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第二章 抗戦
第52話 #資料室 #カミングアウト
しおりを挟むこの部屋は何だろう……図書室?
入ってすぐに本棚が幾つも並んでいる。
そして、部屋の壁一面にも本棚が設置してあり、びっしりと色々な書物が並んでいる。
やはり数多くの本が保管されている様だ。
まあ、今はインターフォンを……あ、これだな?
本棚の端に幾つかのシールの様なモノが貼ってある。
その一つを触りながら呼びかけた。
「イーリス、聞こえるかー?」
『おおーっ! ハルトの声が聞こえる! やっほーっ!』
やっぱり愛美の説明だけじゃ理解出来なかった様だ。
子供が初めてトランシーバーで遊んだ気分なのだろう。
俺もそうだったしな、お前の感動はわかるぞ。
「今度から、近くに居ない時はこれで話そうな~」
『ハルト! あたしの声聞こえる⁉ すげぇえええー!』
「ああ、聞こえるよー。だから、今度はこれ使おうぜー」
『うんうん! 便利になったもんだなー!』
「お前幾つだよ……」
そう言ってからふと思い出した。
イーリスは俺や悠菜よりも、先に生まれてんだっけな。
『あ、またレディーに歳訊いた! おまえデリカシーが無いなー』
『あーイルちゃんごめんねー? お兄ちゃんデリカシー無いのー』
『私からもごめんねー』
『全く困った奴だなー』
だから、何処にレディーが居るんだつーの!
イーリスの触ったスイッチが愛美と蜜柑の声も拾ったのだろう。
二人の声も丸聞こえだ。
『でしょー? デリカシーの欠片も無いの~』
「愛美、おい。聞こえてるぞ」
『うん、あたしもスイッチ触ってるもん』
なっ⁉
あのやろ……。
「あ、そうだ、朝比奈さんも聞こえますかー? これ、便利なので使って下さいねー?」
『これで宜しいのでしょうかー?』
「ええ、それです! 良く聞こえますよー」
『とても便利ですねー!』
「ですよねー。これ、夜露さんにも使って貰って下さいねー?」
『はいー! 教えておきますー!』
若干、大きな声で朝比奈さんは応答してくれたが、最初の内は声が大きくなってしまう。
俺もそうだったからよく分かるのだ。
「よし、通信終りー!」
『ほーい!』
『はーい!』
『らじゃー!』
『了解いたしましたー!』
何だか、通信兵になった気分だな。
そう思いながら部屋を見渡す。
しかし、凄い量の本だ。
それに、その背表紙はどれを見ても、見た事が無い物ばかりだった。
殆どが外国語の様だが、何処の国だとかは分からな……い?
いや、それらの外国語や何処の国の文字かも分からないが、その全てが理解出来る!
この象形文字でも内容が理解出来たのだ!
なっ⁉
それは脳内に意識せずとも自然に内容が入って来た。
だが、発音が難しい。
しかし、これだけ集めるのも大変だったろうな……沙織さん。
そう思うと、また胸が苦しくなる。
もう逢えないと思えば思う程、何とも言えない悲しみが込み上げて来て、一気に涙が溢れて来る。
俺の意に反して涙がボロボロと流れ落ちるが、それを拭う事も忘れ、目の前の本棚にもたれ掛かった。
今頃何しているんだろう……。
沙織さんや悠菜、セレスを思い出しながら、暫く声を殺して泣いていた。
こんな所は愛美に見せられない。
あいつだって俺と同じ位、寂しくて辛い筈なのだ。
それなのに、あの時からは弱音を言わないで我慢しているのだ。
愛美の事を思うと、俺は流れる涙を両手でゴシゴシと拭いた。
そして、パンパンと顔を叩く。
よし!
もう泣くのはヤメだ!
そうなのだ。
俺にはこれから決戦が待っている。
だから、イーリスを探してたんだ。
すぐにイーリスと綿密な作戦を立てなければいけない。
そうだ、ウルドにも訊いてみないとな?
そう考えながら部屋を出ると、俺は長い廊下をリビングへ向かった。
俺がリビングに入った途端、そこに居た皆の視線が俺に集中した。
どうやら、俺が来るのを四人は待ち切れずにいた様だ。
「あっ! 来たっ! お兄ちゃん遅ーい!」
「ん? ああ、待ってたんだ?」
「これで呼び出そうかと思ってたよー! あ……れ?」
愛美はテーブルのインターフォンシールを指差したが、何かに気付いた様に俺の顔をまじまじと見た。
「あ……お兄ちゃん」
「な、何だよ」
「お兄ちゃん、泣いたの?」
「え? お兄ちゃんが?」
「霧島様?」
「は? ハルトが?」
その言葉に、イーリスまでもが興味を持った様だ。
「泣いてねーよ⁉ 何言ってんだよ」
「あー、ハルト、お前ホームシックとか?」
「いや、俺の家はここだけど?」
「お兄ちゃん、目が少し赤いよ? ちょっと見せて」
「え? 痛くも無いし、いいよーホント大丈夫だから」
俺は近寄って来た愛美から逃げようと、咄嗟に身を翻すが、事もあろうにイーリスがその行く手を阻む。
と、その隙に愛美が俺のTシャツを掴んだ。
それを振り切ろうとしても、愛美はがっしりと俺のTシャツを掴んで離さない。
「ほらー! ちゃんとこっち見なきゃ分かんないでしょー? みかん、押さえて!」
「らじゃ!」
「あ、こら! だから、何でもないってばっ!」
「マナミいけーっ!」
「何なんだよ、お前らはーっ!」
愛美に背後からシャツを引っ張られ、足を蜜柑に捕まえられた。
そして、目の前からはイーリスが両手を前にしてにじり寄って来る。
遂に観念した俺はゆっくり振り向くと、仕方なく愛美としっかりその目を合わせた。
すると愛美は両手で俺の顔を掴むと、じーっと俺の目を見つめる。
「どれどれー? 目、痛い?」
「ぜ、全然!」
「んー痛く無いなら良いのかな? 分かんないや」
「分かんないのに見たのかよ!」
「だって、気になるじゃん! ねえ、朝比奈さん、お兄ちゃんの目どう思いますか?」
「はい。畏まりました」
俺の頭を掴んで俺の目を見つめたまま、朝比奈さんにそう訊く。
すると、すぐに傍までやって来た朝比奈さんは、俺の前で深々とお辞儀をする。
「拝見します」
そう言うと、愛美に掴まれた俺の前に立つと目をジッと診始めた。
妙な気分なんですけど?
その間も俺の頭は後ろから愛美の両手で固定され、成すすべも無くじっとしていた。
「どうですか? 大丈夫そうですか?」
「はい。傷などは見当たりませんし、炎症を起こしている様でもありませんが、大事をとって専門医を呼びましょう」
そう言われると、もう観念するしかない。
「いえいえっ! 本当に何でも無いんです! ちょっとだけ、あの……沙織さん達を思い出して……泣いた……かも。し、自然に涙が出ただけで!」
俺が朝比奈さんにそう弁解すると、愛美は俺のTシャツを握っていた手を放した。
「えっ? そっち? あたし、てっきりイルちゃんが無事だったから泣いたのかと……」
「まあ、それもそうだけどさ……何だか、急に思い出しちゃってさ」
俺がそう言って愛美を見ると、イーリスが呆れた顔でこっちを見た。
「何だよ、お前ら……二人共いつまでもめそめそしてっ!」
「何だよイーリス、二人共って」
「だって、マナミも寝る時いつも泣いてるから……」
俺が驚いて愛美を見ると、彼女は慌ててイーリスに向かって声を上げた。
「え……? そうなのか?」
「ちょ、イルちゃん! 何で今そんな事言うの⁉」
「だってさーやっぱ、泣いてたら気になるじゃんかー」
「愛美、お前……」
「お兄ちゃん、嘘だからね? イルちゃんがそんな嘘言うからー! もうチョコあげないんだから!」
「えええーっ! どうしてっ⁉ マナミーっ!」
愛美は慌てた様子で俺に弁解をするが、その事実を知ってしまったからには、聞き流す事は出来ない。
やっぱり愛美もまだ辛かったんだ。
「あげないもんっ!」
「そんなぁ……」
イーリスは力なく膝からその場に崩れ落ちた。
「だって、イルちゃんがいけないんだもんっ!」
「も、もう言わないから許して……」
そして、イーリスは目に涙を溜めながら、許しを請う様に愛美の足元へ這って行く。
その様子が何だか不憫に思えた。
「まあまあ、愛美。俺だってまだ辛いんだから、お前が辛いのは当り前さ。沙織さん達が帰って間もないし、今はまだいいじゃん。お前が思い出して泣いたって、俺が誰にも文句は言わせないよ」
「う……ん」
愛美にしてみれば、生まれた時から十六年間、これまでずっと一緒に居た訳だしな。
そんな沙織さん達が、異世界へ帰ってからまだ二、三日しか経って無いのだ。
寂しくて辛いのは当たり前なんだ。
「ハルトも泣いてたしな」
「う、うっせーよ」
「お兄ちゃん……」
するとイーリスが愛美を見上げた。
「マナミ……ごめんよ……ちょっとヤキモチ焼いたんだよ……あいつら行っちゃったのに、いつまでもマナミに想って貰えてる……ルーナ達が羨ましかったんだよ……」
そう言って、イーリスは愛美の足元で蹲る。
「イルちゃん……そうだったの……」
愛美はしゃがみ込むと、イーリスの頭を優しく撫でた。
「馬鹿だな、イーリスは。お前が居なくなって愛美は凄く心配したんだぞ?」
俺も愛美の横に並んでしゃがむと、イーリスのピンク色の髪の毛を軽く弾いた。
「そ、そうなのか?」
顔を上げたイーリスは、俺と愛美の顔を恐る恐る見ている。
「ああ。さっきだって、愛美はお前を見た時泣いてただろ?」
「あ……うん……」
「お前が居なくなったら、愛美はいつまでも泣くんだよ」
「……本当?」
「本当さ。だから、離れないでくれよ。これ以上、愛美を悲しませないでくれよ」
「――っ⁉ わ、わかったっ! 悲しませるなんて、そんなつもりないしっ!」
俺と愛美に慌ててそう言うと、勢いよく立ち上がり、バスローブの裾をたくし上げた。
「そっか……それが聞けて良かったよ」
「本当だよっ!」
「だからもう黙ってどこにも行くなよ?」
「でも、あたしはお風呂に入ってただけなんだけどな……」
そう言やそうだ。
今回は俺達が勝手に勘違いして大事になっただけだ。
イーリスには何の責任も無い。
むしろ被害者とも言えるかも知れない。
結局、俺達の早とちりって訳だ。
「ま、まあなんだ、ほら、今度からはインターフォン使えばいいし、それに伝言板も用意するから! さ、さあ腹減ったな! なっ⁉」
そう皆に同意を求めた時、俺のズボンポケットの携帯がブルブルと振動した。
俺はすぐに五十嵐さんが夕方に来ると言っていた事を思い出した。
そろそろ二人が来る時間だろう。
『あっ! 霧島君⁉』
「もしもし? 五十嵐さん?」
『うん、あたし! 未来! あのさー何だか、家が分かんないんだけど……』
「あー、ごめん! すぐ家の前に出るから!」
『あ、うん、ごめーん!』
この家には俺の想像を超える程のセキュリティーが起動してるのだ。
昨日の西園寺さんが来た時同様、家の前に出たら解決する筈だろう。
「俺、ちょっと表に出迎えて来るから!」
「あ、友香さんと未来さん?」
「うん、ちょっと行って来る」
俺は家の前まで出ると、すぐに彼女の車を見つけた。
真っ赤なポルシェは他ではあまり見かけない。
すると、五十嵐さんも俺に気付いたらしい。
短めにクラクションを鳴らした。
やはり聞き覚えのあるクラクションでは無い。
これがポルシェの音なのか。
「霧島くーん! ごめんねー!」
車の窓から手を振りながらそう言うと、ゆっくり車を家の前まで走らせた。
「うん、そのまま入れちゃってー。前に停めた所でいいよー」
「はーい」
ついこの前、二人が来た時に停めた場所だ。
そこは駐車スペースとしては、他にも車が数台停められる広さがある。
いつかは俺もマイカーが欲しいと思っているが、今はまだ想像の域を出ない。
バイトでもしようかな。
中古車って安い奴は幾らくらいなの?
「ごめんねー! 友香ちゃんに聞いたよー。ここって、セキュリティーがしっかりしてるんだってねー!」
「あ、うん。そうなんだよ」
西園寺さんが初めてリムジンでここへ来た時の話を、彼女から聞いたのだろう。
あの時の西園寺さんも、この家が分からなくて電話して来たからな。
真っ赤な車から降りた二人は、目の前の大きな洋館を見上げた。
「何だか、凄いよねー! 沙織さんの旦那さんて凄い人だったんだろうな~」
「あ、ああ。まあねー」
まあ、普通の家のサイズじゃ無いからねえ。
金持ちの彼女達にしたら、この大きさの家でも羨ましくはないだろうが、こんなセキュリティーともなると馴染は無いのかも知れない。
「あれ? 霧島くん、旦那さんの事知ってるの?」
「あ、いやいや! 会った事も無いし、全然知らない! 俺が生まれた時には居なかったみたいし!」
旦那とか居ないんだけど……二人には言えないよな。
「そうなんだー? ふーん。どんな事してたんだろうねー」
「ま、まあ、そうだよね! どんな事してたんだろうねー」
「何だか、怪しーい!」
「な、何が⁉」
五十嵐さんは真剣な顔をして俺の顔を見た。
「相手の言葉を繰り返すのって、その相手に自分を信頼させようとする、一つの心理行動なんだよー?」
「えっ⁉ そ、そんな事無いよ!」
「ふーん。ね、友香ちゃん? 大学の講義で教わったばかりだもんね~」
「あ、はい。大袈裟な同意もそうでしたね、未来ちゃん」
五十嵐さんは俺の顔を訝しげに見てそう言うと、西園寺さんも彼女に同意した。
だがその表情は少し笑顔に見える。
もしかして、西園寺さんは楽しんでる?
しかしこの二人、心理学専攻かよ⁉
沙織さんの嘘がバレる……。
「そ、そうなんだ⁉」
出来る限りの動揺を隠しながら、意外そうな表情で誤魔化す。
これ以上突っ込まれてもマズい。
「あ、もしかして霧島くん……」
「な、なに?」
五十嵐さんはそう言って、ニヤニヤしながら俺の顔を覗き込んだ。
マズい!
バレたか⁉
「あたしに気があるのー?」
「なっ⁉ 何でだよ!」
こいつは何言ってんだ?
だが、沙織さんの嘘がバレるよりもまだマシなのか?
「なーんてね、冗談よー」
「な、なんだよーそんな冗談言って無いで、早く入れよ」
「はーい。あ、行こっか? 友香ちゃん」
「ええ、ではお邪魔します」
俺はこの二人に揶揄われただけか?
そう思いながら俺達は玄関に入ると、愛美達の待つリビングへ向かった。
♢
夕食を済ませた俺達はリビングでくつろいでいた。
大きなソファーに西園寺さんと五十嵐さんが並んで座っているのだが、その間にちゃっかりとイーリスが入り込んでいる。
あいつ、またチョコアイス食べてるし。
すると、夕食の片づけを終えた愛美と蜜柑、朝比奈さんがリビングへ入って来た。
これで皆リビングへ来た訳だが、誰かが居ない様な気がする……。
あ、夜露さんが居ない。
今日は朝から見てない気がする。
「そう言えば、帰って来てから夜露さんを見てないけど?」
「ええ、今朝早くに別の仕事で出ております」
「あーそうなんだ?」
西園寺さんの専属メイドである夜露さんが、彼女から離れて仕事って何だろう。
ま、俺には想像出来ない何かがあるんだろうけど。
結局、彼女達は俺の知らない世界の人なんだよな。
「ねえ、お兄ちゃん」
俺の隣に座って来た愛美が、珍しく真剣な表情で話して来た。
「ん? どした?」
「友香さんと未来さんには、ちゃんと話した方が良いと思うんだけど……」
「え? 何を?」
「何をって……友香さんはお手伝いさんまで連れて来てくれているし、未来さんだって凄く心配してくれてるんだよ?」
「あ、ああ。そうだよね」
「二人ならきっと分かってくれると思うんだ~」
「そうか……」
俺達の事か?
でも、どこまで話したらいいんだろう。
これから異星人の襲来があるって事か?
それとも、俺が異世界で生まれたって事か?
或いは、イーリスが時空の漂泊者って事か?
いっその事、悠菜も沙織さんも異世界人でしたとか?
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