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第一章
51.素が出た『ゲニウスの本』と新し物好きのヘル
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【ああ、ワシもそうじゃがアイツらもあの暴君には二度と関わりたくない言うとるし、ちょびっと残っとる繋がりを誰か消してくれんかなーと思っとるくらいじゃけん】
尊大な話し方で威厳を保っていたらしい『本』が段々素に近付いているようで地方のお爺ちゃんのような話し方になってきた。
「ムニンはただの阿呆だがフギンは策士だからなぁ、信用する気にはなれん」
【阿呆じゃが使い方があるけんえーじゃろ? なんせ記憶容量はピカイチじゃし、信用できんなら契約で縛ったらええで?】
「オーディンとの繋がりが残ったまま契約するのは危険じゃね?」
【グロリアがもう直ぐできるようになるけん、それを待ったらええんよ。アレはちいと痛いけんやりとうないけど⋯⋯あ、教えるって! ちゃーんとできるようになるけんね。ワシびびっとらんし、嘘も教えんけん。
そしたらアイツらを使役できるようになるんで?】
「「⋯⋯はあ?」」
「てめえ、そんなことができるんならなんでもっと早く言わねえんだよ!」
【もうちょっとお勉強が進んだらお願いしようかなあって思うとったんよ。今はまだちょっと無理かなーって。それに⋯⋯ちょっとばかし痛いし。あ、でも、やるけんね。ちゃーんと説明するし、頑張るけん】
「お前が信用できるかどうかが問題だよな」
【あ、スレイプニルの情報は? あの子の言葉なら信用できるじゃろ?】
雌馬に化けたロキと雄馬・スヴァジルファリの子供で、オーディンの愛馬。8本の脚を持ち空を飛ぶことができる。
「アイツはラグナロクで行方不明になった」
【フェンリルに飲み込まれたって言う奴もおるみたいじゃが、ちゃーんと逃げたけん】
「喰うわけねえだろ? 半分は兄弟なんだからよお」
【父ちゃんが母ちゃんになっとるがのう。あ、ご、ごめん。神界じゃそんなん普通じゃもんね】
ジェニに睨まれた本が慌てて謝った。
【人間の英雄シグルズに与えられた名馬グラニが、スレイプニルの子孫じゃったんよねー。んで、今はそれの子孫のとこにおるんよ。あ、これはフギン情報じゃった。
伝言があって、『俺らは敵になるつもりはねえから、耳寄り情報プレゼント』って言っとったわ】
いやーすっかり忘れてたと呑気に話す『本』を持ち上げたジェニが叫んだ。
「どこだ!? 吐け、吐きやがれ!」
【会いに行くんはどうかなー、噂によると結構⋯⋯あ、行ってら~】
目を吊り上げたジェニの気迫に『本』が黙り込んだ。
ヘルに監視役を頼んだジェニがスレイプニルに会いに行くと言うので、グロリアは屋敷に戻ることにした。
「あんまり役に立たなかったなあ」
【グロリアがおらんかったらロ⋯⋯ジェニはスレイプニルに会えんかったよ? ワシ、教えてやるつもりなかったけんね。
それにグロリアには怖~い脅しなんて無理じゃってジェニも知っとるけん。あの話自体がワシへの脅しじゃっただけよね。
ワシ、ポーチの中でおしっこちびるかと思ったもん。あ、ワシ排泄はせんけんポーチの中は大丈夫。ただのイメージじゃけんね】
暴君は大嫌いだが、ジェニの事も嫌いだと言う『本』は、グロリアの利益に繋がると思ったから話したと言って慰めた。
【魔法円が描けるようになったら、暴君との縁が切れるけん頑張ろうね】
「うん」
【それと⋯⋯ワシ、名前が欲しいなあ。『ゲニウスの本』って呼ばれるたびに、ジェニのこわ~い顔が思い浮かぶんよ。ほしたら悪夢に魘されそうで⋯⋯もしワシが寝れたらじゃけどね】
「じゃあ⋯⋯⋯⋯うーん、グリモワールは?」
【ふむふむ、なんかえろうカッコいい名前じゃのう】
「前世の言葉なんだけど、魔術書の事なんだ」
【おー、マルっとそのままじゃのう。ひねりも何もないとこがグロリアらしくて⋯⋯うん、気に入った。いやぁ、これで安心安心】
それから二週間以上経ってもジェニも3匹も帰って来なかった。セティは予想通りメイド達に追いかけ回されるようになり、グロリアの元に遊びにくる暇がなくなった。
時々恨みがましい目でグロリアに助けを求めているが、メイド達のブロックに阻まれたグロリアは近づけないので遠くから手を振って誤魔化している。
どんどん厳しくなっていく家庭教師の授業に辟易しているグロリアの唯一の救いは、ジェニの屋敷でヘルと楽しむお茶会。
取り寄せたと言う懐かしいお菓子や料理が毎回出てきて涙が出るほど嬉しい。
『あ、これって文○堂のカステラ! 実家の近所に店があってね、お姉ちゃんと⋯⋯』
【このザラザラは⋯⋯砂糖か? よきよき】
『ゴ、ゴ◯△バ様のチョコレート!! しかも抹茶味⋯⋯ええっ、限定品なの!? みみ、見た事ないですー!』
【バレンタインとやら言っておったのう】
『な、な、なんで!? これって母さん手作りのコロッケじゃん!!』
【キッチンからいただいてきた。食べたいと言っておったであろう?】
前世を思い出すまでは今世の食生活や生活環境に不満など一切なかったグロリアだが、今はしょっちゅう夢に見る。
料理・飲み物・お菓子。テレビ・携帯・パソコン。Wikiさんがどれほど優秀だったか⋯⋯。
【化粧水というものはどうじゃ?】
『あ、ああ! シャンプーとトリートメントまで!! ヘルって流石女の子!! 凄いよ~、凄すぎるぅ。コッコットンまでって至れり尽くせりじゃん!!
ヘルは神様⋯⋯あ、神様って言っても前世で私が信じてた方の神様ね』
【ほっほっほ、この歳になって女の子と言われるとはのう。しかも、前世の神と言えば⋯⋯霧森神社が祀っておるのは⋯⋯ 不老長寿・健康長寿・縁結びの神か】
『うん、失恋したからこそ同じような苦しみを後の人達には味わせたくないから恋愛の神様になったって言われてるの』
【その割にはグロリアは恋愛オンチじゃのう。ほっほっほ】
前世の本談義に花を咲かせ、不思議なものを見たというヘルの質問に答えた。
『それは自走式の掃除機で、ル○バって言うの。えっ、違う違う。猫はセットでついてこないよ⋯⋯ああ、確かにイオルを乗せたら可愛いかも。でも、猫ならマーナじゃないの?⋯⋯あ、追放されてるのか』
イオルの未来が想像できた。無理矢理ル◯バに乗せられてマーナに睨まれ⋯⋯。
『え? 屋敷の中で自転車に乗ってるの? ああ、そっか。この世界の道って凸凹だもんね。えー、キックスケーターはやめた方がいいよお。ヘルの妖艶なイメージが崩れ落ちると思うもん。電動? 凄すぎ⋯⋯充電ってどう⋯⋯あ、雷魔法ね。そ、そっか』
どんどん近代化していくヘルの屋敷に憧れの目を向けていたグロリアの前に、ボロボロの服を纏い全身傷だらけであちこちから血を流しているジェニが現れた。
「ジェニ!!」
尊大な話し方で威厳を保っていたらしい『本』が段々素に近付いているようで地方のお爺ちゃんのような話し方になってきた。
「ムニンはただの阿呆だがフギンは策士だからなぁ、信用する気にはなれん」
【阿呆じゃが使い方があるけんえーじゃろ? なんせ記憶容量はピカイチじゃし、信用できんなら契約で縛ったらええで?】
「オーディンとの繋がりが残ったまま契約するのは危険じゃね?」
【グロリアがもう直ぐできるようになるけん、それを待ったらええんよ。アレはちいと痛いけんやりとうないけど⋯⋯あ、教えるって! ちゃーんとできるようになるけんね。ワシびびっとらんし、嘘も教えんけん。
そしたらアイツらを使役できるようになるんで?】
「「⋯⋯はあ?」」
「てめえ、そんなことができるんならなんでもっと早く言わねえんだよ!」
【もうちょっとお勉強が進んだらお願いしようかなあって思うとったんよ。今はまだちょっと無理かなーって。それに⋯⋯ちょっとばかし痛いし。あ、でも、やるけんね。ちゃーんと説明するし、頑張るけん】
「お前が信用できるかどうかが問題だよな」
【あ、スレイプニルの情報は? あの子の言葉なら信用できるじゃろ?】
雌馬に化けたロキと雄馬・スヴァジルファリの子供で、オーディンの愛馬。8本の脚を持ち空を飛ぶことができる。
「アイツはラグナロクで行方不明になった」
【フェンリルに飲み込まれたって言う奴もおるみたいじゃが、ちゃーんと逃げたけん】
「喰うわけねえだろ? 半分は兄弟なんだからよお」
【父ちゃんが母ちゃんになっとるがのう。あ、ご、ごめん。神界じゃそんなん普通じゃもんね】
ジェニに睨まれた本が慌てて謝った。
【人間の英雄シグルズに与えられた名馬グラニが、スレイプニルの子孫じゃったんよねー。んで、今はそれの子孫のとこにおるんよ。あ、これはフギン情報じゃった。
伝言があって、『俺らは敵になるつもりはねえから、耳寄り情報プレゼント』って言っとったわ】
いやーすっかり忘れてたと呑気に話す『本』を持ち上げたジェニが叫んだ。
「どこだ!? 吐け、吐きやがれ!」
【会いに行くんはどうかなー、噂によると結構⋯⋯あ、行ってら~】
目を吊り上げたジェニの気迫に『本』が黙り込んだ。
ヘルに監視役を頼んだジェニがスレイプニルに会いに行くと言うので、グロリアは屋敷に戻ることにした。
「あんまり役に立たなかったなあ」
【グロリアがおらんかったらロ⋯⋯ジェニはスレイプニルに会えんかったよ? ワシ、教えてやるつもりなかったけんね。
それにグロリアには怖~い脅しなんて無理じゃってジェニも知っとるけん。あの話自体がワシへの脅しじゃっただけよね。
ワシ、ポーチの中でおしっこちびるかと思ったもん。あ、ワシ排泄はせんけんポーチの中は大丈夫。ただのイメージじゃけんね】
暴君は大嫌いだが、ジェニの事も嫌いだと言う『本』は、グロリアの利益に繋がると思ったから話したと言って慰めた。
【魔法円が描けるようになったら、暴君との縁が切れるけん頑張ろうね】
「うん」
【それと⋯⋯ワシ、名前が欲しいなあ。『ゲニウスの本』って呼ばれるたびに、ジェニのこわ~い顔が思い浮かぶんよ。ほしたら悪夢に魘されそうで⋯⋯もしワシが寝れたらじゃけどね】
「じゃあ⋯⋯⋯⋯うーん、グリモワールは?」
【ふむふむ、なんかえろうカッコいい名前じゃのう】
「前世の言葉なんだけど、魔術書の事なんだ」
【おー、マルっとそのままじゃのう。ひねりも何もないとこがグロリアらしくて⋯⋯うん、気に入った。いやぁ、これで安心安心】
それから二週間以上経ってもジェニも3匹も帰って来なかった。セティは予想通りメイド達に追いかけ回されるようになり、グロリアの元に遊びにくる暇がなくなった。
時々恨みがましい目でグロリアに助けを求めているが、メイド達のブロックに阻まれたグロリアは近づけないので遠くから手を振って誤魔化している。
どんどん厳しくなっていく家庭教師の授業に辟易しているグロリアの唯一の救いは、ジェニの屋敷でヘルと楽しむお茶会。
取り寄せたと言う懐かしいお菓子や料理が毎回出てきて涙が出るほど嬉しい。
『あ、これって文○堂のカステラ! 実家の近所に店があってね、お姉ちゃんと⋯⋯』
【このザラザラは⋯⋯砂糖か? よきよき】
『ゴ、ゴ◯△バ様のチョコレート!! しかも抹茶味⋯⋯ええっ、限定品なの!? みみ、見た事ないですー!』
【バレンタインとやら言っておったのう】
『な、な、なんで!? これって母さん手作りのコロッケじゃん!!』
【キッチンからいただいてきた。食べたいと言っておったであろう?】
前世を思い出すまでは今世の食生活や生活環境に不満など一切なかったグロリアだが、今はしょっちゅう夢に見る。
料理・飲み物・お菓子。テレビ・携帯・パソコン。Wikiさんがどれほど優秀だったか⋯⋯。
【化粧水というものはどうじゃ?】
『あ、ああ! シャンプーとトリートメントまで!! ヘルって流石女の子!! 凄いよ~、凄すぎるぅ。コッコットンまでって至れり尽くせりじゃん!!
ヘルは神様⋯⋯あ、神様って言っても前世で私が信じてた方の神様ね』
【ほっほっほ、この歳になって女の子と言われるとはのう。しかも、前世の神と言えば⋯⋯霧森神社が祀っておるのは⋯⋯ 不老長寿・健康長寿・縁結びの神か】
『うん、失恋したからこそ同じような苦しみを後の人達には味わせたくないから恋愛の神様になったって言われてるの』
【その割にはグロリアは恋愛オンチじゃのう。ほっほっほ】
前世の本談義に花を咲かせ、不思議なものを見たというヘルの質問に答えた。
『それは自走式の掃除機で、ル○バって言うの。えっ、違う違う。猫はセットでついてこないよ⋯⋯ああ、確かにイオルを乗せたら可愛いかも。でも、猫ならマーナじゃないの?⋯⋯あ、追放されてるのか』
イオルの未来が想像できた。無理矢理ル◯バに乗せられてマーナに睨まれ⋯⋯。
『え? 屋敷の中で自転車に乗ってるの? ああ、そっか。この世界の道って凸凹だもんね。えー、キックスケーターはやめた方がいいよお。ヘルの妖艶なイメージが崩れ落ちると思うもん。電動? 凄すぎ⋯⋯充電ってどう⋯⋯あ、雷魔法ね。そ、そっか』
どんどん近代化していくヘルの屋敷に憧れの目を向けていたグロリアの前に、ボロボロの服を纏い全身傷だらけであちこちから血を流しているジェニが現れた。
「ジェニ!!」
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