82 / 203
第四章ー王都ー
早過ぎる再会
しおりを挟む
「あれ?フェンリルが出て来た…。」
ルディが寝ている部屋から、フェンリルが出て来た事に気付いたクレイルが声を出したが、フェンリルはソレを無視してエディオルをジッと見詰めた後、チラリと今出て来た部屋に軽く視線を向けた。
「…彼女…薬師殿が…目を覚ました?」
と、エディオルが尋ねると、フェンリルがコクリと頷く。
「私は無視なのか…取り敢えず、医師を呼んで来るよ。」
苦笑しながらそう言って、クレイルは部屋を出て行った。
「よ…良かった…」
と言いながら、ティモスは両手で顔を覆った。
「ティモス殿…だいじょ…」
「本当に良かった!グレン様が来る前に、目覚めてくれて…本当に良かった!これで、最悪、ルディが止めてくれる…筈!」
「───ちっ…」
「えっ!?カルザイン様、今、舌打ちしました?」
「いや、気のせいでは?」
いや、絶対したよな?実の父親がヤバいと言うのに…あぁ、ハルが酷い目に遭ったから…キレてたんだったな…。
取り敢えず、グレン様が王城に来たら、先ずはハルに会わせて落ち着かせてから、第一騎士団の所へ行ってもらおう。
それから、すぐに医師が来てハルを診察してくれた。
枯渇しかけていた魔力も殆ど元に戻っていたそうで、他は特に問題は無いとの事だった。
ーいつでも、パルヴァン辺境地に戻れるー
と言う事だ。
お昼過ぎ、予定通りにレオン様がやって来た。うん。レオン様は構わない──だが…。
「……グレン様…早過ぎ…ませんか?」
まさかの…グレン様付きだった。
チラリとレオン様を見ると、レオン様は…心なしかゲッソリとしていた。
「ティモス、すまないね。私では止められなかった…。」
あぁ…レオン様は、取り敢えず頑張ってくれたんですね。
「いえ…。あー、先にルディに会いますか?俺もまだ会ってないんですけど、医師からは、会っても良いと許可はもらっています。」
「そうだな。先ずはルディに会う。」
グレン様がそう言った為、先ずはハルの所に行く事になった。
*ハル視点*
「ルディ、大丈夫か!?」
「は─って…えっ!?パルヴァン様!?えっ?何で!?」
まさかのパルヴァン様登場に、ビックリだ。扉を開けた勢いのまま、パルヴァン様に優しくギュウッと抱き締められた。
昨日の今日で、どうしてここにパルヴァン様が居るのか分からないけど、心配してくれたのかな?と思うと、胸がポカポカと温かくなる。
ーふふっ、お父さん…みたいだー
パルヴァン様は、私から体を離し顔を覗き込んで来る。
「ギデルの事を聞いてな…すまなかった。王都に居ると情報は把握していたのだが、まさか城で手を出して来るとは…思わなかったのだ。後で、第一騎士団をキッチリ締め上げておく。」
「え゛!?締めっ!?」
ーあれ?気のせい…じゃないよね?締め上げるって言わなかった?ー
チラリと、ティモスさんとレオン様を見ると、2人ともが…顔面蒼白で遠い目をしていた。
ーあ…コレ、止められないやつ?ー
「あの…えっと…私はこの通り元気になりましたし、そのー…締め上げるまではしなくても…」
「ルディは優しいな…。大丈夫だ。少し緩んだ空気を正すだけだからな。」
ニヤリ…ニッコリと笑うパルヴァン様。黒いオーラ全開です。すみません。私でも止められそうにありません。
そこに、スルリとレフコースがパルヴァン様の前にやって来た。
「あぁ、ひょっとして、あの時のフェンリルか?」
「はい。あの時のフェンリルで…名前は“レフコース”。レフコース、この方がグレン=パルヴァン辺境伯様。あの時、レフコースが飛び掛かった騎士様。」
チョコンとお座りしているレフコースは、そのまま頭をスッと下げる。
『あの時はすまなかった。間違いで済む話ではないのだが…。そなたが助かって良かった。それと、また詳しくは主…ハルから聞いてもらいたいのだが、我とハルは名を交わした。故に、我はこれからはハルを主とし、側に居る。』
「レフコース……名を…そうか…。あなたが、パルヴァンの巫女のフェンリルだったのか…。」
どうやら、パルヴァン様はレフコースとパルヴァンの巫女の事を知っていたようだ。それもそうか…。
パルヴァン辺境地にとって、穢れの浄化は最重要案件だ。穢れの具合で魔物の出現率が変わる。それが、このレフコースのお陰でより一層浄化が完璧に近い状態にまでできていたのだ。その巫女が死に、それと共に姿を消したフェンリル。その代のパルヴァン辺境伯は、2人の業績を文献に残していたそうだ。なので、代々パルヴァン辺境伯を受け継ぐ者は、皆この事を知っているらしい。
「レフコース殿、また、主と出会えて良かった。」
パルヴァン様がそう言うと、レフコースは嬉しそうに尻尾をフリフリと振った。
ルディが寝ている部屋から、フェンリルが出て来た事に気付いたクレイルが声を出したが、フェンリルはソレを無視してエディオルをジッと見詰めた後、チラリと今出て来た部屋に軽く視線を向けた。
「…彼女…薬師殿が…目を覚ました?」
と、エディオルが尋ねると、フェンリルがコクリと頷く。
「私は無視なのか…取り敢えず、医師を呼んで来るよ。」
苦笑しながらそう言って、クレイルは部屋を出て行った。
「よ…良かった…」
と言いながら、ティモスは両手で顔を覆った。
「ティモス殿…だいじょ…」
「本当に良かった!グレン様が来る前に、目覚めてくれて…本当に良かった!これで、最悪、ルディが止めてくれる…筈!」
「───ちっ…」
「えっ!?カルザイン様、今、舌打ちしました?」
「いや、気のせいでは?」
いや、絶対したよな?実の父親がヤバいと言うのに…あぁ、ハルが酷い目に遭ったから…キレてたんだったな…。
取り敢えず、グレン様が王城に来たら、先ずはハルに会わせて落ち着かせてから、第一騎士団の所へ行ってもらおう。
それから、すぐに医師が来てハルを診察してくれた。
枯渇しかけていた魔力も殆ど元に戻っていたそうで、他は特に問題は無いとの事だった。
ーいつでも、パルヴァン辺境地に戻れるー
と言う事だ。
お昼過ぎ、予定通りにレオン様がやって来た。うん。レオン様は構わない──だが…。
「……グレン様…早過ぎ…ませんか?」
まさかの…グレン様付きだった。
チラリとレオン様を見ると、レオン様は…心なしかゲッソリとしていた。
「ティモス、すまないね。私では止められなかった…。」
あぁ…レオン様は、取り敢えず頑張ってくれたんですね。
「いえ…。あー、先にルディに会いますか?俺もまだ会ってないんですけど、医師からは、会っても良いと許可はもらっています。」
「そうだな。先ずはルディに会う。」
グレン様がそう言った為、先ずはハルの所に行く事になった。
*ハル視点*
「ルディ、大丈夫か!?」
「は─って…えっ!?パルヴァン様!?えっ?何で!?」
まさかのパルヴァン様登場に、ビックリだ。扉を開けた勢いのまま、パルヴァン様に優しくギュウッと抱き締められた。
昨日の今日で、どうしてここにパルヴァン様が居るのか分からないけど、心配してくれたのかな?と思うと、胸がポカポカと温かくなる。
ーふふっ、お父さん…みたいだー
パルヴァン様は、私から体を離し顔を覗き込んで来る。
「ギデルの事を聞いてな…すまなかった。王都に居ると情報は把握していたのだが、まさか城で手を出して来るとは…思わなかったのだ。後で、第一騎士団をキッチリ締め上げておく。」
「え゛!?締めっ!?」
ーあれ?気のせい…じゃないよね?締め上げるって言わなかった?ー
チラリと、ティモスさんとレオン様を見ると、2人ともが…顔面蒼白で遠い目をしていた。
ーあ…コレ、止められないやつ?ー
「あの…えっと…私はこの通り元気になりましたし、そのー…締め上げるまではしなくても…」
「ルディは優しいな…。大丈夫だ。少し緩んだ空気を正すだけだからな。」
ニヤリ…ニッコリと笑うパルヴァン様。黒いオーラ全開です。すみません。私でも止められそうにありません。
そこに、スルリとレフコースがパルヴァン様の前にやって来た。
「あぁ、ひょっとして、あの時のフェンリルか?」
「はい。あの時のフェンリルで…名前は“レフコース”。レフコース、この方がグレン=パルヴァン辺境伯様。あの時、レフコースが飛び掛かった騎士様。」
チョコンとお座りしているレフコースは、そのまま頭をスッと下げる。
『あの時はすまなかった。間違いで済む話ではないのだが…。そなたが助かって良かった。それと、また詳しくは主…ハルから聞いてもらいたいのだが、我とハルは名を交わした。故に、我はこれからはハルを主とし、側に居る。』
「レフコース……名を…そうか…。あなたが、パルヴァンの巫女のフェンリルだったのか…。」
どうやら、パルヴァン様はレフコースとパルヴァンの巫女の事を知っていたようだ。それもそうか…。
パルヴァン辺境地にとって、穢れの浄化は最重要案件だ。穢れの具合で魔物の出現率が変わる。それが、このレフコースのお陰でより一層浄化が完璧に近い状態にまでできていたのだ。その巫女が死に、それと共に姿を消したフェンリル。その代のパルヴァン辺境伯は、2人の業績を文献に残していたそうだ。なので、代々パルヴァン辺境伯を受け継ぐ者は、皆この事を知っているらしい。
「レフコース殿、また、主と出会えて良かった。」
パルヴァン様がそう言うと、レフコースは嬉しそうに尻尾をフリフリと振った。
63
お気に入りに追加
2,307
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
七人の兄たちは末っ子妹を愛してやまない
猪本夜
ファンタジー
2024/2/29……3巻刊行記念 番外編SS更新しました
2023/4/26……2巻刊行記念 番外編SS更新しました
※1巻 & 2巻 & 3巻 販売中です!
殺されたら、前世の記憶を持ったまま末っ子公爵令嬢の赤ちゃんに異世界転生したミリディアナ(愛称ミリィ)は、兄たちの末っ子妹への溺愛が止まらず、すくすく成長していく。
前世で殺された悪夢を見ているうちに、現世でも命が狙われていることに気づいてしまう。
ミリィを狙う相手はどこにいるのか。現世では死を回避できるのか。
兄が増えたり、誘拐されたり、両親に愛されたり、恋愛したり、ストーカーしたり、学園に通ったり、求婚されたり、兄の恋愛に絡んだりしつつ、多種多様な兄たちに甘えながら大人になっていくお話。
幼少期から惚れっぽく恋愛に積極的で人とはズレた恋愛観を持つミリィに兄たちは動揺し、知らぬうちに恋心の相手を兄たちに潰されているのも気づかず今日もミリィはのほほんと兄に甘えるのだ。
今では当たり前のものがない時代、前世の知識を駆使し兄に頼んでいろんなものを開発中。
甘えたいブラコン妹と甘やかしたいシスコン兄たちの日常。
基本はミリィ(主人公)視点、主人公以外の視点は記載しております。
【完結:211話は本編の最終話、続編は9話が最終話、番外編は3話が最終話です。最後までお読みいただき、ありがとうございました!】
※書籍化に伴い、現在本編と続編は全て取り下げとなっておりますので、ご了承くださいませ。
結婚しても別居して私は楽しくくらしたいので、どうぞ好きな女性を作ってください
シンさん
ファンタジー
サナス伯爵の娘、ニーナは隣国のアルデーテ王国の王太子との婚約が決まる。
国に行ったはいいけど、王都から程遠い別邸に放置され、1度も会いに来る事はない。
溺愛する女性がいるとの噂も!
それって最高!好きでもない男の子供をつくらなくていいかもしれないし。
それに私は、最初から別居して楽しく暮らしたかったんだから!
そんな別居願望たっぷりの伯爵令嬢と王子の恋愛ストーリー
最後まで書きあがっていますので、随時更新します。
表紙はエブリスタでBeeさんに描いて頂きました!綺麗なイラストが沢山ございます。リンク貼らせていただきました。
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
婚約破棄の現場に遭遇した悪役公爵令嬢の父親は激怒する
白バリン
ファンタジー
田中哲朗は日本で働く一児の父であり、定年も近づいていた人間である。
ある日、部下や娘が最近ハマっている乙女ゲームの内容を教えてもらった。
理解のできないことが多かったが、悪役令嬢が9歳と17歳の時に婚約破棄されるという内容が妙に耳に残った。
「娘が婚約破棄なんてされたらたまらんよなあ」と妻と話していた。
翌日、田中はまさに悪役公爵令嬢の父親としてゲームの世界に入ってしまった。
数日後、天使のような9歳の愛娘アリーシャが一方的に断罪され婚約破棄を宣言される現場に遭遇する。
それでも気丈に振る舞う娘への酷い仕打ちに我慢ならず、娘をあざけり笑った者たちをみな許さないと強く決意した。
田中は奮闘し、ゲームのガバガバ設定を逆手にとってヒロインよりも先取りして地球の科学技術を導入し、時代を一挙に進めさせる。
やがて訪れるであろう二度目の婚約破棄にどう回避して立ち向かうか、そして娘を泣かせた者たちへの復讐はどのような形で果たされるのか。
他サイトでも公開中
世界最強の公爵様は娘が可愛くて仕方ない
猫乃真鶴
ファンタジー
トゥイリアース王国の筆頭公爵家、ヴァーミリオン。その現当主アルベルト・ヴァーミリオンは、王宮のみならず王都ミリールにおいても名の通った人物であった。
まずその美貌。女性のみならず男性であっても、一目見ただけで誰もが目を奪われる。あと、公爵家だけあってお金持ちだ。王家始まって以来の最高の魔法使いなんて呼び名もある。実際、王国中の魔導士を集めても彼に敵う者は存在しなかった。
ただし、彼は持った全ての力を愛娘リリアンの為にしか使わない。
財力も、魔力も、顔の良さも、権力も。
なぜなら彼は、娘命の、究極の娘馬鹿だからだ。
※このお話は、日常系のギャグです。
※小説家になろう様にも掲載しています。
※2024年5月 タイトルとあらすじを変更しました。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
記憶喪失になった嫌われ悪女は心を入れ替える事にした
結城芙由奈
ファンタジー
池で溺れて死にかけた私は意識を取り戻した時、全ての記憶を失っていた。それと同時に自分が周囲の人々から陰で悪女と呼ばれ、嫌われている事を知る。どうせ記憶喪失になったなら今から心を入れ替えて生きていこう。そして私はさらに衝撃の事実を知る事になる―。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる