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第四章ー王都ー

☆レフコースの呟き☆

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*100話目はレフコースにしよう!
O(≧∇≦)O
と、勝手に思っていたら…昨日で99話目迄いっていて驚きましたΣ(´□`;)*












我が主の名前は“ハル”。真名はまだ分からぬ。



我が主は、普通に可愛いと思うのだが…いつも、我の方が可愛いと言う。

ー主は、我の本来のサイズと年を忘れているのだろうか?ー

あぁ…我の年は言っていなかったか?兎に角、我は結構なのだ。それでも主は可愛いと言う。ふむ─。主に言われるのは…悪くない故、よしとする。





『ハル殿は…可愛い人だな…。』

あの騎士が、急に主に好意を隠さなくなった。驚きではあるが、我としても、願ったり叶ったりな事だ。陰ながら見守る事にしようとしたが…


ー我が主が…ポンコ…駄目過ぎるー



あの騎士に限らず、あの魔導師も主に好意を寄せていると言う事を、魔獣である我でさえ気付いているのに、主は全く気付いていない─どころか、軽くダメージを喰らわせている。


ー少し面白い…と思ってしまうのは、ここだけの話だー



主の魔力が我の中に流れ込んだ時に、主の過去の記憶も…視てしまった。どうやら、主は元の世界で男から苛めを受けたことがあるようで、男性恐怖症なるものだったらしい。

ー其奴がここに居れば…我が仕返ししてやるが…残念でならないー


今では大丈夫なようだが…その辺りの事情もあるのかも知れぬな…。ふむ─やはり、ここはあの騎士に頑張ってもらうしかないだろう。
主の意識を変えるのは…少し…いや…かなり難しいものがある。

兎に角、あの騎士が主を求め、護ってくれるというのであれば、“見守る”だけでは無理であろう故、我があの騎士の為にーやろう。




そして、またソッと寝ている主を覗き込む。

ーふむ。今日もよく寝ているなー

『主、おやすみ。』

そう言って、我もまた眠りに就いた。






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