そりゃ、遠く離れた男爵領に居るエスカリーナからの手紙が、粗末な紙で在った事に心を痛め、アンネテーナを通じ、良き紙の便箋を送るくらい…… 反省して居たモノですものね。
彼等は、成長してくれました。
今後の展開に乞うご期待です。
物語を楽しんで頂ければ幸いです。
龍槍 椀 拝
最後の方でミレニアムが「……ミレニアム殿下が奪還をはたす……」とお話ししていますがマクシミリアン殿下の間違いのような……。
とても楽しみにしています。体調に気をつけてくださいませ。m(_ _)m
ご指摘誠に有難うございます。
とても、感謝です!
物語を楽しんで頂ければ幸いです!
龍槍 椀 拝
間違い報告です。
断章18、ミレニアムの発言部分、ミレニアム殿下でなくマクシミリアン殿下ではないでしょうか?
ご指摘ありがとうございます (^▽^;)
修正いたしました。
物語を楽しんで頂ければ幸いです!
龍槍 椀 拝
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