49 / 69
相良仁、異世界へ転職!
森の風
しおりを挟む
寂しそうに微笑むベアトリスを見て過去を想像しそうになり頭を振る。当人の辛さを正確には分かってやれないし、それを言わないのだから勝手に想像して同情したりしては駄目だ。いつか話したくなったら黙って聞いて頷き、必要であれば肩でも胸でも貸そう。
「それは良いわね。未知のモノを恐れずしっかり向き合えるのは大事よ? 慌てて錯乱したら下手な妖精なら殺されてるかもしれないし」
「妖精って殺すの? 人間を」
「妖精って元々悪戯が度が過ぎるくらい好きな生き物ですからね。自分の好奇心を満たす為に煽ったり禁忌を冒してアイテムを与え、国を割る様な戦争を起こさせたりするのよ。あまり同じとは言いたくないけど、ゴブリンも一応妖精よ邪悪な方のだけど」
「ゴブリンも妖精なのか? 誰かに召喚されたりとか?」
「無くは無いわね。私みたいに花から生まれたり自然発生するのが主だけど、邪悪な意思を持つ者に召喚されるとしたらゴブリンが筆頭だわね」
「最近森でゴブリン見てない?」
「見た。ジンも知ってるの?」
俺はマゲユウルフを探しながらこの世界に来た時の話をする。二人には記憶喪失で気付いたら居たっていうていではじめ、村の森でゴブリンに襲われ退治したがその後町に移動しその件を伝え、危険性があるからと再度村に行くと無かったことにされていたところまで話した。
「なるほどね……それは怪しいなんてもんじゃないわ。誰かが呼び出したにせよゴブリンは発生したら後は増殖するだけだし、その為には思考生物を何でも侵して増えるわ。森から生物が消えてなくなるかもしれないなんて子供でも知ってるのに」
「そうよ可笑しいわやっぱりあの村」
ベアトリスはそう言ってハッとなり、慌てて笑って誤魔化した。ベアトリスと兄もあの村の何かを見ていたし、村と町の繋がりを怪しんでいたから町に来なかったんだろう。お兄さんと会うにはやはりどうしてもあの村にはいかなきゃならない。俺がこの世界に来て最初にあの村に辿り着いたのも何か理由がある筈だ。
「あ、マゲユウルフ!」
シシリーは先導するように俺の肩から飛び立つ。それをベアトリスと共に追い掛けた。
「群れだったみたいだね」
シシリーが身を隠した木に俺とベアトリスも身重ね隠す。木からこっそり顔を出して三人で見ると、十頭ほどマゲユウルフが固まっていた。群れでここまで来ているとなると、山に餌が無くなってしまい止む無く降りて来たのだろうか。魔法少女たちが設置していった紋様の影響は、人間より寧ろ動物の方が多大な影響を受けている気がする。
「追い払うのは出来ても一時的なものだろうな。シシリーはこの辺に魔法の仕掛けみたいのがあるのを見た覚えは無いかな」
「私の家はこの辺じゃないから探してないのよね。でもジンの読み通り、この辺に魔法の仕掛けがあるような気が私もするわ」
「シシリーはそれを探せる? 俺にはさっぱり分からないんだよなぁ」
「それは良いけど破壊出来そう?」
そう言えば破壊する方法を教わって無かったな。シスターのやり方を真似てみるか。
「チャレンジしてみたいっす」
「了解。じゃああのマゲユウルフをこのまま追い掛けましょう。彼らが逃げなくなった付近に恐らく紋様がある筈よ」
俺たちは再度マゲユウルフの前に姿を晒し声を上げ、マゲユウルフたちが逃げるよう仕向けた。相手は獲物に未練があるのか俺たちが倒そうとして追って無いのに気付いているのか、距離を保ちつつ後退し続けている。
「近くに何かあるわ」
マゲユウルフたちを追って首都を囲む山から離れたところにある丘陵近くに到着すると、そこでマゲユウルフたちは足を止めてこちらを見た。まさか俺たちを誘導したのか? シシリーとベアトリスに視線を送り頷き合うとマゲユウルフたちが止まった更に奥へ迂回して進む。
するとそう進まない内に木を囲むようにして紋様が地面に描かれている場所を発見。近くにあった石を投げると弾かれた。俺は今朝教わったやり方を思い出し覆気を試みる。そして拳に意識を集中し、紋様を囲む円のふちの地面を強打する。
ゴッ! と言う音と共に地面に亀裂が走って数秒後、パリーン! というガラスが割れる音とガシャンと崩れる音がする。俺は改めて紋様を囲む円のふちに足を近づけ、弾かれないのを確認してからそのふちを足で擦った。
「随分と無茶をするなぁ」
マゲユウルフが居た方向から人の声がして驚き振り向くと、そこには白髪交じりのボサボサ頭に紺のシャツにスラックスと草履、緑を基調とし花の模様が幾つもあしらわれた羽織を着た六十くらいの人が立っていた。
その恰好からして異質ではあるが更に雰囲気が何か妙な感じがする。人間に見えるが人間じゃないような、存在がふわっとしてるような。
「君は素人じゃないのか?」
「えっと一応冒険者です」
「そう言う意味じゃないよ。誰から覆気を教わったのかって話だ」
「ティーオ司祭に今日教わりまして」
「今日!? それは無茶だな。焦るのも分かるが」
袖から煙管を取り出し指先から青白い炎を出すと先に持って行く。煙管の先端から煙がゆらりと上がり、反対側を口に銜え吸い込んでから吐き出した。無言の間が怖いのでどうにかしたいが蛇に睨まれた蛙のように動けない。
「まぁ良いか成功したんだから。この経験を糧にしっかり身に付けるようにな。でないと体を壊すぞ」
「き、気を付けます」
「じゃあ行って良し。またな」
そう言われてやっと足が動くような気がして足元を見ながら足を動かすと動いた。金縛りみたいな感じだったんだな。確認が終わり顔を上げると既に居なくなっていて驚く。
「それは良いわね。未知のモノを恐れずしっかり向き合えるのは大事よ? 慌てて錯乱したら下手な妖精なら殺されてるかもしれないし」
「妖精って殺すの? 人間を」
「妖精って元々悪戯が度が過ぎるくらい好きな生き物ですからね。自分の好奇心を満たす為に煽ったり禁忌を冒してアイテムを与え、国を割る様な戦争を起こさせたりするのよ。あまり同じとは言いたくないけど、ゴブリンも一応妖精よ邪悪な方のだけど」
「ゴブリンも妖精なのか? 誰かに召喚されたりとか?」
「無くは無いわね。私みたいに花から生まれたり自然発生するのが主だけど、邪悪な意思を持つ者に召喚されるとしたらゴブリンが筆頭だわね」
「最近森でゴブリン見てない?」
「見た。ジンも知ってるの?」
俺はマゲユウルフを探しながらこの世界に来た時の話をする。二人には記憶喪失で気付いたら居たっていうていではじめ、村の森でゴブリンに襲われ退治したがその後町に移動しその件を伝え、危険性があるからと再度村に行くと無かったことにされていたところまで話した。
「なるほどね……それは怪しいなんてもんじゃないわ。誰かが呼び出したにせよゴブリンは発生したら後は増殖するだけだし、その為には思考生物を何でも侵して増えるわ。森から生物が消えてなくなるかもしれないなんて子供でも知ってるのに」
「そうよ可笑しいわやっぱりあの村」
ベアトリスはそう言ってハッとなり、慌てて笑って誤魔化した。ベアトリスと兄もあの村の何かを見ていたし、村と町の繋がりを怪しんでいたから町に来なかったんだろう。お兄さんと会うにはやはりどうしてもあの村にはいかなきゃならない。俺がこの世界に来て最初にあの村に辿り着いたのも何か理由がある筈だ。
「あ、マゲユウルフ!」
シシリーは先導するように俺の肩から飛び立つ。それをベアトリスと共に追い掛けた。
「群れだったみたいだね」
シシリーが身を隠した木に俺とベアトリスも身重ね隠す。木からこっそり顔を出して三人で見ると、十頭ほどマゲユウルフが固まっていた。群れでここまで来ているとなると、山に餌が無くなってしまい止む無く降りて来たのだろうか。魔法少女たちが設置していった紋様の影響は、人間より寧ろ動物の方が多大な影響を受けている気がする。
「追い払うのは出来ても一時的なものだろうな。シシリーはこの辺に魔法の仕掛けみたいのがあるのを見た覚えは無いかな」
「私の家はこの辺じゃないから探してないのよね。でもジンの読み通り、この辺に魔法の仕掛けがあるような気が私もするわ」
「シシリーはそれを探せる? 俺にはさっぱり分からないんだよなぁ」
「それは良いけど破壊出来そう?」
そう言えば破壊する方法を教わって無かったな。シスターのやり方を真似てみるか。
「チャレンジしてみたいっす」
「了解。じゃああのマゲユウルフをこのまま追い掛けましょう。彼らが逃げなくなった付近に恐らく紋様がある筈よ」
俺たちは再度マゲユウルフの前に姿を晒し声を上げ、マゲユウルフたちが逃げるよう仕向けた。相手は獲物に未練があるのか俺たちが倒そうとして追って無いのに気付いているのか、距離を保ちつつ後退し続けている。
「近くに何かあるわ」
マゲユウルフたちを追って首都を囲む山から離れたところにある丘陵近くに到着すると、そこでマゲユウルフたちは足を止めてこちらを見た。まさか俺たちを誘導したのか? シシリーとベアトリスに視線を送り頷き合うとマゲユウルフたちが止まった更に奥へ迂回して進む。
するとそう進まない内に木を囲むようにして紋様が地面に描かれている場所を発見。近くにあった石を投げると弾かれた。俺は今朝教わったやり方を思い出し覆気を試みる。そして拳に意識を集中し、紋様を囲む円のふちの地面を強打する。
ゴッ! と言う音と共に地面に亀裂が走って数秒後、パリーン! というガラスが割れる音とガシャンと崩れる音がする。俺は改めて紋様を囲む円のふちに足を近づけ、弾かれないのを確認してからそのふちを足で擦った。
「随分と無茶をするなぁ」
マゲユウルフが居た方向から人の声がして驚き振り向くと、そこには白髪交じりのボサボサ頭に紺のシャツにスラックスと草履、緑を基調とし花の模様が幾つもあしらわれた羽織を着た六十くらいの人が立っていた。
その恰好からして異質ではあるが更に雰囲気が何か妙な感じがする。人間に見えるが人間じゃないような、存在がふわっとしてるような。
「君は素人じゃないのか?」
「えっと一応冒険者です」
「そう言う意味じゃないよ。誰から覆気を教わったのかって話だ」
「ティーオ司祭に今日教わりまして」
「今日!? それは無茶だな。焦るのも分かるが」
袖から煙管を取り出し指先から青白い炎を出すと先に持って行く。煙管の先端から煙がゆらりと上がり、反対側を口に銜え吸い込んでから吐き出した。無言の間が怖いのでどうにかしたいが蛇に睨まれた蛙のように動けない。
「まぁ良いか成功したんだから。この経験を糧にしっかり身に付けるようにな。でないと体を壊すぞ」
「き、気を付けます」
「じゃあ行って良し。またな」
そう言われてやっと足が動くような気がして足元を見ながら足を動かすと動いた。金縛りみたいな感じだったんだな。確認が終わり顔を上げると既に居なくなっていて驚く。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。
Mです。
ファンタジー
異世界学園バトル。
現世で惨めなサラリーマンをしていた……
そんな会社からの帰り道、「転生屋」という見慣れない怪しげな店を見つける。
その転生屋で新たな世界で生きる為の能力を受け取る。
それを自由イメージして良いと言われた為、せめて、新しい世界では苦しまないようにと防御に突出した能力をイメージする。
目を覚ますと見知らぬ世界に居て……学生くらいの年齢に若返っていて……
現実か夢かわからなくて……そんな世界で出会うヒロイン達に……
特殊な能力が当然のように存在するその世界で……
自分の存在も、手に入れた能力も……異世界に来たって俺の人生はそんなもん。
俺は俺の出来ること……
彼女たちを守り……そして俺はその能力を駆使して彼女たちを英雄にする。
だけど、そんな彼女たちにとっては俺が英雄のようだ……。
※※多少意識はしていますが、主人公最強で無双はなく、普通に苦戦します……流行ではないのは承知ですが、登場人物の個性を持たせるためそのキャラの物語(エピソード)や回想のような場面が多いです……後一応理由はありますが、主人公の年上に対する態度がなってません……、後、私(さくしゃ)の変な癖で「……」が凄く多いです。その変ご了承の上で楽しんで頂けると……Mです。の本望です(どうでもいいですよね…)※※
※※楽しかった……続きが気になると思って頂けた場合、お気に入り登録……このエピソード好みだなとか思ったらコメントを貰えたりすると軽い絶頂を覚えるくらいには喜びます……メンタル弱めなので、誹謗中傷てきなものには怯えていますが、気軽に頂けると嬉しいです。※※
半身転生
片山瑛二朗
ファンタジー
忘れたい過去、ありますか。やり直したい過去、ありますか。
元高校球児の大学一年生、千葉新(ちばあらた)は通り魔に刺され意識を失った。
気が付くと何もない真っ白な空間にいた新は隣にもう1人、自分自身がいることに理解が追い付かないまま神を自称する女に問われる。
「どちらが元の世界に残り、どちらが異世界に転生しますか」
実質的に帰還不可能となった剣と魔術の異世界で、青年は何を思い、何を成すのか。
消し去りたい過去と向き合い、その上で彼はもう一度立ち上がることが出来るのか。
異世界人アラタ・チバは生きる、ただがむしゃらに、精一杯。
少なくとも始めのうちは主人公は強くないです。
強くなれる素養はありますが強くなるかどうかは別問題、無双が見たい人は主人公が強くなることを信じてその過程をお楽しみください、保証はしかねますが。
異世界は日本と比較して厳しい環境です。
日常的に人が死ぬことはありませんがそれに近いことはままありますし日本に比べればどうしても命の危険は大きいです。
主人公死亡で主人公交代! なんてこともあり得るかもしれません。
つまり主人公だから最強! 主人公だから死なない! そう言ったことは保証できません。
最初の主人公は普通の青年です。
大した学もなければ異世界で役立つ知識があるわけではありません。
神を自称する女に異世界に飛ばされますがすべてを無に帰すチートをもらえるわけではないです。
もしかしたらチートを手にすることなく物語を終える、そんな結末もあるかもです。
ここまで何も確定的なことを言っていませんが最後に、この物語は必ず「完結」します。
長くなるかもしれませんし大して話数は多くならないかもしれません。
ただ必ず完結しますので安心してお読みください。
ブックマーク、評価、感想などいつでもお待ちしています。
この小説は同じ題名、作者名で「小説家になろう」、「カクヨム」様にも掲載しています。
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
半分異世界
月野槐樹
ファンタジー
関東圏で学生が行方不明になる事件が次々にしていた。それは異世界召還によるものだった。
ネットでも「神隠しか」「異世界召還か」と噂が飛び交うのを見て、異世界に思いを馳せる少年、圭。
いつか異世界に行った時の為にとせっせと準備をして「異世界ガイドノート」なるものまで作成していた圭。従兄弟の瑛太はそんな圭の様子をちょっと心配しながらも充実した学生生活を送っていた。
そんなある日、ついに異世界の扉が彼らの前に開かれた。
「異世界ガイドノート」と一緒に旅する異世界
とある中年男性の転生冒険記
うしのまるやき
ファンタジー
中年男性である郡元康(こおりもとやす)は、目が覚めたら見慣れない景色だったことに驚いていたところに、アマデウスと名乗る神が現れ、原因不明で死んでしまったと告げられたが、本人はあっさりと受け入れる。アマデウスの管理する世界はいわゆる定番のファンタジーあふれる世界だった。ひそかに持っていた厨二病の心をくすぐってしまい本人は転生に乗り気に。彼はその世界を楽しもうと期待に胸を膨らませていた。
わたし異世界でもふもふ達と楽しく過ごします! もふもふアパートカフェには癒し系もふもふと変わり者達が生活していました
なかじまあゆこ
ファンタジー
空気の読めない女子高生満里奈が癒し系のもふもふなや変わり者達が生活している異世界にトリップしてしまいました。
果たして満里奈はもふもふ達と楽しく過ごせるのだろうか? 時に悩んだりしながら生活していく満里奈。
癒しと笑いと元気なもふもふスローライフを目指します。
この異世界でずっと過ごすのかそれとも?
どうぞよろしくお願いします(^-^)/
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ドグラマ3
小松菜
ファンタジー
悪の秘密結社『ヤゴス』の三幹部は改造人間である。とある目的の為、冷凍睡眠により荒廃した未来の日本で目覚める事となる。
異世界と化した魔境日本で組織再興の為に活動を再開した三人は、今日もモンスターや勇者様一行と悲願達成の為に戦いを繰り広げるのだった。
*前作ドグラマ2の続編です。
毎日更新を目指しています。
ご指摘やご質問があればお気軽にどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる