88 / 93
88.聖女リチャード爆誕
しおりを挟む
「ご指名を受けてしまいましたからには、聖女の儀式を遂行致しますわ」
優雅なカーテシーでその場の騒ぎを抑え込んだのはセアラだった。
「おお、流石セアラ様! 次期聖女の自覚が既に目覚めておられたとは」
大司教はギラギラと輝く目で皇太子と側近達を威圧しながらセアラを神殿の中心に跪かせた。
神官達の手を借りて因縁のティアラやブレスレットを身につけて大司教から聖女の唱える祝詞を習った。
「偉大にして慈悲深き神の御前にて申し上げ奉ります。世界中の人々に神の祝福を⋯⋯帝国と王国の未来永劫続く和平を」
セアラが勝手に内容を変えた祝詞に大司教が怒鳴り声を上げようとした時、セアラの手元から眩いばかりの光が広がり、その一筋が神の像の額に当たった。
「なんと、伝説の通りの光が!」
「本物の聖女様だ!!」
セアラに向かって頭を垂れる神官達と信者達。
「セアラ様、我が聖女様⋯⋯ワシの目に狂いはなかった⋯⋯」
「儀式は失敗すると言っていったではないか⋯⋯だから準備も既に終わらせて」
マドナーヤク・ダイヤモンドのついたバクルスを持ち小走りにやって来た大司教がセアラの前で跪いた。
「この貴石を手に⋯⋯世界の全てを我が手にと神に誓うのです。さあ、早く!!」
「わたくしが真の聖女かどうかどうしてわかりますの?」
「何を仰せに! 先程の光はまさに聖女の証でございます。宝物が奪われてから300年⋯⋯漸く現れた神の啓示の御印でございます」
「まさか! 何かの間違いですわ」
「いや、わしの目に狂いはない。イーバリス教会大司教として宣言致しますぞ。聖女の光を宿したセアラ様こそが真の聖女!」
(確約、いただきました)
「アリエノール様、宜しければ試してご覧になられますか?」
「わたくしが?」
「はい、皇太子殿下はアリエノール様が新聖女になられることをお望みでいらっしゃいますし、試してみられては如何かと」
セアラ達に見つめられた皇太子がガクガクと首を縦に振った。
「そう、是非とも試してもらいたい。もしもの時は二人聖女としても構わんのだし」
「馬鹿な事を申すな、聖女は当代に一人と決まっておるわ!!」
言葉も乱れた大司教が皇太子に掴みかかり護衛と神官を巻き込んで乱闘になった。
パンパン⋯⋯。
「神聖な神殿と伺っておりましたのに、争いはお辞めになられた方が宜しいかと存じます」
大きな音で手を叩いたセアラがティアラをアリエノールに手渡しブレスレットも外し王女の腕に嵌めた。簡単な説明を聞いたアリエノールが跪く。
鼻で笑う大司教と期待に満ちた顔の皇太子の前でアリエノールも煌びやかな光を発した。
「おお、アリエノール王女も聖女の光を!!」
無表情のセアラとアリエノールは大司教達の驚きの顔を無視したまま手近にいた女性全てで次々に儀式を行なっていく。ウルリカ、イリス、メアリーアン。アリエノールやウルリカの専属侍女も⋯⋯。
「どう言うことだ!? 宝物があれば誰でも聖女になれると言うことか?」
「わ、私もやる! だって私が次期聖女だったんだもの!!」
エディスが神殿の中に駆け込んで来た。ティアラやブレスレットを身につけネックレスや指輪をもぎ取り跪く。
「⋯⋯なんで⋯⋯何で光らないの!? 使用人でさえ出来たのに!!」
セアラが呆然としているエディスからティアラとブレスレットを外して⋯⋯リチャードにつけた。
「な、何をしておる! 王子は男ではないか!!」
茶目っ気たっぷりに笑ったセアラがリチャードの手を引いて神殿中央に跪かせる。
「さあ、祝詞を」
「偉大にして慈悲深き神の御前にて申し上げ奉ります。王国に未来永劫続く平和を。帝国との間に愚かな戦など起こりませんよう願います」
「おお!! 光ったぞおー!」
入り口にいた信者が大声で叫び神殿の外へと伝わっていく。
「誰でも光るのか!?」
「次期聖女は光らなかったそうだぞ」
「王国の者全員が光らせたんだそうだ」
驚愕の顔で床に座り込む大司教と事態を収拾できないで青褪めた皇太子の周りでは指示を待つ神官や側近達がオロオロしていた。
「どういたしますか?」
「開戦は?」
「皇帝は合図をお待ちです。儀式は失敗として良いのでしょうか?」
今頃は開戦のための合図が届くのを待っているはずの皇帝や軍隊はウズウズとしている頃だろう。
「ぎ、儀式は⋯⋯」
「儀式が失敗したと言う証明は出来ますでしょうか? わたくし達は皆様が聖女の光を見たとはっきりと口にされるのを耳にいたしました。入り口近くにおられる信者の方々も目にしておられ、その様子は外におられる信者の方達に伝わっていることでしょう。
この状況で『儀式が失敗した、その責めを王国取らせなければならない』などとお考えになられるはずはないと信じておりますが⋯⋯いかがなものでしょうか?」
「⋯⋯イカサマだ。王国はイカサマで帝国とイーバリス教会を愚弄した。それを理由として」
「開戦ですか? 帝国は随分と弱い理由で他国を侵略なさるのですね。ならば、イカサマだと証明していただきましょう。その上で昔は真に聖女が神の啓示を受けていたと証明してくださいませ。
数年前までは不定期であっても神の啓示があったと聞き及んでおります。それが真に神の啓示によるものであったと証明してくださいませ」
「セアラ殿は我が教団が嘘を伝えていたと申すのか?」
「まさか、そのような事は申しません。神の啓示かイカサマなのかわたくしには判別がつきませんもの」
この場にそぐわない非常に可愛らしいセアラの最上級の笑顔に、リチャードやアリエノール達が笑いを堪えた。
「ただ、気になっている事はございますの⋯⋯襲撃の際教会から奪われたとされているものの中に強い幻覚を見せる薬品が複数ありましたでしょう? それが教会所有の物だと今日の時点で認められております。一体何にお使いになられていたのか⋯⋯お教え頂ければ恐縮ですわ」
「何のことを言っておるのか⋯⋯教会がそのような危険な薬物を所持していたなどと言いがかりも甚だしい!」
「先ほど亡くなられた当代の聖女様。長年の激務だけであのようなお姿になられたのですかしら?」
「どう言う意味だ!?」
「手足が震え虚な目は人と視点が合わず、宝物を身につける際もまるで操り人形のようでした。それなのに祝詞を唱えるお声ははっきりとしておいででした。
本当に、激務のせいや神力に耐えられなかったなどと言う理由で亡くなられたのですか? 今後の聖女様の為に詳しくお調べになられた方が良いのではありませんか」
「⋯⋯」
「それと、わたくしから謝罪しなくてはいけないかもと思っていることがございますの。
実は木箱に入っていたものの中でわたくしが持ったままお返ししていない物が一つありましたの。
資料にも載っておりませんし間違って紛れ込んだものかもしれないなぁと思って別にしており⋯⋯そのまますっかり忘れて。
この鏡なのですが、調べた所大層古いもので教会の儀式にお使いだったのかもしれないと一応持って参りました」
「⋯⋯それは、いやそんなはずは」
「木箱に入っていた中でたった一つだけ装飾も何もないとても小さい鏡なのですけれど、以前教会から頂いた資料にも載っていませんでしたし、昨日の会議でも出て来ませんでしたでしょう?
なので関係のない物だとは思ったのですけれど、光をとてもよく反射するので、とても面白い使い方を思いついたんです」
「き、貴様⋯⋯まさか」
優雅なカーテシーでその場の騒ぎを抑え込んだのはセアラだった。
「おお、流石セアラ様! 次期聖女の自覚が既に目覚めておられたとは」
大司教はギラギラと輝く目で皇太子と側近達を威圧しながらセアラを神殿の中心に跪かせた。
神官達の手を借りて因縁のティアラやブレスレットを身につけて大司教から聖女の唱える祝詞を習った。
「偉大にして慈悲深き神の御前にて申し上げ奉ります。世界中の人々に神の祝福を⋯⋯帝国と王国の未来永劫続く和平を」
セアラが勝手に内容を変えた祝詞に大司教が怒鳴り声を上げようとした時、セアラの手元から眩いばかりの光が広がり、その一筋が神の像の額に当たった。
「なんと、伝説の通りの光が!」
「本物の聖女様だ!!」
セアラに向かって頭を垂れる神官達と信者達。
「セアラ様、我が聖女様⋯⋯ワシの目に狂いはなかった⋯⋯」
「儀式は失敗すると言っていったではないか⋯⋯だから準備も既に終わらせて」
マドナーヤク・ダイヤモンドのついたバクルスを持ち小走りにやって来た大司教がセアラの前で跪いた。
「この貴石を手に⋯⋯世界の全てを我が手にと神に誓うのです。さあ、早く!!」
「わたくしが真の聖女かどうかどうしてわかりますの?」
「何を仰せに! 先程の光はまさに聖女の証でございます。宝物が奪われてから300年⋯⋯漸く現れた神の啓示の御印でございます」
「まさか! 何かの間違いですわ」
「いや、わしの目に狂いはない。イーバリス教会大司教として宣言致しますぞ。聖女の光を宿したセアラ様こそが真の聖女!」
(確約、いただきました)
「アリエノール様、宜しければ試してご覧になられますか?」
「わたくしが?」
「はい、皇太子殿下はアリエノール様が新聖女になられることをお望みでいらっしゃいますし、試してみられては如何かと」
セアラ達に見つめられた皇太子がガクガクと首を縦に振った。
「そう、是非とも試してもらいたい。もしもの時は二人聖女としても構わんのだし」
「馬鹿な事を申すな、聖女は当代に一人と決まっておるわ!!」
言葉も乱れた大司教が皇太子に掴みかかり護衛と神官を巻き込んで乱闘になった。
パンパン⋯⋯。
「神聖な神殿と伺っておりましたのに、争いはお辞めになられた方が宜しいかと存じます」
大きな音で手を叩いたセアラがティアラをアリエノールに手渡しブレスレットも外し王女の腕に嵌めた。簡単な説明を聞いたアリエノールが跪く。
鼻で笑う大司教と期待に満ちた顔の皇太子の前でアリエノールも煌びやかな光を発した。
「おお、アリエノール王女も聖女の光を!!」
無表情のセアラとアリエノールは大司教達の驚きの顔を無視したまま手近にいた女性全てで次々に儀式を行なっていく。ウルリカ、イリス、メアリーアン。アリエノールやウルリカの専属侍女も⋯⋯。
「どう言うことだ!? 宝物があれば誰でも聖女になれると言うことか?」
「わ、私もやる! だって私が次期聖女だったんだもの!!」
エディスが神殿の中に駆け込んで来た。ティアラやブレスレットを身につけネックレスや指輪をもぎ取り跪く。
「⋯⋯なんで⋯⋯何で光らないの!? 使用人でさえ出来たのに!!」
セアラが呆然としているエディスからティアラとブレスレットを外して⋯⋯リチャードにつけた。
「な、何をしておる! 王子は男ではないか!!」
茶目っ気たっぷりに笑ったセアラがリチャードの手を引いて神殿中央に跪かせる。
「さあ、祝詞を」
「偉大にして慈悲深き神の御前にて申し上げ奉ります。王国に未来永劫続く平和を。帝国との間に愚かな戦など起こりませんよう願います」
「おお!! 光ったぞおー!」
入り口にいた信者が大声で叫び神殿の外へと伝わっていく。
「誰でも光るのか!?」
「次期聖女は光らなかったそうだぞ」
「王国の者全員が光らせたんだそうだ」
驚愕の顔で床に座り込む大司教と事態を収拾できないで青褪めた皇太子の周りでは指示を待つ神官や側近達がオロオロしていた。
「どういたしますか?」
「開戦は?」
「皇帝は合図をお待ちです。儀式は失敗として良いのでしょうか?」
今頃は開戦のための合図が届くのを待っているはずの皇帝や軍隊はウズウズとしている頃だろう。
「ぎ、儀式は⋯⋯」
「儀式が失敗したと言う証明は出来ますでしょうか? わたくし達は皆様が聖女の光を見たとはっきりと口にされるのを耳にいたしました。入り口近くにおられる信者の方々も目にしておられ、その様子は外におられる信者の方達に伝わっていることでしょう。
この状況で『儀式が失敗した、その責めを王国取らせなければならない』などとお考えになられるはずはないと信じておりますが⋯⋯いかがなものでしょうか?」
「⋯⋯イカサマだ。王国はイカサマで帝国とイーバリス教会を愚弄した。それを理由として」
「開戦ですか? 帝国は随分と弱い理由で他国を侵略なさるのですね。ならば、イカサマだと証明していただきましょう。その上で昔は真に聖女が神の啓示を受けていたと証明してくださいませ。
数年前までは不定期であっても神の啓示があったと聞き及んでおります。それが真に神の啓示によるものであったと証明してくださいませ」
「セアラ殿は我が教団が嘘を伝えていたと申すのか?」
「まさか、そのような事は申しません。神の啓示かイカサマなのかわたくしには判別がつきませんもの」
この場にそぐわない非常に可愛らしいセアラの最上級の笑顔に、リチャードやアリエノール達が笑いを堪えた。
「ただ、気になっている事はございますの⋯⋯襲撃の際教会から奪われたとされているものの中に強い幻覚を見せる薬品が複数ありましたでしょう? それが教会所有の物だと今日の時点で認められております。一体何にお使いになられていたのか⋯⋯お教え頂ければ恐縮ですわ」
「何のことを言っておるのか⋯⋯教会がそのような危険な薬物を所持していたなどと言いがかりも甚だしい!」
「先ほど亡くなられた当代の聖女様。長年の激務だけであのようなお姿になられたのですかしら?」
「どう言う意味だ!?」
「手足が震え虚な目は人と視点が合わず、宝物を身につける際もまるで操り人形のようでした。それなのに祝詞を唱えるお声ははっきりとしておいででした。
本当に、激務のせいや神力に耐えられなかったなどと言う理由で亡くなられたのですか? 今後の聖女様の為に詳しくお調べになられた方が良いのではありませんか」
「⋯⋯」
「それと、わたくしから謝罪しなくてはいけないかもと思っていることがございますの。
実は木箱に入っていたものの中でわたくしが持ったままお返ししていない物が一つありましたの。
資料にも載っておりませんし間違って紛れ込んだものかもしれないなぁと思って別にしており⋯⋯そのまますっかり忘れて。
この鏡なのですが、調べた所大層古いもので教会の儀式にお使いだったのかもしれないと一応持って参りました」
「⋯⋯それは、いやそんなはずは」
「木箱に入っていた中でたった一つだけ装飾も何もないとても小さい鏡なのですけれど、以前教会から頂いた資料にも載っていませんでしたし、昨日の会議でも出て来ませんでしたでしょう?
なので関係のない物だとは思ったのですけれど、光をとてもよく反射するので、とても面白い使い方を思いついたんです」
「き、貴様⋯⋯まさか」
12
お気に入りに追加
719
あなたにおすすめの小説
婚約破棄をしてくれた王太子殿下、ありがとうございました
hikari
恋愛
オイフィア王国の王太子グラニオン4世に婚約破棄された公爵令嬢アーデルヘイトは王国の聖女の任務も解かれる。
家に戻るも、父であり、オルウェン公爵家当主のカリオンに勘当され家から追い出される。行き場の無い中、豪商に助けられ、聖女として平民の生活を送る。
ざまぁ要素あり。
虐げられた人生に疲れたので本物の悪女に私はなります
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
恋愛
伯爵家である私の家には両親を亡くして一緒に暮らす同い年の従妹のカサンドラがいる。当主である父はカサンドラばかりを溺愛し、何故か実の娘である私を虐げる。その為に母も、使用人も、屋敷に出入りする人達までもが皆私を馬鹿にし、時には罠を這って陥れ、その度に私は叱責される。どんなに自分の仕業では無いと訴えても、謝罪しても許されないなら、いっそ本当の悪女になることにした。その矢先に私の婚約者候補を名乗る人物が現れて、話は思わぬ方向へ・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
島流しされた悪役令嬢は、ゆるい監視の元で自由を満喫します♪
鼻血の親分
恋愛
罪を着せられ島流しされたアニエスは、幼馴染で初恋の相手である島の領主、ジェラール王子とすれ違いの日々を過ごす。しかし思ったよりも緩い監視と特別待遇、そしてあたたかい島民に囲まれて、囚人島でも自由気ままに生きていく。
王都よりよっぽどいいっ!
アニエスはそう感じていた。…が、やがて運命が動き出す。
私を選ばなかったせいで破滅とかざまぁ、おかげで悪役令嬢だった私は改心して、素敵な恋人できちゃった
高岩唯丑
恋愛
ナナは同級生のエリィをいびり倒していた。自分は貴族、エリィは平民。なのに魔法学園の成績はエリィの方が上。こんなの許せない。だからイジメてたら、婚約者のマージルに見つかって、ついでにマージルまで叩いたら、婚約破棄されて、国外追放されてしまう。
ナナは追放されたのち、自分の行いを改心したら、素敵な人と出会っちゃった?!
地獄の追放サバイバルかと思いきや毎日、甘々の生活?!
改心してよかった!
【完結】許婚の子爵令息から婚約破棄を宣言されましたが、それを知った公爵家の幼馴染から溺愛されるようになりました
八重
恋愛
「ソフィ・ルヴェリエ! 貴様とは婚約破棄する!」
子爵令息エミール・エストレが言うには、侯爵令嬢から好意を抱かれており、男としてそれに応えねばならないというのだ。
失意のどん底に突き落とされたソフィ。
しかし、婚約破棄をきっかけに幼馴染の公爵令息ジル・ルノアールから溺愛されることに!
一方、エミールの両親はソフィとの婚約破棄を知って大激怒。
エミールの両親の命令で『好意の証拠』を探すが、侯爵令嬢からの好意は彼の勘違いだった。
なんとかして侯爵令嬢を口説くが、婚約者のいる彼女がなびくはずもなく……。
焦ったエミールはソフィに復縁を求めるが、時すでに遅し──
婚約破棄ですか? ならば国王に溺愛されている私が断罪致します。
久方
恋愛
「エミア・ローラン! お前との婚約を破棄する!」
煌びやかな舞踏会の真っ最中に突然、婚約破棄を言い渡されたエミア・ローラン。
その理由とやらが、とてつもなくしょうもない。
だったら良いでしょう。
私が綺麗に断罪して魅せますわ!
令嬢エミア・ローランの考えた秘策とは!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる