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第三章 地下迷宮挑戦編

第75話 地下迷宮1 初日※

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【地下迷宮】挑戦前。つまり現在の俺とパーティーメンバー、配下のステータス。
 俺は【スキルコピー】で仲間達から大量のスキル、魔法、耐性を獲得していた。もちろんソフィアにもコピーさせてもらった。

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 あさひ 19歳 男 LV:44
 種族:人族
 称号:創造神の使徒
 加護:創造神の加護、相乗効果
 HP:2520(880+1640)
 MP:4910(4400+510)
 CP:2340(820+1520)

 スキル:体術、魔力操作、魔力自然回復、体力自然回復、剣術、気配感知、闘気、闘魔術、瞬足、魔闘剣、回避、隠形、威圧、テクニック、タフネス、魔力寄与、槍術、斧術、棒術、杖術、槌術、弓術、盾術、忍術、鞭術、受け流し、狙撃、速射、騎乗戦闘、捕獲、手加減、指揮、連携、挑発、跳躍、怪力、縮地、閃区、潜伏、忍び足
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 魔法:無詠唱、四属性魔法、生活魔法、回復魔法、連続魔法、時空間魔法、付与魔法、光魔法、雷魔法、結界魔法、精霊魔法
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 生活:料理、解体、建築、調合、裁縫、礼儀作法、外交、暗号解読、教育、騎乗、調教、採取、罠発見、罠解除、聞き耳、読唇、鍛冶、武具作成
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 耐性:全属性攻撃耐性(中)、精神攻撃耐性(極)、即死攻撃耐性(極)、物理攻撃耐性(大)、精神苦痛耐性(大)、麻痺耐性(極)、毒耐性(極)、恐怖耐性(大)
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 創造眼:ステータス操作、鑑定、ストレージ(無限収納)、マップ表示、完全記憶、思考加速、チェンジ、創造、パーティ化、先読み、鷹の目、暗視、短距離転移
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 パーティ:ユヅキ、ステラ、ルーシー、カレン、ミケネ、フーカ、サーシャ、オスカー、アメリア、ソフィア、ルイス
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 配下:アイナ、カリサ、ダリア、ニナ、ヒセラ、リアナ、マイテ、ココ、ネネ、ミア

 ※パーティ化スキル  経験値共有化、念話、相乗効果、配下、経験値倍化、スキルコピー


 もはや、訳がわからん。完全にキャパオーバーだ。

 いや、訳分かる。思考加速先生と完全記憶師匠が全てを理解させてくれる。

 しかしだ、咄嗟の危機の時にこの数あるスキルをしっかり使いこなせるかというと自信がない。これから、訓練、実戦を重ねて一つ一つ理解して使いこなしていこうと思う。

 そして今はスキルを覚えただけで、まだスキルのレベルは高くない。この事を忘れてはならない。

 獲得したスキルの大半はオスカー、アメリア、ソフィアから得る物が多かった。あとはユヅキ。光魔法や耐性等が強化された。

 そして意外に多かったのはフーカだ。忍術とか忍び足とか、罠解除など多彩なスキルを持っていた。フーカは忍者なのか?メイド達からも有用なスキルをコピーできた。


 メイド達配下を加えたことでのステータスの増加は微量だった。彼女達はまだ戦闘経験の無い普通の子達だ。これからに期待だ。

 俺はずいぶん強くなったが、人外レベルと戦うには正直まだまだだ。



 翌日

 俺とカレン達は皆に見送られて【地下迷宮】へ向かった。
 カレン達それぞれのマジックバッグには十分なポーションと食料、水などがいれてある。

 もちろん俺のストレージにも入っている。また、ストレージはユヅキと共通の空間を使用しているので、必要なものは常に補充してくれることになっている。非常に便利だ。

 このメンバーなら、順調なペースで進めば、21階層に到着するのに15日程で到着できる計算をしている。途中で魔方陣を設置する良い場所があれば設置して屋敷に戻りながら、進む予定だ。

 迷宮入口は洞窟の入口のようになっていて、大きな門がある。

 早朝ということもあり、多くの冒険者達が並び、屋台等がでていた。武具やポーション、食料、迷宮の地図などを販売している。

 俺達は一般の冒険者達とは違う場所、王国の兵士が常駐する場所へ向かった。

 カレン、ミケネが【地下迷宮】に入る手続きを済ませ、俺達は【地下迷宮】に入った。


「ここが【地下迷宮】ですか。皆、ここからは注意するのですよ」
 カレンが皆に指示をだす。

「あさひ様と【地下迷宮】に入れるなんて光栄です」

「うん。【気配感知】全開で行く。。。」

「あさひ様~。怖いです~」

 カレン達は【地下迷宮】に入るのは初めてだ。
 俺もあさひとしては初めてだが、アレクの記憶がある。
 1階層から30階層は洞窟のような雰囲気が続く。不思議なことだが、洞窟は真っ暗ではない。これは迷宮の謎仕様である。

 そして、俺の【マップ表示】が迷宮仕様に切り替わった。

 おお!1階層から10階層のダンジョン内部の地図が表示されている。そして、俺を含めたパーティメンバーの位置も表示されている。凄いぞマップ表示君。君を馬鹿にしていた時期もあった。心から謝りたい。

 これならマッピングする必要もない。即座に完全記憶師匠の力でマップを記憶する。帰ったらマップを作り情報を皆に共有しよう。

 そして、もう一つ大事なこと。念話が届くか確認。

(ユヅキ、ステラ、オスカー、アメリア、ソフィア、今【地下迷宮】一階層に入った。聞こえるか?)


(あさひ頑張って!)(あさひ様お気を付けて)
(おう!聞こえるぞ)(聞こえるわ)
(神殿まで念話がちゃんととどくのね)

 拠点、王城、神殿、それぞれに念話が届くようだ。ホッとした。これで安全性が格段に上がる。

(良かった。無事念話が機能するみたいだな。今後は一定時間、新たな階層に移動した時、緊急時に念話を送るから確認よろしく!)

(((了解!)))

 ユヅキ達との念話の回線を切り、今度はカレン達に回線を繋ぐ。


(【地下迷宮】内から拠点、王城、神殿、それぞれに念話は繋がった。みんなも何かあったら連絡してくれ。それとこれからは誰かに聞かれてはいけないことも多いから、極力念話で話すようにしよう)

(((承知致しました!)))

(じゃあ、しばらくは弱い敵が続く。少し早いペースで行くが、俺の後に付いてきてくれ。フーカは俺のすぐ後ろについて【気配感知】をし続け、今後俺がいなくてもみんなを誘導できるように頼む)

(了解。。。任せて。。。)

(その後ろにミケネ、サーシャ、カレンと続いてくれ。カレンは俺達全体の把握と後方の警戒をしながら何かあれば指示をしてくれ)

(了解ですわ)

 ん?【指揮】スキルを覚えたせいか、スラスラ出てくるぞ。指揮はオスカーとアメリアが持っていたスキルだ。とりあえず、俺は先へ進んだ。

 途中新人冒険者っぽい身なりのパーティや、中堅冒険者達を追い抜いていくが、俺達は関わらないように通り過ぎた。余計な問題も起こしたくないし、彼らの獲物を横取りする気もない。

 1階層から10階層ではスライム、ゴブリン、コボルト、オーク、キャタピラー、アルミラージ、吸血蝙蝠等が出現したが、正直今の俺達にとって驚異になる魔物はいなかった。

 迷宮のトラップもほぼ無い。
 俺は戦わずミケネ達に任せた。ミケネ、フーカ、サーシャで次々と魔物を倒していった。カレンもほぼ出番は無かった。

 イーグリアの【地下迷宮】は地下深くなればなるほど広くなっていく。俺達はかなりのペースで進んだ。

 迷宮に入って10時間程経過しただろうか。俺達は今5階層のセーフティポイントで休憩している。

 5階層のセーフティポイントは大きな空洞のある場所でここには魔物は発生しない。その為、数組の冒険者達が休憩している。冒険者達は俺達の様子を遠くからそれとなく見ている。

 だが、俺達は王国の調査隊ということで、冒険者達もあまり声を掛けてこない。

(とりあえず、ひたすら進んできたけど、カレン、ミケネ、フーカ、サーシャどうだ?)

 ミケネ(はい。かなり余裕があります)
 フーカ(うん。。。全然大丈夫。。。)
 サーシャ(大丈夫です~)

 カレン(あさひ様、まだこの辺りは冒険者も多いですし、【テレポート】を使うのは危険です。今日は拠点に戻らず、ここで休んで先に進むことを提案しますわ)

 そうだな。拠点に戻ってユヅキ、ステラの料理を一緒に食べたいが、まずは21階層に行くのが先決だな。

(カレン、そうしよう)

(はい。あさひ様。ではワタクシの方から、ユヅキ様、アメリア様達には伝えておきますわ)

(うん。頼む)

迷宮初日、俺は5階セーフティポイントで4人娘と初の野営をすることになった。

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