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 そんなことになったらショックの余り倒れるどころか、生きていく自信が無い。
 下手したら画像がインターネットの海に流れデジタルタトゥーとして永遠に残る可能性だってある。
 もう、どうしようもないと顔を床に向け涙を浮かべた。

「よしよし、言うこと聞く気になったか」

 男は気持ちの悪い猫なで声でそう美祐を誉めると「ちょっと行ってくるわ!」と、もうひとりの男へ声を掛ける。

「オマエッ、いつも勝手な事ばかりしやがって!」

「うるセェ!!俺のお陰でウチはやっていけてんだろぉーがよ!!」

 指摘された事が気に入らなかったのか、男が怒りを露にして怒鳴った。
 耳にビリビリと響く恐ろしいその声から、男の機嫌を損ねれば殴られ、運が悪ければ無事では済まないかもしれない。
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