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お泊まり学習 イカ編
しおりを挟む僕はイカ五兄弟の長男、名前はかっこいいのがあるけど、長ったらしいから今は良しとしよう。
お泊まり学習では僕たちイカは別行動である。
本来の目的とはかけ離れ、川ではなく海で泳ぎ体を慣らすというもの。
僕たちのいる村はちょっと特殊で、どんな生物でも住むことができる。
一番わかりやすい例は、熱帯魚であるクマノミのノミーであろう。
陸で生活してる時点でそもそも生態系が狂ってると思うが・・・
ま、そんな感じの村で生まれ落ちたのだけれど、身体は本来の成分を補給したがるもので、5番目がもう少し大きくなったら家族で出かける予定だったのだけれど、運良くお泊まり学習に参加できると聞き、先生の話もろくに聞かず(下4匹が)旅立つ羽目になった。
えっ?親の書いた注意書き?
そんなの見てるわけ無い無い。みんなおやすみタイムだし、ほかの子達に着いて行けば良いと思ってるから。
それが後々苦労する羽目になるとは思わず・・・。
初日は何事も無く?済んだと思われる。
ただ、洞穴探検では、入り口からイヤな感じがして、結局一番下が激しく嫌がり泣いたので、先生に事情を話してナミ共々外で待つことにした。
まあ、ナミの場合は待つと言うより、屍状態だったけど。
でも、みんなを待ってる間に見た海はとても綺麗だった。身体が引き摺り込まれそうになる感覚さえした。
その感覚を止めてくれたのは、もちろん先生!
縄で5匹(杯)をまとめて締め上げてくれた。後、すぐバスに放り込まれた。
なんか、扱いが雑な気がする・・・イカなだけにバケツに入れて・・・・持ち運び?
ホテルでのお風呂は良かった。
白い肌が更に白くなった気もするが中々良かった。ヒョッコリ湯船で頭を出していたら、誰かにトントントンと、歩かれた。
誰だ!人の頭を丸太がわりにする奴は!!
ベッドで寝る時も5匹(杯)一緒にに円になって寝る。寝相が悪いといつの間にな滑り落ちて、また登るを繰り返し夜は更けて朝になっていく。
明日は初めての海。
注意事項は次の通り。
一、必ず5匹(杯)で行動すること。
(これは逸れると探すのが大変だから)
一、くれぐれも他の海洋生物には気をつけること
(食べられたらどうしようもないからね)
一、次の日の夕方(16時)迄には空港周辺の海にいること
(引き揚げがあるから、それと飛行機に乗り遅れたら大変)
主なのはこの三つかな?後は楽しんでこいと言われたし、明日が楽しみだ!
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