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第二章 最強娘の学園生活
さようなら、学園生活
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地下水路から脱出した俺達は、ミオを母親に引き渡すと二人は抱き合い泣き尽くす。俺達以外の捜索隊は全滅したものの、ミオと母親の姿を見ては少しは報われた気がする。
「遺体の回収は、斡旋所の方でやるそうだ。それと後始末は俺やサラに任せておけ」
アラキの言葉に甘え、俺とアリステリアと熊五郎は帰宅する。お腹が空いたとアリステリアは言うものの、今から作る気も起きず、そもそも食欲が無い。
「少し待ってなさい」
俺は隣のネネカに声をかけ、事情を話すとアリステリアと熊五郎の世話をお願いする。
見送った後、俺はベッドに横になると泥のように眠りについた。
俺が次に目覚めたのは翌日の昼も間近という頃であった。
隣にはいつの間にかアリステリアもすやすやと寝息を立てている。
着替えも終えており、恐らくは、昨夜、アリステリアの食事を用意してくれた後、ネネカがそのまま世話をしてくれたのだろう。
「しばらく寝かせてやるか」
学校もあったが、昨日の今日だ。心配をかけすぎたのもあり、疲れているのだろう。よく眠っており俺はアリステリアの額にそっとキスをする。
「不甲斐ない父親でごめんよ、アリス」
力は欲しいと願っていた。しかし、昨日アラキやサラに人であるかどうかすら懐疑的な目で見られた時、心底俺は恐怖した。
信頼されていた人から疑われるほど、辛く、心を抉られるような痛みを初めて経験したばかり。
「どうしてこうなったんだろうか……」
庭先で空を見上げると、俺の気持ちを代弁するかのように灰色の曇が厚く覆われている。
最初の木こりの生活に戻りたいと思うこともある。
だけどアリステリアの事を考えたら、やっぱり最低限の学問を覚えてもらいたいし、色んな経験を父親として娘には積んでもらいたい。
「随分暗いわね」
庭の塀から頭だけを覗き込ませたサラは、溜め息交じりで言う。
「そっちこそ徹夜明けだろ、目の下にくまが出来てるよ」
「えっ!? ほんとう?」
サラは慌てて手で拭う仕草をする。
折角の綺麗な顔が台無しになると、俺は冷たい井戸水を汲み上げ、布を濡らして手渡す。
するとサラはその布を絞り目の上に乗せた。
まぁ、クマなんて嘘なのだが。
「俺の監視か?」
「私は必要ないって思っているわよ! でも、なるべく口外にしたくはないのよ。ほら、富裕層に知られるとややこしくなりそうだから」
監視する旨は昨日地下水路の帰り道、聞いていたので理解はしている。名目は、いつ俺が人間を裏切るか、だ。
俺にはそんな気はさらさら無いし、何より自分が何者かなど、自分が一番知りたいくらいだ。
この日の夕方。俺はアリステリアと共に査問会へと向かう。
査問会といっても、そんな大袈裟なものではなく、参加は他にアラキとサラ、そしてルナ先生だけだ。
つまり、昨日の生存者達のみ。
議題は、今後の俺の身の振り方である。
「表立っての名目はだがな。くくっ」
そう言って含み笑いをするアラキは実に楽しそうである。
「タツロウのお陰で、話を有利に進められるものね」
サラもにこやかに笑って見せる。とても査問会とは思えない和やかな雰囲気だ。
「しかし、どうしてルナ先生まで?」
査問する立場でもなく、もちろんされるような立場にないルナ先生も同席していたのには、少し驚いた。
「実は、マリアナ学園を辞めたんです」
「ええっ!?」
昨日の今日の超速な話に俺もアリステリアも驚かされる。
「ルナ先生、学校辞めちゃったですー? もしかしてアリスちゃんのせいですか……?」
「え、ち、違うわよ。アリスちゃんのせいじゃないわ。元々私の役割ではないから、教職は」
平時において、生活に魔法使いという役割は、あまり必要性は高くなく、ルナ先生は教職として魔法を教えていただけだと言う。
元々、スタンとピート戦の時から、アラキ達から勧誘されていて、悩んでいたのだが、今回改めて教職を辞めてアラキ達と行動を共にするのだと。
「それでだな、今回のことでオットーが魔王だったしよぉ、この国に後を継げる者は居なくなったんだ。次を見つけると言っても、そうそう見つかんねぇだろうよ。王も年齢も年齢だし最優先に決めなくちゃなんねぇ! だからよ、俺をこの国に留めておくってのは、後回しになんのよ!」
つまり国は後継ぎ探しで手一杯。アラキ達が国を出ると言い出しても国外で後継ぎもついでに探すと伝えたら、快く送り出すだろうとの算段だった。
「お前らも一緒に来ねぇか?」
要は監視するのについでだから、ついてこいという話であった。俺はアリステリアの教育の事もあると断りを入れるが、ルナ先生がある程度の勉強なら教えられると言いくるめられる。
次に、アリステリアに色々と経験させてやりたいと伝えてみたが、他国を見て回るのも経験になるとサラにバッサリと両断される。
最後の手段にアリステリアにもっと友達をと伝えた。
しかし、これに関しては
「今回、あのミオってのは偶然ではあったがお前らの傍にいたから巻き込まれたんじゃねぇか?」と言われてしまう。
オットーが王都ミラージュだけでなく、テレーヌ市にまで足を運んだ理由に俺やアリステリアが原因とも違うとも言い切れない。
「まあ、何より私やアラキがタツロウ達と居たいってのが本音だけどね」
「アリス、お前はどう思う?」
俺はアリステリアに判断を委ねた。何より、俺がこの街に留まる理由はアリステリアしかないのだから。
「よくわかんないです。でも、アリスちゃん、ミオちゃんが死んじゃったって思ったとき、アリスちゃんのせいだって思ったです……」
「そうか。だが、アリスのせいではないよ。それは、パパが保証する」
そうなのだ。青の魔王も黄の魔王も、不思議なほどアリステリアに無関心に近い態度を見せる。そして、何故か、異常に俺に拘りを見せるのだ。
「わかった。俺も自分が何なのかを知りたいし、それに一言言ってやりたい奴もいる。だが、そっちこそいいのか? アリスは兎も角、俺は役に立たないぞ?」
「んな訳あるかよ! 結局、あのミオってガキもお前が助けたんだろうが! あんま自分を下げんじゃねぇ! 評価している、こっちが気分悪くなる!!」
相変わらず怒っているのか照れているのか分からない。そして、そんなアラキをからかうサラに、二人を見守るルナ先生。
「アリス、パパの方こそごめんよ。学校辞める事になって」
アリステリアは小さく首を横に振り
「パパとずっといれる方がいいです!」
と首に腕を絡ませて抱きついてきたのだった。
「遺体の回収は、斡旋所の方でやるそうだ。それと後始末は俺やサラに任せておけ」
アラキの言葉に甘え、俺とアリステリアと熊五郎は帰宅する。お腹が空いたとアリステリアは言うものの、今から作る気も起きず、そもそも食欲が無い。
「少し待ってなさい」
俺は隣のネネカに声をかけ、事情を話すとアリステリアと熊五郎の世話をお願いする。
見送った後、俺はベッドに横になると泥のように眠りについた。
俺が次に目覚めたのは翌日の昼も間近という頃であった。
隣にはいつの間にかアリステリアもすやすやと寝息を立てている。
着替えも終えており、恐らくは、昨夜、アリステリアの食事を用意してくれた後、ネネカがそのまま世話をしてくれたのだろう。
「しばらく寝かせてやるか」
学校もあったが、昨日の今日だ。心配をかけすぎたのもあり、疲れているのだろう。よく眠っており俺はアリステリアの額にそっとキスをする。
「不甲斐ない父親でごめんよ、アリス」
力は欲しいと願っていた。しかし、昨日アラキやサラに人であるかどうかすら懐疑的な目で見られた時、心底俺は恐怖した。
信頼されていた人から疑われるほど、辛く、心を抉られるような痛みを初めて経験したばかり。
「どうしてこうなったんだろうか……」
庭先で空を見上げると、俺の気持ちを代弁するかのように灰色の曇が厚く覆われている。
最初の木こりの生活に戻りたいと思うこともある。
だけどアリステリアの事を考えたら、やっぱり最低限の学問を覚えてもらいたいし、色んな経験を父親として娘には積んでもらいたい。
「随分暗いわね」
庭の塀から頭だけを覗き込ませたサラは、溜め息交じりで言う。
「そっちこそ徹夜明けだろ、目の下にくまが出来てるよ」
「えっ!? ほんとう?」
サラは慌てて手で拭う仕草をする。
折角の綺麗な顔が台無しになると、俺は冷たい井戸水を汲み上げ、布を濡らして手渡す。
するとサラはその布を絞り目の上に乗せた。
まぁ、クマなんて嘘なのだが。
「俺の監視か?」
「私は必要ないって思っているわよ! でも、なるべく口外にしたくはないのよ。ほら、富裕層に知られるとややこしくなりそうだから」
監視する旨は昨日地下水路の帰り道、聞いていたので理解はしている。名目は、いつ俺が人間を裏切るか、だ。
俺にはそんな気はさらさら無いし、何より自分が何者かなど、自分が一番知りたいくらいだ。
この日の夕方。俺はアリステリアと共に査問会へと向かう。
査問会といっても、そんな大袈裟なものではなく、参加は他にアラキとサラ、そしてルナ先生だけだ。
つまり、昨日の生存者達のみ。
議題は、今後の俺の身の振り方である。
「表立っての名目はだがな。くくっ」
そう言って含み笑いをするアラキは実に楽しそうである。
「タツロウのお陰で、話を有利に進められるものね」
サラもにこやかに笑って見せる。とても査問会とは思えない和やかな雰囲気だ。
「しかし、どうしてルナ先生まで?」
査問する立場でもなく、もちろんされるような立場にないルナ先生も同席していたのには、少し驚いた。
「実は、マリアナ学園を辞めたんです」
「ええっ!?」
昨日の今日の超速な話に俺もアリステリアも驚かされる。
「ルナ先生、学校辞めちゃったですー? もしかしてアリスちゃんのせいですか……?」
「え、ち、違うわよ。アリスちゃんのせいじゃないわ。元々私の役割ではないから、教職は」
平時において、生活に魔法使いという役割は、あまり必要性は高くなく、ルナ先生は教職として魔法を教えていただけだと言う。
元々、スタンとピート戦の時から、アラキ達から勧誘されていて、悩んでいたのだが、今回改めて教職を辞めてアラキ達と行動を共にするのだと。
「それでだな、今回のことでオットーが魔王だったしよぉ、この国に後を継げる者は居なくなったんだ。次を見つけると言っても、そうそう見つかんねぇだろうよ。王も年齢も年齢だし最優先に決めなくちゃなんねぇ! だからよ、俺をこの国に留めておくってのは、後回しになんのよ!」
つまり国は後継ぎ探しで手一杯。アラキ達が国を出ると言い出しても国外で後継ぎもついでに探すと伝えたら、快く送り出すだろうとの算段だった。
「お前らも一緒に来ねぇか?」
要は監視するのについでだから、ついてこいという話であった。俺はアリステリアの教育の事もあると断りを入れるが、ルナ先生がある程度の勉強なら教えられると言いくるめられる。
次に、アリステリアに色々と経験させてやりたいと伝えてみたが、他国を見て回るのも経験になるとサラにバッサリと両断される。
最後の手段にアリステリアにもっと友達をと伝えた。
しかし、これに関しては
「今回、あのミオってのは偶然ではあったがお前らの傍にいたから巻き込まれたんじゃねぇか?」と言われてしまう。
オットーが王都ミラージュだけでなく、テレーヌ市にまで足を運んだ理由に俺やアリステリアが原因とも違うとも言い切れない。
「まあ、何より私やアラキがタツロウ達と居たいってのが本音だけどね」
「アリス、お前はどう思う?」
俺はアリステリアに判断を委ねた。何より、俺がこの街に留まる理由はアリステリアしかないのだから。
「よくわかんないです。でも、アリスちゃん、ミオちゃんが死んじゃったって思ったとき、アリスちゃんのせいだって思ったです……」
「そうか。だが、アリスのせいではないよ。それは、パパが保証する」
そうなのだ。青の魔王も黄の魔王も、不思議なほどアリステリアに無関心に近い態度を見せる。そして、何故か、異常に俺に拘りを見せるのだ。
「わかった。俺も自分が何なのかを知りたいし、それに一言言ってやりたい奴もいる。だが、そっちこそいいのか? アリスは兎も角、俺は役に立たないぞ?」
「んな訳あるかよ! 結局、あのミオってガキもお前が助けたんだろうが! あんま自分を下げんじゃねぇ! 評価している、こっちが気分悪くなる!!」
相変わらず怒っているのか照れているのか分からない。そして、そんなアラキをからかうサラに、二人を見守るルナ先生。
「アリス、パパの方こそごめんよ。学校辞める事になって」
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