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第一章 覚醒

第30話 #室内プール #BBQ

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「そう言えば、大浴場の横にはプールもあるんだよ?」

 なんだそりゃ⁉

 あそこにプールだと⁉

「し、知らない!」
「だよね~ビヤガーデンとかあんな感じかな~」
「でも、屋上あるんだろ? だったらそこにガーデンテラスみたいなのがあるのか?」
「え? あたしが見た時は無かったと思うよ?」
「え? そうなの? この建物からすると、だだっ広くない? ここの屋上って」
「確か屋上には、太陽光パネルとかタンクみたいなのがあったと思うけど?」
「ほう……」

 なるほどね。

 自家発電してるのか。

「あーっ! そうだ! いい事思いついちゃった!」

 うわっ!

 何だよ突然。

「ねね、お兄ちゃん! 上でバーベキューしない⁉ ね、みかん!」
「うん! やりたい!」
「バーベキュー⁉」

 いきなりそう言ってもなぁ。

「それ、いいわねぇ~」

 急に沙織さんがそう言いながらダイニングへ入って来た。

「あ、沙織お姉ちゃん! 聞こえた? ねね、いいでしょー?」
「ええ、大賛成~」

 愛美は沙織さんに駆け寄ると、両手で沙織さんの手を掴んでいる。

 てか、沙織お姉ちゃんって……。

 愛美の奴、すっかりお姉ちゃんって呼ぶようになってるし。

「地下の冷凍庫のお肉も、すぐに出して置かないとね~」
「あたしも行くー! みかんも行こー」
「らじゃー!」

 二人はキッチンのドアから地下へ向かう。

 いきなりバーベキューか?

 だが、俺は大浴場の横にあると言うプールにも興味があった。

 セレブの二人は満足するだろうか。

 いや、中々じゃない?

 露天風呂にプールとバーベキューよ?

 ダイニングに残った俺は、少しだけ勝利の気分を味わっていた。

「お兄ちゃんも来てー!」

 キッチンの階下へ下がる階段から、大きな声で愛美が叫んだ。

「あ、はいはい」

 地下室か、どんなのだろうな。

 俺は探検気分で地下の階段を、愛美の後ろを付いて下りていく。

 下へ下がるうちに、段々と室温が下がっていく。

 結構ひんやりしてるな。

 見回すと照明はあちこちにあり、降りた先の廊下は、向こうまでずっと続いて見える。

 広くないか?

 もしかして、敷地全部が地下とか⁉

 そう思える程にここは広く見える。

 想像していた地下室って感じではなく、普通に地下一階と言う感じだった。

 あちこちにドアもあり、かなり広めの部屋もあった。

 何かの研究施設ぽくね?

「ここだよー」

 愛美は体育館の入口の様な、大きな扉がある部屋の前で立ち止まる。

「あ、これ持ってくれる~?」

 中で沙織さんの声がした。

「は~い!」

 愛美が明るく返事をしたが、その部屋の中には手で押せるカートに、沙織さんが幾つかの段ボールを載せていた。

 げ、これ持って階段上がるの⁉

「これ全部⁉」

 沙織さんは俺を見て笑顔で頷く。

 マジか!

「もう上がる? 色々準備もあるしね~」

 そう言って愛美がカートを押し始めたが、入口とは違う方向へ押し始めた。

 どこ行くんだ、こいつは。

「ここから上がるの」

 は?

 ここ?

 見ると、エレベーターのドアが開いている。

「おおー! すげー! エレベーターか!」
「そそ。階段だと大変でしょー?」
「確かに……」

 愛美はエレベーターの横の操作盤を、手慣れた様子で触っている。

「お前、この家に詳しいのな」
「だって、あたし小さい頃からここで沙織お姉ちゃんに遊んで貰ってたもん」

 そうだったよな。

「愛美ちゃんは、悠斗くんが学校から帰って来るまでは、大抵いつもうちに居たものね~」

 後ろから沙織さんが、そう言いながら歩いて来た。

「うんうん~さ、上がるよ~」

 エレベーターが止まった場所は、さほど広くは感じない部屋に思えたが、それでも十畳程はあるのだろうか。

 広さの感覚が若干麻痺している。

 カートをガラガラ押しながら部屋を出ると、緑に覆われたガーデンテラスが目の前に広がっている。

 見上げると、ガラスの様な天井に囲まれ、太陽の日差しが射し込んでいる。

 あれ?

 ここって露天風呂の天井だ!

 だが、愛美は屋上には太陽光パネルとかがあると言っていた。

 上をよく見ると、端の方には何やら置かれているのが透けて見えた。

 あれが発電機とか?

「お兄ちゃん? こっちー!」

 愛美に呼ばれて声の方を見ると、ビーチパラソルとテーブルが並んでいる。

 その向こうがプールの様だ。

 ひょうたんの様な形をした大きなプールが見えた。

「あーはいはい」

 カートを押しながらテーブルへ向かうと、後ろから沙織さんが声を掛けてきた。

「私は飲み物を用意しますね~」

 振り返ると、沙織さんは観葉植物の茂みに消えた。

 あそこにも何かあるのか?

「あ、お兄ちゃん、ここへ荷物置いてね~」

 愛美は手際よく、テーブルカウンターへグラスやお皿を並べ始めた。

 俺はテーブルの横へ段ボールを下すと、カートを端へ寄せて段ボールを開け始める。

「お、凄い量だな」
「まあね~九人分だもーん」
「そうだよな、沙織さんも大変だな。色々と」
「うん、沙織さんに感謝しないとね!」

 俺たちはこれまで、沙織さんに何かしてあげた事は無かったなぁ。

 沙織さんにだけではない。

 悠菜にも何もしてあげられていない。

 これまで俺達に何かと色々してくれていたのに、俺達は何も出来ていなかった。

 誕生日だってそうだ。

 あ、沙織さんの誕生日知らないぞ?

「なあ、愛美。お前、沙織さんの誕生日知ってる?」
「え? 八月じゃなかった?」

 悠菜の誕生会はやった記憶があるが、沙織さんのはやった記憶がない。

「悠菜は俺より一週間前だけど、沙織さんの誕生日って知らないかも」
「あ、そうだったかも? でも、十二月って記憶もあるんだよね~」

 言われて見ればそうだ。

 何と無く記憶があやふやだ。

 二人で手を止めて考えている所に、ガラガラと沙織さんが大きな物体を押して来た。

 な、なんだあれは?

「二人ともどうしたの~? 顔を見合わせて~」

 そう言って沙織さんは、その物体を邪魔にならない所まで押して行くと、こちらを振り返る。

「愛美ちゃん、飲み物はここでいいかなー?」
「あ、は~い! そこでオッケーだよね」

 沙織さんはその場でうんうんと頷くと、こちらへ向き直り笑顔で聞いてきた。

「で、誕生日ー?」

 やっぱり、聞こえてたか?

「あ、うん! いつなのー?」
「それがね~よく分かって無いの~」

 へ?

 何だって?

「そうなの? 悠菜お姉ちゃんは?」
「ユーナちゃんも本当は分からないのよ~」

 は?

 分からないって?

「私もユーナちゃんもエランドールでの生活がながいから、誕生日という概念がないの~セリカちゃんだってないのよ~?」

「えー⁉ それって、記念日一日損してるー!」

 愛美が驚いて声を上げる。

 おいおい、愛美、観点が違ってないか?

「あ~そう言われてみればそうね~作っていい? 記念日」
「うん! それがいいと思う! ね? お兄ちゃん?」
「え? あ、そうですね!」

 いいのか?

 それで。

「でもさ、悠菜の誕生会とか、昔小さい頃やんなかったっけ?」

 俺はふと疑問に思い、聞いてみた。

「ああ~あれは、悠斗くんがどうしてもユーナちゃんの誕生会やるんだーって言うから~」
「へ~そんな事あったんだー?」

 愛美が驚きながらそう言うが、当然俺は覚えていない。

 それで沙織さん達の誕生日の記憶があやふやだったのか。

「愛美ちゃんだって、さおりママのお誕生会もやるーって、可愛かったわよ~?」
「えっ? そうなのっ? やだっ全然覚えてない!」

 愛美はそう言って赤くなる。

 そうだったのか。

 それで俺達は二人の誕生会を適当な日に……。

 しかも、思い付きでやっていたんだな。

 何だか、俺も恥ずかしくなって来ていた。

「ユーナちゃんも私もね、こんなに優しいあなた達を、本当に愛しく思えたの~」
「思い出した……あたし、小さい頃、沙織ママって呼んでたっけ。だけど、小学校に上がって暫くしてから、お母さんに直されたんだっけな~」

 そうだったんだ?

「沙織さんにママって呼んだらダメよ? って!」

 そう言って愛美は笑った。

 うちの母さんも沙織さんに気を遣ってたんだな。

 そう思うと、俺も自然に笑みがこぼれた。

「だってぇ~ママって言われてもねぇ~困っちゃうから~」

 沙織さんも笑顔で愛美を見ていた。

 そこへ急に大声で叫ぶ声がした。

「だ、ダメです! それはーっ!」

 え?

 セレスか?

「よっしゃああああああー! あたしの勝ちー! いぇーい!」

 行き成り観葉植物の向こうからイーリスの叫び声が聞こえた。

 な、何してんだっ⁉

「え⁉ 何⁉」

 愛美が驚く。

「あーいあま、ちゃーんぴょーん! いぇーい!」

 更に叫び声は続いていた。

「あらあら~楽しそうですねぇ~」

 聞き耳を立てた沙織さんは笑顔でそう言うと、声のする方へ向かって行った。

 あ、ここからそのまま大浴場へ行けるんだ?

「イルちゃん、サウナ対決とか言ってたけど、勝てたのかな?」

 愛美は笑顔になり俺に聞いてきたが、勿論あの喜びようは勝てたのだろう。
 
「そのようだな」

 苦笑いでそう答えると、俺はバーベキューの網と鉄板に火を入れた。

「だからっ! もう、降参ですからっ! イーリス!」
「わはははー! そこまで言うなら許してやる!」
「今回は私の負けです……」
「あーいーむーうぃなー! あ、チョコアイス食べたい! 勝者にはチョコアイスだ!」

 あいつは……ホントにガキんちょだな。

「イーリスちゃん、可愛いー!」

 五十嵐さんが叫ぶ声が聞こえる。

 俺は温まった鉄板に食材を並べながら、そっと聞き耳を立てている。

 あの声の所に、二人の裸が……たまらん!

「ちょっと、お兄ちゃん? 乗せ過ぎだってばっ!」

 見ると、鉄板に肉が山盛りに積みあがっていた。

「あ、やべっ!」
「あー! お兄ちゃん、やっぱり友香さんの裸想像してたでしょ! スケベー!」
「な、なんでだよ! しかも、どうして友香さんなんだよ!」

 図星だけど……やっぱ、こいつエスパーだな!

「だって、友香さんの方が胸大きいし、おしとやかだし……馬鹿っー!」

 愛美はそう言うと、俺に肉を掴むトングを投げつけた。

「うわっ! ちょ、ちょっと待て!」

 愛美がもう一つのトングを投げようと振りかぶった時、急にガ~ッと音がした。

「な、なんだ?」
「何よー!」

 俺は音に気付いて咄嗟に手を上げたが、愛美には気付いていない様だ。

「待て待て、何か音がする!」

 そう言って、更に愛美に両手を見せて制止すると、ようやく愛美も投げようとした手を止めた。

 観葉植物が音を立てていたのだ。

 よく見て見ると、立ちはだかっていた観葉植物は、下の床ごとわさわさと動き始めている。

 するとその向こうに、大浴場の露天風呂が段々と見えて来る。

 なっ!

 なんですとー⁉

 友香さんの裸がががっ⁉

 その時、愛美の手にあった筈のトングが、風切り音と共に俺の顔にヒットした。

 いや、顔に当たる寸前で俺は無意識にトングを掴み取っていた。

「見るなぁあああああー!」

 愛美の声が遠くに聞こえた気がした。

「あ、あぶねーっ⁉」

 俺は咄嗟に掴んだトングを握ったまま、彼女達の裸を見たらいけないとその場にうずくまった。

「あ、あれ? なーんだ。着てるじゃーん! びっくりしたぁ~」

 うずくまる俺にも、その愛美の声が聞こえた。

 な・ん・だ・と?

「わ~すごーい! きゃー! 感激ー! こっちにプールもあるんだー!」

 五十嵐さんの声もすぐに聞こえた。

「あれ? 霧島君何してるの?」

 五十嵐さんにそう言われて見上げると、彼女が不思議そうな顔で見ていた。

 そして目に入ったのは彼女の水着姿。

 そう、彼女は赤いビキニの水着を着ていた。

 水着かよっ!

 愛美に投げつけられ損じゃんか!

 でも、流石モデル並みの体型だ。

 ビキニがめっちゃ似合ってる。

 そして彼女の後ろに見える大浴場には、気持ち良く浸かっている西園寺さんの姿があった。

 その横では、セリスとイーリスが顔を向き合って入っていた。

 何やってんだ、あの二人。

 顔、近くね?

「ねね、悠菜ちゃんの家って凄いね! 感激しちゃった!」

 目をキラキラさせて、五十嵐さんが鉄板の前まで近寄って来た。

「ま、まあねー凄いよねー」
「何だか霧島君、凄い環境で生活してるのね……」

 五十嵐さんは俺の顔を見ると、しみじみとそう言った。

 ええ、俺もそう思います。

「さあ、みなさ~ん! 食事にしましょー?」

 沙織さんが皆に声を掛けたが、セリスとイーリスは向かい合ったままだ。

 西園寺さんも聞こえて無いのか、気持ち良さげに湯船に浸かったままだ。

 あの二人はまた何かやってるな?

「ところでその水着どうしたの?」
「ああ、悠菜ちゃんがここでバーベキューするから、好きなの着てって。似合ってない?」
「あ、いやいや、似合ってるよ? 凄く!」

 そうか、沙織さんが悠菜に言ったんだな。

 どうして着てたのか不思議だったわ。

 悠菜もブルーの水着を着て、愛美と仲良くバーベキューの支度をしていた。

 西園寺さんの水着は……。

 そう思って大浴場を見るが、彼女の水着はお湯に浸かっていて見えない。

「おい! エロ兄貴! 肉焼けー!」
「あ、はいはい!」

 愛美にけしかけられ、網と鉄板の肉を交互にひっくり返す。

「あははは、霧島君って愛美ちゃんに弱いのね~」

 そう言って、五十嵐さんが焼き場を手伝ってくれた。

「まあねぇ、うちは女が多いからなー肩身狭いわ」
「でも仲良いし、いいな~お家は素敵だし~」

 五十嵐さんが周りを見回しながら、手にしたトングをくるくる回す。

 まあ、大きな露天風呂を眺めながらのバーベキューとは、中々出来る事じゃない。

 五十嵐さんにそう言われた俺は、暫し優越感に浸っていた。

「よし、焼けたぞー! イーリスとセリスもこっち来いよー!」

 俺は向かい合って微動だにしない大浴場の二人に向かって叫んだ。

「い、イーリス、暫し休戦致しませんか……」
「お、お前が、どうしてもって言うなら、してやってもいいぞ?」
「――っ! わ、私はまだまだ大丈夫ですけどっ⁉」
「あ、あたしだって、ぜーんぜんっ! よ、よゆー!」
「そ、そうですかっ? 私だって! よ、よゆーですっ!」

 大丈夫かよ、あの二人。

 顔が引きつってるけど。

「そ、それじゃ、このままサウナへ移動だ!」
「いっ⁉ い、いいでしょう!」

 二人はおぼつかない足取りでサウナへ向かう。

 その向こうでは、西園寺さんが気持ち良さげに顔を緩ませている。

 五十嵐さんとは対照的だな。
 
「友香ちゃんね~本当に温泉が好きなの~ああやって、ずーっと入ってるよ」

 呆れた表情で五十嵐さんが見ている。

「そ、そうなんだ?」
「うん。前に卒業旅行で群馬の温泉に行った時も、まさにあんな感じだったしー」
「じゃあ、まあ、そっとしておくか。食べようぜ?」
「そだねーお腹すいたら来るよね」

 パラソルの下ではビーチチェアーに座った沙織さんが、トロピカルドリンクを飲んでいる。

「あー、それ美味しそう!」

 愛美が沙織さんの飲み物に、興味を示した様だ。

「あーこれ~? でも、これはお酒入ってるのよね~似た様なノンアルもあるよ~?」

 そう言って立ち上がると、カウンターを指差した。

「わーい! これかな?」
「こっち」

 見ていた悠菜がそう言うと、手際よくカクテルを作り始めた。

「お酒は入ってないから安心して」
「ありがと、お姉ちゃん!」

 愛美が美味しそうに飲み始めると、悠菜が五十嵐さんに声を掛ける。

「未来もどう?」
「あたしにも作ってくれるの? うれしー!」
「どんなのがいい?」

 そう言うと悠菜がメニューを見せている。

 め、メニューかよ!

 ここは飲食店かっ!

「あ、これがいい!」

 五十嵐さんはそのメニューを興味深げに見ていたが、その中でお気に入りを決めた様だ。

 まるで海の家だな。

 悠菜は頷くと手際よくボトルを探り、手にしたシェイカーは軽快な音をさせていた。

 悠菜にあんな事が出来るとは……。

「おーい、肉も食えよー?」

 俺は程よく焼けた肉を頬張りながら、周りに声を掛けた。

「あたしも水着に着替えて来るけど、お兄ちゃんも着替えたら?」
「あ、そうだな。何か浮いちゃうよなこのままだと」

 そう言って部屋に向おうと入口を見ると、水着になった沙織さんが歩いて来た。

「部屋へ行って、俺も水着になって来るよ」  
「はいは~い! 早く来てね~」

 部屋に向かいながら思っていた。

 しかし、何だか凄い生活だよな。

 一般生活を逸脱してないか?

 これがハイブリッドな生活というものなのだろうか。
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