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「ふーん、随分と低レベルな゙嫌がらせするじゃん」
体育の後、戻ってきた司は自分の着替えを見てわざとらしく呟いた。このままジャージで授業受けても別にいいけど、それじゃこの嫌がらせをした相手に対し負けたように思う。
司の制服(勿論男子用)は何故か女子のスカートとブレザーにすり替えられていた。ご丁寧にリボンタイまで女性用に。
「誰?」
司は心底呆れたようにクラスを見回すが、誰も名乗り出ない。それどころかニヤニヤしている奴らが何人かいる。司はため息を吐いた。どうせ犯人は分かっている。栄之助だ。その指図だろう。まあいいか。
「だ、大丈夫?司くん」
「またどうせあの陰険野郎の仕業かよ」
「ありがと、みんな」
司はにっこり笑うと遠巻きに司の方をニヤニヤしながら見下ろしている集団へと目を向ける。
「ほんっと、僕のこと大好き過ぎて困っちゃうよ」
司は困ったと言う割に余裕の笑みを浮かべ、制服へと手を伸ばす。
「ちょ、ちょっと何してんの!?」
「え?」
「着るの?ねぇ?」
「うん」
司はにっこり微笑んだ。体毛の薄いからだだから手足を出しても問題ない。何より。
「僕は売られた喧嘩は買う主義だからさ」
栄之助がそれを望んでいるならば、司もそれに応えるだけだ。
「お、男らしいな……」
「でも流石にやめとけよ?またアイツ調子乗んぞ?」
「そ、そうだよ!」
「大丈夫」
止めようとするクラスメイト達に司は笑いかける。そしてスカートに足を通した。布が擦れる音がやけに大きく響く気がする。しかも少し短くて足がスースーする。
(やばい、思ったより恥ずかしい、かも……)
司は顔に熱が集まるのを感じた。しかしここで恥ずかしがっても仕方がない。このまま堂々としているのが一番だと判断した司はそのままリボンタイを結んでいく。そして最後にブレザーを着て終了だ。
「き、着替えたよ」
司は若干頰を染めながら言うが、誰も何も言ってくれない。それどころか皆唖然としていた。
「……あの?みんな?」
不思議に思って声をかけると、クラスメイトの一人がやっと我に返ったのか口を開いた。
「え、えっと……」
しかし彼はそれ以上何も言えず口をパクパクさせるだけだった。その様子を見ていた他の生徒たちも似たような反応である。
(ちょっとやり過ぎちゃったかな…痛いヤツとか思われてそう…しまったな…)
そんな司の心情を知る由もなく、クラスメイト達は困惑していた。目の前にいる美少女が実は男だなんて、司を気の毒に思うと同時に興奮していた。彼らは元々同性愛者ではない。それでも目の前の美少女は魅力的過ぎた。それは嫌がらせを画策した栄之助本人も同様で、司が着替えている間ずっと上の空だった。
「…おい、栄之助、司の女装見て鼻血出すなよ」
「……うっせぇよ」
似合いすぎた、なんて言えるわけがなかった。
***
「くそ……調子乗りやがって……」
栄之助は悔しそうに舌打ちをした。クラスの男子達が司の着替えを見て鼻の下を伸ばしていたのが許せなかったのだ。自分で女装させておきながら、栄之助の感情はぐちゃぐちゃだった。あれは自分のものなのに、自分だけのものだから、誰にも渡したくないし見せるつもりもないというのに、勝手にジロジロ見やがって。腹が立つ。
例えば、例えばだ。もし仮に栄之助以外の男が司に色目を使ったり、性的視線を向けたら?司はその男と付き合うのだろうか。いや、司は見た目こそ愛らしいが中身は憎たらしいほど頑固な男なのだからそんなことはありえない。それでも栄之助は気が気じゃなかった。
(ああもうマジでムカつく……)
苛立ちを抑えきれずに机を蹴飛ばすと、隣の席の女子がビクッとしてこちらを振り返った。面倒くせぇ。立ち上がって教室を出る。
自分で撒いた種とはいえ、この状況はかなりストレスが溜まる。くそカワイイ。知ってたけど、正直イライラするくらい、可愛すぎて困る。
栄之助は廊下の壁にもたれかかりながら深いため息を吐いた。
「何してんの?」
「げっ」
顔を上げるとそこには司の姿があった。相変わらず人を小馬鹿にしたような笑みを浮かべている。それがまたムカつくのだ。
「こんなとこで何してんの?」
「……別に」
栄之助はふて腐れたようにそっぽを向いた。司はふぅんと言いながら栄之助の近くに寄ってくる。その距離がやけに近くて心臓が跳ねた。
「あの、さ」
「なんだよ」
栄之助が答えると、司はもじもじしながら口を開いた。
「あんま嫌がらせとかしないでくんない?どうせこれ君だろう?こんな低レベルな嫌がらせ」
「あぁ!?」
思わず声を荒げてしまったが、すぐに我に返って咳払いする。そしてなるべく平静を装って答えた。
「……俺に指図してんじゃねーよ」
「指図じゃないじゃん。こーゆーことすんのやめてってお願いしてんの」
「意味わかんねぇし。つか、指図すんなって言っても俺はお前のお願いなんか聞かねーから」
「あっそ。じゃあ僕も栄之助の言うこと聞かないことにするね」
司は意地悪げに舌を出す。その表情にすらドキドキしている自分がいて苛立った。こいつは男のくせになんでこんなに可愛いんだよ。
「元々聞いたことねぇくせに…」
「君だってそうだろ?」
「おーいお前ら!イチャつくなら家帰ってからにしてくれー」
「はぁ!?」
廊下中に響き渡るほどの声で叫んだのは栄之助だった。司も一瞬ポカンとしていたが、すぐに我に返ると顔を真っ赤にして否定する。
「ち、違うって!誤解すんなよ!」
「はいはい分かってるって」
クラスメイト達はニヤニヤ笑いながら去っていく。二人は顔を真っ赤にしたまま固まっていたが、やがて先に我に返った栄之助が口を開いた。
「おい!誰がイチャついてるだって!?ふざけんな!」
「センセー!もうあの2人付き合ってるの確定でいいんじゃないでしょうかー!」
「ふざけるな!付き合ってない!ありえないから!」
「そーゆー問題じゃねんだよ!!」
栄之助が怒鳴ったところで昼休み終了を告げるチャイムが鳴った。司は慌てて自分の教室へと帰っていく。そしてそれを見送った後で栄之助は頭を抱えた。
***
「制服返して」
授業終わりにそう司から声をかけられて栄之助は思わず舌打ちをした。司はそんな態度にも怯まずに続ける。
「着替えたいから早く返して」
「…持ってねぇし」
「嘘、君以外こんなこと考える人いないもん」
「……チッ」
栄之助はイライラしながらも司を睨みつけた。だが司は動じる様子もなく平然としている。それがまた腹立たしい。
「どこにあるの?」
「…家」
「家ぇ!?」
司が素っ頓狂な声を上げる。その声に反応してクラス中の視線がこちらに向けられた。栄之助は居心地が悪くなって目を逸らす。しかし司はお構いなしで詰め寄ってきた。
「家って、なんで?誰に渡したの!?」
「うっせぇな、マサタカだよ…」
「僕の制服を隠すために…そんな手間を…」
「………」
使用人マサタカの疲れた笑顔が脳裏に浮かぶ。嫌がらせには本気で立ち向かうのが二人のやり方とは言え、栄之助は少しやりすぎたかもしれないと思い始めていた。
「栄之助クンカッコいいけど司クン絡むと幼稚だよね」
「は?」
「おい、女子、あんま煽んなよ!」
クラスが騒然としてきたところでホームルームで担任が戻ってきた。戻ってくるなりこう言った。「お前ら二人、もう帰れ」と。
***
さて帰り道。
(き、気まずい…)
何が悲しくていじめっ子と一緒に帰らなければならないのだ。せめてジャージに着替えたい。そんな思いも虚しく、司は栄之助の数歩後ろをとぼとぼ歩いていた。
(ていうかなんで栄之助は僕の制服持って帰らせたわけ?)
嫌がらせのためだけにわざわざ家に取りに届けさせたのだろうか。嫌がらせのためとはいえ、そこまでするだろうか。
(いやでもこいつならやりかねない)
司はちらりと後ろを見る。栄之助はむっつりと黙り込んでいる。正直言って気まずいどころの話ではない。
(はぁ……早く帰りたい…さっさと制服返して貰って…)
「おい」
栄之助が立ち止まってこちらを振り返った。司はびくっとして足を止める。
「……な、何?」
「ちょっと付き合えよ」
「……はぁ!?」
司は素っ頓狂な声を上げた。てっきりこのまま帰ってそれで終わりだと思っていた。付き合うとは?でも家に向かってるんだよね?
栄之助はそんな司の反応など気にも留めずにスタスタ歩いていく。ここで無視すれば確実に怒らせてしまうだろうと思い、渋々後を追うことにした。
(どっちにしろ君の家に行くしか手はないし……)
栄之助の家に着けば制服も返してもらえるだろう。さっさと用事を済ませて帰るのが吉だと判断した。
体育の後、戻ってきた司は自分の着替えを見てわざとらしく呟いた。このままジャージで授業受けても別にいいけど、それじゃこの嫌がらせをした相手に対し負けたように思う。
司の制服(勿論男子用)は何故か女子のスカートとブレザーにすり替えられていた。ご丁寧にリボンタイまで女性用に。
「誰?」
司は心底呆れたようにクラスを見回すが、誰も名乗り出ない。それどころかニヤニヤしている奴らが何人かいる。司はため息を吐いた。どうせ犯人は分かっている。栄之助だ。その指図だろう。まあいいか。
「だ、大丈夫?司くん」
「またどうせあの陰険野郎の仕業かよ」
「ありがと、みんな」
司はにっこり笑うと遠巻きに司の方をニヤニヤしながら見下ろしている集団へと目を向ける。
「ほんっと、僕のこと大好き過ぎて困っちゃうよ」
司は困ったと言う割に余裕の笑みを浮かべ、制服へと手を伸ばす。
「ちょ、ちょっと何してんの!?」
「え?」
「着るの?ねぇ?」
「うん」
司はにっこり微笑んだ。体毛の薄いからだだから手足を出しても問題ない。何より。
「僕は売られた喧嘩は買う主義だからさ」
栄之助がそれを望んでいるならば、司もそれに応えるだけだ。
「お、男らしいな……」
「でも流石にやめとけよ?またアイツ調子乗んぞ?」
「そ、そうだよ!」
「大丈夫」
止めようとするクラスメイト達に司は笑いかける。そしてスカートに足を通した。布が擦れる音がやけに大きく響く気がする。しかも少し短くて足がスースーする。
(やばい、思ったより恥ずかしい、かも……)
司は顔に熱が集まるのを感じた。しかしここで恥ずかしがっても仕方がない。このまま堂々としているのが一番だと判断した司はそのままリボンタイを結んでいく。そして最後にブレザーを着て終了だ。
「き、着替えたよ」
司は若干頰を染めながら言うが、誰も何も言ってくれない。それどころか皆唖然としていた。
「……あの?みんな?」
不思議に思って声をかけると、クラスメイトの一人がやっと我に返ったのか口を開いた。
「え、えっと……」
しかし彼はそれ以上何も言えず口をパクパクさせるだけだった。その様子を見ていた他の生徒たちも似たような反応である。
(ちょっとやり過ぎちゃったかな…痛いヤツとか思われてそう…しまったな…)
そんな司の心情を知る由もなく、クラスメイト達は困惑していた。目の前にいる美少女が実は男だなんて、司を気の毒に思うと同時に興奮していた。彼らは元々同性愛者ではない。それでも目の前の美少女は魅力的過ぎた。それは嫌がらせを画策した栄之助本人も同様で、司が着替えている間ずっと上の空だった。
「…おい、栄之助、司の女装見て鼻血出すなよ」
「……うっせぇよ」
似合いすぎた、なんて言えるわけがなかった。
***
「くそ……調子乗りやがって……」
栄之助は悔しそうに舌打ちをした。クラスの男子達が司の着替えを見て鼻の下を伸ばしていたのが許せなかったのだ。自分で女装させておきながら、栄之助の感情はぐちゃぐちゃだった。あれは自分のものなのに、自分だけのものだから、誰にも渡したくないし見せるつもりもないというのに、勝手にジロジロ見やがって。腹が立つ。
例えば、例えばだ。もし仮に栄之助以外の男が司に色目を使ったり、性的視線を向けたら?司はその男と付き合うのだろうか。いや、司は見た目こそ愛らしいが中身は憎たらしいほど頑固な男なのだからそんなことはありえない。それでも栄之助は気が気じゃなかった。
(ああもうマジでムカつく……)
苛立ちを抑えきれずに机を蹴飛ばすと、隣の席の女子がビクッとしてこちらを振り返った。面倒くせぇ。立ち上がって教室を出る。
自分で撒いた種とはいえ、この状況はかなりストレスが溜まる。くそカワイイ。知ってたけど、正直イライラするくらい、可愛すぎて困る。
栄之助は廊下の壁にもたれかかりながら深いため息を吐いた。
「何してんの?」
「げっ」
顔を上げるとそこには司の姿があった。相変わらず人を小馬鹿にしたような笑みを浮かべている。それがまたムカつくのだ。
「こんなとこで何してんの?」
「……別に」
栄之助はふて腐れたようにそっぽを向いた。司はふぅんと言いながら栄之助の近くに寄ってくる。その距離がやけに近くて心臓が跳ねた。
「あの、さ」
「なんだよ」
栄之助が答えると、司はもじもじしながら口を開いた。
「あんま嫌がらせとかしないでくんない?どうせこれ君だろう?こんな低レベルな嫌がらせ」
「あぁ!?」
思わず声を荒げてしまったが、すぐに我に返って咳払いする。そしてなるべく平静を装って答えた。
「……俺に指図してんじゃねーよ」
「指図じゃないじゃん。こーゆーことすんのやめてってお願いしてんの」
「意味わかんねぇし。つか、指図すんなって言っても俺はお前のお願いなんか聞かねーから」
「あっそ。じゃあ僕も栄之助の言うこと聞かないことにするね」
司は意地悪げに舌を出す。その表情にすらドキドキしている自分がいて苛立った。こいつは男のくせになんでこんなに可愛いんだよ。
「元々聞いたことねぇくせに…」
「君だってそうだろ?」
「おーいお前ら!イチャつくなら家帰ってからにしてくれー」
「はぁ!?」
廊下中に響き渡るほどの声で叫んだのは栄之助だった。司も一瞬ポカンとしていたが、すぐに我に返ると顔を真っ赤にして否定する。
「ち、違うって!誤解すんなよ!」
「はいはい分かってるって」
クラスメイト達はニヤニヤ笑いながら去っていく。二人は顔を真っ赤にしたまま固まっていたが、やがて先に我に返った栄之助が口を開いた。
「おい!誰がイチャついてるだって!?ふざけんな!」
「センセー!もうあの2人付き合ってるの確定でいいんじゃないでしょうかー!」
「ふざけるな!付き合ってない!ありえないから!」
「そーゆー問題じゃねんだよ!!」
栄之助が怒鳴ったところで昼休み終了を告げるチャイムが鳴った。司は慌てて自分の教室へと帰っていく。そしてそれを見送った後で栄之助は頭を抱えた。
***
「制服返して」
授業終わりにそう司から声をかけられて栄之助は思わず舌打ちをした。司はそんな態度にも怯まずに続ける。
「着替えたいから早く返して」
「…持ってねぇし」
「嘘、君以外こんなこと考える人いないもん」
「……チッ」
栄之助はイライラしながらも司を睨みつけた。だが司は動じる様子もなく平然としている。それがまた腹立たしい。
「どこにあるの?」
「…家」
「家ぇ!?」
司が素っ頓狂な声を上げる。その声に反応してクラス中の視線がこちらに向けられた。栄之助は居心地が悪くなって目を逸らす。しかし司はお構いなしで詰め寄ってきた。
「家って、なんで?誰に渡したの!?」
「うっせぇな、マサタカだよ…」
「僕の制服を隠すために…そんな手間を…」
「………」
使用人マサタカの疲れた笑顔が脳裏に浮かぶ。嫌がらせには本気で立ち向かうのが二人のやり方とは言え、栄之助は少しやりすぎたかもしれないと思い始めていた。
「栄之助クンカッコいいけど司クン絡むと幼稚だよね」
「は?」
「おい、女子、あんま煽んなよ!」
クラスが騒然としてきたところでホームルームで担任が戻ってきた。戻ってくるなりこう言った。「お前ら二人、もう帰れ」と。
***
さて帰り道。
(き、気まずい…)
何が悲しくていじめっ子と一緒に帰らなければならないのだ。せめてジャージに着替えたい。そんな思いも虚しく、司は栄之助の数歩後ろをとぼとぼ歩いていた。
(ていうかなんで栄之助は僕の制服持って帰らせたわけ?)
嫌がらせのためだけにわざわざ家に取りに届けさせたのだろうか。嫌がらせのためとはいえ、そこまでするだろうか。
(いやでもこいつならやりかねない)
司はちらりと後ろを見る。栄之助はむっつりと黙り込んでいる。正直言って気まずいどころの話ではない。
(はぁ……早く帰りたい…さっさと制服返して貰って…)
「おい」
栄之助が立ち止まってこちらを振り返った。司はびくっとして足を止める。
「……な、何?」
「ちょっと付き合えよ」
「……はぁ!?」
司は素っ頓狂な声を上げた。てっきりこのまま帰ってそれで終わりだと思っていた。付き合うとは?でも家に向かってるんだよね?
栄之助はそんな司の反応など気にも留めずにスタスタ歩いていく。ここで無視すれば確実に怒らせてしまうだろうと思い、渋々後を追うことにした。
(どっちにしろ君の家に行くしか手はないし……)
栄之助の家に着けば制服も返してもらえるだろう。さっさと用事を済ませて帰るのが吉だと判断した。
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