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夜中に作業。やっぱり寝ればよかった。
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なんだか目が冴えてしまったので、料理をしよう。
う~ん、まずはとうもろこしを使ってコーンスターチを作る。
今回も先程のお酒同様に魔法をバンバン使って作る。そうじゃないと結構大変。
浸漬させて、粉砕してからでん粉の他に胚芽や皮などに分けるのが面倒。むしろ作れない。
装置を開発すれば作れるかもしれないがまだコーンスターチ自体を販売する予定はないので、自分のためだけにできる範囲で作ることにする。
折角だからでん粉の他に胚芽からコーン油もゲットしよう。
そうすればわざわざ獣臭い油を買う必要がないし、オリーブオイルとコーン油だけで何とかなりそうだよね。
よし頑張るぞ!!!
1度自分に気合を入れてから特大サイズのトウモロコシのヒゲや皮を取り除く。これは地道に手作業でおこなった。気が遠くなる作業をした後は、魔法でちゃっちゃっとイメージし、あっという間にコンスターチが完成した。
特大とうもろこし10本でかなりの量のコーンスターチ、油をゲットすることができた。
あとはコーン茶を作る予定だったが、今日はトウモロコシのヒゲがいっぱい余ったのでヒゲ茶にする。
ヒゲ茶もコーン茶と同じように美味しい。
コーン茶やヒゲ茶は日本ではあまり馴染みがないが、社員旅行で行った韓国では良く飲んだし、買って帰ることもあったな~。
それに韓国だとペットボトルとかで手軽に飲めて便利だった。
そういやなんで飲み始めたのかな?
あっ思い出した!
確か『女性の身体に良い』と店員さんに聞いてからたまに飲むようになったな~。
ただ実際は効果なんて良く分からなかったが···まぁ美味しかったからそれでよし!!
あぁでもコーン茶って浮腫みに良いみたいでエステティシャンとしてむくみ対策でたくさん摂り過ぎたら便が緩くなった。
たぶん食物繊維の摂りすぎ。何でも過剰に摂るのは駄目だよね。
余談はここまでにして、ヒゲ茶は本来事前に乾燥させなければいけないが、もちろんそんな時間はないため魔法でちゃちゃっとカラカラになるイメージをし、ぱぱっと乾燥。その後鍋の中で煎って、出来たものを最後は手でもみこんで完成。
ふふふっあら簡単!
ティーパックがないから毎回茶こしを使うのは面倒だが、この屋敷には茶こしがあるし、それを使って飲もう。
出来立てホヤホヤの茶葉を早速飲んでみようっと!
茶色くなったヒゲからコーンの甘い匂いと香ばしい匂いがして美味しそう。
ダンダンダン ダンダンダン
うん?
突然、自分が揺れた···多分誰かの足音···だれだ?
ダンダンダン ダンダンダン
!!!多分この足音はギルドマスターだな。
あと少しで飲めると思ったタイミングでギルドマスターが帰ってきたよ。いつも変なタイミングで帰ってくるよな~
食べ物センサーでもついているのかな?
バンッとキッチンの扉が全開に開くと、
「まだ起きてたのか?今日の飯は何だ?」と案の定ギルドマスターが食べ物についてシンジュへ質問をした。
やっぱり食べ物センサー発動中みたい。
帰ってくるなり飯飯飯って······私はギルドマスターの母親かっ。
「とうもろこしとりんごだよ。」
「ハァ???お前庭のあれを食ったのか?」
この前説明したのにまた始まったよ···食べるって言ったのに···何回みんなに同じことを説明すればいいのかな?
「そうだよ。あれは食べれるか食べてみて」とアイテムボックスから取り出して目の前に置いた。
もう面倒だから現物を置くことにした。
クンクンと匂いを嗅いでいるようだ。
「匂いを嗅ぐ前にうがい手洗いして。」と注意して、うがい手洗いを先にしてもらった。
この世界はうがいや手洗いの概念がないため手が真っ黒になっても洗わない者が多い。ただ貴族は庶民に比べて洗うが頻繁に洗うことがない。
獣人やドワーフは洗わない···以前になんで洗わないのかギルドマスターに質問したところ、「舐めればキレイになる」という意味が分からない回答が返ってきた。
その時は分からなかったが、獣人達は獣化し、自分で体を舐めて汚れを落としたりするそうだ。
種族的な問題なため理解ができるが、舐めるだけじゃキレイにならないと思う。
それにギルドマスターの弟達は物凄く不潔だった。
約1ヶ月身体を洗っていないと聞いた時は、思わず卒倒したけどね。すぐ回復して2人を脅したから、もうお風呂に入らない、手を洗わないというのはシンジュの前だけではやらないはず。
そんなことを考えていたらいつの間にかギルドマスターは手洗いうがいが終わり、唸りながら勇気を振り絞ってトウモロコシを食べ始めた。
すると突然目がカーーーと開くとエメの時と同じように高速で食べ始めた。
きっと美味しいんだろうな~と食べてる姿を眺めながら、シンジュは冷えてしまったヒゲ茶を温め直して飲むのだった。
まだコーンスターチとコーン茶しか作ってないよ···
う~ん、まずはとうもろこしを使ってコーンスターチを作る。
今回も先程のお酒同様に魔法をバンバン使って作る。そうじゃないと結構大変。
浸漬させて、粉砕してからでん粉の他に胚芽や皮などに分けるのが面倒。むしろ作れない。
装置を開発すれば作れるかもしれないがまだコーンスターチ自体を販売する予定はないので、自分のためだけにできる範囲で作ることにする。
折角だからでん粉の他に胚芽からコーン油もゲットしよう。
そうすればわざわざ獣臭い油を買う必要がないし、オリーブオイルとコーン油だけで何とかなりそうだよね。
よし頑張るぞ!!!
1度自分に気合を入れてから特大サイズのトウモロコシのヒゲや皮を取り除く。これは地道に手作業でおこなった。気が遠くなる作業をした後は、魔法でちゃっちゃっとイメージし、あっという間にコンスターチが完成した。
特大とうもろこし10本でかなりの量のコーンスターチ、油をゲットすることができた。
あとはコーン茶を作る予定だったが、今日はトウモロコシのヒゲがいっぱい余ったのでヒゲ茶にする。
ヒゲ茶もコーン茶と同じように美味しい。
コーン茶やヒゲ茶は日本ではあまり馴染みがないが、社員旅行で行った韓国では良く飲んだし、買って帰ることもあったな~。
それに韓国だとペットボトルとかで手軽に飲めて便利だった。
そういやなんで飲み始めたのかな?
あっ思い出した!
確か『女性の身体に良い』と店員さんに聞いてからたまに飲むようになったな~。
ただ実際は効果なんて良く分からなかったが···まぁ美味しかったからそれでよし!!
あぁでもコーン茶って浮腫みに良いみたいでエステティシャンとしてむくみ対策でたくさん摂り過ぎたら便が緩くなった。
たぶん食物繊維の摂りすぎ。何でも過剰に摂るのは駄目だよね。
余談はここまでにして、ヒゲ茶は本来事前に乾燥させなければいけないが、もちろんそんな時間はないため魔法でちゃちゃっとカラカラになるイメージをし、ぱぱっと乾燥。その後鍋の中で煎って、出来たものを最後は手でもみこんで完成。
ふふふっあら簡単!
ティーパックがないから毎回茶こしを使うのは面倒だが、この屋敷には茶こしがあるし、それを使って飲もう。
出来立てホヤホヤの茶葉を早速飲んでみようっと!
茶色くなったヒゲからコーンの甘い匂いと香ばしい匂いがして美味しそう。
ダンダンダン ダンダンダン
うん?
突然、自分が揺れた···多分誰かの足音···だれだ?
ダンダンダン ダンダンダン
!!!多分この足音はギルドマスターだな。
あと少しで飲めると思ったタイミングでギルドマスターが帰ってきたよ。いつも変なタイミングで帰ってくるよな~
食べ物センサーでもついているのかな?
バンッとキッチンの扉が全開に開くと、
「まだ起きてたのか?今日の飯は何だ?」と案の定ギルドマスターが食べ物についてシンジュへ質問をした。
やっぱり食べ物センサー発動中みたい。
帰ってくるなり飯飯飯って······私はギルドマスターの母親かっ。
「とうもろこしとりんごだよ。」
「ハァ???お前庭のあれを食ったのか?」
この前説明したのにまた始まったよ···食べるって言ったのに···何回みんなに同じことを説明すればいいのかな?
「そうだよ。あれは食べれるか食べてみて」とアイテムボックスから取り出して目の前に置いた。
もう面倒だから現物を置くことにした。
クンクンと匂いを嗅いでいるようだ。
「匂いを嗅ぐ前にうがい手洗いして。」と注意して、うがい手洗いを先にしてもらった。
この世界はうがいや手洗いの概念がないため手が真っ黒になっても洗わない者が多い。ただ貴族は庶民に比べて洗うが頻繁に洗うことがない。
獣人やドワーフは洗わない···以前になんで洗わないのかギルドマスターに質問したところ、「舐めればキレイになる」という意味が分からない回答が返ってきた。
その時は分からなかったが、獣人達は獣化し、自分で体を舐めて汚れを落としたりするそうだ。
種族的な問題なため理解ができるが、舐めるだけじゃキレイにならないと思う。
それにギルドマスターの弟達は物凄く不潔だった。
約1ヶ月身体を洗っていないと聞いた時は、思わず卒倒したけどね。すぐ回復して2人を脅したから、もうお風呂に入らない、手を洗わないというのはシンジュの前だけではやらないはず。
そんなことを考えていたらいつの間にかギルドマスターは手洗いうがいが終わり、唸りながら勇気を振り絞ってトウモロコシを食べ始めた。
すると突然目がカーーーと開くとエメの時と同じように高速で食べ始めた。
きっと美味しいんだろうな~と食べてる姿を眺めながら、シンジュは冷えてしまったヒゲ茶を温め直して飲むのだった。
まだコーンスターチとコーン茶しか作ってないよ···
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