37 / 142
試行錯誤
しおりを挟む
やる気満々で料理をしようとしたシンジュだったが、
いざ作ろうと思ったが焚き火台がない、、、包丁もない。
少しがっくりしたが魔法は『イメージ』を思い出して、湖の側に落ちていた大きめの石を火魔法で熱し、高温にすることでコンロのように使うことにした。
石の大きさ特大の鍋が置けるサイズだった。
さっそく高温で熱している石の上に鍋を置き芋を入れた。包丁がなかったため丸のまま入れるか困っていたところ、エメがりんごほど大きな芋をなんと『手』で4等分に割った···ゴリラ?だと思ったがもちろん声には出さず「ありがとう」と伝えてから鍋に入れた。
時折お玉で焦げないように混ぜて、そこへ小麦粉、バター、牛乳を入れてしっかりダマが無くなるように混ぜ合わせ、あとは放置してグツグツ煮込み最後に塩味で整えて終わり。
材料がないので今あるもので作ったが優しい牛乳の香りにお腹が空いてきた。幸い牛乳はたくさん譲ってもらえたので、少しでもエメの成長痛の助けになればいいなと考えた。
暫くグツグツと煮ていたが芋が大きかったため心まで火が通らない···待っている間に他の料理を作ってあげたいが、何せ材料も器具もない。
隣では『ぐぅ~ぐぅ~ぎゅるるるるる』と盛大なお腹の音が鳴った···その音を聞いたシンジュは居た堪れなくなり「少し目の前の湖を見てくる。この料理はエメに任せた」と伝えエメの見える範囲をウロウロしながら他に食料がないか鑑定魔法をかけながら湖付近を確認した。
するとすぐ近くにクレソンが茂っていた。
名前 クレソン
生息地 水辺、小川、湿地
食用 可
特徴 旬を過ぎているため硬い。繁殖力が強いためたくさん収穫すると周囲の植物が喜ぶぞ!!
収穫しすぎても明日には生えてくるので好きなだけ引っこ抜け。
名前 イワタバコ
生息地 湿った岩場
食用 可
特徴 タバコじゃないよ!葉の形がタバコに似ているだけだから安心して食べれる。だけど繁殖力がものすごーく弱いから全部摘むのは禁止。優しく扱ってね!!
とりあえず2つとも摘んでいこう。
イワタバコはサクッと摘むことができたが、
クレソンは水の中に入らなければいけないのが怖い···遠くの方でバシャンッバシャンッと水を叩きつける音が聞こえ、明らかに巨大魚が跳ねる音がする。襲われたら逃げられないと思ったが、幸いクレソンが生えている場所は手前にあった。すぐに採れそうな場所に『うーーーん頑張れ自分』と勇気を出しドレスを捲りあげバシャッバシャッと湖に入った。1番手前の部分をボキボキと適当に折ったが、アイテムボックスに仕舞うこともせず急ぎ湖から出た。
フゥーーーーとため息を付き「怖かった」とボソッと呟いた。クレソンが生えている近くに小魚の群れがいたのだった。その小魚たちの歯がピラニアのように鋭く不気味だった···さらに手前は浅かったが、泥が思いのほか深く丈が長いドレスと靴が濡れてしまった。ただ犠牲を払って2種類も収穫できたシンジュは大満足をし、急ぎ濡れたところを魔法で乾かし戻ることにした。
ぐるっと後ろを振り向き拠点へ向けて一歩踏み出すと、鋭い視線でエメがこちらを睨んでいることに気がついた。
エメの元へ近づいていくと鍋をひたすらぐるぐる混ぜならが、目をそらさずじーっとシンジュを見つめている。
その様子に思わずギョッとした···先程と違った意味で怖い。もしかして置いて行かれたと思ったのかな??謎の汗が額から止まらない。
「エメ君お疲れ様。鑑定魔法を使って食べれそうな食材を見つけたよ!ちょっと美味しいか分からないけど、クリームスープを食べ終わって、もしまだお腹が空いてたらその鍋で茹でようかな···」
とエメの様子に戸惑ったシンジュは慌ててエメに話しかけた。
「うん。ぼくりょうり好き。この前も楽しかったけど、今日はもっと楽しいねー?でもね、おいていかないで?それにね、ひとりでみずはだめだよ。」と淡々とエメは言った。
エメはフライドポテトを作ってから食べることも料理することも大好きになっていた。自分で作った料理を皆が『美味しい』と言ってくれて物凄く嬉しかった。料理人になりたいと思い始めていたが、1人にされるならやりたくないと思ってしまった。
「私もエメ君と料理を作れてうれしいな!これからどんどん食材を増やしていくから頑張ろうね!明日は一緒に食材を収穫しようね。」へへへと思わず苦笑いで返事をした。
「うん!ぼくがんばる!」
シンジュ様····やっぱりぼくは食べるだけでいい···と思うのだった。
それから話を切り上げてクリームスープを確認したところ、芋が煮上がり、とろみがついていた。
「エメ君美味しそう!!頑張って混ぜてくれてありがとう」
「ぼくがんばったからね!おいしちぃはずだよ?」
先程まで空気が悪かったが2人とも鍋の様子を見てニコニコ顔になった。ミルクの香りとトロリとしたスープが美味しそうだった。
いざ食べようと動いたときスプーンが無いことに気がついたが、エメが近くに落ちていた木の枝を爪で削ってスプーンを作った。こんなに爪が鋭かった?と驚いたが「ツメの出し入れができた」と本人が言っているので前からできたのかな?と勘違いしたシンジュはそのままエメにフォークも作ってもらった。
器は歩いてる時に見つけた葉っぱを使うことにした。クリーンをかけたので安心して使用ができる。
ただ深皿ではないため、芋しか乗せられない···行儀が悪いが鍋にそのままスープでスープをすくって食べることにした。
エメと一緒に『いただきます』と声がけをし、最初に芋を一口食べてみると芋の優しい甘みとミルクの風味がした。
この世界のバターは保存が効くように塩がたくさん使われているためか、かなり塩っぱい。そのためスープには塩を使用しなかったが、充分美味しい味になった。
「味はどう?」
「温かい味がする。おいちぃ!!!」
初めて食べる白いスープ···今まで食べ物に比べると物凄く味が薄かった。だけれどいっぱい食べても喉が渇かかないことに驚いた。そして胃も痛くならない。エメは夢中でもっともっとと食べ続けていたらスープの中身が無くなっていた···
シンジュ様の分も食べてしまって泣きそうになったが「たくさん食べてくれて嬉しい」と言ってくれた。
僕も嬉しくて「もっともっとだべれりゅ」と伝えると、もう何も入っていない鍋を使って緑の葉っぱをグツグツと茹でてくれた。味はピリッとしてよく分からない味だったけどバターの味がしていっぱい食べれた。
「緑の葉っぱは身体を作るのに大切だよ。」と教えてもらった。葉っぱは美味しい訳じゃないけど、大きくなるためにいっぱい食べたい!
明日は生えてる場所に必ず一緒に連れてってもらおうと思うのだった。
シンジュは茹でたクレソンを食べて、クセがないから食べやすいけど茎の硬さに驚いた。バリッバリッと噛む度に音がする。歯が欠けないか心配したが、少しでも緑の物を食べようと頑張って収穫したクレソンを一生懸命バリッバリッと音を立てながら食べたのだった。
食べ終わったシンジュは横でバリッバリッと食べているエメを見ながら、明日はエメともっと周囲を散策して美味しい食材を見つけようと気合を入れた。せめて歯に優しい食材を見つけたい···と思うのだった。
その後以前のように結界テントを張って早めに就寝をした。
いざ作ろうと思ったが焚き火台がない、、、包丁もない。
少しがっくりしたが魔法は『イメージ』を思い出して、湖の側に落ちていた大きめの石を火魔法で熱し、高温にすることでコンロのように使うことにした。
石の大きさ特大の鍋が置けるサイズだった。
さっそく高温で熱している石の上に鍋を置き芋を入れた。包丁がなかったため丸のまま入れるか困っていたところ、エメがりんごほど大きな芋をなんと『手』で4等分に割った···ゴリラ?だと思ったがもちろん声には出さず「ありがとう」と伝えてから鍋に入れた。
時折お玉で焦げないように混ぜて、そこへ小麦粉、バター、牛乳を入れてしっかりダマが無くなるように混ぜ合わせ、あとは放置してグツグツ煮込み最後に塩味で整えて終わり。
材料がないので今あるもので作ったが優しい牛乳の香りにお腹が空いてきた。幸い牛乳はたくさん譲ってもらえたので、少しでもエメの成長痛の助けになればいいなと考えた。
暫くグツグツと煮ていたが芋が大きかったため心まで火が通らない···待っている間に他の料理を作ってあげたいが、何せ材料も器具もない。
隣では『ぐぅ~ぐぅ~ぎゅるるるるる』と盛大なお腹の音が鳴った···その音を聞いたシンジュは居た堪れなくなり「少し目の前の湖を見てくる。この料理はエメに任せた」と伝えエメの見える範囲をウロウロしながら他に食料がないか鑑定魔法をかけながら湖付近を確認した。
するとすぐ近くにクレソンが茂っていた。
名前 クレソン
生息地 水辺、小川、湿地
食用 可
特徴 旬を過ぎているため硬い。繁殖力が強いためたくさん収穫すると周囲の植物が喜ぶぞ!!
収穫しすぎても明日には生えてくるので好きなだけ引っこ抜け。
名前 イワタバコ
生息地 湿った岩場
食用 可
特徴 タバコじゃないよ!葉の形がタバコに似ているだけだから安心して食べれる。だけど繁殖力がものすごーく弱いから全部摘むのは禁止。優しく扱ってね!!
とりあえず2つとも摘んでいこう。
イワタバコはサクッと摘むことができたが、
クレソンは水の中に入らなければいけないのが怖い···遠くの方でバシャンッバシャンッと水を叩きつける音が聞こえ、明らかに巨大魚が跳ねる音がする。襲われたら逃げられないと思ったが、幸いクレソンが生えている場所は手前にあった。すぐに採れそうな場所に『うーーーん頑張れ自分』と勇気を出しドレスを捲りあげバシャッバシャッと湖に入った。1番手前の部分をボキボキと適当に折ったが、アイテムボックスに仕舞うこともせず急ぎ湖から出た。
フゥーーーーとため息を付き「怖かった」とボソッと呟いた。クレソンが生えている近くに小魚の群れがいたのだった。その小魚たちの歯がピラニアのように鋭く不気味だった···さらに手前は浅かったが、泥が思いのほか深く丈が長いドレスと靴が濡れてしまった。ただ犠牲を払って2種類も収穫できたシンジュは大満足をし、急ぎ濡れたところを魔法で乾かし戻ることにした。
ぐるっと後ろを振り向き拠点へ向けて一歩踏み出すと、鋭い視線でエメがこちらを睨んでいることに気がついた。
エメの元へ近づいていくと鍋をひたすらぐるぐる混ぜならが、目をそらさずじーっとシンジュを見つめている。
その様子に思わずギョッとした···先程と違った意味で怖い。もしかして置いて行かれたと思ったのかな??謎の汗が額から止まらない。
「エメ君お疲れ様。鑑定魔法を使って食べれそうな食材を見つけたよ!ちょっと美味しいか分からないけど、クリームスープを食べ終わって、もしまだお腹が空いてたらその鍋で茹でようかな···」
とエメの様子に戸惑ったシンジュは慌ててエメに話しかけた。
「うん。ぼくりょうり好き。この前も楽しかったけど、今日はもっと楽しいねー?でもね、おいていかないで?それにね、ひとりでみずはだめだよ。」と淡々とエメは言った。
エメはフライドポテトを作ってから食べることも料理することも大好きになっていた。自分で作った料理を皆が『美味しい』と言ってくれて物凄く嬉しかった。料理人になりたいと思い始めていたが、1人にされるならやりたくないと思ってしまった。
「私もエメ君と料理を作れてうれしいな!これからどんどん食材を増やしていくから頑張ろうね!明日は一緒に食材を収穫しようね。」へへへと思わず苦笑いで返事をした。
「うん!ぼくがんばる!」
シンジュ様····やっぱりぼくは食べるだけでいい···と思うのだった。
それから話を切り上げてクリームスープを確認したところ、芋が煮上がり、とろみがついていた。
「エメ君美味しそう!!頑張って混ぜてくれてありがとう」
「ぼくがんばったからね!おいしちぃはずだよ?」
先程まで空気が悪かったが2人とも鍋の様子を見てニコニコ顔になった。ミルクの香りとトロリとしたスープが美味しそうだった。
いざ食べようと動いたときスプーンが無いことに気がついたが、エメが近くに落ちていた木の枝を爪で削ってスプーンを作った。こんなに爪が鋭かった?と驚いたが「ツメの出し入れができた」と本人が言っているので前からできたのかな?と勘違いしたシンジュはそのままエメにフォークも作ってもらった。
器は歩いてる時に見つけた葉っぱを使うことにした。クリーンをかけたので安心して使用ができる。
ただ深皿ではないため、芋しか乗せられない···行儀が悪いが鍋にそのままスープでスープをすくって食べることにした。
エメと一緒に『いただきます』と声がけをし、最初に芋を一口食べてみると芋の優しい甘みとミルクの風味がした。
この世界のバターは保存が効くように塩がたくさん使われているためか、かなり塩っぱい。そのためスープには塩を使用しなかったが、充分美味しい味になった。
「味はどう?」
「温かい味がする。おいちぃ!!!」
初めて食べる白いスープ···今まで食べ物に比べると物凄く味が薄かった。だけれどいっぱい食べても喉が渇かかないことに驚いた。そして胃も痛くならない。エメは夢中でもっともっとと食べ続けていたらスープの中身が無くなっていた···
シンジュ様の分も食べてしまって泣きそうになったが「たくさん食べてくれて嬉しい」と言ってくれた。
僕も嬉しくて「もっともっとだべれりゅ」と伝えると、もう何も入っていない鍋を使って緑の葉っぱをグツグツと茹でてくれた。味はピリッとしてよく分からない味だったけどバターの味がしていっぱい食べれた。
「緑の葉っぱは身体を作るのに大切だよ。」と教えてもらった。葉っぱは美味しい訳じゃないけど、大きくなるためにいっぱい食べたい!
明日は生えてる場所に必ず一緒に連れてってもらおうと思うのだった。
シンジュは茹でたクレソンを食べて、クセがないから食べやすいけど茎の硬さに驚いた。バリッバリッと噛む度に音がする。歯が欠けないか心配したが、少しでも緑の物を食べようと頑張って収穫したクレソンを一生懸命バリッバリッと音を立てながら食べたのだった。
食べ終わったシンジュは横でバリッバリッと食べているエメを見ながら、明日はエメともっと周囲を散策して美味しい食材を見つけようと気合を入れた。せめて歯に優しい食材を見つけたい···と思うのだった。
その後以前のように結界テントを張って早めに就寝をした。
20
お気に入りに追加
1,127
あなたにおすすめの小説
幼少期に溜め込んだ魔力で、一生のんびり暮らしたいと思います。~こう見えて、迷宮育ちの村人です~
月並 瑠花
ファンタジー
※ファンタジー大賞に微力ながら参加させていただいております。応援のほど、よろしくお願いします。
「出て行けっ! この家にお前の居場所はない!」――父にそう告げられ、家を追い出された澪は、一人途方に暮れていた。
そんな時、幻聴が頭の中に聞こえてくる。
『秋篠澪。お前は人生をリセットしたいか?』。澪は迷いを一切見せることなく、答えてしまった――「やり直したい」と。
その瞬間、トラックに引かれた澪は異世界へと飛ばされることになった。
スキル『倉庫(アイテムボックス)』を与えられた澪は、一人でのんびり二度目の人生を過ごすことにした。だが転生直後、レイは騎士によって迷宮へ落とされる。
※2018.10.31 hotランキング一位をいただきました。(11/1と11/2、続けて一位でした。ありがとうございます。)
※2018.11.12 ブクマ3800達成。ありがとうございます。
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
迷い人と当たり人〜伝説の国の魔道具で気ままに快適冒険者ライフを目指します〜
青空ばらみ
ファンタジー
一歳で両親を亡くし母方の伯父マークがいる辺境伯領に連れて来られたパール。 伯父と一緒に暮らすお許しを辺境伯様に乞うため訪れていた辺境伯邸で、たまたま出くわした侯爵令嬢の無知な善意により 六歳で見習い冒険者になることが決定してしまった! 運良く? 『前世の記憶』を思い出し『スマッホ』のチェリーちゃんにも協力してもらいながら 立派な冒険者になるために 前世使えなかった魔法も喜んで覚え、なんだか百年に一人現れるかどうかの伝説の国に迷いこんだ『迷い人』にもなってしまって、その恩恵を受けようとする『当たり人』と呼ばれる人たちに貢がれたり…… ぜんぜん理想の田舎でまったりスローライフは送れないけど、しょうがないから伝説の国の魔道具を駆使して 気ままに快適冒険者を目指しながら 周りのみんなを無自覚でハッピーライフに巻き込んで? 楽しく生きていこうかな! ゆる〜いスローペースのご都合ファンタジーです。
小説家になろう様でも投稿をしております。
魔眼の守護者 ~用なし令嬢は踊らない~
灯乃
ファンタジー
幼い頃から、スウィングラー辺境伯家の後継者として厳しい教育を受けてきたアレクシア。だがある日、両親の離縁と再婚により、後継者の地位を腹違いの兄に奪われる。彼女は、たったひとりの従者とともに、追い出されるように家を出た。
「……っ、自由だーーーーーーっっ!!」
「そうですね、アレクシアさま。とりあえずあなたは、世間の一般常識を身につけるところからはじめましょうか」
最高の淑女教育と最強の兵士教育を施されたアレクシアと、そんな彼女の従者兼護衛として育てられたウィルフレッド。ふたりにとって、『学校』というのは思いもよらない刺激に満ちた場所のようで……?
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
【完結】やり直しの人形姫、二度目は自由に生きていいですか?
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
「俺の愛する女性を虐げたお前に、生きる道などない! 死んで贖え」
これが婚約者にもらった最後の言葉でした。
ジュベール国王太子アンドリューの婚約者、フォンテーヌ公爵令嬢コンスタンティナは冤罪で首を刎ねられた。
国王夫妻が知らぬ場で行われた断罪、王太子の浮気、公爵令嬢にかけられた冤罪。すべてが白日の元に晒されたとき、人々の祈りは女神に届いた。
やり直し――与えられた機会を最大限に活かすため、それぞれが独自に動き出す。
この場にいた王侯貴族すべてが記憶を持ったまま、時間を逆行した。人々はどんな未来を望むのか。互いの思惑と利害が入り混じる混沌の中、人形姫は幸せを掴む。
※ハッピーエンド確定
※多少、残酷なシーンがあります
2022/10/01 FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、二次選考通過
2022/07/29 FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、一次選考通過
2021/07/07 アルファポリス、HOT3位
2021/10/11 エブリスタ、ファンタジートレンド1位
2021/10/11 小説家になろう、ハイファンタジー日間28位
【表紙イラスト】伊藤知実さま(coconala.com/users/2630676)
【完結】2021/10/10
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
婚約破棄ですね。これでざまぁが出来るのね
いくみ
ファンタジー
パトリシアは卒業パーティーで婚約者の王子から婚約破棄を言い渡される。
しかし、これは、本人が待ちに待った結果である。さぁこれからどうやって私の13年を返して貰いましょうか。
覚悟して下さいませ王子様!
転生者嘗めないで下さいね。
追記
すみません短編予定でしたが、長くなりそうなので長編に変更させて頂きます。
モフモフも、追加させて頂きます。
よろしくお願いいたします。
カクヨム様でも連載を始めました。
【完結】婚約破棄されて修道院へ送られたので、今後は自分のために頑張ります!
猫石
ファンタジー
「ミズリーシャ・ザナスリー。 公爵の家門を盾に他者を蹂躙し、悪逆非道を尽くしたお前の所業! 決して許してはおけない! よって我がの名の元にお前にはここで婚約破棄を言い渡す! 今後は修道女としてその身を神を捧げ、生涯後悔しながら生きていくがいい!」
無実の罪を着せられた私は、その瞬間に前世の記憶を取り戻した。
色々と足りない王太子殿下と婚約破棄でき、その後の自由も確約されると踏んだ私は、意気揚々と王都のはずれにある小さな修道院へ向かったのだった。
注意⚠️このお話には、妊娠出産、新生児育児のお話がバリバリ出てきます。(訳ありもあります)お嫌いな方は自衛をお願いします!
2023/10/12 作者の気持ち的に、断罪部分を最後の番外にしました。
2023/10/31第16回ファンタジー小説大賞奨励賞頂きました。応援・投票ありがとうございました!
☆このお話は完全フィクションです、創作です、妄想の作り話です。現実世界と混同せず、あぁ、ファンタジーだもんな、と、念頭に置いてお読みください。
☆作者の趣味嗜好作品です。イラッとしたり、ムカッとしたりした時には、そっと別の素敵な作家さんの作品を検索してお読みください。(自己防衛大事!)
☆誤字脱字、誤変換が多いのは、作者のせいです。頑張って音読してチェックして!頑張ってますが、ごめんなさい、許してください。
★小説家になろう様でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる