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#68 永遠と庸子と敦美 ―叫―
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「す、すごいねあっちゃん……」
「私、あっちゃんが天才にみえてきた……びっくりだよ」
「い、いや、私が一番びっくりしてるんだけど……うん、夢だこれは」
やっと終わった期末試験。あとは一週間後の夏休みを待つだけなんだけど、廊下に貼り出された上位成績者表を見て、一様に驚く。
言うまでもなく一位は安定のヨーコさん。「今回は三人で勉強したから自信がある」って言ってたけど、中間試験より高得点じゃなかったかな。
「そういう永遠さんこそ中間より順位上がってない?」
「うん……ヨーコさんは丁寧に教えてくれたし、あっちゃんの教え方もすごく分かり易かったもん。ありがと二人とも」
「ううん、私は永遠さんの頑張りを少しお手伝いしただけだよ」
「永遠ちゃんこそ、ちょっと説明したらすぐ理解しちゃうから、私も教え甲斐があったよ!」
確かに私も今回は手応えはあったんだけど、まさか八位とかびっくりだよ。普段は順位一桁なんて取ったことないから。
数学をヨーコさんに、理系教科はあっちゃんにみっちり面白おかしく教えてもらった。ヨーコさんも教え上手なんだけど、あっちゃんは元々喋り口が面白くて、ちょいちょい脱線するんだけど、とにかく話が頭に入ってくるから、ちょっと苦手だった理科系教科、今回私は史上最高得点を取れたのだ。
だからあっちゃんには感謝しかない。もちろん試験のこともそうだけど、何より『友達になってくれたこと』が嬉しいのだ。
とまぁ、二人には何かお返ししたいな、なんて思いつつも、そんな思考もあっさりと吹き飛ばす事象。それこそが『あっちゃんが天才にみえてきた』理由なんだけど。
普段はこの上位成績者――学年上位30名が貼り出される――に名前が載ったことはなかったあっちゃん、なんと今回は私より上位の六位だったのだ。
ヨーコさんも感心してたけど、とにかく飲み込みが早く、しかも応用力もすごくて、教える側から言うと『非常に優秀な生徒』だったのだ。
それにしても順位一桁にまで駆け上るなんて、なんて潜在能力なんだろう。
「ちょっと私、自分で自分が怖くなってきた……」
「「私もあっちゃんが怖くなってきた……」」
「ですよねー……って何気に失礼だなぁ……でも、二人ともありがと。楽しく勉強できて感謝だよ。でも、永遠ちゃんと友達になれたのが一番嬉しい、かな」
「私も、あっちゃんと友達になれて嬉しいよ。だって毎日楽しいもん……本当にありがとう」
側にいるヨーコさんもなんだか嬉しそう。
「まさか永遠さんとあっちゃんがこんなに仲良くなるなんて、思ってもみなかったなぁ。なんか二人って真逆な感じで、最初はちょっと心配だったんだよ?」
そんな彼女の言葉にあっちゃんは、そうかなぁ? と首を傾げる。
「私はそんなことなかったけどなぁ。だって永遠ちゃん見た目と違って面白いし、すっごい優しいんだもん。趣味もなんか普通の女の子といい意味で『ズレてる』のもポイント高いし。ダメ押しで超美人だし!」
「そ、そんなことな――」
「あるよ!」
ヨーコさんがいつになく強い語気を放つ。顔もさっきまでの穏やかなそれとは違って、真剣なものに変わっていた。
「永遠さん……永遠さんは自分の魅力に気づいてない……ううん、自分の魅力に目を向けようとしてない。容姿は言うまでもないけど、とにかく中身が素敵なんだよ? でもね、時々心配になるの。よく言えば純粋、悪く言えばお人好しだから。でも私はそんな永遠さんが大好き。だから、少しでもいいから自信をもってほしいの」
「う、うん……」
「確かに。私は永遠ちゃんとたくさん話すようになってまだちょっとだけど、人によっては『チョロい女子』って見えちゃうかも。あ、もちろん私は庸子ちゃんの『純粋』って評価の方が『お人好し』に優ってるって思ってて……なんていうのかな、こんな子を貶めたらロクな死に方しないなって思うんだよねぇ」
「……」
こんなに私のことを考えてくれる人――大事なお友達が、少ない時間でできてたんだね。嬉しくて嬉しくて堪らないよ。まぁ『チョロい女子』っていうのは否定しないよ? 少なくとも大事なお友達には『チョロい女子』でいたい。
「っていうかさ、そもそも永遠ちゃんって基本『必要最低限のことしか話さなかった』でしょ? だからさ、私、最初は『人嫌い』かと思ってたんだよ。だから私も最初は話しかけるの躊躇してたんだけど……ここ最近庸子ちゃんと仲良くしてるの横目で見ててさ。『これなら私も仲良くなれんじゃね?』って。だから思い切って踏み込んでみたってわけ」
うん、確かにあっちゃんの言う通り。コーちゃん曰く『薄塩対応』らしいから、そう思われてたのも仕方のないことだ。
でもね。
長いことツナとコーちゃんしか『お友達って胸張って言える人』がいなかったせいか、言い方は悪いんだけど『浅い付き合い方』にちょっと抵抗があるのだ。ツナは『そんないちいちみんなと深く付き合ってたら疲れちゃうし、いつまで経っても友達できないよ』って言うんだけど、私は大事な人たちとは深く繋がっていたい。
「そっか……ありがとうあっちゃん、私に踏み込んでくれて。私ね、実は――」
「おい波多野! お前なんでこんな順位上がってんだよ!?」
背後から怒号に近い声があっちゃんを罵倒する。ハッと体を声の方に向けると、私よりちょっと背の低いの男子が、奥歯を限界まで噛み締めたような表情をあっちゃんに向けていた。あっちゃんはそれに物怖じせずに反論する。
「はぁ? 何言ってんの入江。これは私の努力の賜物なんですけど?」
この人、誰だろう?
(ねぇヨーコさん。入江……君って?)
(入江君はね、三組の男子で、あっちゃんと同じ生物部の人。一年生の時は同じクラスだったんだけど、ことあるごとにあっちゃんに突っかかってきてたの)
なるほど。ということは、一年の時はコーちゃん、ヨーコさん、あっちゃん、そしてなんか怒ってる入江君? は同じクラスだったってことか。
「そもそもお前、今まで上位成績者表に載ったことないだろ!? どうせカンニングとかしたんだろ!?」
「してないっつーの! 今回の期末は、この二人と一緒に勉強したからいつもより点数が良かっただけだよ!」
「そうだよ入江君。今回はこの三人……神代さんとあっちゃんでテスト勉強、頑張っただけなの」
ヨーコさんも知己がある入江君に、眼鏡をクイっと上げながら、あくまで穏便にそう返した。ここは廊下だしね、他の生徒もなんか動揺してる。
「頑張っただけでいきなり六位なんか取れるかよ? ってか中見も友達なら庇うのはよくないんじゃないのか? ちゃんと『カンニングはやめなよ』って言ってやるのが友達ってモンじゃないのか? 違うか? だいたい中見も勉強できるからっていい子ぶってんじゃねぇよ!」
ひどい。カンニングなんてあっちゃんがするわけないよ。だって私は座席が彼女の隣だからよく知ってる。カンニングなんかしてる素振りは一切なかったし、むしろ腕組みしてうーんと唸ったり、瞼を閉じて集中してたりして、ちゃんと目の前のテストに向き合ってたんだから。
ヨーコさんだっていい子ぶってるんじゃない。ただ友達のために、冷静にクラス委員として仲裁してるだけ。
「なっ! そ……そんな……こと……いい子ぶってなん……か……っ」
「ほらみろ。否定できないじゃないか!」
「ち、違っ! あっ……ちゃんは……う、うぅっ……」
「ちょ、入江! アンタいい加減にしなよ!? 庸子ちゃんは関係ないでしょ? ごめん庸子ちゃん、私のせいで……」
いつも穏やかで冷静なヨーコさんも、すっかり意気消沈して、拳を握って俯いてしまった。細い両肩は小刻みに揺れ、ごく小さな嗚咽が漏れる。
――どうして。
どうして二人がこんなひどい思いをしなくちゃいけないの?
どうして私はこんな悲しそうな二人を見なきゃいけないの?
私たちはテスト勉強をすごく頑張って、良い結果を出せた。ただそれだけなのに。これ、完全な言いがかりじゃないか。
「ヨーコさん……あっちゃん……大丈夫?」
「え、えぇ。大丈夫よ永遠さん……」
「私は平気だけど……入江の奴……ちょっと入江アンタ――」
グッと入江君に詰め寄ろうとするあっちゃんを体で止めて。そして。
こんな理不尽なことを許してしまったら。だから子どもの頃の――ツナとコーちゃんを守れたあの時のように。
少し怖いけど、ゆっくり入江君の前に歩み寄る。
「あぁ? なんだお前?」
「……いい加減にしてくださいっ……!!」
ここ最近の私じゃ考えられないくらいに声を張って。
そして、それ以降のことは一切覚えていなかった。
「私、あっちゃんが天才にみえてきた……びっくりだよ」
「い、いや、私が一番びっくりしてるんだけど……うん、夢だこれは」
やっと終わった期末試験。あとは一週間後の夏休みを待つだけなんだけど、廊下に貼り出された上位成績者表を見て、一様に驚く。
言うまでもなく一位は安定のヨーコさん。「今回は三人で勉強したから自信がある」って言ってたけど、中間試験より高得点じゃなかったかな。
「そういう永遠さんこそ中間より順位上がってない?」
「うん……ヨーコさんは丁寧に教えてくれたし、あっちゃんの教え方もすごく分かり易かったもん。ありがと二人とも」
「ううん、私は永遠さんの頑張りを少しお手伝いしただけだよ」
「永遠ちゃんこそ、ちょっと説明したらすぐ理解しちゃうから、私も教え甲斐があったよ!」
確かに私も今回は手応えはあったんだけど、まさか八位とかびっくりだよ。普段は順位一桁なんて取ったことないから。
数学をヨーコさんに、理系教科はあっちゃんにみっちり面白おかしく教えてもらった。ヨーコさんも教え上手なんだけど、あっちゃんは元々喋り口が面白くて、ちょいちょい脱線するんだけど、とにかく話が頭に入ってくるから、ちょっと苦手だった理科系教科、今回私は史上最高得点を取れたのだ。
だからあっちゃんには感謝しかない。もちろん試験のこともそうだけど、何より『友達になってくれたこと』が嬉しいのだ。
とまぁ、二人には何かお返ししたいな、なんて思いつつも、そんな思考もあっさりと吹き飛ばす事象。それこそが『あっちゃんが天才にみえてきた』理由なんだけど。
普段はこの上位成績者――学年上位30名が貼り出される――に名前が載ったことはなかったあっちゃん、なんと今回は私より上位の六位だったのだ。
ヨーコさんも感心してたけど、とにかく飲み込みが早く、しかも応用力もすごくて、教える側から言うと『非常に優秀な生徒』だったのだ。
それにしても順位一桁にまで駆け上るなんて、なんて潜在能力なんだろう。
「ちょっと私、自分で自分が怖くなってきた……」
「「私もあっちゃんが怖くなってきた……」」
「ですよねー……って何気に失礼だなぁ……でも、二人ともありがと。楽しく勉強できて感謝だよ。でも、永遠ちゃんと友達になれたのが一番嬉しい、かな」
「私も、あっちゃんと友達になれて嬉しいよ。だって毎日楽しいもん……本当にありがとう」
側にいるヨーコさんもなんだか嬉しそう。
「まさか永遠さんとあっちゃんがこんなに仲良くなるなんて、思ってもみなかったなぁ。なんか二人って真逆な感じで、最初はちょっと心配だったんだよ?」
そんな彼女の言葉にあっちゃんは、そうかなぁ? と首を傾げる。
「私はそんなことなかったけどなぁ。だって永遠ちゃん見た目と違って面白いし、すっごい優しいんだもん。趣味もなんか普通の女の子といい意味で『ズレてる』のもポイント高いし。ダメ押しで超美人だし!」
「そ、そんなことな――」
「あるよ!」
ヨーコさんがいつになく強い語気を放つ。顔もさっきまでの穏やかなそれとは違って、真剣なものに変わっていた。
「永遠さん……永遠さんは自分の魅力に気づいてない……ううん、自分の魅力に目を向けようとしてない。容姿は言うまでもないけど、とにかく中身が素敵なんだよ? でもね、時々心配になるの。よく言えば純粋、悪く言えばお人好しだから。でも私はそんな永遠さんが大好き。だから、少しでもいいから自信をもってほしいの」
「う、うん……」
「確かに。私は永遠ちゃんとたくさん話すようになってまだちょっとだけど、人によっては『チョロい女子』って見えちゃうかも。あ、もちろん私は庸子ちゃんの『純粋』って評価の方が『お人好し』に優ってるって思ってて……なんていうのかな、こんな子を貶めたらロクな死に方しないなって思うんだよねぇ」
「……」
こんなに私のことを考えてくれる人――大事なお友達が、少ない時間でできてたんだね。嬉しくて嬉しくて堪らないよ。まぁ『チョロい女子』っていうのは否定しないよ? 少なくとも大事なお友達には『チョロい女子』でいたい。
「っていうかさ、そもそも永遠ちゃんって基本『必要最低限のことしか話さなかった』でしょ? だからさ、私、最初は『人嫌い』かと思ってたんだよ。だから私も最初は話しかけるの躊躇してたんだけど……ここ最近庸子ちゃんと仲良くしてるの横目で見ててさ。『これなら私も仲良くなれんじゃね?』って。だから思い切って踏み込んでみたってわけ」
うん、確かにあっちゃんの言う通り。コーちゃん曰く『薄塩対応』らしいから、そう思われてたのも仕方のないことだ。
でもね。
長いことツナとコーちゃんしか『お友達って胸張って言える人』がいなかったせいか、言い方は悪いんだけど『浅い付き合い方』にちょっと抵抗があるのだ。ツナは『そんないちいちみんなと深く付き合ってたら疲れちゃうし、いつまで経っても友達できないよ』って言うんだけど、私は大事な人たちとは深く繋がっていたい。
「そっか……ありがとうあっちゃん、私に踏み込んでくれて。私ね、実は――」
「おい波多野! お前なんでこんな順位上がってんだよ!?」
背後から怒号に近い声があっちゃんを罵倒する。ハッと体を声の方に向けると、私よりちょっと背の低いの男子が、奥歯を限界まで噛み締めたような表情をあっちゃんに向けていた。あっちゃんはそれに物怖じせずに反論する。
「はぁ? 何言ってんの入江。これは私の努力の賜物なんですけど?」
この人、誰だろう?
(ねぇヨーコさん。入江……君って?)
(入江君はね、三組の男子で、あっちゃんと同じ生物部の人。一年生の時は同じクラスだったんだけど、ことあるごとにあっちゃんに突っかかってきてたの)
なるほど。ということは、一年の時はコーちゃん、ヨーコさん、あっちゃん、そしてなんか怒ってる入江君? は同じクラスだったってことか。
「そもそもお前、今まで上位成績者表に載ったことないだろ!? どうせカンニングとかしたんだろ!?」
「してないっつーの! 今回の期末は、この二人と一緒に勉強したからいつもより点数が良かっただけだよ!」
「そうだよ入江君。今回はこの三人……神代さんとあっちゃんでテスト勉強、頑張っただけなの」
ヨーコさんも知己がある入江君に、眼鏡をクイっと上げながら、あくまで穏便にそう返した。ここは廊下だしね、他の生徒もなんか動揺してる。
「頑張っただけでいきなり六位なんか取れるかよ? ってか中見も友達なら庇うのはよくないんじゃないのか? ちゃんと『カンニングはやめなよ』って言ってやるのが友達ってモンじゃないのか? 違うか? だいたい中見も勉強できるからっていい子ぶってんじゃねぇよ!」
ひどい。カンニングなんてあっちゃんがするわけないよ。だって私は座席が彼女の隣だからよく知ってる。カンニングなんかしてる素振りは一切なかったし、むしろ腕組みしてうーんと唸ったり、瞼を閉じて集中してたりして、ちゃんと目の前のテストに向き合ってたんだから。
ヨーコさんだっていい子ぶってるんじゃない。ただ友達のために、冷静にクラス委員として仲裁してるだけ。
「なっ! そ……そんな……こと……いい子ぶってなん……か……っ」
「ほらみろ。否定できないじゃないか!」
「ち、違っ! あっ……ちゃんは……う、うぅっ……」
「ちょ、入江! アンタいい加減にしなよ!? 庸子ちゃんは関係ないでしょ? ごめん庸子ちゃん、私のせいで……」
いつも穏やかで冷静なヨーコさんも、すっかり意気消沈して、拳を握って俯いてしまった。細い両肩は小刻みに揺れ、ごく小さな嗚咽が漏れる。
――どうして。
どうして二人がこんなひどい思いをしなくちゃいけないの?
どうして私はこんな悲しそうな二人を見なきゃいけないの?
私たちはテスト勉強をすごく頑張って、良い結果を出せた。ただそれだけなのに。これ、完全な言いがかりじゃないか。
「ヨーコさん……あっちゃん……大丈夫?」
「え、えぇ。大丈夫よ永遠さん……」
「私は平気だけど……入江の奴……ちょっと入江アンタ――」
グッと入江君に詰め寄ろうとするあっちゃんを体で止めて。そして。
こんな理不尽なことを許してしまったら。だから子どもの頃の――ツナとコーちゃんを守れたあの時のように。
少し怖いけど、ゆっくり入江君の前に歩み寄る。
「あぁ? なんだお前?」
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