2 / 18
路
しおりを挟む
俺は目を覚ますとそこは幻影魔城【夢想】ではなく、緑豊かな草原地帯であった。ここは俺が幻影魔城【夢想】を出現させた場所、正統勇者一行を誘い出し、圧倒的な実力差を見せつけて心を砕き、短い遊びを終わらせる始まりの場所になるはずだった。
人間は短命にして脆弱な生き物、そして滑稽でくだらない生き物である。俺の配下である創生12魔将軍の1人アインツェルゲンガーの発案で始まった人間界の征服は、暇も持て余した魔族にとっては面白い遊びになるはずだった・・・。
・・・どうして正統勇者が魔界の秘宝である【逆転の宝玉】を持っていたのだ。【逆転の宝玉】とは、術者と対象者の魂を入れ替える禁断の魔法を発動する宝玉であり、魔界の宝物庫に厳重に保管されていたはずだ。魔界の宝物庫に入るには幾重にも張り巡らされた結界を突破しないといけない。宝物庫に入ることが出来るのは俺と創生12魔将軍だけだ。ということは創生12魔将軍の中に俺を裏切り正統勇者に【逆転の宝玉】を渡した者がいることになる。俺の側にいる正統勇者一行の3人は、俺と正統勇者が入れ替わったことに気付いてはいない。おそらく仲間には【逆転の宝玉】を使うことを隠していたのであろう。しかし俺はこれからどうすれば良いのだろうか?俺が元の魔王の姿に戻る方法はあるのだが、その方法は俺でなく術者側に権限がある。術者が元の姿に戻る呪文を唱えればすぐに魂は入れ替わり元の姿に戻ることはできる。だが、術者側から魂を元に入れ替えることは考えにくい。正統勇者アルバトロス、お前は何を考えている?魔王の力を手に入れて何をするつもりだ?いくら考えても答えは見つからない・・・
俺が記憶を無くしたことを理解した正統勇者の仲間たちは、俺にアルバトロスのことを詳しく教えてくれた。そして、正統勇者の仲間たちは魔王討伐に失敗し、正統勇者一行としての旅の終止符を打つために、王都エールトヌスに戻ることを決断した。俺も行くあてもないし正統勇者として俺だけが王都に戻らないわけにもいかないので一緒に王都に戻ることにした。
「アル、本当に大丈夫なのですか?私の回復魔法で体力を回復した方が良いと思います」
俺のことを心配そうな不安げな目で見るこの女性は僧侶のクレーエである。腰まで伸びた透き通る青い髪、切れ長の細いサファイアの瞳は、人間の姿になった俺の不安定な心を落ち着かせてくれる。クレーエは背が高く白の法衣がとても似合っていて美しい。そして強弱の無い落ち着いたトーンで話す言葉も俺に安心感を与えてくれた。人間に対して美しいなどという感情を抱くことは今までなかったが、クレーエの容姿、心遣い、話し方、全てを考慮して美しいと俺は感じていた。しかし、この感情は本当に俺の感情なのかは疑問が残る。この感情はアルバトロスが抱いていた残留心なのかもしれない。
「ありがとう、クレーエ。体力面は何も問題はない。ただ心と体が一致していないような奇妙な感覚に陥っているようだ。時間が経てば慣れるから心配はない」
俺はクレーエに対して嘘を付くことに心の痛みを感じていた。そのため真実をオブラートに包むような言いまわしで、自分の心に嘘を付かないようにした。なぜ嘘を付くことに心が痛むのかは理解不能だが、これもアルバトロスの残留心だと受け止めた。
「もう!本当に大丈夫なの。いつもアルは無理するから本当に無茶はしないでね」
背中にスライムのような弾力ある二つの物体が押し付けられた。魔王だった頃の俺は背後をとられるような間抜けなことは絶対しない。しかし人間の体になった俺は、あっさりと背後を取られ、心が熱湯のようにぐつぐつと煮えたぎる感情が芽生え、その感情に呼応するかのように顔が急激に熱くなり真っ赤に染まる失態をおかしてしまった。なぜ、スライムを背中に押し付けられたことで、気持ちが熱くなり顔が真っ赤になるのか意味がわからなかった。
体に二つのスライムを飼っているのはメーヴェという魔法使いの女性だ。ショートカットの淡いピンク色の髪、大きなルビーの瞳、小さな唇から発せられる大きな声はうるさいと言うよりも、俺の不安定な心に元気を与えてくれる。そして、小柄な体格だが真っ赤な魔法着が今にもはちきれそうなのは、胸部に飼いならしているスライムが原因であることは間違いない。
「本当に大丈夫だ。記憶を無くして気が動転しているだけだ」
俺は慌ててメーヴェから離れる。このままスライムからの攻撃を受け続けると精神が崩壊して自我を失う危険があると察知したからである。しかし、スライムを押し付けられた感触が、これほど心地よく気持ちが良いものだとは知らなかった。これは人間の姿になったからこそ感じ取ることができるのだろう。
「少しは元気になったようだな、アルバトロス。幸運にも馬車は壊されていないようだ。まずは王都に戻る前にフリューリングに立ち寄りカーカラック伯爵に魔王討伐の失敗の報告をするぜ」
迫力のあるドスの効いた低い声で話しかけてきたのは、銀色のフルプレートアーマーを着た姿からもわかる筋骨隆々の長身でガタイのよい戦士ミーランである。2mの大剣を背中に帯刀し、いついかなる時でも魔獣や魔族が出現しても対応できるように辺りを警戒しつつも俺の事を心配してくれている。坊主頭のイカツイ人相をしているが、言葉や雰囲気から感じ取れる温和で優しいオーラは、この男なら信頼して背中を預けることができると感じた。この感情もアルバトロスがミーランに絶対なる信頼を抱いていた気持ちが、そのように思わせるのだろう。
「わかった」
この時俺は、不思議な感情感覚を与えてくれるこの3人と共に行動するのも悪くないと感じていたのかもしれない。
人間は短命にして脆弱な生き物、そして滑稽でくだらない生き物である。俺の配下である創生12魔将軍の1人アインツェルゲンガーの発案で始まった人間界の征服は、暇も持て余した魔族にとっては面白い遊びになるはずだった・・・。
・・・どうして正統勇者が魔界の秘宝である【逆転の宝玉】を持っていたのだ。【逆転の宝玉】とは、術者と対象者の魂を入れ替える禁断の魔法を発動する宝玉であり、魔界の宝物庫に厳重に保管されていたはずだ。魔界の宝物庫に入るには幾重にも張り巡らされた結界を突破しないといけない。宝物庫に入ることが出来るのは俺と創生12魔将軍だけだ。ということは創生12魔将軍の中に俺を裏切り正統勇者に【逆転の宝玉】を渡した者がいることになる。俺の側にいる正統勇者一行の3人は、俺と正統勇者が入れ替わったことに気付いてはいない。おそらく仲間には【逆転の宝玉】を使うことを隠していたのであろう。しかし俺はこれからどうすれば良いのだろうか?俺が元の魔王の姿に戻る方法はあるのだが、その方法は俺でなく術者側に権限がある。術者が元の姿に戻る呪文を唱えればすぐに魂は入れ替わり元の姿に戻ることはできる。だが、術者側から魂を元に入れ替えることは考えにくい。正統勇者アルバトロス、お前は何を考えている?魔王の力を手に入れて何をするつもりだ?いくら考えても答えは見つからない・・・
俺が記憶を無くしたことを理解した正統勇者の仲間たちは、俺にアルバトロスのことを詳しく教えてくれた。そして、正統勇者の仲間たちは魔王討伐に失敗し、正統勇者一行としての旅の終止符を打つために、王都エールトヌスに戻ることを決断した。俺も行くあてもないし正統勇者として俺だけが王都に戻らないわけにもいかないので一緒に王都に戻ることにした。
「アル、本当に大丈夫なのですか?私の回復魔法で体力を回復した方が良いと思います」
俺のことを心配そうな不安げな目で見るこの女性は僧侶のクレーエである。腰まで伸びた透き通る青い髪、切れ長の細いサファイアの瞳は、人間の姿になった俺の不安定な心を落ち着かせてくれる。クレーエは背が高く白の法衣がとても似合っていて美しい。そして強弱の無い落ち着いたトーンで話す言葉も俺に安心感を与えてくれた。人間に対して美しいなどという感情を抱くことは今までなかったが、クレーエの容姿、心遣い、話し方、全てを考慮して美しいと俺は感じていた。しかし、この感情は本当に俺の感情なのかは疑問が残る。この感情はアルバトロスが抱いていた残留心なのかもしれない。
「ありがとう、クレーエ。体力面は何も問題はない。ただ心と体が一致していないような奇妙な感覚に陥っているようだ。時間が経てば慣れるから心配はない」
俺はクレーエに対して嘘を付くことに心の痛みを感じていた。そのため真実をオブラートに包むような言いまわしで、自分の心に嘘を付かないようにした。なぜ嘘を付くことに心が痛むのかは理解不能だが、これもアルバトロスの残留心だと受け止めた。
「もう!本当に大丈夫なの。いつもアルは無理するから本当に無茶はしないでね」
背中にスライムのような弾力ある二つの物体が押し付けられた。魔王だった頃の俺は背後をとられるような間抜けなことは絶対しない。しかし人間の体になった俺は、あっさりと背後を取られ、心が熱湯のようにぐつぐつと煮えたぎる感情が芽生え、その感情に呼応するかのように顔が急激に熱くなり真っ赤に染まる失態をおかしてしまった。なぜ、スライムを背中に押し付けられたことで、気持ちが熱くなり顔が真っ赤になるのか意味がわからなかった。
体に二つのスライムを飼っているのはメーヴェという魔法使いの女性だ。ショートカットの淡いピンク色の髪、大きなルビーの瞳、小さな唇から発せられる大きな声はうるさいと言うよりも、俺の不安定な心に元気を与えてくれる。そして、小柄な体格だが真っ赤な魔法着が今にもはちきれそうなのは、胸部に飼いならしているスライムが原因であることは間違いない。
「本当に大丈夫だ。記憶を無くして気が動転しているだけだ」
俺は慌ててメーヴェから離れる。このままスライムからの攻撃を受け続けると精神が崩壊して自我を失う危険があると察知したからである。しかし、スライムを押し付けられた感触が、これほど心地よく気持ちが良いものだとは知らなかった。これは人間の姿になったからこそ感じ取ることができるのだろう。
「少しは元気になったようだな、アルバトロス。幸運にも馬車は壊されていないようだ。まずは王都に戻る前にフリューリングに立ち寄りカーカラック伯爵に魔王討伐の失敗の報告をするぜ」
迫力のあるドスの効いた低い声で話しかけてきたのは、銀色のフルプレートアーマーを着た姿からもわかる筋骨隆々の長身でガタイのよい戦士ミーランである。2mの大剣を背中に帯刀し、いついかなる時でも魔獣や魔族が出現しても対応できるように辺りを警戒しつつも俺の事を心配してくれている。坊主頭のイカツイ人相をしているが、言葉や雰囲気から感じ取れる温和で優しいオーラは、この男なら信頼して背中を預けることができると感じた。この感情もアルバトロスがミーランに絶対なる信頼を抱いていた気持ちが、そのように思わせるのだろう。
「わかった」
この時俺は、不思議な感情感覚を与えてくれるこの3人と共に行動するのも悪くないと感じていたのかもしれない。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる