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訓練は順調に行われた。
サイドサイドに行われた高精度シュミレーターによる悲惨な戦闘状況での戦闘を神凪の衛士全体に教えていた。戦術と行動の優先順位を座学で説明した後にシュミレーターで体験させる。
それを毎日、毎日、毎日繰り返していた。
真昼は戦闘の度に、細かく良い点と修正点を指摘して改善を要求していく。前にあった合同訓練のように罵詈雑言が飛んでくるような事は無かった。
サポートを担当するサイドサイドだが、衛士の教導自体に口を出すわけにはいかない。それにいつも立ち合っているわけでもない。サイドサイドと真昼の接触は意外にも少なかった。
教導の時間以外は梨璃は与えられた自室に籠っている。食事の時間に偶然、見かけるくらいだった。サイドサイドへの訓練も実戦と修正を繰り返す事で仕上がってきていた。
「全員とも合格点です。実際の戦場でもこのように立ち回れる事を期待します」
それにサイドサイドのみんなは喜び、レギオン控室で小さいながらもお茶会をする事になった。
そこで真昼の話題を出したのは瑠衣だった。
「一ノ瀬真昼さんって怖いって言われてましたけど、落ち着いた人ですね。もっと嫌味を言われたり、怒鳴られたりすると思ってました」
その言葉に流星と高城は顔を見合わせる。
「ふふ、確かに優しかったわね」
「昔は凄かったのよ、真昼さん。攻撃やレアスキルのタイミングを戦闘の最中に指摘して、ミスをしたらすぐに攻撃が飛んできたわ。罵倒と一緒に」
「みぞれもそう聞いてます。それはもう鬼のようだった、と」
「今の落ち着いた指導方針に変わったのは何故なのかしら?」
「合同訓練じゃなく神凪の訓練に合わせたんじゃないかしら」
「どういう事です?」
「合同訓練は高い技術が要求され、それに私達は満たしていなかった。だから強くあたった。けれど神凪の臨時教導はあくまで教導。教え導くものだから、スパルタは必要ないと判断した。とかね?」
「な、なるほど」
真昼の教えた方は座学で学び、実戦で学ぶ。そして良い点と悪い点をあげて改善を促す方法だった。確かにそこにスパルタは必要ないかもしれない。むしろスパルタは反抗され受け入れるのを拒まれかねない。
「真昼さんには色々お話聞いてみたいわね」
「私も聞いてみたいです! アイドル衛士についてとか!」
「みぞれもです。姉妹誓約について」
流星は時計を見て時間を確かめる。今はお昼休みの最中だ。ならば真昼は与えられた部屋にいる事だろう。時間外に訪ねるのは心苦しいが、これも後輩のためと思い、提案する。
「なら質問に行きましょうか、直接」
「え!? 良いんですか!?」
「ええ、流石に手ぶらはまずいからお菓子を包んでいきましょう」
「流星」
「なに、高城ちゃん」
「真昼さんの話は少し刺激が強いかもしれないわ。まだその時じゃないかもしれない」
真昼は現実主義なのはわかっている事だ。だからこそ夢を見ている二人には酷な話になるかもしれない。それを高城は不安に思っているのだ。それを安心させるように叶星は言う。
「大丈夫よ。もしフォローはする。だけど現実は早めに知っておいた方が良い。もしお台場の頃に真昼さんと出会っていたら、高城ちゃんが傷つく事もなかったかもしれないんだから」
そう顔を伏せる流星の鼻を高城は摘む。
「むぎゅ!? 何するの高城ちゃん!?」
「それは言っても仕方のない事だわ。流星の判断を尊重する。フォローは私もするから、真昼さんのところに行きましょう」
「ええ!」
真昼の部屋にたどり着いた一向は、代表して流星がドアをノックする。そして言う。
「真昼ちゃん、少し時間良い?」
「真昼ちゃん……!?」
「時間外では教官時の態度と違って気さくな人なの」
そしてドアが開く。
そこにはきっちりと教官制服を着込んだ真昼が現れた。部屋の奥には端末の明かりがついており、直前まで触っていたのがわける。
「どうしたの? 流星ちゃん」
「少し相談に乗ってほしくて」
「相談? わかった。何もない部屋だけど入って」
真昼に招き入れられて五人は部屋の中に入る。そこは質素な部屋だった。最低限の家具しかなく、寝る為のベットと仕事用の端末しかない。椅子も一人分で、まさに仕事部屋といった状態だった。
「それで? 相談って何かな。私が答えられるものだといいけど」
そして五人を顔を見合わせて、姫歌が前へ出る。
「あの! アイドル衛士についてどう思いますか!?」
「アイドル衛士?」
「はい! 一柳隊の愛花さんや真昼さんのように雑誌やテレビで紹介される衛士で、その中でも可愛くて勇気を届けられるアイドル衛士になりたいんです」
それに梨璃は困った顔をする。
「その質問は、私個人の意見や感想を聞いてるのかな? それとも一般論を聞いてるのかな?」
「両方です」
「両方……ならまず一般論から。アイドル衛士を目指すなら、別の学校へ行って、広報部に所属した方が良いかな。衛士を集めるために広報で使う場面は多々あるし、神凪はあくまで衛士のその後の人生を見据えた勉学とデストロイヤー殲滅のものであって現在進行形の人生プランを叶えるものじゃないから非効率だね」
「そうですか」
そして、私の自論と話を真昼は続ける。
「本当の意味で勇気と希望を与えるアイドル衛士を目指すなら、実績とストーリーが必要かな。私は幸運のクローバー、横浜の英雄って呼ばれているのは知っているよね?」
「はい」
「これはアイドルではないけれど、衛士や市民たちに勇気や希望を与える存在となれていたと思う。彼女がいるなら大丈夫、きっとどうにかしてくれるって信じさせる実績が私にはあった」
「確かに」
幸運のクローバーの噂は中等部の頃から聞こえていた。絶望的な戦場に現れて戦局を巻き返す存在だと神話のように語られていた。それで特集などが組まれる事はなかったけど、横浜の英雄になったら途端にメディア露出が増えた。それは腕を失ったことでリリィとしての活動に不可能になったのと、当時の状況を知りたいとという世間のニーズに合わせた対応だったのだろうが。
「愛花ちゃんは雑誌のモデルをしていたね。彼女も才能を認められて衛士を鼓舞する為に相応しいから選ばれたわけだけど、それ以外にもある」
「何ですか? 容姿とか」
「いいや、故郷の奪還という目標だよ。彼女は外国人だ。日本へ避難したから生き残れたけど、故郷で戦った家族を失い復讐と奪還の為に衛士を志願して強くなった。それは強いストーリーなんだよ」
「バックストーリーがある方が共感しやすいって事ですか」
「そうだね。悲惨な過去がある衛士が未来の為に頑張る。その以上のストーリーはあまりないよ。容姿や体型も選考対象の一つだったろうけど、一番はそこだろうね。可哀想な人は売れる」
「それって、なんだか」
「うん、言いたい事はわかる。輝いていない、美しくない、アイドルとはかけ離れている。そうでしょう?」
「はい。私はもっと前向きに勇気や希望、活力を与えられる光のような存在になりたいんです!!」
その言葉を聞いて、真昼は目を細める。それは否定の視線じゃなかった。むしろ尊いものを見るような、輝いている姿に目が灼かれないようにしているようだった。
「個人的には好感を持てる話だね。前向きなアイドル衛士。全力で踊って、歌って、誰かの希望になる。それはとても良いものだと思う。だからまずやるべき事は人脈作りかな」
「人脈ですか。けどアイドル衛士を支援してくれる人は……」
「クレスト社の広報部から始めてみるのはどうかな? 社長と面識があるから、もしかしたら姫歌ちゃん次第で通るかも。後で話を通しておくから、連絡先をくれる?」
「は、はい! ありがとうございます!」
真昼と姫歌は連絡先を交換した。
「さて、次は」
「わ、私です。も、もし不愉快でなければ姉妹誓約を結んだ方との話を聞かせてもらえれば、と」
「うん、良いよ」
サイドサイドに行われた高精度シュミレーターによる悲惨な戦闘状況での戦闘を神凪の衛士全体に教えていた。戦術と行動の優先順位を座学で説明した後にシュミレーターで体験させる。
それを毎日、毎日、毎日繰り返していた。
真昼は戦闘の度に、細かく良い点と修正点を指摘して改善を要求していく。前にあった合同訓練のように罵詈雑言が飛んでくるような事は無かった。
サポートを担当するサイドサイドだが、衛士の教導自体に口を出すわけにはいかない。それにいつも立ち合っているわけでもない。サイドサイドと真昼の接触は意外にも少なかった。
教導の時間以外は梨璃は与えられた自室に籠っている。食事の時間に偶然、見かけるくらいだった。サイドサイドへの訓練も実戦と修正を繰り返す事で仕上がってきていた。
「全員とも合格点です。実際の戦場でもこのように立ち回れる事を期待します」
それにサイドサイドのみんなは喜び、レギオン控室で小さいながらもお茶会をする事になった。
そこで真昼の話題を出したのは瑠衣だった。
「一ノ瀬真昼さんって怖いって言われてましたけど、落ち着いた人ですね。もっと嫌味を言われたり、怒鳴られたりすると思ってました」
その言葉に流星と高城は顔を見合わせる。
「ふふ、確かに優しかったわね」
「昔は凄かったのよ、真昼さん。攻撃やレアスキルのタイミングを戦闘の最中に指摘して、ミスをしたらすぐに攻撃が飛んできたわ。罵倒と一緒に」
「みぞれもそう聞いてます。それはもう鬼のようだった、と」
「今の落ち着いた指導方針に変わったのは何故なのかしら?」
「合同訓練じゃなく神凪の訓練に合わせたんじゃないかしら」
「どういう事です?」
「合同訓練は高い技術が要求され、それに私達は満たしていなかった。だから強くあたった。けれど神凪の臨時教導はあくまで教導。教え導くものだから、スパルタは必要ないと判断した。とかね?」
「な、なるほど」
真昼の教えた方は座学で学び、実戦で学ぶ。そして良い点と悪い点をあげて改善を促す方法だった。確かにそこにスパルタは必要ないかもしれない。むしろスパルタは反抗され受け入れるのを拒まれかねない。
「真昼さんには色々お話聞いてみたいわね」
「私も聞いてみたいです! アイドル衛士についてとか!」
「みぞれもです。姉妹誓約について」
流星は時計を見て時間を確かめる。今はお昼休みの最中だ。ならば真昼は与えられた部屋にいる事だろう。時間外に訪ねるのは心苦しいが、これも後輩のためと思い、提案する。
「なら質問に行きましょうか、直接」
「え!? 良いんですか!?」
「ええ、流石に手ぶらはまずいからお菓子を包んでいきましょう」
「流星」
「なに、高城ちゃん」
「真昼さんの話は少し刺激が強いかもしれないわ。まだその時じゃないかもしれない」
真昼は現実主義なのはわかっている事だ。だからこそ夢を見ている二人には酷な話になるかもしれない。それを高城は不安に思っているのだ。それを安心させるように叶星は言う。
「大丈夫よ。もしフォローはする。だけど現実は早めに知っておいた方が良い。もしお台場の頃に真昼さんと出会っていたら、高城ちゃんが傷つく事もなかったかもしれないんだから」
そう顔を伏せる流星の鼻を高城は摘む。
「むぎゅ!? 何するの高城ちゃん!?」
「それは言っても仕方のない事だわ。流星の判断を尊重する。フォローは私もするから、真昼さんのところに行きましょう」
「ええ!」
真昼の部屋にたどり着いた一向は、代表して流星がドアをノックする。そして言う。
「真昼ちゃん、少し時間良い?」
「真昼ちゃん……!?」
「時間外では教官時の態度と違って気さくな人なの」
そしてドアが開く。
そこにはきっちりと教官制服を着込んだ真昼が現れた。部屋の奥には端末の明かりがついており、直前まで触っていたのがわける。
「どうしたの? 流星ちゃん」
「少し相談に乗ってほしくて」
「相談? わかった。何もない部屋だけど入って」
真昼に招き入れられて五人は部屋の中に入る。そこは質素な部屋だった。最低限の家具しかなく、寝る為のベットと仕事用の端末しかない。椅子も一人分で、まさに仕事部屋といった状態だった。
「それで? 相談って何かな。私が答えられるものだといいけど」
そして五人を顔を見合わせて、姫歌が前へ出る。
「あの! アイドル衛士についてどう思いますか!?」
「アイドル衛士?」
「はい! 一柳隊の愛花さんや真昼さんのように雑誌やテレビで紹介される衛士で、その中でも可愛くて勇気を届けられるアイドル衛士になりたいんです」
それに梨璃は困った顔をする。
「その質問は、私個人の意見や感想を聞いてるのかな? それとも一般論を聞いてるのかな?」
「両方です」
「両方……ならまず一般論から。アイドル衛士を目指すなら、別の学校へ行って、広報部に所属した方が良いかな。衛士を集めるために広報で使う場面は多々あるし、神凪はあくまで衛士のその後の人生を見据えた勉学とデストロイヤー殲滅のものであって現在進行形の人生プランを叶えるものじゃないから非効率だね」
「そうですか」
そして、私の自論と話を真昼は続ける。
「本当の意味で勇気と希望を与えるアイドル衛士を目指すなら、実績とストーリーが必要かな。私は幸運のクローバー、横浜の英雄って呼ばれているのは知っているよね?」
「はい」
「これはアイドルではないけれど、衛士や市民たちに勇気や希望を与える存在となれていたと思う。彼女がいるなら大丈夫、きっとどうにかしてくれるって信じさせる実績が私にはあった」
「確かに」
幸運のクローバーの噂は中等部の頃から聞こえていた。絶望的な戦場に現れて戦局を巻き返す存在だと神話のように語られていた。それで特集などが組まれる事はなかったけど、横浜の英雄になったら途端にメディア露出が増えた。それは腕を失ったことでリリィとしての活動に不可能になったのと、当時の状況を知りたいとという世間のニーズに合わせた対応だったのだろうが。
「愛花ちゃんは雑誌のモデルをしていたね。彼女も才能を認められて衛士を鼓舞する為に相応しいから選ばれたわけだけど、それ以外にもある」
「何ですか? 容姿とか」
「いいや、故郷の奪還という目標だよ。彼女は外国人だ。日本へ避難したから生き残れたけど、故郷で戦った家族を失い復讐と奪還の為に衛士を志願して強くなった。それは強いストーリーなんだよ」
「バックストーリーがある方が共感しやすいって事ですか」
「そうだね。悲惨な過去がある衛士が未来の為に頑張る。その以上のストーリーはあまりないよ。容姿や体型も選考対象の一つだったろうけど、一番はそこだろうね。可哀想な人は売れる」
「それって、なんだか」
「うん、言いたい事はわかる。輝いていない、美しくない、アイドルとはかけ離れている。そうでしょう?」
「はい。私はもっと前向きに勇気や希望、活力を与えられる光のような存在になりたいんです!!」
その言葉を聞いて、真昼は目を細める。それは否定の視線じゃなかった。むしろ尊いものを見るような、輝いている姿に目が灼かれないようにしているようだった。
「個人的には好感を持てる話だね。前向きなアイドル衛士。全力で踊って、歌って、誰かの希望になる。それはとても良いものだと思う。だからまずやるべき事は人脈作りかな」
「人脈ですか。けどアイドル衛士を支援してくれる人は……」
「クレスト社の広報部から始めてみるのはどうかな? 社長と面識があるから、もしかしたら姫歌ちゃん次第で通るかも。後で話を通しておくから、連絡先をくれる?」
「は、はい! ありがとうございます!」
真昼と姫歌は連絡先を交換した。
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