16 / 96
欲望を秘めた肉体
しおりを挟む
……ジュリアスの瞳は虚ろで視点は宙に浮いている。
へその下に浮き出た淫紋は更に輝きを増し、肥大化していく……
「ああ……もう我慢できない……体が溶ける……熱い……気持ちいい」
……快楽と痛みの波にジュリアスの意識が流されていく。
「おい、ジュリアス!しっかりしろ!」
「あああ、はあはあ、ううっ!ああっ!!!」
ジュリアスはベッドに倒れこみ、嬌声をあげながらベッドの上で体をくねらせる……へそ周りが痙攣する……豊かな乳房が膨らみ脈動する。
「きつい……胸が張って苦しい……熱い熱い!」
「おい……やばいぞ!これは……」
ジュリアスは両手で胸を抑える。胸が脈動と共に手の中でおさまることなく膨らんでいく……
「サキュバスの肉体に精神が支配されかかってる……」
……柔らかな肌を大量の汗が流れおちる……
「……魔瘴障壁を……展開……」
突如、展開された魔力の障壁がアンリの手ををジュリアスの身体から弾き飛ばした。
「くっ、魔瘴障壁か!?」
魔力で形成された黒い膜がジュリアスの肉体を包み込んでいく。
「……気持ちいい……もう……限界……」
……ジュリアスは魔力を制御する術式が刻まれたブラを脱ぎ捨てた……
「あああああ!!きっ、気持ちいい……」
術式で抑え込まれていた魔力が全身を駆け巡り、背中と腰から四枚の黒い羽が現れた。濃厚な魔力の満ちた障壁の内部でジュリアスの肉体はサキュバスとして強化され変異していく……
「あああああああああ!!!」
ジュリアスの身体が一際大きく痙攣する。
「ああっ、あっ……あっ…………」
……強烈な快楽と痛みの波の中、ジュリアスは意識を失った……
「……はあはあ……ウフフフ……この男も随分と抵抗していたけど……ようやく私に体を渡してくれた……最高の気分……フフ、この山賊の男の身体は中々いいわね……この男の強い獣性と肉欲は私の糧になってくれたわ」
背中と腰から生えた四枚の黒い羽が魅惑的な肉体を包み込んでいる。
サキュバスの脳を融かすような甘美な汗のにおいが部屋に満ちていく。
「ヤバいぜ、アンリ……ジュリアスの奴、完全にサキュバスの意識に肉体と精神を支配されてやがる……」
……完全なサキュバスの肉体への変異。豊満な胸、くびれた腰、美しく伸びた手足、黒い翼と怪しく蠢く尻尾、肉欲を刺激する蠱惑的な肉体。
「……もう我慢する必要なんてない……リンアルドの男……逞しい身体……命を絞り尽くしてあげる……」
黒い霧がディアスの身体を包み込み、そのまま彼を障壁の内部に閉じ込める。
「……先にリンアルドのお兄さんから相手をしてあげるわ」
「しまった!」
アンリは障壁に手をやり減速術式で中和しようとするが、濃密な魔力で形成された障壁をなかなか打ち消すことが出来ない。
「ぬう、お?くっ!」
ディアスの身体にサキュバスの手が触れる。
「サキュバスの肌に触れるなよ、生命力を奪われるぞ!」
アンリは叫ぶ。
「力比べなら負けないぜ!」
「……フフ、どうかしら……」
サキュバスの魔力を秘めた胸がディアスの肌に一瞬触れた……一瞬であるにも関わらず強烈な快楽がディアスの身体を駆け抜ける。
「う、ああ…うっぐっ!くそ……しまった……力がぬける」
「……ふふふ……ねえ、力がどんどん抜けていくでしょう?気持ちいい?」
強烈な快楽の後、虚脱感がディアスを襲う。
「しかもこの匂い……頭がおかしくなるぜ……」
部屋に充満する甘美な匂いもディアスの力を奪っていく……
「どんどん力が溢れてくるわ……リンアルドの男って最高ね」
更にサキュバスの力が増していく。
「あなた達二人の生命力を吸収すれば、わたしも……フフ……」
ディアスは何とかしてサキュバスを引きはがそうとする。
「フフフ、まだ抵抗する?」
豊かな胸が再度ディアスの身体にふれる。
「くっ、しまった!」
「もう抵抗する力がなくなってきたんじゃない?一気に吸い取ってあげる……」
女はディアスの身体を抱きしめる。
「くそ……」
ディアスが膝をつき、床に崩れ落ちる。
「……ご馳走様、もう、ダウンかしら」
アンリはようやく二人を包み込んでいた障壁の中和に成功する。
「……もう遅いわ、お友達はもう動けないみたい、残念でした……ねぇ、あなたも私が全部吸い取ってあげる」
「減速術式」
アンリは女の肌に触れ減速術式を発動させる。
「いいわ……どちらが先に力尽きるか、勝負ね」
アンリはサキュバスの魔力を相殺する。
「へえ、なかなかやるようね……腕をへし折ってあげる……この体に気を遣って凍らせなかったのは失敗だったわね」
……突然、女の身体から大量の汗が吹き出した。
「なっ!なにこれ!ああっ!!」
サキュバスが苦しみだした。
「おかしい……体の自由が……そうか、魔力が減って、肉体と精神の支配率が……っぐ、あああ……一体、あの山賊の男、私の中で……なにを……ああっ、ああっ!!」
女は涙を流し目を泳がせる。手足は痙攣している。
「あつ、ああああ!何を……してるの……止めて、いやああ!止めて!
あああああああああ!あっ……」
女は絶叫の後、糸が切れたように床に倒れこんだ。魔力を蓄え、膨らんでいた胸がみるみる萎んでいく……
「……はあはあ、よくわからんが、助かったのか?でも、オレもそろそろ限……」
アンリもベッドの上に崩れ落ちた。
へその下に浮き出た淫紋は更に輝きを増し、肥大化していく……
「ああ……もう我慢できない……体が溶ける……熱い……気持ちいい」
……快楽と痛みの波にジュリアスの意識が流されていく。
「おい、ジュリアス!しっかりしろ!」
「あああ、はあはあ、ううっ!ああっ!!!」
ジュリアスはベッドに倒れこみ、嬌声をあげながらベッドの上で体をくねらせる……へそ周りが痙攣する……豊かな乳房が膨らみ脈動する。
「きつい……胸が張って苦しい……熱い熱い!」
「おい……やばいぞ!これは……」
ジュリアスは両手で胸を抑える。胸が脈動と共に手の中でおさまることなく膨らんでいく……
「サキュバスの肉体に精神が支配されかかってる……」
……柔らかな肌を大量の汗が流れおちる……
「……魔瘴障壁を……展開……」
突如、展開された魔力の障壁がアンリの手ををジュリアスの身体から弾き飛ばした。
「くっ、魔瘴障壁か!?」
魔力で形成された黒い膜がジュリアスの肉体を包み込んでいく。
「……気持ちいい……もう……限界……」
……ジュリアスは魔力を制御する術式が刻まれたブラを脱ぎ捨てた……
「あああああ!!きっ、気持ちいい……」
術式で抑え込まれていた魔力が全身を駆け巡り、背中と腰から四枚の黒い羽が現れた。濃厚な魔力の満ちた障壁の内部でジュリアスの肉体はサキュバスとして強化され変異していく……
「あああああああああ!!!」
ジュリアスの身体が一際大きく痙攣する。
「ああっ、あっ……あっ…………」
……強烈な快楽と痛みの波の中、ジュリアスは意識を失った……
「……はあはあ……ウフフフ……この男も随分と抵抗していたけど……ようやく私に体を渡してくれた……最高の気分……フフ、この山賊の男の身体は中々いいわね……この男の強い獣性と肉欲は私の糧になってくれたわ」
背中と腰から生えた四枚の黒い羽が魅惑的な肉体を包み込んでいる。
サキュバスの脳を融かすような甘美な汗のにおいが部屋に満ちていく。
「ヤバいぜ、アンリ……ジュリアスの奴、完全にサキュバスの意識に肉体と精神を支配されてやがる……」
……完全なサキュバスの肉体への変異。豊満な胸、くびれた腰、美しく伸びた手足、黒い翼と怪しく蠢く尻尾、肉欲を刺激する蠱惑的な肉体。
「……もう我慢する必要なんてない……リンアルドの男……逞しい身体……命を絞り尽くしてあげる……」
黒い霧がディアスの身体を包み込み、そのまま彼を障壁の内部に閉じ込める。
「……先にリンアルドのお兄さんから相手をしてあげるわ」
「しまった!」
アンリは障壁に手をやり減速術式で中和しようとするが、濃密な魔力で形成された障壁をなかなか打ち消すことが出来ない。
「ぬう、お?くっ!」
ディアスの身体にサキュバスの手が触れる。
「サキュバスの肌に触れるなよ、生命力を奪われるぞ!」
アンリは叫ぶ。
「力比べなら負けないぜ!」
「……フフ、どうかしら……」
サキュバスの魔力を秘めた胸がディアスの肌に一瞬触れた……一瞬であるにも関わらず強烈な快楽がディアスの身体を駆け抜ける。
「う、ああ…うっぐっ!くそ……しまった……力がぬける」
「……ふふふ……ねえ、力がどんどん抜けていくでしょう?気持ちいい?」
強烈な快楽の後、虚脱感がディアスを襲う。
「しかもこの匂い……頭がおかしくなるぜ……」
部屋に充満する甘美な匂いもディアスの力を奪っていく……
「どんどん力が溢れてくるわ……リンアルドの男って最高ね」
更にサキュバスの力が増していく。
「あなた達二人の生命力を吸収すれば、わたしも……フフ……」
ディアスは何とかしてサキュバスを引きはがそうとする。
「フフフ、まだ抵抗する?」
豊かな胸が再度ディアスの身体にふれる。
「くっ、しまった!」
「もう抵抗する力がなくなってきたんじゃない?一気に吸い取ってあげる……」
女はディアスの身体を抱きしめる。
「くそ……」
ディアスが膝をつき、床に崩れ落ちる。
「……ご馳走様、もう、ダウンかしら」
アンリはようやく二人を包み込んでいた障壁の中和に成功する。
「……もう遅いわ、お友達はもう動けないみたい、残念でした……ねぇ、あなたも私が全部吸い取ってあげる」
「減速術式」
アンリは女の肌に触れ減速術式を発動させる。
「いいわ……どちらが先に力尽きるか、勝負ね」
アンリはサキュバスの魔力を相殺する。
「へえ、なかなかやるようね……腕をへし折ってあげる……この体に気を遣って凍らせなかったのは失敗だったわね」
……突然、女の身体から大量の汗が吹き出した。
「なっ!なにこれ!ああっ!!」
サキュバスが苦しみだした。
「おかしい……体の自由が……そうか、魔力が減って、肉体と精神の支配率が……っぐ、あああ……一体、あの山賊の男、私の中で……なにを……ああっ、ああっ!!」
女は涙を流し目を泳がせる。手足は痙攣している。
「あつ、ああああ!何を……してるの……止めて、いやああ!止めて!
あああああああああ!あっ……」
女は絶叫の後、糸が切れたように床に倒れこんだ。魔力を蓄え、膨らんでいた胸がみるみる萎んでいく……
「……はあはあ、よくわからんが、助かったのか?でも、オレもそろそろ限……」
アンリもベッドの上に崩れ落ちた。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
(完)あなたの瞳に私は映っていなかったー妹に騙されていた私
青空一夏
恋愛
私には一歳年下の妹がいる。彼女はとても男性にもてた。容姿は私とさほど変わらないのに、自分を可愛く引き立てるのが上手なのよ。お洒落をするのが大好きで身を飾りたてては、男性に流し目をおくるような子だった。
妹は男爵家に嫁ぎ玉の輿にのった。私も画廊を経営する男性と結婚する。私達姉妹はお互いの結婚を機に仲良くなっていく。ところがある日、夫と妹の会話が聞こえた。その会話は・・・・・・
これは妹と夫に裏切られたヒロインの物語。貴族のいる異世界のゆるふわ設定ご都合主義です。
※表紙は青空作成AIイラストです。ヒロインのマリアンです。
※ショートショートから短編に変えました。
(完結)私の夫を奪う姉
青空一夏
恋愛
私(ポージ)は爵位はないが、王宮に勤める文官(セオドア)の妻だ。姉(メイヴ)は老男爵に嫁ぎ最近、未亡人になったばかりだ。暇な姉は度々、私を呼び出すが、私の夫を一人で寄越すように言ったことから不倫が始まる。私は・・・・・・
すっきり?ざまぁあり。短いゆるふわ設定なお話のつもりです。
【完結】戦う女神の愛し子! 最強少女が仲間と共に駆け上がる。冒険? それともただのファンタジー?
との
ファンタジー
優しい母に愛されて育った主人公のミリア。
7歳で母が亡くなってから、下級メイドとして過酷な生活に放り込まれた中で魔法と出会い、少しずつ成長していく主人公。
突然能力覚醒? いいえ、コツコツと努力を積み重ねて、気がついたら、
「あの、何でこんな事になってるんでしょうか?」
大男のノアと、うっかり(?)仲間にしてしまった2匹とパーティを組んで無双します。
『女神の愛し子よ。この世界に何を望む?』
(自由? 後は、友達かな)
常識を知らないちびっ子主人公と、おっさんが世界最強になるまでのお話。
「適当に見て回るよ。後でサイズ調整を頼む」
店主がケラケラと笑いながら、
「おう、気合入れてちっちゃくしてやるよ」
ーーーーーー
初めての冒険物です。
冒険物と言うよりも、単なるファンタジー・・な気が(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
92話で完結しました。
都合により? 全て公開しました。
あちこち怪しいところ満載だと思いますが、宜しくお願いします。
(完結)その女は誰ですか?ーーあなたの婚約者はこの私ですが・・・・・・
青空一夏
恋愛
私はシーグ侯爵家のイルヤ。ビドは私の婚約者でとても真面目で純粋な人よ。でも、隣国に留学している彼に会いに行った私はそこで思いがけない光景に出くわす。
なんとそこには私を名乗る女がいたの。これってどういうこと?
婚約者の裏切りにざまぁします。コメディ風味。
※この小説は独自の世界観で書いておりますので一切史実には基づきません。
※ゆるふわ設定のご都合主義です。
※元サヤはありません。
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
(完)そこの妊婦は誰ですか?
青空一夏
恋愛
私と夫は恋愛結婚。ラブラブなはずだった生活は3年目で壊れ始めた。
「イーサ伯爵夫人とし全く役立たずだよね? 子供ができないのはなぜなんだ! 爵位を継ぐ子供を産むことこそが女の役目なのに!」
今まで子供は例え産まれなくても、この愛にはなんの支障もない、と言っていた夫が豹変してきた。月の半分を領地の屋敷で過ごすようになった夫は、感謝祭に領地の屋敷に来るなと言う。感謝祭は親戚が集まり一族で祝いご馳走を食べる大事な行事とされているのに。
来るなと言われたものの私は王都の屋敷から領地に戻ってみた。・・・・・・そこで見たものは・・・・・・お腹の大きな妊婦だった!
これって・・・・・・
※人によっては気分を害する表現がでてきます。不快に感じられましたら深くお詫びいたします。
石女を理由に離縁されましたが、実家に出戻って幸せになりました
お好み焼き
恋愛
ゼネラル侯爵家に嫁いで三年、私は子が出来ないことを理由に冷遇されていて、とうとう離縁されてしまいました。なのにその後、ゼネラル家に嫁として戻って来いと手紙と書類が届きました。息子は種無しだったと、だから石女として私に叩き付けた離縁状は無効だと。
その他にも色々ありましたが、今となっては心は落ち着いています。私には優しい弟がいて、頼れるお祖父様がいて、可愛い妹もいるのですから。
【完結】忌み子と呼ばれた公爵令嬢
美原風香
恋愛
「ティアフレア・ローズ・フィーン嬢に使節団への同行を命じる」
かつて、忌み子と呼ばれた公爵令嬢がいた。
誰からも嫌われ、疎まれ、生まれてきたことすら祝福されなかった1人の令嬢が、王国から追放され帝国に行った。
そこで彼女はある1人の人物と出会う。
彼のおかげで冷え切った心は温められて、彼女は生まれて初めて心の底から笑みを浮かべた。
ーー蜂蜜みたい。
これは金色の瞳に魅せられた令嬢が幸せになる、そんなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる