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序章
男
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青白い、というよりは青く浮かび上がるような肌だった。
整っているが、年齢のよく分からない特徴のない顔立ち。髪は燃えるように黒く、背はかなり高かった。しかし、高すぎるようにも思える身長を持て余すこともなく、姿勢がいい。
その男は、今乗っていたバスから窮屈そうに降りてきた。
男は、くたびれたジーンズのポケットの上から、何かを確かめるように手を当てると、眉の上にかかっていた前髪を払って、歩き出した。
建物も人通りも少ない、それほど大きくもない町だった。しかし、男が以前いた町は建物も人通りも、上からのしかかってくるかと思われるほど大きかったのに、親切な人は少なかった。何か質問をしようとすると、先に迷惑そうな顔をされるのだった。それを、特に不快に思うようなことはなかったが、残念だった。
男は、首を回して今、自分がたどり着いたばかりの町を見渡した。小さな町は人と人との繋がりを大切にすると聞くが、よそ者には厳しいらしい。親切な人が多いといいのだが。そして、男は歩き出した。
坂道の多い、町だった。疲れると、遠くの景色を見た。鮮やかな青い景色を、淡い色で仕切るように、山が見えた。遠くに山があるのが見えるのだと思うと、懐かしかった。時々、親指で皺のない額に線を引くように、なぞった。男は、歩き続けた。
コンビニを横切って、電柱を横切って、向かった先に、低い建物が見えた。小さなカフェのようだった。中から店内を覗き込むと、涼しそうだった。こんなところにカフェがあるとは思わなかったが、男は、あまり迷うことなく、カフェの戸を開けた。カラン、という、鈴の音が聞こえた。もう一度、聞きたいような、音だった。
何となく、白髪交じりの髪を品よく整えた、初老の男性のマスターが出迎えてくれるのを想像していたが、思ったより若い、髪の短い女性が、カウンターで出迎えてくれた。もう一人、長い茶色い髪を項の辺りで一括りにした女性が、奥でテーブルを拭いていた。壁際の席では、若い男女が向かい合って座って会話をしている。女性のバッグには、妊婦であることを示すストラップがつけられていた。ゆったりとしたワンピースを着て、その腹がどれくらい膨れているのかは、分からない。子どもが生まれたら……という夫婦の会話が聞こえた。男の他に、お客はこの二人だけであるらしかった。
青い肌に、燃えるような黒髪の男は、若い夫婦から一つ空席を挟んだ、隣の席に座った。茶髪の女性が持ってきてくれた、メニューを広げる。提供された水を、ただのお冷と思って飲んでみると、思いがけない酸味に驚いた。レモン水だった。
メニューは、デザートとドリンクだけだった。特製オリジナルケーキというものと、ホットのコーヒーを注文した。注文が届けられるのを待つ間、改めて、店内を見回した。小さな、花の絵が壁にたくさん飾られていたが、それが店内の物静かな雰囲気を崩すことなく、却って、落ち着いた調和を生み出している。席から立ち上がって、一枚の絵を、よく見た。木漏れ日の下で、紫の花びらが、透けるような絵だった。花は、半分くらい影に隠れている。その影の中にも、紫が滲むようだった。
「今、作家さんの展覧会をしているのですよ」
髪の短い女性が、品物を運びながらにこやかに言った。
「それまでも、絵はお好きだったということですが、職場を定年退職されてから、本格的に絵をお描きになられるようになったということです。今回は花の絵の展覧会ですが、動物や町の風景も描きますし、水彩画だけでなく、版画もおやりになるようです」
「良い作品ですね」
男は、本当にそう思って、言った。手から零れた光を、描いたような絵だった。
「ここは、カフェ兼ギャラリー、というところなのでしょうか?」
「いいえ、元々はカフェだけで経営していたのですが、あるとき、常連さんの一人が……かなり、若い人だったのですが、その人が、お金を払うからここで個展を開催させてはくれないか、と。それ以来、貸しギャラリーのようなこともやっています」
「その人は、どんな絵を飾られたのですか?」
髪の短い女性は、親指から順に、内側に畳む、数を勘定する仕草をしながら、答えた。
「花、動物、抽象……色々です」
「その人の作品も、見てみたいです」
男が言うと、髪の短い女性は、名刺を持ってきてくれた。その、画家のものらしい。連絡先が書かれていたが、男は携帯電話というものを、持っていなかった。男は渡された名刺を、ズボンのポケットの中に入れた。
特製オリジナルケーキは、 生クリームの上に、つぶつぶとした実と、ミントの葉が飾られた、丸いケーキだった。ミントの葉を避けて、まず、フォークの先で生クリームを掬い上げるようにして、口に運んだ。程よく甘くない、舌触りの良い生クリームだった。スポンジも、柔らかすぎることもなく、ふんわりしている。コーヒーも、美味しかった。コーヒーカップの傍らに添えられていた小さな壺の蓋を開けると、中にはトロリとした蜂蜜が入っていた。コーヒーの最初の一口はそのまま飲んだが、二口目からは、小さなスプーン一杯分の蜂蜜を入れて、丁寧に混ぜながら、飲んだ。最後に、ケーキから取り除いていたミントの葉を、口に運んで、その感触を確かめるように、ケーキよりはじっくりと、咀嚼した。
また、話したい、と思うことが、増えた。
コーヒーとケーキの代金の他に、これまで展示会をしていた画家のポストカードを三枚と、市販のクッキーを買った。カウンターで会計をしてくれた女性は、ありがとうございます、と言ってくれた。その声が、大変優しく聞こえた。この人は親切な人かもしれない、と思った。男が今思っていることを問いかけても、丁寧に答えてくれそうだった。
薄い水色の紙袋に入った品物を受け取りながら、男は言った。
「申し訳ありません。お尋ねしたいことがあるのですが」
何でしょう、と、髪の短い女性は気持ちの良くなるような声で答えてくれた。微かな期待を込めながら、男は言った。
「私の妻をご存じありませんか?」
髪の短い女性は、キョトン、とした顔をした。唇だけは、辛うじて、笑みの形を保とうとはしていたが、キョトン、とした表情は、まぬかれなかった。
暗い不安を低いところに押し込めて、男は、穏やかに言った。
「百年、探しているのです」
整っているが、年齢のよく分からない特徴のない顔立ち。髪は燃えるように黒く、背はかなり高かった。しかし、高すぎるようにも思える身長を持て余すこともなく、姿勢がいい。
その男は、今乗っていたバスから窮屈そうに降りてきた。
男は、くたびれたジーンズのポケットの上から、何かを確かめるように手を当てると、眉の上にかかっていた前髪を払って、歩き出した。
建物も人通りも少ない、それほど大きくもない町だった。しかし、男が以前いた町は建物も人通りも、上からのしかかってくるかと思われるほど大きかったのに、親切な人は少なかった。何か質問をしようとすると、先に迷惑そうな顔をされるのだった。それを、特に不快に思うようなことはなかったが、残念だった。
男は、首を回して今、自分がたどり着いたばかりの町を見渡した。小さな町は人と人との繋がりを大切にすると聞くが、よそ者には厳しいらしい。親切な人が多いといいのだが。そして、男は歩き出した。
坂道の多い、町だった。疲れると、遠くの景色を見た。鮮やかな青い景色を、淡い色で仕切るように、山が見えた。遠くに山があるのが見えるのだと思うと、懐かしかった。時々、親指で皺のない額に線を引くように、なぞった。男は、歩き続けた。
コンビニを横切って、電柱を横切って、向かった先に、低い建物が見えた。小さなカフェのようだった。中から店内を覗き込むと、涼しそうだった。こんなところにカフェがあるとは思わなかったが、男は、あまり迷うことなく、カフェの戸を開けた。カラン、という、鈴の音が聞こえた。もう一度、聞きたいような、音だった。
何となく、白髪交じりの髪を品よく整えた、初老の男性のマスターが出迎えてくれるのを想像していたが、思ったより若い、髪の短い女性が、カウンターで出迎えてくれた。もう一人、長い茶色い髪を項の辺りで一括りにした女性が、奥でテーブルを拭いていた。壁際の席では、若い男女が向かい合って座って会話をしている。女性のバッグには、妊婦であることを示すストラップがつけられていた。ゆったりとしたワンピースを着て、その腹がどれくらい膨れているのかは、分からない。子どもが生まれたら……という夫婦の会話が聞こえた。男の他に、お客はこの二人だけであるらしかった。
青い肌に、燃えるような黒髪の男は、若い夫婦から一つ空席を挟んだ、隣の席に座った。茶髪の女性が持ってきてくれた、メニューを広げる。提供された水を、ただのお冷と思って飲んでみると、思いがけない酸味に驚いた。レモン水だった。
メニューは、デザートとドリンクだけだった。特製オリジナルケーキというものと、ホットのコーヒーを注文した。注文が届けられるのを待つ間、改めて、店内を見回した。小さな、花の絵が壁にたくさん飾られていたが、それが店内の物静かな雰囲気を崩すことなく、却って、落ち着いた調和を生み出している。席から立ち上がって、一枚の絵を、よく見た。木漏れ日の下で、紫の花びらが、透けるような絵だった。花は、半分くらい影に隠れている。その影の中にも、紫が滲むようだった。
「今、作家さんの展覧会をしているのですよ」
髪の短い女性が、品物を運びながらにこやかに言った。
「それまでも、絵はお好きだったということですが、職場を定年退職されてから、本格的に絵をお描きになられるようになったということです。今回は花の絵の展覧会ですが、動物や町の風景も描きますし、水彩画だけでなく、版画もおやりになるようです」
「良い作品ですね」
男は、本当にそう思って、言った。手から零れた光を、描いたような絵だった。
「ここは、カフェ兼ギャラリー、というところなのでしょうか?」
「いいえ、元々はカフェだけで経営していたのですが、あるとき、常連さんの一人が……かなり、若い人だったのですが、その人が、お金を払うからここで個展を開催させてはくれないか、と。それ以来、貸しギャラリーのようなこともやっています」
「その人は、どんな絵を飾られたのですか?」
髪の短い女性は、親指から順に、内側に畳む、数を勘定する仕草をしながら、答えた。
「花、動物、抽象……色々です」
「その人の作品も、見てみたいです」
男が言うと、髪の短い女性は、名刺を持ってきてくれた。その、画家のものらしい。連絡先が書かれていたが、男は携帯電話というものを、持っていなかった。男は渡された名刺を、ズボンのポケットの中に入れた。
特製オリジナルケーキは、 生クリームの上に、つぶつぶとした実と、ミントの葉が飾られた、丸いケーキだった。ミントの葉を避けて、まず、フォークの先で生クリームを掬い上げるようにして、口に運んだ。程よく甘くない、舌触りの良い生クリームだった。スポンジも、柔らかすぎることもなく、ふんわりしている。コーヒーも、美味しかった。コーヒーカップの傍らに添えられていた小さな壺の蓋を開けると、中にはトロリとした蜂蜜が入っていた。コーヒーの最初の一口はそのまま飲んだが、二口目からは、小さなスプーン一杯分の蜂蜜を入れて、丁寧に混ぜながら、飲んだ。最後に、ケーキから取り除いていたミントの葉を、口に運んで、その感触を確かめるように、ケーキよりはじっくりと、咀嚼した。
また、話したい、と思うことが、増えた。
コーヒーとケーキの代金の他に、これまで展示会をしていた画家のポストカードを三枚と、市販のクッキーを買った。カウンターで会計をしてくれた女性は、ありがとうございます、と言ってくれた。その声が、大変優しく聞こえた。この人は親切な人かもしれない、と思った。男が今思っていることを問いかけても、丁寧に答えてくれそうだった。
薄い水色の紙袋に入った品物を受け取りながら、男は言った。
「申し訳ありません。お尋ねしたいことがあるのですが」
何でしょう、と、髪の短い女性は気持ちの良くなるような声で答えてくれた。微かな期待を込めながら、男は言った。
「私の妻をご存じありませんか?」
髪の短い女性は、キョトン、とした顔をした。唇だけは、辛うじて、笑みの形を保とうとはしていたが、キョトン、とした表情は、まぬかれなかった。
暗い不安を低いところに押し込めて、男は、穏やかに言った。
「百年、探しているのです」
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