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帰省編(先輩視点)

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帰省編

 夏休みの後半。せーちゃんは実家に帰るのだそうだ。東北のある地方都市の名前。そこがせーちゃんの地元なのだという。
「新幹線で行くのか?」
 俺がそう聞くと、せーちゃんは首を横に振った。どうやら高速バスに乗って向かうらしい。時間かかるから大変そうだけど、本人は嬉しそうにしているからいいかと思う。ただ、寂しい。ほんの一週間とは言え、寂しいし、垢抜けたせーちゃんに変な気を起こすやつがいないか心配だし。
「せーちゃん、俺以外にあんまベタベタすんなよ」
 そう言うとせーちゃんはきょとんとした顔をする。なんだよその反応は、不安になるだろう。俺はちょっとムッとした顔をしてしまう。
 そんな俺の気持ちなんて知る由もないせーちゃんはじっとしたまま目をぱちぱちさせている。猫みたいな瞳で見つめられると、んな可愛い顔すんなって思う。
「先輩だって、他の女の子と…」
「…へ?」
 ちょっと拗ねたような顔で、言いかけてやめられて、俺は間抜けな声を出してしまう。
「なに?せーちゃん」
 そう聞き返すとせーちゃんはちょっと恥ずかしそうに視線を逸らす。
(いや、可愛すぎかよ)
 そんな仕草をされてドキドキしない男がいたら会ってみたいし、こんな姿を見てムラムラしない男がいたらそれはもうインポだと思う。
「だって…その…」
「言って?せーちゃん」
 せーちゃんの頬に手を添えて、俺はその顔を覗き込む。それだけで照れたように目をそらすのが可愛い。これキスして良い流れだよな?あーくそカワイイ。
「嫉妬した?俺が女と仲良くするの、嫌だった?」
「や、やです…恥ずかしい…」
 そう言って逃げようとするせーちゃんの腰を捕まえて引き寄せる。ほんと可愛い。そんな反応されたら余計虐めたくなるってわかんないかな?
(キスしてぇ…)
 そう思って顔を寄せると、俺の唇は柔らかいものに阻まれた。せーちゃんが手で俺の口を塞いでいるのだ。
「っ!せーちゃ……」
「だ、だめです……!キスしたら、絶対先輩止まらなくなっちゃうから…」
 頬を真っ赤に染めて、困ったように上目遣いで言うせーちゃんに俺は頭が真っ白になる。
(…んだこの可愛い生き物は!)
 今すぐ押し倒して抱き潰したい衝動に駆られるが、明日発つせーちゃん相手にさすがにそれやったら嫌われるだろうし、なんとか理性を総動員して我慢する。
(はぁ……可愛い……)
 せーちゃんを抱き寄せて、首筋に顔を埋める。あ、汗の匂いするけどそれもなんかエロい。しばらく堪能していると、せーちゃんが俺の髪を撫でてきた。
「海翔先輩…」
「キスしちゃだめなんだろ?じゃあこれで我慢する」
 そう言って俺はせーちゃんの首筋にちゅっと吸い付いた。その途端、せーちゃんがビクンッと震えるのがわかる。
「んっ……!」
 慌てて口を抑えるけどもう遅い。可愛い声出しやがって。またムラムラしてきた。このままじゃまずい。せーちゃんが可愛すぎて色々我慢できなくなる。本当に、どうかしてる。
「せ、先輩……」
「んー?」
 不安そうに俺を見上げるせーちゃんに、俺はニコニコ笑って見せる。ああ、きっと今すっげぇ悪い顔してるんだろうなって思うけど仕方ないだろ?
(お前が悪いんだからな)
 そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、せーちゃんはうずうずしてるのを隠すように腕を伸ばして背にかける。
「止まらなくなっちゃうんじゃねーの?」
「…海翔先輩の意地悪」
 鈍感だけどえっちなせーちゃんが、俺の意地悪に気づかないわけがない。俺が何を求めてるのかもわかってるはずだ。それでも俺を拒絶できない。せーちゃんのお人好しさに付け込んでる自覚はある。でも、せーちゃんだって悪いと思うんだよな?こんな可愛い反応されたら、もっと苛めたくなっちまうだろ?
「俺、お前が思ってるより余裕ねーから」
 そう言って俺はせーちゃんの唇にキスする。最初は軽く触れるだけのキスを何度もして、それから舌を入れて、口内を犯していく。
「ん、んっ……」
 せーちゃんの舌を追いかけ回して絡めとると、どんどん深いキスになっていく。時折漏れるせーちゃんの声が可愛くて仕方がない。
(あーやばいなこれ)
 だんだん理性が剥がれ落ちていくのを感じる。このまま押し倒してヤりたい衝動に駆られる。股間が痛てぇ。
「んっ、せ、先輩……だめ……」
 そう言ってせーちゃんは俺の胸を押すけど、その力は弱いし瞳は蕩けてる。俺はため息をつきながら唇を離すと、せーちゃんの耳元に顔を寄せる。そしてそのまま低い声で囁いた。
「なあ…?いいだろ?せーちゃん」
「っ……!」
 その瞬間、せーちゃんの体がビクッと震える。俺を見上げる目は潤んでいて、顔も真っ赤でめちゃくちゃ可愛い。
俺はそれを肯定と受け止めた。
「大丈夫、挿れないし、1回で終わらすから。な?」
 俺はそう言ってせーちゃんの服を脱がせていく。シャツのボタンを外しながら首筋にキスすると、その度にびくびく震えるのが堪らない。大袈裟なくらい身体が跳ねる。
(敏感すぎだろ)
 ちょっと心配になるレベルだ。本当に他の男に襲われないか心配になる。
 慌てて俺を押し返そうとするけど、力が入らないのか弱々しい抵抗だ。かわいい。もっと苛めたくなってしまう。
(てか、俺ってこんなSっ気あったんだな……)
今まで知らなかった自分を発見しつつ、俺はせーちゃんの乳首に吸い付く。舌で転がしたり甘噛みしたりするとその度にビクビク震えて可愛い反応をする。
「せ、せんぱい……だめぇ……」
「ん?もっとして欲しい?」
そう言って俺はせーちゃんの下腹部に手を伸ばすと、ズボンの上から撫で回す。そこはもう反応して硬くなっていた。
「あっ……!」
軽く触れるだけでせーちゃんは大きく体を震わせる。それでもなお優しく撫でてやると、物足りなさそうな目でこっちを見てくる。
(かわいい)
俺はせーちゃんの耳元に口を寄せると、そのまま囁いた。
「なあ?直接触って欲しい?」
そう聞くと、せーちゃんは恥ずかしそうに顔を逸らす。しかし体は正直で、俺の手に擦り付けるように腰を動かしているのがわかる。
「…欲しい、です」
小さく呟くせーちゃんに、俺はニヤリと笑って見せる。
「じゃ、合意ってことで」
「っ……!」
 俺の意地悪な質問に、せーちゃんは小さく息を飲む。そして覚悟を決めたように頷いた。俺は満足気に笑うと、せーちゃんのズボンを脱がせる。そして下着越しに触れてみるけど、先走りで湿っていて気持ち悪いだろうと思い、それも脱がせた。
(あーやべぇ)
 恥ずかしそうに顔を背けるせーちゃんが可愛くて、今すぐ挿れたい衝動に駆られる。俺は自分のものを出すと、せーちゃんのそれに擦り付けた。
「っ……!」
 それだけでビクビクと反応する姿が堪らない。先っぽから溢れ出てくる先走りを絡めて一緒に扱くと、すぐに質量を増していくのがわかる。
「せ、せんぱい……」
 不安そうに俺の名前を呼ぶせーちゃんに笑いかけながら、俺は自分のものを取り出すと、それをせーちゃんのものに重ねた。そして一緒に握り込むと上下に動かし始める。
「あ……あぁ……っ!」
「ん…」
(やべ、これ気持ちいいな)
 お互いのものが擦れ合う感覚は、手でするのとはまた違う快感があった。せーちゃんも気持ち良さそうに喘いでいる。俺は自分のものを扱きながら、せーちゃんのものに擦り付けた。2人分の先走りでぬるぬるして滑りが良くなっていくのがわかる。
(あーやべぇ……イキそう)
 そう思った瞬間、せーちゃんが俺の首に腕を回してきた。そしてそのまま引き寄せてくる。
(あ、キスしたいのか)
 俺はせーちゃんの唇を塞ぐと、舌を絡めて深いキスをした。お互いのものが擦れ合い、さらに快感が増していく。せーちゃんも腰を揺らしていて、限界が近いことがわかる。俺ももう、限界だ。
「ん……っ!んんっ!」
「んっ…!」
 せーちゃんのものが震え、びゅくびゅくと白濁を吐き出すと同時に俺も達した。お互いのものが混ざり合い、腹に温かいものがかかるのを感じる。せーちゃんは肩で息をしながらぐったりとしていた。
「気持ちよかったか?」
 そう聞くと、せーちゃんは恥ずかしそうに頷く。俺は満足気に笑うと、その体をさらに強く抱きしめたのだった。

「今夜かー…長かったな」
 せーちゃんが実家に帰って、今日で1週間。せーちゃんからは毎日連絡が来るし、俺もたまに電話するけどやっぱり寂しいものは寂しい。
(まあ、インターンとかあったから丁度良かったところもあるけど…)
 暇だったらずっとせーちゃんのこと考えてしまいそうで、我ながら笑ってしまいそうだ。そう思いながらバイト先の更衣室を出る。
