168 / 248
第二章
69.ジェニVSマルデル
しおりを挟む
「今日からは僕達とご一緒しませんか? もう一度詳しく説明しますから」
チャンス到来とばかりに前に出てきたソーニャ。
「ここにいる生徒であの時現場にいたのは誰だ? そこにいる自称被害者以外でそういう奴がいるなら話を聞こう」
「ひっどーい、マルデルは本当の被害者だもん」
顔を覆って『えーん、えーん』と嘘泣きをするマルデルを見たグロリアは吹き出しかけた。
(いやいやいやいや、嘘泣きにしても『えーん』はない! 騙される人は⋯⋯意外にいるんだ~、おっどろき~!)
呆れていたグロリアの耳が『マルデル嬢が可哀想』と言う声を拾った。他にも『言い過ぎ』だの『女の子を泣かすなんて!』と言う声も聞こえる。
(全部男子生徒だけどね~、こう言うのに騙されるのはいつだって男だよ)
「証拠は? 本人の発言だけでは証拠にはならないから、それ以外の証拠を出してくれ。噂と推測以外の話ができるなら話を聞こう」
「それは⋯⋯だって、そうとしか」
生徒達が顔を見合わせて頷き合っていた。
「その場にいなかった人間が本当なのか間違いなのかの判別もできない僅かばかりの話で結果を引き出し断罪してるってことか?
どこから湧いて出たのかもわからない噂に振り回されて?
悪いがそんなあやふやな話を聞くのは遠慮する、話にならんね」
「でも、それ以外には考えられないんですから!」
「なんとかって言う教授に聞いてみたらどうだ? まだ学園にいるんだろ?」
「オリー教授はシュビレーに騙されてるそうだから聞いても無駄ですよ」
何を言っても埒があかないこの状況に嫌気がさしてきた。
「あの時って、複数対一人だったんですけどそれでも私から何か仕掛けると思います? それから、私がマルデルさんを虐めた事になってますけど噂ではなく目撃した人っていますか?」
「みんなぁ、誤魔化されちゃダメだよ。この人って周りに人がいない時を狙って虐めてくるんだからね! マルデルはいっつも一人の時を狙われたんだもん。
殴ったり蹴ったり髪を掴んだり⋯⋯すっごく怖いんだよ~」
エグエグと鳴き真似をするマルデルがジェニの胸に飛び込もうとしてかわされた。
「あら、そうだったの? では確認しましょうね。この学園には魔導具による映像が残されているから、いつ頃かどの辺りだったか教えてくれるかしら?」
「エイル先生!」
教室の後ろの出入り口近くで騒いでいた生徒達はエイルの声を聞いて飛び上がった。
「マーウォルスが早退することになったから様子を見にきたんだけど、ちょうど良かったわ。入学前の資料に記載されているから知ってると思うけど、この学園は防犯のために魔導具が設置されているの。
あなた達が入学した日から今日までの全ての映像が残ってるから調べれば出てくる可能性が高いわ。
それさえ出てくればバナディスの言う話に僅かばかりの信憑性が出てくるんじゃないかしら?」
(えー、マジかあ。ブロック&エイトリ兄弟を探してたのとかも残ってるって事? それはまずいかも)
「マルデル嬢、良かったですね! これでシビュレーは言い逃れできなくなるから、もう怯える必要なんかなくなるじゃないですか!」
「虐めをする生徒なんか退学にしてしまえばいいし」
「場所がわかれば時期があやふやでも問題ないわよ」
無表情のエイルからマルデルが顔を背けた。
「それは⋯⋯怖くってよく覚えてないから」
「では、学園長室でゆっくり話を聞きましょうか。一つずつ場所を潰していけば思い出せるはずだもの」
「酷い、なんでみんなしてマルデルを虐めるの!?」
「はぁ?」「ええっ?」
「今まではただの噂だったけど、バナディスは自分から『人がいない時に虐められた』って言ったでしょう? その内容もはっきり『殴ったり蹴ったり髪を掴んだり』とね。
噂の出所を調べても特定の人に行き着くばかりで困ってたんだけど、これで漸く調べられるわ」
「エイル先生、その人って誰ですか?」
「今は男子生徒と女生徒が共謀してたとしか言えないし、公表するのはもう少し後になるわ。虐めの事実確認をするのと一緒に、その人達が流していた話の真偽を調べることになるはずだから」
「わ、私まだ本調子じゃないから今日は無理! 早く帰らなくちゃお父様に心配をかけちゃうもん」
「さっきまであんなに元気だったのに? では、医務室へ行きましょう。ジニー・アボット医師もおられるしロズウェル先生にもきていただけばいいかもね」
医務室に行く途中でトイレに行くと言ったまま姿を消したマルデルは行方がわからなくなった。
「病み上がりの娘を追い詰めるとはどういう了見だ!!」
「虐めを受けたと自己申告があった直後体調不良を訴えたバナディス嬢を医務室へ連れて行くところでした。
途中、トイレに行きたいと言ったので外で待っていましたがいつまで経っても出てこないので様子を見に行くといなくなっていました」
「バナディス嬢はご自分の足で正門から出て行くところが映像に残っていますし、同行者も怪しい者の姿も映っていません」
「あのシビュレーとかいう娘が何かしたに違いないんだ! 元々娘はシビュレーを怖がっていたんだぞ、それを放置していたからこんなことになったんだ!」
グロリアがいる学園に戻るのを反対していたバナディス伯爵はマルデルの言葉に押し切られたのを後悔していた。
『大丈夫よ~、明日からティウが学園に行くから守ってくれるんだもん。アタシがいなかったらティウが寂しがっちゃうの』
『しかし、面会の申し込みは断られたって言ってただろう?』
『会えば絶対に大丈夫なの。それにね、みんなには隠してるけどティウは全属性の適性があるから、何があっても負けないって知ってるの』
『しかし、この間はあの小娘に負けたんだろ?』
『あれは不意をつかれただけだよ。ホント姑息な奴よねぇ、マジでムカつく』
「シビュレーは放課後までずっと多くの生徒や教師が目撃していますが、何の問題もなく無関係だと断言できます」
「聴聞会を開かせる! 一定数の署名さえあれば強制的に聴聞会を開かせることができたよな」
「署名を集めるのも申請するのも自由ですが、それはおやめになられた方が良いですね。マーウォルス達全員が学園に戻ってきてから話し合いの場を持つ予定でいますが、公の場で行うのはお嬢様の将来に傷がつくことになりかねません」
「は! 例のオリーとやらの証言だろうがそんなもので誤魔化されんぞ! 絶対にシビュレーを引き摺り出して地獄に落としてやる」
捨て台詞を吐いたバナディス伯爵が立ち上がり学園長室を出て行った。
「困りましたね」
ソファに沈み込んで大きな溜息をついたヘニルが天井を見つめながら呟いた。
「音声しかなくてもアレを奴らに聞かせてやればこんな事にはならなかった⋯⋯国王の泣き落としに兄上が甘い顔なんかするから」
「ルーン魔術が関わってる可能性があったから、強く出て大騒ぎになっては困ると思ったんだけどなあ」
「それはもう終わった事ですし⋯⋯陛下のところに行って来るしかないのではありませんか?」
「だね、これから行って来るよ」
渋々立ち上がったヘニルが鞄を持って学園長室を出て行った。
チャンス到来とばかりに前に出てきたソーニャ。
「ここにいる生徒であの時現場にいたのは誰だ? そこにいる自称被害者以外でそういう奴がいるなら話を聞こう」
「ひっどーい、マルデルは本当の被害者だもん」
顔を覆って『えーん、えーん』と嘘泣きをするマルデルを見たグロリアは吹き出しかけた。
(いやいやいやいや、嘘泣きにしても『えーん』はない! 騙される人は⋯⋯意外にいるんだ~、おっどろき~!)
呆れていたグロリアの耳が『マルデル嬢が可哀想』と言う声を拾った。他にも『言い過ぎ』だの『女の子を泣かすなんて!』と言う声も聞こえる。
(全部男子生徒だけどね~、こう言うのに騙されるのはいつだって男だよ)
「証拠は? 本人の発言だけでは証拠にはならないから、それ以外の証拠を出してくれ。噂と推測以外の話ができるなら話を聞こう」
「それは⋯⋯だって、そうとしか」
生徒達が顔を見合わせて頷き合っていた。
「その場にいなかった人間が本当なのか間違いなのかの判別もできない僅かばかりの話で結果を引き出し断罪してるってことか?
どこから湧いて出たのかもわからない噂に振り回されて?
悪いがそんなあやふやな話を聞くのは遠慮する、話にならんね」
「でも、それ以外には考えられないんですから!」
「なんとかって言う教授に聞いてみたらどうだ? まだ学園にいるんだろ?」
「オリー教授はシュビレーに騙されてるそうだから聞いても無駄ですよ」
何を言っても埒があかないこの状況に嫌気がさしてきた。
「あの時って、複数対一人だったんですけどそれでも私から何か仕掛けると思います? それから、私がマルデルさんを虐めた事になってますけど噂ではなく目撃した人っていますか?」
「みんなぁ、誤魔化されちゃダメだよ。この人って周りに人がいない時を狙って虐めてくるんだからね! マルデルはいっつも一人の時を狙われたんだもん。
殴ったり蹴ったり髪を掴んだり⋯⋯すっごく怖いんだよ~」
エグエグと鳴き真似をするマルデルがジェニの胸に飛び込もうとしてかわされた。
「あら、そうだったの? では確認しましょうね。この学園には魔導具による映像が残されているから、いつ頃かどの辺りだったか教えてくれるかしら?」
「エイル先生!」
教室の後ろの出入り口近くで騒いでいた生徒達はエイルの声を聞いて飛び上がった。
「マーウォルスが早退することになったから様子を見にきたんだけど、ちょうど良かったわ。入学前の資料に記載されているから知ってると思うけど、この学園は防犯のために魔導具が設置されているの。
あなた達が入学した日から今日までの全ての映像が残ってるから調べれば出てくる可能性が高いわ。
それさえ出てくればバナディスの言う話に僅かばかりの信憑性が出てくるんじゃないかしら?」
(えー、マジかあ。ブロック&エイトリ兄弟を探してたのとかも残ってるって事? それはまずいかも)
「マルデル嬢、良かったですね! これでシビュレーは言い逃れできなくなるから、もう怯える必要なんかなくなるじゃないですか!」
「虐めをする生徒なんか退学にしてしまえばいいし」
「場所がわかれば時期があやふやでも問題ないわよ」
無表情のエイルからマルデルが顔を背けた。
「それは⋯⋯怖くってよく覚えてないから」
「では、学園長室でゆっくり話を聞きましょうか。一つずつ場所を潰していけば思い出せるはずだもの」
「酷い、なんでみんなしてマルデルを虐めるの!?」
「はぁ?」「ええっ?」
「今まではただの噂だったけど、バナディスは自分から『人がいない時に虐められた』って言ったでしょう? その内容もはっきり『殴ったり蹴ったり髪を掴んだり』とね。
噂の出所を調べても特定の人に行き着くばかりで困ってたんだけど、これで漸く調べられるわ」
「エイル先生、その人って誰ですか?」
「今は男子生徒と女生徒が共謀してたとしか言えないし、公表するのはもう少し後になるわ。虐めの事実確認をするのと一緒に、その人達が流していた話の真偽を調べることになるはずだから」
「わ、私まだ本調子じゃないから今日は無理! 早く帰らなくちゃお父様に心配をかけちゃうもん」
「さっきまであんなに元気だったのに? では、医務室へ行きましょう。ジニー・アボット医師もおられるしロズウェル先生にもきていただけばいいかもね」
医務室に行く途中でトイレに行くと言ったまま姿を消したマルデルは行方がわからなくなった。
