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#45 永遠と刹那と庸子 ―『あの曲』―
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「二人ともスラッとしてていいなぁ……私ももうちょっとだけ身長があれば――」
湯船でお決まりの『置きパイ』をしながら――たぶん自然とそうなっちゃうんだろうけど――私たちを見やってツナがボヤく。
ところで今、私はヨーコさんの背中を洗ってあげている。こういった交流も、お友達同士ではとても重要なコミュニケーション……だよね? 多分。
「でもさ、身長があったらあったで悩みもあるんだよ? 可愛いコーデが可愛く見えない、とか」
「あ、永遠さんそれわかる。なんか服に着られてる感じよね」
「だよね……あ。洗い終わったから流すね」
キュッとシャワーを捻って、念のため温度を掌で確認してから彼女の背中を流すと、洗い上げられた滑らかな背中の曲線が現れる。シミひとつない程よく上気した柔肌を、つい人差し指でツーっと撫でてしまった。だって我慢出来なかったんだもん。
「ひっ!? ちょ、くすぐったいよ永遠さん!」
「ふふっ。はい、綺麗になりましたー」
「もう! 人の話聞いてない……」
「はい、ヨーコさん湯船交代。永遠、洗ってあげる」
と、お互いの背中を順繰りに洗い合う。やっぱり人に背中を洗ってもらうのは気持ちがいいよね。痒いところに手が届くっていうか。
背中越しで鼻歌付きで背中を洗ってくれてるツナは、いつになくご機嫌な様子。気づくとその鼻歌は、子供の頃から三人でよく演奏していたあの曲に変わっていた。小学生の私たちがあの曲を楽しそうに演奏してたってどうなの? と振り返る。周りの同級生たちはアイドルの曲とか、お気に入りのアニメの主題歌とか、そういった類を聴いていたみたいだけど。それから比べたら私たちは、ずいぶんと音楽に関してはマセてたと思う。
「ねぇ永遠。お風呂出たらまた演るんでしょ? そしたらさ、今の曲久しぶりに演らない? ヨーコさんピアノ弾けるんならちょうどいいじゃん」
「あ! 確かにそうかも。ね、ヨーコさん、今ツナが歌ってた曲、知ってる?」
湯船の縁に頭を乗せて薄目で寛ぐヨーコさんは、ハッと体をこちらに向けて、
「う、うん。知ってるよ、家にベスト盤があるから」
「じゃあヨーコさん、あの曲のコード進行ってわかる?」
「えーっと……」
と一言残して、ヨーコさんは両手を水面に、エアギターならぬエアピアノを弾き始めた。微かに聴こえる鼻歌に合わせて、両の指先が舞い踊る。
というかヨーコさん、ビー○ルズ以外も知ってるんだ。と感心しているとエアピアノを終えた彼女がこちらに振り返って、
「……うん、大丈夫だと思う。基本2パターンの繰り返しだからいける、かな」
「おおっ! やったね永遠。これでまた完成形に近づくじゃん!」
「そうだね! なんか楽しみになってきた」
「ねぇ永遠さん。それも楽しみだけど、私ね、もう一曲ビー◯ルズの曲を永遠さんの演奏で聴きたいんだけど……いい?」
そう言うヨーコさんの私を見る目は心なしか虚で、湯あたりでもしたのかと心配になった……んだけど。
スッとその身を湯船の縁に預け、いわゆる『程よい置きパイ(ボリューム的に)』の姿勢で、もう分かりやすいほどの上目遣いで、あざと可愛く懇願してくる。
「ねぇ永遠さん……お・ね・が・い♡」
「っ! も、もう! そんな可愛く言っても、私には通用……します……」
「……ふふっ。やった!」
ヨーコさんのこんなお茶目な一面を知れただけでも今日は素敵な日。
「ヨーコさんも永遠の扱い方、わかってきたみたいだね!」
「ちょっとツナまでそういうこと言う……ヨーコさん、もちろんいいんだけど、何の曲がいいの?」
「えっとね……『N◯where Man』がいいな」
うんうん。私も好きだよ『N◯where Man』は。ビー◯ルズ中期の名盤『ラバー・◯ウル』の中では一番好きな曲かも。もちろん他の曲――『In My ◯ife』とか『◯rive My Car』とか――も好きだけど。
「あの曲って三声ハモリだからこれまたちょうどいいよね? 永遠」
「あ、そっか。じゃあヨーコさんリードヴォーカルね!」
「えぇっ!? わ、私?」
「もちろん! だって『And Y◯ur Bird Can Sing』すごく上手だったもん」
そう、ほんとヨーコさんの声は透き通っていて、耳触りが心地よかった。私も自分では歌は下手じゃないと思ってたけど、彼女の歌声には勝てる気がしないよ。
「じゃあ今日は三曲ってことで!」
「「うん!」」
✳︎ ✳︎ ✳︎
お風呂から上がった三人は、それぞれボディクリームを塗ったり髪を乾かしたりと、ケアに勤しむ。ちなみに私といえば、ヨーコさんからプレゼント――お姉さんにツナのぶんも持たされたらしい――された洗い流さないタイプのトリートメントを彼女にしてもらっている。香りも強くなく、髪への馴染みもいいし、なにより手慣れたヨーコさんにしてもらってる、っていうのがお得な気分だ。ヨーコさんには程遠いけど、艶が出たような気がするよ(たぶんプラシーボ)
「私ね、永遠さんの髪が乾燥気味だったのが、実はずっと気になってて――」
それは私も気にしていた。地毛のブロンドを隠すために、頻繁にカラーリングしてるから髪に関しては半ば諦めモードなのだ。
「ヨーコさん、永遠の髪がそういう状態なのって『最終形態』が理由なんだよ」
「……やっぱりそうだったんだ。眼が翠だからもしかして? って思ってたの。ジョーさんも写真で見る限り、綺麗なブロンドだものね」
一応、髪と地肌に優しいタイプのカラーリング剤を使ってるけど、それでも髪に負担がかかってないわけじゃないからこの艶の無さなわけで。
じゃあちょっと待って、と座ったまま四つん這いで本棚に移動して、古いアルバムを引っ張り出す。私の小さい頃の写真がふんだんに収められたそれの1ページを開いて二人に見せた。まぁツナは何度もこれは見てるんだけど。
「うわぁ……すごく綺麗なブロンド……永遠さんお人形さんみたいで可愛いっ」
「でしょ? この姿は私も生で見たことないんだよねぇ……」
「ツナと初めて会った時はもうカラーリングしてたもんね、そういえば」
「「じー……」」
「えっ? な、何?」
もう絡みつくくらいのジト目を向ける二人。実は私も、十七歳現在の自分の髪色がどんな色なのか知らないのだ。ネットで検索すると、加齢に伴ってブロンドは濃くなることが多いみたいなんだけど、ほんと頻繁に、ちょっとでも髪の根元が気になったらすぐにカラーリングしちゃうから、『最終形態』は誰も把握できていない。
「髪の件も、学校側は知ってるの?」
「うん、目の件と一緒に言ったから、知ってるよ」
「永遠、地毛で過ごすの、まだ嫌?」
「……」
私としては、高校卒業したら地毛で過ごしてもいいかな? くらいには考えてたんだけど、いくら校則が緩いうちの高校でもそれはどうなんだろう。まぁ金髪に近い人も少数だけど普通にいるし大丈夫なんだろうけど、今からある程度の長さまで地毛を伸ばすとなると、一年以上はかかるだろう。というか高二というハンパな時期にブロンドとか、『遅れてきた高校デビューJK』じゃないか。周回遅れも甚だしいよ。
まぁとにかく『衆目に耐えられるのか?』というのが、チキンハートの私には最大級の懸念なのだ。
「永遠さん。もし地毛がいいなら、来週姉に相談してみたらどうかな? たぶん、いや絶対に相談に乗ってくれると思うの。私の方からもそれとなく話しておくよ。もちろんこれは無理強いじゃないからね?」
「ヨーコさん……ありがとう。少しね、実は迷ってるんだ、眼も髪も。でも、髪の毛はともかくいきなり眼が翠になったら、クラスの子とかどう思うかなって。それがちょっと怖いの……」
うんうんそうだよねと言わんばかりにツナは頷く。「あー私も蔦ノ原行けてたらなぁ」と悔しそうな顔を浮かべてる。
「永遠さん……そういうことなら、学校にいる間は私が絶対に守ってあげる。ツナちゃんみたいに付き合いは長くないからうまくできないかもだけど、任せてほしいな? だって私、クラス委員ですから!」
「そうだよ永遠。ヨーコさんなら私も安心して任せられるって、今日改めて思ったよ! ……ヨーコさん、私からも。永遠のこと、これからもよろしくお願いします」
「ツナちゃん……はい、任されました!」
「二人とも……ありがとう。ほんとにありがとう……でも少し心の準備がしたいの……もうすぐ夏休みだから、その間にちょっとずつ慣らしていこうかなって」
「うんうんそうだね、それがいいかも」
「そうね、それは私も賛成よ、永遠さん」
不安は尽きないけど、少しだけ踏み出してみよう。
大丈夫、みんながいるんだから。
湯船でお決まりの『置きパイ』をしながら――たぶん自然とそうなっちゃうんだろうけど――私たちを見やってツナがボヤく。
ところで今、私はヨーコさんの背中を洗ってあげている。こういった交流も、お友達同士ではとても重要なコミュニケーション……だよね? 多分。
「でもさ、身長があったらあったで悩みもあるんだよ? 可愛いコーデが可愛く見えない、とか」
「あ、永遠さんそれわかる。なんか服に着られてる感じよね」
「だよね……あ。洗い終わったから流すね」
キュッとシャワーを捻って、念のため温度を掌で確認してから彼女の背中を流すと、洗い上げられた滑らかな背中の曲線が現れる。シミひとつない程よく上気した柔肌を、つい人差し指でツーっと撫でてしまった。だって我慢出来なかったんだもん。
「ひっ!? ちょ、くすぐったいよ永遠さん!」
「ふふっ。はい、綺麗になりましたー」
「もう! 人の話聞いてない……」
「はい、ヨーコさん湯船交代。永遠、洗ってあげる」
と、お互いの背中を順繰りに洗い合う。やっぱり人に背中を洗ってもらうのは気持ちがいいよね。痒いところに手が届くっていうか。
背中越しで鼻歌付きで背中を洗ってくれてるツナは、いつになくご機嫌な様子。気づくとその鼻歌は、子供の頃から三人でよく演奏していたあの曲に変わっていた。小学生の私たちがあの曲を楽しそうに演奏してたってどうなの? と振り返る。周りの同級生たちはアイドルの曲とか、お気に入りのアニメの主題歌とか、そういった類を聴いていたみたいだけど。それから比べたら私たちは、ずいぶんと音楽に関してはマセてたと思う。
「ねぇ永遠。お風呂出たらまた演るんでしょ? そしたらさ、今の曲久しぶりに演らない? ヨーコさんピアノ弾けるんならちょうどいいじゃん」
「あ! 確かにそうかも。ね、ヨーコさん、今ツナが歌ってた曲、知ってる?」
湯船の縁に頭を乗せて薄目で寛ぐヨーコさんは、ハッと体をこちらに向けて、
「う、うん。知ってるよ、家にベスト盤があるから」
「じゃあヨーコさん、あの曲のコード進行ってわかる?」
「えーっと……」
と一言残して、ヨーコさんは両手を水面に、エアギターならぬエアピアノを弾き始めた。微かに聴こえる鼻歌に合わせて、両の指先が舞い踊る。
というかヨーコさん、ビー○ルズ以外も知ってるんだ。と感心しているとエアピアノを終えた彼女がこちらに振り返って、
「……うん、大丈夫だと思う。基本2パターンの繰り返しだからいける、かな」
「おおっ! やったね永遠。これでまた完成形に近づくじゃん!」
「そうだね! なんか楽しみになってきた」
「ねぇ永遠さん。それも楽しみだけど、私ね、もう一曲ビー◯ルズの曲を永遠さんの演奏で聴きたいんだけど……いい?」
そう言うヨーコさんの私を見る目は心なしか虚で、湯あたりでもしたのかと心配になった……んだけど。
スッとその身を湯船の縁に預け、いわゆる『程よい置きパイ(ボリューム的に)』の姿勢で、もう分かりやすいほどの上目遣いで、あざと可愛く懇願してくる。
「ねぇ永遠さん……お・ね・が・い♡」
「っ! も、もう! そんな可愛く言っても、私には通用……します……」
「……ふふっ。やった!」
ヨーコさんのこんなお茶目な一面を知れただけでも今日は素敵な日。
「ヨーコさんも永遠の扱い方、わかってきたみたいだね!」
「ちょっとツナまでそういうこと言う……ヨーコさん、もちろんいいんだけど、何の曲がいいの?」
「えっとね……『N◯where Man』がいいな」
うんうん。私も好きだよ『N◯where Man』は。ビー◯ルズ中期の名盤『ラバー・◯ウル』の中では一番好きな曲かも。もちろん他の曲――『In My ◯ife』とか『◯rive My Car』とか――も好きだけど。
「あの曲って三声ハモリだからこれまたちょうどいいよね? 永遠」
「あ、そっか。じゃあヨーコさんリードヴォーカルね!」
「えぇっ!? わ、私?」
「もちろん! だって『And Y◯ur Bird Can Sing』すごく上手だったもん」
そう、ほんとヨーコさんの声は透き通っていて、耳触りが心地よかった。私も自分では歌は下手じゃないと思ってたけど、彼女の歌声には勝てる気がしないよ。
「じゃあ今日は三曲ってことで!」
「「うん!」」
✳︎ ✳︎ ✳︎
お風呂から上がった三人は、それぞれボディクリームを塗ったり髪を乾かしたりと、ケアに勤しむ。ちなみに私といえば、ヨーコさんからプレゼント――お姉さんにツナのぶんも持たされたらしい――された洗い流さないタイプのトリートメントを彼女にしてもらっている。香りも強くなく、髪への馴染みもいいし、なにより手慣れたヨーコさんにしてもらってる、っていうのがお得な気分だ。ヨーコさんには程遠いけど、艶が出たような気がするよ(たぶんプラシーボ)
「私ね、永遠さんの髪が乾燥気味だったのが、実はずっと気になってて――」
それは私も気にしていた。地毛のブロンドを隠すために、頻繁にカラーリングしてるから髪に関しては半ば諦めモードなのだ。
「ヨーコさん、永遠の髪がそういう状態なのって『最終形態』が理由なんだよ」
「……やっぱりそうだったんだ。眼が翠だからもしかして? って思ってたの。ジョーさんも写真で見る限り、綺麗なブロンドだものね」
一応、髪と地肌に優しいタイプのカラーリング剤を使ってるけど、それでも髪に負担がかかってないわけじゃないからこの艶の無さなわけで。
じゃあちょっと待って、と座ったまま四つん這いで本棚に移動して、古いアルバムを引っ張り出す。私の小さい頃の写真がふんだんに収められたそれの1ページを開いて二人に見せた。まぁツナは何度もこれは見てるんだけど。
「うわぁ……すごく綺麗なブロンド……永遠さんお人形さんみたいで可愛いっ」
「でしょ? この姿は私も生で見たことないんだよねぇ……」
「ツナと初めて会った時はもうカラーリングしてたもんね、そういえば」
「「じー……」」
「えっ? な、何?」
もう絡みつくくらいのジト目を向ける二人。実は私も、十七歳現在の自分の髪色がどんな色なのか知らないのだ。ネットで検索すると、加齢に伴ってブロンドは濃くなることが多いみたいなんだけど、ほんと頻繁に、ちょっとでも髪の根元が気になったらすぐにカラーリングしちゃうから、『最終形態』は誰も把握できていない。
「髪の件も、学校側は知ってるの?」
「うん、目の件と一緒に言ったから、知ってるよ」
「永遠、地毛で過ごすの、まだ嫌?」
「……」
私としては、高校卒業したら地毛で過ごしてもいいかな? くらいには考えてたんだけど、いくら校則が緩いうちの高校でもそれはどうなんだろう。まぁ金髪に近い人も少数だけど普通にいるし大丈夫なんだろうけど、今からある程度の長さまで地毛を伸ばすとなると、一年以上はかかるだろう。というか高二というハンパな時期にブロンドとか、『遅れてきた高校デビューJK』じゃないか。周回遅れも甚だしいよ。
まぁとにかく『衆目に耐えられるのか?』というのが、チキンハートの私には最大級の懸念なのだ。
「永遠さん。もし地毛がいいなら、来週姉に相談してみたらどうかな? たぶん、いや絶対に相談に乗ってくれると思うの。私の方からもそれとなく話しておくよ。もちろんこれは無理強いじゃないからね?」
「ヨーコさん……ありがとう。少しね、実は迷ってるんだ、眼も髪も。でも、髪の毛はともかくいきなり眼が翠になったら、クラスの子とかどう思うかなって。それがちょっと怖いの……」
うんうんそうだよねと言わんばかりにツナは頷く。「あー私も蔦ノ原行けてたらなぁ」と悔しそうな顔を浮かべてる。
「永遠さん……そういうことなら、学校にいる間は私が絶対に守ってあげる。ツナちゃんみたいに付き合いは長くないからうまくできないかもだけど、任せてほしいな? だって私、クラス委員ですから!」
「そうだよ永遠。ヨーコさんなら私も安心して任せられるって、今日改めて思ったよ! ……ヨーコさん、私からも。永遠のこと、これからもよろしくお願いします」
「ツナちゃん……はい、任されました!」
「二人とも……ありがとう。ほんとにありがとう……でも少し心の準備がしたいの……もうすぐ夏休みだから、その間にちょっとずつ慣らしていこうかなって」
「うんうんそうだね、それがいいかも」
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