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ファンアート附属小説 小舞ろく様

〇〇しないと出れない部屋 小舞ろく×JTY

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⚠︎これは著者が勝手に「こんな話してそう」の妄想を言語化したものでフィクションそのものです。ご理解ください。

俗に言う夢小説です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ショートショート小説
「〇〇しないと出れない部屋」
小舞ろく×JTY先生編
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

4月3日 
何故か私たちは

「…」

「……」

〇〇をするしかない状態になっていた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

目が覚めると、そこは見なれない景色そのものだった。
見渡す限りの真っ白な空間。
そこに用意されているものは空気と…

「…ここどこ?」
私のママであるJTY先生だけだった。

目が覚めた後の記憶はこうだ。
いつも通り洗濯物を回し、いつも通りご飯を作る。
そして、あらかた他のやることを終え、配信の準備を行っていた。
一人暮らしに慣れつつある今日この頃
OBSの配信ボタンを押したその瞬間、その次が今である。

「…え、え、え?なにここ」

「…え?」

状況をつかみきれない2人
きっと先生の方も、目が覚めたら急に…と言った感じだろう。

「先生、ここって…」

「…あっれ、まじなんで!?おかしいな、さっきまでガンダムUC打ってたはずなのに」

「…は?」

・・・
空白の部屋の中に、存在自体が無駄な無の時間が現れる。
そんな時間を切り裂くように声を荒らげたJTY先生は混乱に付随してか、怒りをあらわにし始める。

「てか何この白い部屋!俺の確変返して!ボタン押したらなんか変な部屋に呼ばれたんだけど!?おかしいんだけど!?」

「おかしいのは先生の方でしょう!?」

「いや…休日くらいパチンコうつし…というかまじさっきまで5万勝ちしてたの!5万あったら焼肉行けるでしょ!?この前の支払い分3回は払えるぞ!?」

「5万はでかい。早く取ってきて。またホルモン屋いこ」

「行きてぇけどここどこだよ!てか…なんでこまいさんとこんな部屋に…」

訳が分からない。
今のところ私とJTY先生がこの部屋にいる共通点はボタンを押したこと。
ただ…別にJTY先生パチンカスは配信をしているわけではないし、ただパチンコを打っていただけらしいし…

というか、本当にこの部屋はなんなの?
私何か変なことした!?私2〇ピー誕生日だよ!

ブォーン
するとその時、会話と思考の間を縫うように、突如白い壁にモニターが2つ現れる。
壁だと思っていたところはどうやらそれだけではなかったらしい。
ひとつのモニター自体はテレビのようなもなのだが、もうひとつは…デジタル時計?
そこには2024年4月3日午前0時と言う言葉が流れていた。

私誕生日じゃん。ハッピーバースデー私

「あーあー……あれ、これ聞こえてる…?えっとー…OBS…と…あ、赤いマーク出てる。あ、あ、写ってる!」

そんな中
警察24時のようなボイスチェンジャー越しの声が部屋に響く。
パネルに映る仮面の男
ガタイはよいものの、どこかよそよそしい雰囲気を感じるそんな印象だった。

しかし、こんな何も無い部屋にモニター…どこかで見たことあるような気もする。
そう、まるでデスゲームのような雰囲気が………ないな。どちらかというと…うーん。なんだっけ?なんかバズってたやつ。

てかこの人配信慣れしてないじゃん。こういうの絶対やった事ない人じゃん。向いてないじゃん。落ち着きないじゃん。ツッコミどころ満載じゃん!

そんな思考を回していることを置いて、男がゆっくりと口を開く。

「ごほん…ここに呼ばれた2人の犠牲者よ…ここはかのSNSでバズりまくった『〇〇しないと出れない部屋』だ。私の趣味と思考、夢小説の為に本人からはカップリングを止められるであろう君たち2人に犠牲になってもらう」

今から君たちには…

〇〇をしてもらう

「「…は?ちょっとまって!?」」

「ということでルーレットスタート!」

真っ白な空間に響く謎の男の素っ頓狂な発言。その掛け声とともに、男のモニターの画面がうつり変わる。
共鳴した2人の声。
そんな2人の声は、何も無い空間に染み渡っていくのだった。

〇〇しないと出れない部屋
果たして…何をしなければいけないのか…
ルーレットが止まる瞬間
2人はすっと、息を飲んだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
パターンα
「焼肉をしないと出れない部屋」

「………」

防犯カメラ越しから見える部屋の様子
その奥で2人は…

「先にホルモンから焼くのはヤバくない?網焦げ焦げになるけど」

「……あ、ごめ、何も考えてなかった笑。てか、誕生日おめでとうじゃん」
楽しそうに焼肉を楽しんでいた。

それぞれに用意されたカルーアミルクと翠ジンソーダ。
ジュウジュウと美味しそうな音を奏でながら色がついていく様々な焼肉たち。
香ばしい香りが映像からも伝わってくる。
和気あいあいとしたその様子は、まさに友人との再会。たまたま久しぶりに見かけたから「飯行くか」と軽いノリで集まった状態そのものだった。

楽しそうなのは何よりだ。
しかし…しかし……

期待してたものと違う。
全然違う!なぜこうなった!?
〇〇しないと出れない部屋ってもっと…こう…何か好きなことを我慢したり、なにか協力をしたり…身体を重ねたり…そして関係値が発展して…オタクの心をこう…あーだこーだ…

あ、煙でカメラ見えんくなってきた。

換気機能はあるものの、ホルモンを焼くあの煙を完璧に防ぎ着ることは出来なかったのか、2人を映像として捉えているカメラが使い物にならなくなりつつあった。
そんなもはや音声だけを伝えるマシーンになったカメラの奥からは、何の変哲もない会話だけが続いていた。

「てか、なんか、〇〇しないと出れない部屋って…もっとこう…あれじゃないの?」

「もっとあれって…私やだよー?絶対やだ!先生とあんなことやこんなこととか…生理的に受け付けない」

「そこまでいう!?まぁ、俺も無理だからお互い解釈一致でよかったけどさ…てか、夢小説の犠牲にとか言うてたし、確実に俺ら2人のこと知ってるよねあの人。こまいさんのリスナー?」

「ほんとそれ、てか私も思ったんだよね、多分リスナーかなって。小説書くリスナーは大概特定できるけど…そこは置いといて。まぁどちらにしろよかったよこの部屋の出る条件が焼肉って。タダで美味しいお肉食べれるしお酒も…あ、新しい飲み物いる?」

「あ、おねがいします…」 

〇〇しないと出れない部屋
しかし、ここはまるで白い部屋ではなく、焼肉チェーン店での光景そのものに見える。

てか!ほんとそーだよ!なーーんで好きなものができてるの!?

…なに?ルーレットになんで焼肉入れてるの!?〇〇しないと出れない部屋だよ!?

…あ、誕生日だから。そりゃそうか。楽しいことしてもらわなきゃねぇーじゃないのよ!?
せっかく来てもらったんだよ!?夢小説なんて自分の好きなことあーだーこーだ御託並べて描くだけじゃん!くんずほぐれつ好きにかいちゃえばいーじゃん!

はぁ?作者がピュアピュアだからそう言うシーン書くと恥ずかしくてダメ?
…そりゃそうか。

てか…まじこれなら韓国フェアとかやってる某チェーン店予約してたって…

てか、俺もあそこに混ざりたい!!
なんでも目の前にこまいさんと先生おってこんなところいるの?
「俺的普通に尊敬してたり推してたりお友達って勝手に思ってるランキング」
の上位にいる2人が目の前にいるのにこうやってデスゲーム風に関わらないといけなかったの!?
俺もホルモン食べたい!
ホルモン焼ながら「ホルモンって焼き加減難しいよね…」みたいな会話したいよ!ねぇ!
おい作者!ふざけんな!俺にあの間に入らせ…はぁ?

今回は小舞ろく×JTY先生だからお前は参加出来ない?ここで見るしかない?てか〇〇×〇〇の間に挟まるのはオタク的にもNGだし、〇〇しないと出れない部屋にもう1人人が出るのは違う?
いつか書かれるかもしれない
小舞ろく×えと
みたいなタイトルになるまでの我慢!?

…なんでだよぉ!俺もあの輪に入りたいよ…せっかくもっと仲良くなれるチャンスなのに…
てか、それだと小舞ろく×えとってその書き方だと少なからず語弊が出るでしょうが!
自分とのカプは違うの!
どっちかって言う自分を出すんだったらこういう小説とかでもさ、物語にどっぷり関係してくる立場じゃなくて、こう…その、少しの描写で楽しそうに会話しているくらいでいいの!解釈不一致!
こういう〇〇しないと出れない部屋みたいなのは違うの!脇役での登場がいいの!
てか、先生とも遊び行きてぇし。なんやねんこの部屋…レモンでもおすそ分けしに行こうかな…

あ、そろそろ時間的にあの牛タン焼き加減良さそう。

ワイワイガヤガヤ

美味しいお酒と美味しい食事
ただ俺は、いつの間にか大好きな2人を傍から見守るだけの謎の男のになってしまった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「…楽しそう。」

しばらくして
頬杖をつき、煙に埋もれた画面に目線を送る。しかし、かすかに見えるその奥で2人は、休むことなく楽しそうに談笑をしていた。

「え、先生まじ!?そうなのー!?」

「まじまじ笑、今度行く時は写真送るわ」

積もる話もあったのだろう。これまでの思い出、苦難、話せることの出来る友だからこその会話がそこにはあった。

…まぁ
こんな表情見れたら、モーマンタイか。
そんなふうにまで覚えを感じる。

部屋の外から聞こえる、春を知らせる鳥の声。
どうやらもう数時間は経過していたらい。
今日は小舞ろくの誕生日
周りを照らすような明るい笑顔が、煙でかすれたここからでもよく見えた。
いつも通りモニターの先で笑う彼女の笑顔は、まさに春そのものだ。

しばらくして、あの宴は幕を閉じた。
もちろん、焼肉をしたのだから、部屋の鍵は空いている。

「んじゃまたねー」

「ういー」

2人はそのまま、春を感じる暖かな陽気の中
自分の時間へと戻っていくのだった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

パターンβ
「キスをしないと出れない部屋」
別途更新予定……?

※リクエスト次第で〇〇の部分が違うパターン書くかも!
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