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52話 決着 ディーン VS ミジョン
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火の玉はさらにこちらに向かって飛んできた。スコップでは防ぎきれず多くの火の玉が落ちてきていた。
ディーラーは、火の玉をよけていたが、ずっとよけ続けることはできず腹部に直撃した。ディーラーはあまりの痛みにその場で崩れた。
「ぐうう・・・がはあ・・・・」
痛みとやけどで苦悶の表情を浮かべた。
「フハハハハハ、解決する術がみあたらないだろう!! これで貴様は終わりだ!! だが、私が奥の手を使うほど追い詰められたのは久しぶりだ!! だから、光栄に思って死ねい!!」
赤い鳥人はなおも火の玉を発射する勢いが落ちてはいなかった。このままではまずいそう思った時だった。
床が抜けたところから、まぶしい光が見えた。すると、次の瞬間、ドーンと爆発音がなった。それと同時に、建物が粉々になって砕け散った。
ディーラーとミジョンはとっさに守りの態勢に入った。だが、いきなりだったため、互いに少し守りに入るのが遅れているようだった。
そして、建物が吹き飛ぶと、同時に土煙が舞った。
少しして、土煙が消えた。すると、建物があった場所の中央に誰かが立っていた。
その者は、ミジョンだった。
ミジョンは何とか赤い鳥人で守り、爆発をしのいだのだった。しかし、爆発によるダメージは大きく見えていた。
「くそ・・・・・ダメージをだいぶ受けちまった・・・・だが、なぜ・・・爆発が起きたのだ・・・訳が・・・分からん」
ミジョンはダメージを受けて苦悶の表情を浮かべながら、なぜ爆発が起きたのか考えていた。
しかし、理由が分からないため考えるのをやめた。また、辺りを見渡したが誰もいないことを確認し、ディーラーが死んだと思った。
(そう。私はディーラーとの戦いに勝利したのだ。)
「フハハハハハ、やったぞ~~私の勝ちだ!!」
ミジョンは、両手をあげて喜んだ。
その時だった。背後のがれきから人が現れ、ミジョンの口はナプキンでふさがれた。
(い・・・一体・・・何者だ・・・!?)
すると、ミジョンの口をふさいだものが発言した。
「俺だよディーラーだよ。まんまと俺の作戦に引っかかったようだな!!」
(さ・・・作戦だと・・・)
「俺は、”墓場のものを盗む”を唱えて、倒れている組織の者を復活させた。しかし、復活させたのはお前を刺した者だけじゃない。実はもう一人復活させておいたんだ。」
「それは、お前が倒した組織の者だ。当然お前を恨んでいるため、俺の作戦通り動いてくれた。」
「俺は屋上に着く前に建物の内部に爆弾を仕掛けていたんだ。そして、作戦通りに動いたものが俺の合図で爆弾を作動させたんだよ。」
(そ・・・そういうことだったのか・・・だが、どうしてがれきの下に隠れていたんだ)
「俺もお前と同じように”墓場のデューン”に守らせて生き延びた。そして土煙が立っている間に、お前の背後にあるがれきの中に隠れたんだ。隠れた理由は、お前の口をふさぐためだ」
(そうだったのか・・・だが、口元をふさいだくらいで勝った気に・・・)
「あっ、そうそうあと、お前の口元をふさいでいるナプキンだけど、催眠薬入りだ。つまり、お前はもうじき眠りに入るんだ。」
(なっなんだと・・・そういえば・・・だんだん・・・眠・・・け・・・が・・・)
そのすぐあと、ミジョンは眠りについた。
「眠ったか!! 俺の勝利のようだな!!」
こうして、ディーラーは勝利の宣言をした。
ディーラーは、火の玉をよけていたが、ずっとよけ続けることはできず腹部に直撃した。ディーラーはあまりの痛みにその場で崩れた。
「ぐうう・・・がはあ・・・・」
痛みとやけどで苦悶の表情を浮かべた。
「フハハハハハ、解決する術がみあたらないだろう!! これで貴様は終わりだ!! だが、私が奥の手を使うほど追い詰められたのは久しぶりだ!! だから、光栄に思って死ねい!!」
赤い鳥人はなおも火の玉を発射する勢いが落ちてはいなかった。このままではまずいそう思った時だった。
床が抜けたところから、まぶしい光が見えた。すると、次の瞬間、ドーンと爆発音がなった。それと同時に、建物が粉々になって砕け散った。
ディーラーとミジョンはとっさに守りの態勢に入った。だが、いきなりだったため、互いに少し守りに入るのが遅れているようだった。
そして、建物が吹き飛ぶと、同時に土煙が舞った。
少しして、土煙が消えた。すると、建物があった場所の中央に誰かが立っていた。
その者は、ミジョンだった。
ミジョンは何とか赤い鳥人で守り、爆発をしのいだのだった。しかし、爆発によるダメージは大きく見えていた。
「くそ・・・・・ダメージをだいぶ受けちまった・・・・だが、なぜ・・・爆発が起きたのだ・・・訳が・・・分からん」
ミジョンはダメージを受けて苦悶の表情を浮かべながら、なぜ爆発が起きたのか考えていた。
しかし、理由が分からないため考えるのをやめた。また、辺りを見渡したが誰もいないことを確認し、ディーラーが死んだと思った。
(そう。私はディーラーとの戦いに勝利したのだ。)
「フハハハハハ、やったぞ~~私の勝ちだ!!」
ミジョンは、両手をあげて喜んだ。
その時だった。背後のがれきから人が現れ、ミジョンの口はナプキンでふさがれた。
(い・・・一体・・・何者だ・・・!?)
すると、ミジョンの口をふさいだものが発言した。
「俺だよディーラーだよ。まんまと俺の作戦に引っかかったようだな!!」
(さ・・・作戦だと・・・)
「俺は、”墓場のものを盗む”を唱えて、倒れている組織の者を復活させた。しかし、復活させたのはお前を刺した者だけじゃない。実はもう一人復活させておいたんだ。」
「それは、お前が倒した組織の者だ。当然お前を恨んでいるため、俺の作戦通り動いてくれた。」
「俺は屋上に着く前に建物の内部に爆弾を仕掛けていたんだ。そして、作戦通りに動いたものが俺の合図で爆弾を作動させたんだよ。」
(そ・・・そういうことだったのか・・・だが、どうしてがれきの下に隠れていたんだ)
「俺もお前と同じように”墓場のデューン”に守らせて生き延びた。そして土煙が立っている間に、お前の背後にあるがれきの中に隠れたんだ。隠れた理由は、お前の口をふさぐためだ」
(そうだったのか・・・だが、口元をふさいだくらいで勝った気に・・・)
「あっ、そうそうあと、お前の口元をふさいでいるナプキンだけど、催眠薬入りだ。つまり、お前はもうじき眠りに入るんだ。」
(なっなんだと・・・そういえば・・・だんだん・・・眠・・・け・・・が・・・)
そのすぐあと、ミジョンは眠りについた。
「眠ったか!! 俺の勝利のようだな!!」
こうして、ディーラーは勝利の宣言をした。
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