「病み上がりの娘を追い詰めるとはどういう了見だ!!」
「虐めを受けたと自己申告があった直後体調不良を訴えたバナディス嬢を医務室へ連れて行くところでした。
途中、トイレに行きたいと言ったので外で待っていましたがいつまで経っても出てこないので様子を見に行くといなくなっていました」
「バナディス嬢はご自分の足で正門から出て行くところが映像に残っていますし、同行者も怪しい者の姿も映っていません」
「あのシビュレーとかいう娘が何かしたに違いないんだ! 元々娘はシビュレーを怖がっていたんだぞ、それを放置していたからこんなことになったんだ!」
グロリアがいる学園に戻るのを反対していたバナディス伯爵はマルデルの言葉に押し切られたのを後悔していた。
『大丈夫よ~、明日からティウが学園に行くから守ってくれるんだもん。アタシがいなかったらティウが寂しがっちゃうの』
『しかし、面会の申し込みは断られたって言ってただろう?』
『会えば絶対に大丈夫なの。それにね、みんなには隠してるけどティウは全属性の適性があるから、何があっても負けないって知ってるの』
『しかし、この間はあの小娘に負けたんだろ?』
『あれは不意をつかれただけだよ。ホント姑息な奴よねぇ、マジでムカつく』
「シビュレーは放課後までずっと多くの生徒や教師が目撃していますが、何の問題もなく無関係だと断言できます」
「聴聞会を開かせる! 一定数の署名さえあれば強制的に聴聞会を開かせることができたよな」
「署名を集めるのも申請するのも自由ですが、それはおやめになられた方が良いですね。マーウォルス達全員が学園に戻ってきてから話し合いの場を持つ予定でいますが、公の場で行うのはお嬢様の将来に傷がつくことになりかねません」
「は! 例のオリーとやらの証言だろうがそんなもので誤魔化されんぞ! 絶対にシビュレーを引き摺り出して地獄に落としてやる」
捨て台詞を吐いたバナディス伯爵が立ち上がり学園長室を出て行った。
「困りましたね」
ソファに沈み込んで大きな溜息をついたヘニルが天井を見つめながら呟いた。
「音声しかなくてもアレを奴らに聞かせてやればこんな事にはならなかった⋯⋯国王の泣き落としに兄上が甘い顔なんかするから」
「ルーン魔術が関わってる可能性があったから、強く出て大騒ぎになっては困ると思ったんだけどなあ」
「それはもう終わった事ですし⋯⋯陛下のところに行って来るしかないのではありませんか?」
「だね、これから行って来るよ」
渋々立ち上がったヘニルが鞄を持って学園長室を出て行った。
0
お気に入りに追加
209
あなたにおすすめの小説
「やり直しなんていらねえ!」と追放されたけど、セーブ&ロードなしで大丈夫?~崩壊してももう遅い。俺を拾ってくれた美少女パーティと宿屋にいく~
風白春音
ファンタジー
セーブ&ロードという唯一無二な魔法が使える冒険者の少年ラーク。
そんなラークは【デビルメイデン】というパーティーに所属していた。
ラークのお陰で【デビルメイデン】は僅か1年でSランクまで上り詰める。
パーティーメンバーの為日夜セーブ&ロードという唯一無二の魔法でサポートしていた。
だがある日パーティーリーダーのバレッドから追放宣言を受ける。
「いくらやり直しても無駄なんだよ。お前よりもっと戦力になる魔導士見つけたから」
「え!? いやでも俺がいないと一回しか挑戦できないよ」
「同じ結果になるなら変わらねえんだよ。出ていけ無能が」
他のパーティーメンバーも全員納得してラークを追放する。
「俺のスキルなしでSランクは難しかったはずなのに」
そう呟きながらラークはパーティーから追放される。
そしてラークは同時に個性豊かな美少女達に勧誘を受け【ホワイトアリス】というパーティーに所属する。
そのパーティーは美少女しかいなく毎日冒険者としても男としても充実した生活だった。
一方バレッド率いる【デビルメイデン】はラークを失ったことで徐々に窮地に追い込まれていく。
そしてやがて最低Cランクへと落ちぶれていく。
慌てたバレッド達はラークに泣きながら土下座をして戻ってくるように嘆願するがもう時すでに遅し。
「いや俺今更戻る気ないから。知らん。頑張ってくれ」
ラークは【デビルメイデン】の懇願を無視して美少女達と楽しく冒険者ライフを送る。
これはラークが追放され【デビルメイデン】が落ちぶれていくのと同時にラークが無双し成り上がる冒険譚である。
出来損ない王女(5歳)が、問題児部隊の隊長に就任しました
瑠美るみ子
ファンタジー
魔法至上主義のグラスター王国にて。
レクティタは王族にも関わらず魔力が無かったため、実の父である国王から虐げられていた。
そんな中、彼女は国境の王国魔法軍第七特殊部隊の隊長に任命される。
そこは、実力はあるものの、異教徒や平民の魔法使いばかり集まった部隊で、最近巷で有名になっている集団であった。
王国魔法のみが正当な魔法と信じる国王は、国民から英雄視される第七部隊が目障りだった。そのため、褒美としてレクティタを隊長に就任させ、彼女を生贄に部隊を潰そうとした……のだが。
「隊長~勉強頑張っているか~?」
「ひひひ……差し入れのお菓子です」
「あ、クッキー!!」
「この時間にお菓子をあげると夕飯が入らなくなるからやめなさいといつも言っているでしょう! 隊長もこっそり食べない! せめて一枚だけにしないさい!」
第七部隊の面々は、国王の思惑とは反対に、レクティタと交流していきどんどん仲良くなっていく。
そして、レクティタ自身もまた、変人だが魔法使いのエリートである彼らに囲まれて、英才教育を受けていくうちに己の才能を開花していく。
ほのぼのとコメディ七割、戦闘とシリアス三割ぐらいの、第七部隊の日常物語。
*小説家になろう・カクヨム様にても掲載しています。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
下げ渡された婚約者
相生紗季
ファンタジー
マグナリード王家第三王子のアルフレッドは、優秀な兄と姉のおかげで、政務に干渉することなく気ままに過ごしていた。
しかしある日、第一王子である兄が言った。
「ルイーザとの婚約を破棄する」
愛する人を見つけた兄は、政治のために決められた許嫁との婚約を破棄したいらしい。
「あのルイーザが受け入れたのか?」
「代わりの婿を用意するならという条件付きで」
「代わり?」
「お前だ、アルフレッド!」
おさがりの婚約者なんて聞いてない!
しかもルイーザは誰もが畏れる冷酷な侯爵令嬢。
アルフレッドが怯えながらもルイーザのもとへと訪ねると、彼女は氷のような瞳から――涙をこぼした。
「あいつは、僕たちのことなんかどうでもいいんだ」
「ふたりで見返そう――あいつから王位を奪うんだ」
転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
城で侍女をしているマリアンネと申します。お給金の良いお仕事ありませんか?
甘寧
ファンタジー
「武闘家貴族」「脳筋貴族」と呼ばれていた元子爵令嬢のマリアンネ。
友人に騙され多額の借金を作った脳筋父のせいで、屋敷、領土を差し押さえられ事実上の没落となり、その借金を返済する為、城で侍女の仕事をしつつ得意な武力を活かし副業で「便利屋」を掛け持ちしながら借金返済の為、奮闘する毎日。
マリアンネに執着するオネエ王子やマリアンネを取り巻く人達と様々な試練を越えていく。借金返済の為に……
そんなある日、便利屋の上司ゴリさんからの指令で幽霊屋敷を調査する事になり……
武闘家令嬢と呼ばれいたマリアンネの、借金返済までを綴った物語
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる