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42 泣かないで
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「シュリ!? どうしてここに!」
俺は思わず寄りかかっていた木から体を起こして叫んだ。
「アレーナからアレクシスがここにいるって聞いたから」
シュリは驚いた俺を見て、にししっといたずらっ子みたいな顔をした。
きっと移動魔術でここまで来たのだろう。もし歩いてきたのなら、獣人である俺が足音や匂いに気が付かないわけがない。
俺はその場から立ち上がり、すぐにシュリに手を差し伸べた。
「そんなところにいたら危険だ。ほら、こっちにこい」
俺が手を差し伸べて言うと、シュリは何の躊躇いもなくひょいっと俺に向かって飛び降りた。ふんわりと髪を揺らして俺の元へ降りてくる。そしてシュリは俺に手を伸ばし、ぎゅっと抱き着いた。
最初会った時と同じ、エルフェニウムの匂いがする。
「あー、楽しかった。ふふふっ」
シュリは楽し気に笑ったが、俺達の体は密着し、鼻先が合うほどの距離だった。だから、なんだか恥ずかしくて。
「シュリ、ちょっと離れろ」
俺はシュリを抱きかかえながら慌てて言ったが、シュリはお構いなしだ。
「えー、なんで? いいじゃん。アレクシスってつやつやの毛並みで抱き着くと気持ちいい」
シュリはぎゅーっと俺に抱き着いてすりすりと首筋に顔を寄せてきた。ぴくっと俺の尻尾が立ち上がる。
「こらっ!」
「へへ、いいじゃん」
シュリの声は完全に面白がって、さらにすりすりと俺に顔を擦りつける。
「シュリ!」
とうとう我慢できなくなった俺はシュリの両脇に手を入れ、体を無理やり自分から引っぺがした。シュリは俺に持ち上げられて、両手をぷらーんと垂れ下げている。
「うー、アレクシスのケチ」
シュリはむぅっとした顔をして俺に言う。全く反省の色はない。
……全く、こいつは……百一歳とは思えん奴だ。
そう思ったがシュリは辺りをきょろきょろと見回した。
「これがアレクシスの見ている世界なんだな。やっぱり高いなぁ」
シュリはそう小さく呟いた。俺の身長は2mを超えている。一方シュリは170㎝もないぐらいだろう。30㎝近くも違えば見えてくる世界も違ってくる。
シュリの見えている世界はどんなものなのだろうか。このエルフェニウムの瞳が映す世界は。
そうふと思ったが、俺はハッとシュリに流されていることに気がつき、シュリを地面に下ろした。
「シュリ、あんなところにいたら危ないだろう。気をつけろ」
俺はシュリに、駄目だぞ。というように人差し指を立てて言った。だが、シュリは気にしていない。
「大丈夫なのに」
「大丈夫だとしても心配だ」
俺が言うとシュリは微笑んだ。
「アレクシスは優しいな」
シュリの言葉にドキリとする。
「別に俺は優しくなんか」
「優しいよ。それにかっこいい! 前にも言っただろ?」
「それは……そんなことを言うのはシュリだけだ。アギレナ亭での会話を聞いただろう」
俺は自分で言いながら傷つく。でもそれが事実だからしょうがないのだ。
「あんなの、アレクシスを知らないからだ」
シュリはそう言ってくれるけど、それは一般論じゃない。
「この毛深い体も、人よりも大きな巨体も、鋭い牙も……かっこいいものじゃないよ」
「アレクシス自身もそう思ってるのか……?」
「見たらわかるだろう? でも、もう慣れたよ」
俺は少々投げやりに言う。
本当は慣れてないのに、言われたら言われただけ傷つくのに。……でも、もう俺は諦めてしまったのだ。
誰にも何も言われない、と夢見ることに。もうできるだけの努力はしたのだから。
俺は言った後、シュリから目を逸らして黙った。
そしてすぐに後悔する。こんなことを言われてもシュリは困るだけなのに、と。
……なんで言ってしまったんだろう、こんな返答に困る事。シュリも黙ったままじゃないか。事実だとしても、話すことじゃなかった。嘘を吐けばよかったのに、俺のバカ。はぁ、とにかく早く謝って話題を変えよう。
俺はそう思い、静かなシュリに視線を戻した。
「シュリ、悪い。楽しい話じゃ」
そこまで言った後、俺は言葉に詰まった。なぜならシュリは悔しそうな顔をして、ぽろぽろっと涙を流していたからだ。
なので俺はギョッとした。
……な、なんでシュリが泣いてるんだ!?
「シュリ!? どうしたんだ、急に」
自分が何かしてしまっただろうか? と俺は慌ててシュリの肩を掴む。だがシュリは何も言わない。ただ俺を見て泣くだけだ。
「なんで、泣いてるんだ。俺が何かしたか?」
俺は不安になって尋ねる。
だが、シュリは何も言わずに首を横に振った後、俺にばふっと抱き着いてきた。あまりに突然の行動に俺は目を丸くする。
だが驚く俺を他所にシュリはぎゅうっと俺を抱き締めた。小さい体のくせに力強い。
「シュリ? 一体」
俺が問いかければシュリはようやく答えた。
「アレクシスが泣かないからだっ!」
シュリは大きな声で言い、再度俺をぎゅーっと抱き締める。そして俺はシュリの言葉に、ただ立ち尽くした。
……俺が泣かないから? どうして……。
「あんな風に言われて慣れたなんて言うな! 自分の事を悪く言うな!」
シュリは悔しそうに泣きながら言い、俺はようやくわかった。
シュリが俺の為に。泣かない俺の為に、代わりに泣いてくれているのだと……。
「シュリ……お前っ」
呟く先から、胸がぽかぽかとしてくる。まるで心までぎゅうっと抱きしめられた気がした。そしてシュリは俺の為にまだ泣いている。だから俺はそっと名前を呼んだ。
「シュリ」
「うっ、うぅーっ!」
「シュリ、落ち着いて」
俺は泣くシュリの肩を掴んでやんわりと離れ、その頬に手を当てた。そしてそっと顔を上げさせれば、そこには泣き顔のシュリがいる。
ぽろぽろと涙を零すその姿はまるで子供のよう。でもその涙はとても綺麗だった。
俺の、心の一番奥を震わせるほど……。
……ああ、シュリ。胸打たれる気持ちとはこういうことを言うんだな。
俺の中になんとも言えない感情が胸の中に湧きあがってくる。
喜びと嬉しさ、愛しさが混じる温かい何か。それは心の奥から溢れて、冷え切っていた場所も温めてくれる。
「アレクシスはカッコいいもん! 俺は何度だって言ってやるんだからなッ!」
シュリはエルフェニウムの瞳を俺に向けて、そう断言した。
その言葉に今、俺がどれだけ救われているのかシュリはわかっているのだろうか?
俺は緩んでいく頬を感じ、シュリの涙をそっと拭く。
そこには涙で煌めく美しい瞳。
……なんて綺麗な瞳なんだ。俺をどうしてこんなにも救ってくれる?
「こんなに泣いて。全く、お前はなんて奴なんだ」
「アレクシス?」
俺が笑いながら言えば、シュリはすんすんっと少ししゃっくり上げながら俺の名を呼んだ。その姿が、とても愛おしくて。……その後、俺はほとんど無意識に動いていた。
「アレクシ、んんっ!」
シュリの言葉は途中で途切れ、くぐもった声を上げた。なぜなら俺がシュリに口づけていたから。
「んっ!……んぅっ」
シュリの柔らかい唇と漏れる声に俺は堪らなくなって、もっと自分の口を押し付ける。あまりに突然の事にシュリは俺から逃れようと悶えるが、俺ががっちり捕まえているから逃げられない。甘い声だけがエルフェニウムの木の下で漏れていく。
「ぅんんっ」
その甘美な声に俺は熱を灯され、ちろりっとシュリの口の中に舌を入れこむ。するとシュリの舌に当たって、もっと堪らなくなる。
シュリの舌は突然入ってきた俺の舌に戸惑うように逃げるが、俺は追いかけ、構わずに舌を絡めた。
「んぅぅっ、んーっ」
抗議するように、ぎゅうっとシュリが俺の服を握るのがわかった。
だが俺はやめられなかった。柔らかいシュリの唇と温かい舌は、食べても食べても食べ飽きない、まるで甘美な果実のよう。
だがあまりに食べ過ぎたのか、俺が唇に食らいついているとシュリの体から力が抜け、かくんっとその場に倒れた。
俺はその時になってようやく、自分が何をしているのかハッと我に返り、シュリを支えながら慌てて顔を離した。
「わっ、悪い! シュリっ!」
俺はすぐさま謝り、少しぐでっとしているシュリに視線を向けた。シュリはキスをしていた最中、うまく息ができなかったのか、走り切った後みたいに息切れを起こしていた。
「はぁっ、はぁっ、あ、アレク、シスっ」
シュリの頬は真っ赤に染まり、恥ずかし気な目でこっちを見ている。その姿に俺の中の熱がぼわっとまた燃え上がりそうになる。
だが、シュリはそのままこてっと気を失い、目をつむった。
「シュリ? シュリ?」
そう声をかけたがシュリの目は覚めず、酸欠で気絶してしまったのだった。
俺は思わず寄りかかっていた木から体を起こして叫んだ。
「アレーナからアレクシスがここにいるって聞いたから」
シュリは驚いた俺を見て、にししっといたずらっ子みたいな顔をした。
きっと移動魔術でここまで来たのだろう。もし歩いてきたのなら、獣人である俺が足音や匂いに気が付かないわけがない。
俺はその場から立ち上がり、すぐにシュリに手を差し伸べた。
「そんなところにいたら危険だ。ほら、こっちにこい」
俺が手を差し伸べて言うと、シュリは何の躊躇いもなくひょいっと俺に向かって飛び降りた。ふんわりと髪を揺らして俺の元へ降りてくる。そしてシュリは俺に手を伸ばし、ぎゅっと抱き着いた。
最初会った時と同じ、エルフェニウムの匂いがする。
「あー、楽しかった。ふふふっ」
シュリは楽し気に笑ったが、俺達の体は密着し、鼻先が合うほどの距離だった。だから、なんだか恥ずかしくて。
「シュリ、ちょっと離れろ」
俺はシュリを抱きかかえながら慌てて言ったが、シュリはお構いなしだ。
「えー、なんで? いいじゃん。アレクシスってつやつやの毛並みで抱き着くと気持ちいい」
シュリはぎゅーっと俺に抱き着いてすりすりと首筋に顔を寄せてきた。ぴくっと俺の尻尾が立ち上がる。
「こらっ!」
「へへ、いいじゃん」
シュリの声は完全に面白がって、さらにすりすりと俺に顔を擦りつける。
「シュリ!」
とうとう我慢できなくなった俺はシュリの両脇に手を入れ、体を無理やり自分から引っぺがした。シュリは俺に持ち上げられて、両手をぷらーんと垂れ下げている。
「うー、アレクシスのケチ」
シュリはむぅっとした顔をして俺に言う。全く反省の色はない。
……全く、こいつは……百一歳とは思えん奴だ。
そう思ったがシュリは辺りをきょろきょろと見回した。
「これがアレクシスの見ている世界なんだな。やっぱり高いなぁ」
シュリはそう小さく呟いた。俺の身長は2mを超えている。一方シュリは170㎝もないぐらいだろう。30㎝近くも違えば見えてくる世界も違ってくる。
シュリの見えている世界はどんなものなのだろうか。このエルフェニウムの瞳が映す世界は。
そうふと思ったが、俺はハッとシュリに流されていることに気がつき、シュリを地面に下ろした。
「シュリ、あんなところにいたら危ないだろう。気をつけろ」
俺はシュリに、駄目だぞ。というように人差し指を立てて言った。だが、シュリは気にしていない。
「大丈夫なのに」
「大丈夫だとしても心配だ」
俺が言うとシュリは微笑んだ。
「アレクシスは優しいな」
シュリの言葉にドキリとする。
「別に俺は優しくなんか」
「優しいよ。それにかっこいい! 前にも言っただろ?」
「それは……そんなことを言うのはシュリだけだ。アギレナ亭での会話を聞いただろう」
俺は自分で言いながら傷つく。でもそれが事実だからしょうがないのだ。
「あんなの、アレクシスを知らないからだ」
シュリはそう言ってくれるけど、それは一般論じゃない。
「この毛深い体も、人よりも大きな巨体も、鋭い牙も……かっこいいものじゃないよ」
「アレクシス自身もそう思ってるのか……?」
「見たらわかるだろう? でも、もう慣れたよ」
俺は少々投げやりに言う。
本当は慣れてないのに、言われたら言われただけ傷つくのに。……でも、もう俺は諦めてしまったのだ。
誰にも何も言われない、と夢見ることに。もうできるだけの努力はしたのだから。
俺は言った後、シュリから目を逸らして黙った。
そしてすぐに後悔する。こんなことを言われてもシュリは困るだけなのに、と。
……なんで言ってしまったんだろう、こんな返答に困る事。シュリも黙ったままじゃないか。事実だとしても、話すことじゃなかった。嘘を吐けばよかったのに、俺のバカ。はぁ、とにかく早く謝って話題を変えよう。
俺はそう思い、静かなシュリに視線を戻した。
「シュリ、悪い。楽しい話じゃ」
そこまで言った後、俺は言葉に詰まった。なぜならシュリは悔しそうな顔をして、ぽろぽろっと涙を流していたからだ。
なので俺はギョッとした。
……な、なんでシュリが泣いてるんだ!?
「シュリ!? どうしたんだ、急に」
自分が何かしてしまっただろうか? と俺は慌ててシュリの肩を掴む。だがシュリは何も言わない。ただ俺を見て泣くだけだ。
「なんで、泣いてるんだ。俺が何かしたか?」
俺は不安になって尋ねる。
だが、シュリは何も言わずに首を横に振った後、俺にばふっと抱き着いてきた。あまりに突然の行動に俺は目を丸くする。
だが驚く俺を他所にシュリはぎゅうっと俺を抱き締めた。小さい体のくせに力強い。
「シュリ? 一体」
俺が問いかければシュリはようやく答えた。
「アレクシスが泣かないからだっ!」
シュリは大きな声で言い、再度俺をぎゅーっと抱き締める。そして俺はシュリの言葉に、ただ立ち尽くした。
……俺が泣かないから? どうして……。
「あんな風に言われて慣れたなんて言うな! 自分の事を悪く言うな!」
シュリは悔しそうに泣きながら言い、俺はようやくわかった。
シュリが俺の為に。泣かない俺の為に、代わりに泣いてくれているのだと……。
「シュリ……お前っ」
呟く先から、胸がぽかぽかとしてくる。まるで心までぎゅうっと抱きしめられた気がした。そしてシュリは俺の為にまだ泣いている。だから俺はそっと名前を呼んだ。
「シュリ」
「うっ、うぅーっ!」
「シュリ、落ち着いて」
俺は泣くシュリの肩を掴んでやんわりと離れ、その頬に手を当てた。そしてそっと顔を上げさせれば、そこには泣き顔のシュリがいる。
ぽろぽろと涙を零すその姿はまるで子供のよう。でもその涙はとても綺麗だった。
俺の、心の一番奥を震わせるほど……。
……ああ、シュリ。胸打たれる気持ちとはこういうことを言うんだな。
俺の中になんとも言えない感情が胸の中に湧きあがってくる。
喜びと嬉しさ、愛しさが混じる温かい何か。それは心の奥から溢れて、冷え切っていた場所も温めてくれる。
「アレクシスはカッコいいもん! 俺は何度だって言ってやるんだからなッ!」
シュリはエルフェニウムの瞳を俺に向けて、そう断言した。
その言葉に今、俺がどれだけ救われているのかシュリはわかっているのだろうか?
俺は緩んでいく頬を感じ、シュリの涙をそっと拭く。
そこには涙で煌めく美しい瞳。
……なんて綺麗な瞳なんだ。俺をどうしてこんなにも救ってくれる?
「こんなに泣いて。全く、お前はなんて奴なんだ」
「アレクシス?」
俺が笑いながら言えば、シュリはすんすんっと少ししゃっくり上げながら俺の名を呼んだ。その姿が、とても愛おしくて。……その後、俺はほとんど無意識に動いていた。
「アレクシ、んんっ!」
シュリの言葉は途中で途切れ、くぐもった声を上げた。なぜなら俺がシュリに口づけていたから。
「んっ!……んぅっ」
シュリの柔らかい唇と漏れる声に俺は堪らなくなって、もっと自分の口を押し付ける。あまりに突然の事にシュリは俺から逃れようと悶えるが、俺ががっちり捕まえているから逃げられない。甘い声だけがエルフェニウムの木の下で漏れていく。
「ぅんんっ」
その甘美な声に俺は熱を灯され、ちろりっとシュリの口の中に舌を入れこむ。するとシュリの舌に当たって、もっと堪らなくなる。
シュリの舌は突然入ってきた俺の舌に戸惑うように逃げるが、俺は追いかけ、構わずに舌を絡めた。
「んぅぅっ、んーっ」
抗議するように、ぎゅうっとシュリが俺の服を握るのがわかった。
だが俺はやめられなかった。柔らかいシュリの唇と温かい舌は、食べても食べても食べ飽きない、まるで甘美な果実のよう。
だがあまりに食べ過ぎたのか、俺が唇に食らいついているとシュリの体から力が抜け、かくんっとその場に倒れた。
俺はその時になってようやく、自分が何をしているのかハッと我に返り、シュリを支えながら慌てて顔を離した。
「わっ、悪い! シュリっ!」
俺はすぐさま謝り、少しぐでっとしているシュリに視線を向けた。シュリはキスをしていた最中、うまく息ができなかったのか、走り切った後みたいに息切れを起こしていた。
「はぁっ、はぁっ、あ、アレク、シスっ」
シュリの頬は真っ赤に染まり、恥ずかし気な目でこっちを見ている。その姿に俺の中の熱がぼわっとまた燃え上がりそうになる。
だが、シュリはそのままこてっと気を失い、目をつむった。
「シュリ? シュリ?」
そう声をかけたがシュリの目は覚めず、酸欠で気絶してしまったのだった。
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