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第三章 繋がる記憶
3-4 二つの部族
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──ヴェーダの民は大雑把に分けると、ディーヴァとアスラに二分されるそう。
イシャンやルドラ、アンビカのように人と変わらぬ姿のブラフマン族。鳥の特徴を持つガルダ族。それから猿の特徴を持つハヌマーン族や牛の特徴を持つナンディー族などがディーヴァの民に分類される。
方やアスラにも人と変わらぬ姿の種族がいるそうで、あちらはヴァルナ族と呼ぶそうだ。他には蛇や竜の特徴を持つナーガ族がいるそうだ。
この双方の抗争は気が遠くなるくらい昔からあるそうで……イシャンが生まれるより遙か昔から膠着状態が続いているという。
しかし事の発端の真相は今となってあやふやだそう。何やら遙か昔、不死の霊薬を求めて双方が争った事が発端だったと、イシャンは語った。
──不死の霊薬はアムリタというつまり、彼らは現世を巡っての抗争をしていたのだと思しい。しかしその争いで、勝利したディーヴァ達は原初のアスラの頂点を火山の麓に閉じ込めたという。よって、残された者達はそこで生活を営むようになったそうだ。しかし、勝敗が決まろうが啀み合いは途絶えなかった。そして今日でも抗争は続く。そんな抗争があるからこそ、ディーヴァでは強き者を族長に選出する──と、シュリーがその話の聞いたのは、襲撃があったその晩の夕食の席だった。
アスラといえば悪しき者。悪鬼や悪魔などを神々に敵対する魔族を示す。現世の経典にも存在する言葉だからこそすんなりと受け入れられるものではあったが……。
「あの人達、矢を向けてきて……それでスパルナさんが……」
シュリーは日中を思い出しつつイシャンに言えば、彼はやれやれと首を横に振った。
「奴らの根城は北にあるんだ。火山あるの見えるだろ。その付近って言われてる。俺が北の茶畑に行ってるとは聞いただろ? その辺りが主に危険とされているもんでな。しかしなぁ、こんな目と鼻の先から踏み入ろうだなんて……」
頤に手を当ててイシャンは眉を寄せた。
「……こんな物騒な事ってよくあるの?」
「襲撃自体はあるにはある。目的の殆どは作物や家畜の強奪や女を攫うかんじだ。アスラが住んでるのは場所は土地が痩せてて生産には向かない。作物も実らないもんで、森に入って採取だ狩猟で生計を立ててるらしい」
……けどな、白昼堂々こんな間近からはまず無い。そもそもどうやって入ってきたのやら。と、イシャンは更に眉をしかめる。
「私に矢を向けた目的って……」
「間違いなく攫うためだろうな。近距離で刃を使うのと違って弓矢は致命傷にならんような部分を狙える。あの部族のヴァルナ族は女が極端に少ないと聞く。まぁ呼び方が違うだけで身体の作りは同じ。だから、奴らはディーヴァのブラフマン族の女を攫うんだ。簡潔に言えば子供を産ませる為だな。産ませるだけ産ませて使い物にならなくなれば、攫った女は殺されると聞いた」
きっぱりと言われて、シュリーは真っ青になった。あの場でスパルナが来なかったら……。そう思うと今更のように悪寒がした。それに見かねたのだろう。イシャンは立ち上がり、シュリーの前に歩み寄ると、しゃがみ込み手を握った。
「しかし無事でよかった……俺の対策が甘かったのが悪いんだ。いざという時にこそ俺自身がお前を守れなかった事に腹が立つ」
──本当に申し訳なかった。と、彼は深々と頭を垂れて謝罪する。
「私は無傷よ……それよりも、スパルナさんを心配して」
イシャンは深く頷く。
あの後、集落に戻れば何事かと人が押し寄せてきた。その中には休暇に出掛けていた筈のアンビカとルドラの姿もあり……。経緯を話した所、ルドラがスパルナを使用人達の部屋へ運んでくれた。
いくらイシャンの言いつけとは言え、自分を守ってこうなったのだ。治癒の手伝いなり出来る事をしようとしたが『族長の婚約者にそんな真似はさせられない』と。ルドラ達の使用人達にそれはまぁ丁重に断られた。一連の流れを思い出してシュリーはため息を溢す。
「だがな、お前はあまり気に病むな。不死とは言わんが、動物の特徴を持つ種族の方が案外身体が頑丈なもんでな。ガルダ族も同様だ。あいつらは肉体がしなやかな上、回復が早い。夕食前にスパルナの様子を見たが、痛みは引いてもう立てるらしい」
それを聞いて、シュリーは胸を撫で下ろした。
「そういう訳だ。多分明後日には給仕だ湯浴みの手伝いに戻ってくるとは思う」
「そう……良かった」
「あと、シュリー。今後川に行く時はアンビカなりスパルナなり、必ず誰かを連れて行け。それだけは約束しろ」
「だけど、皆女性よ。スパルナさんは火を吹ける。ガルダだから強いのかもしれない。けれどアンビカは……」
──またあんな事になったら。そもそも川に行く事を避けるべきだろう。その旨を続けて伝えると、イシャンは直ぐに首を横に振った。
「馬鹿言え。ああ見えて皆自分を守るくらいの力を持っている。言っただろ? 俺らは現世の人と違って面白可笑しな力を持ってるって」
確かにそう言われた気はするが……。シュリーが眉を寄せると、イシャンはククと喉を鳴らして笑った。そうして握りしめていた手を離すと、彼はスッと立ち上がり瞑目した。
「マントラって言ってな。お前の住んでた現世でもあるだろ? 言葉・真言って。俺達、ブラフマン族およびアスラのヴァルナ族に備わった力だ。念じる事で具現される力だ。まぁ、使うだけ体力削られる難点はあるが……これを駆使すりゃ攻撃だろうが暗示だろうが、出来るっちゃ出来る」
……たとえばこんな風に。と、目を開いてイシャンが言うと、その手には瞬く間にザザと金の粒子が蠢き棍棒が築かれる。
シュリーは驚嘆して目を丸く開いた。
「あ、アンビカにも出来るの……?」
呆気に取られたまま聞けば、彼はジトと目を細めてシュリーから視線を反らした。
「……正直な事を言うとな。あいつ、キレたらルドラより強いと思うがな……。族長選抜だって女参加も可能なら、多分俺の立場も危ういな。あいつだけは同族で良かったって心底思う程だ」
──たまに男に混ざって襲撃に加勢する程。その暴れぶりも激しい。少し前に派手な夫婦喧嘩をしていたらしく、イシャンが仲裁に駆けつければ刀剣八本をマントラで生成した彼女がルドラを踏みつけていただの……。
戦うともなれば豹変が激しすぎるもので戦姫だの呼ばれていると……。それを全て告げるなり、イシャンは
「今の本人には黙ってろよな」と言われるものだから、シュリーは黙って幾度も頷いた。
しかし、あまり想像出来ない。寧ろ、あの可憐なアンビカをそこまで怒らせるとはルドラが何をやったのかが気になってしまう。
「で、そんな怒らせるってルドラ様はアンビカに何をしたの……」
「……確か、アンビカが飯の最後に大事に残してたザクロをルドラが”いらねーのか勿体ねぇー”って食っちまったらしい」
そう言うなり、彼はジト……と目を細めてやれやれと首を横に振るう。
「まぁ、喧嘩する程に仲良いって事だ。そんで川に行くにはアンビカ連れてきゃ安全って事だが……あ、そうだ。明日は今度は俺が休暇になったんだな」
「え、でも城の間近からこんな事があったばかりで休暇って……」
シュリーが思ったままを告げると、イシャンは首を横に振るう。
「いいや。そもそも見張りだって交代制だ。ルドラから”こんな事があった後だからこそ”テメェも一日休め、襲撃無い限り出てくるな”ってよ。それに俺がシュリーと川に行けば、今日の現場検証も出来るしな」
一石二鳥。と付け添えて、彼は満足そうに笑んだ。
イシャンやルドラ、アンビカのように人と変わらぬ姿のブラフマン族。鳥の特徴を持つガルダ族。それから猿の特徴を持つハヌマーン族や牛の特徴を持つナンディー族などがディーヴァの民に分類される。
方やアスラにも人と変わらぬ姿の種族がいるそうで、あちらはヴァルナ族と呼ぶそうだ。他には蛇や竜の特徴を持つナーガ族がいるそうだ。
この双方の抗争は気が遠くなるくらい昔からあるそうで……イシャンが生まれるより遙か昔から膠着状態が続いているという。
しかし事の発端の真相は今となってあやふやだそう。何やら遙か昔、不死の霊薬を求めて双方が争った事が発端だったと、イシャンは語った。
──不死の霊薬はアムリタというつまり、彼らは現世を巡っての抗争をしていたのだと思しい。しかしその争いで、勝利したディーヴァ達は原初のアスラの頂点を火山の麓に閉じ込めたという。よって、残された者達はそこで生活を営むようになったそうだ。しかし、勝敗が決まろうが啀み合いは途絶えなかった。そして今日でも抗争は続く。そんな抗争があるからこそ、ディーヴァでは強き者を族長に選出する──と、シュリーがその話の聞いたのは、襲撃があったその晩の夕食の席だった。
アスラといえば悪しき者。悪鬼や悪魔などを神々に敵対する魔族を示す。現世の経典にも存在する言葉だからこそすんなりと受け入れられるものではあったが……。
「あの人達、矢を向けてきて……それでスパルナさんが……」
シュリーは日中を思い出しつつイシャンに言えば、彼はやれやれと首を横に振った。
「奴らの根城は北にあるんだ。火山あるの見えるだろ。その付近って言われてる。俺が北の茶畑に行ってるとは聞いただろ? その辺りが主に危険とされているもんでな。しかしなぁ、こんな目と鼻の先から踏み入ろうだなんて……」
頤に手を当ててイシャンは眉を寄せた。
「……こんな物騒な事ってよくあるの?」
「襲撃自体はあるにはある。目的の殆どは作物や家畜の強奪や女を攫うかんじだ。アスラが住んでるのは場所は土地が痩せてて生産には向かない。作物も実らないもんで、森に入って採取だ狩猟で生計を立ててるらしい」
……けどな、白昼堂々こんな間近からはまず無い。そもそもどうやって入ってきたのやら。と、イシャンは更に眉をしかめる。
「私に矢を向けた目的って……」
「間違いなく攫うためだろうな。近距離で刃を使うのと違って弓矢は致命傷にならんような部分を狙える。あの部族のヴァルナ族は女が極端に少ないと聞く。まぁ呼び方が違うだけで身体の作りは同じ。だから、奴らはディーヴァのブラフマン族の女を攫うんだ。簡潔に言えば子供を産ませる為だな。産ませるだけ産ませて使い物にならなくなれば、攫った女は殺されると聞いた」
きっぱりと言われて、シュリーは真っ青になった。あの場でスパルナが来なかったら……。そう思うと今更のように悪寒がした。それに見かねたのだろう。イシャンは立ち上がり、シュリーの前に歩み寄ると、しゃがみ込み手を握った。
「しかし無事でよかった……俺の対策が甘かったのが悪いんだ。いざという時にこそ俺自身がお前を守れなかった事に腹が立つ」
──本当に申し訳なかった。と、彼は深々と頭を垂れて謝罪する。
「私は無傷よ……それよりも、スパルナさんを心配して」
イシャンは深く頷く。
あの後、集落に戻れば何事かと人が押し寄せてきた。その中には休暇に出掛けていた筈のアンビカとルドラの姿もあり……。経緯を話した所、ルドラがスパルナを使用人達の部屋へ運んでくれた。
いくらイシャンの言いつけとは言え、自分を守ってこうなったのだ。治癒の手伝いなり出来る事をしようとしたが『族長の婚約者にそんな真似はさせられない』と。ルドラ達の使用人達にそれはまぁ丁重に断られた。一連の流れを思い出してシュリーはため息を溢す。
「だがな、お前はあまり気に病むな。不死とは言わんが、動物の特徴を持つ種族の方が案外身体が頑丈なもんでな。ガルダ族も同様だ。あいつらは肉体がしなやかな上、回復が早い。夕食前にスパルナの様子を見たが、痛みは引いてもう立てるらしい」
それを聞いて、シュリーは胸を撫で下ろした。
「そういう訳だ。多分明後日には給仕だ湯浴みの手伝いに戻ってくるとは思う」
「そう……良かった」
「あと、シュリー。今後川に行く時はアンビカなりスパルナなり、必ず誰かを連れて行け。それだけは約束しろ」
「だけど、皆女性よ。スパルナさんは火を吹ける。ガルダだから強いのかもしれない。けれどアンビカは……」
──またあんな事になったら。そもそも川に行く事を避けるべきだろう。その旨を続けて伝えると、イシャンは直ぐに首を横に振った。
「馬鹿言え。ああ見えて皆自分を守るくらいの力を持っている。言っただろ? 俺らは現世の人と違って面白可笑しな力を持ってるって」
確かにそう言われた気はするが……。シュリーが眉を寄せると、イシャンはククと喉を鳴らして笑った。そうして握りしめていた手を離すと、彼はスッと立ち上がり瞑目した。
「マントラって言ってな。お前の住んでた現世でもあるだろ? 言葉・真言って。俺達、ブラフマン族およびアスラのヴァルナ族に備わった力だ。念じる事で具現される力だ。まぁ、使うだけ体力削られる難点はあるが……これを駆使すりゃ攻撃だろうが暗示だろうが、出来るっちゃ出来る」
……たとえばこんな風に。と、目を開いてイシャンが言うと、その手には瞬く間にザザと金の粒子が蠢き棍棒が築かれる。
シュリーは驚嘆して目を丸く開いた。
「あ、アンビカにも出来るの……?」
呆気に取られたまま聞けば、彼はジトと目を細めてシュリーから視線を反らした。
「……正直な事を言うとな。あいつ、キレたらルドラより強いと思うがな……。族長選抜だって女参加も可能なら、多分俺の立場も危ういな。あいつだけは同族で良かったって心底思う程だ」
──たまに男に混ざって襲撃に加勢する程。その暴れぶりも激しい。少し前に派手な夫婦喧嘩をしていたらしく、イシャンが仲裁に駆けつければ刀剣八本をマントラで生成した彼女がルドラを踏みつけていただの……。
戦うともなれば豹変が激しすぎるもので戦姫だの呼ばれていると……。それを全て告げるなり、イシャンは
「今の本人には黙ってろよな」と言われるものだから、シュリーは黙って幾度も頷いた。
しかし、あまり想像出来ない。寧ろ、あの可憐なアンビカをそこまで怒らせるとはルドラが何をやったのかが気になってしまう。
「で、そんな怒らせるってルドラ様はアンビカに何をしたの……」
「……確か、アンビカが飯の最後に大事に残してたザクロをルドラが”いらねーのか勿体ねぇー”って食っちまったらしい」
そう言うなり、彼はジト……と目を細めてやれやれと首を横に振るう。
「まぁ、喧嘩する程に仲良いって事だ。そんで川に行くにはアンビカ連れてきゃ安全って事だが……あ、そうだ。明日は今度は俺が休暇になったんだな」
「え、でも城の間近からこんな事があったばかりで休暇って……」
シュリーが思ったままを告げると、イシャンは首を横に振るう。
「いいや。そもそも見張りだって交代制だ。ルドラから”こんな事があった後だからこそ”テメェも一日休め、襲撃無い限り出てくるな”ってよ。それに俺がシュリーと川に行けば、今日の現場検証も出来るしな」
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