「わっ!」
「おっと、悪い」
 ぶつかりそうになって思わず両手を上げる。その先にはバイトの女の子が顔を赤くしていた。可愛くて一生懸命で、真面目な小さな女の子。
「か、かいとせんぱい…!ごめんなさい、私…」
「良いって、そっちこそ、怪我とかしてないか?」
 俺はそう言って微笑むと、益々顔を赤くさせた。思った通りに人が動くのは見ていて悪い気はしない。好かれる分には得だと言うことを、20年間の人生で良く学んでいた。
「かいとー団体予約のお客さん一気に来ちゃって、ちょっと早いけど対応してもらって良い?」
「りょーかい、亜莉亜」
 サークル同期の3年女子がフロアから顔を覗かせる。途端に俺の前にいた女の子との間に火花が散る。
 好かれる分には得だ。俺は良くわかっている。勿論、その逆も。

「…かいとせんぱいって、その、彼女サンとかいるんですか?」
 シフト終わり。ちっちゃくて可愛くてドジで一生懸命な新人ちゃんが少し探るようにそんなことを聞いてきて、俺は正直「あー…」と心のなかで思ってしまった。そんなことは見せずに俺はにっこり微笑む。
「いないよ?今は」
 恋人ならいるが。せーちゃんの困ったような笑顔を思い返す。
「そ、そうなんですか?意外です」
 そう言って照れ笑いする女の子に俺は心の中で謝りながら、この話を早く終わらせる為に話を振ることにした。シフトを無理言って調整してもらった手前、雑に切り上げるのも申し訳ない。それに。こういう真面目な子は、遊ぶのも罪悪感が先に立つ。サークルの女子たちみたいに割り切った関係の方が楽だ。
「今はそーゆーのいいかなって思っててさ」
 やんわりと興味がないと伝えると、女の子は「そうですか……」と残念そうに呟く。どうやらまだ諦めていないようだ。名札の名前を読み上げながら、俺はそっと耳打ちする。
「俺のこと好きになっちゃった?」
「え!?」
「かりんちゃんみたいないい子、悪い男に騙されそうで心配だよ」
「か、かいとせんぱい……」
 真っ赤な顔で俯く彼女を見ていると、俺は内心ため息をついた。
(悪い男って……)
 自分だってそう思う。俺も人間だ。女の子を口説くのは嫌いじゃないし。むしろ好きだし?得意だし、結構楽しんでいた。でも深い仲になるのはごめんだった。何度も修羅場みたいな経験をして、正直疲れてしまった。
(だけど)
 俺の本命は別だ。せーちゃんは遊びじゃない。そうでなければ、女の子みたいに柔らかくはない男の身体を、時間を掛けて少しずつ、俺のモノを受け入れさせたりなんてしない。健気で可愛い、俺の恋人。早く会いたいし、せーちゃんが悲しむことはしたくない、と思う。
「かりんちゃんはもっと誠実な人がいいと思うぜ?良い子だから、ちゃんと大事にしてくれる人が見つかるよ」
 俺はそう言って、彼女の頭をぽんっと撫でた。そしてその場を離れる。後ろで彼女がどんな顔をしているかは、あえて見なかった。
(ちょっと可哀想だったかな)
 そんな罪悪感が少しだけ湧くけど、でもこのくらいで丁度良いのだとも思う。前だったら1回くらい抱いてたかもしれない。でも今は違う。
「お!海翔君、また女の子泣かせてたん?」
 ニヤニヤとバイトリーダーの仁科さんが笑っていた。若く見えるが7個くらい歳上で、人妻。旦那さんの仕事で東京に越してきて、俺の悩みも良く聞いてもらっていた。ついでにセックスしたりもしたりなどした。
「仁科さん、見てたんですか?」
「悪い男やね?」
 やんわりそう言ってケラケラ笑われ、俺はバツが悪くなって頭を掻く。
「えー、なんか俺、仁科さんの中で酷い男になってません?」
「今更やんか」
 そう笑う彼女に俺は苦笑するしかなかった。何なら修羅場に相談に乗ってもらってその勢いで抱いたりとか、割と酷いことしてたから。
「でもまあ、かりんちゃん良い子やからちょっと可哀想やったかもなぁ」
 仁科さんはそう言って俺の肩に手を置くと、ぐっと顔を近づけてくる。そして少し声を小さくして言った。
「本命いるんやろ?わざわざシフト変わってくれ、なんて今まで無かったやん」
「あー、まあ……」
 俺は少し目を逸らす。本命がいるということ自体を否定はしないが、男が好きだとは言っていない。散々相談してたくせに、秘密にしてることを責められている気がして心苦しい。仁科さんは俺の心中を察したのか肩をぽんぽんと叩いてきた。そして小さな声で言う。
「海翔君もちゃんと、恋出来たんね。良かった」
「……うす」
『ちゃんと好きな人が出来るとええな』
ラブホでヤッた後、仁科さんがシーツに包まって笑っていたのを思い出す。
「大事にしたい、って思ってるんで」
「ふふ、かいとくんかっこいいやん」
 バシッと背中を叩かれて俺はよろける。この人ほんと、細いのに力が強いんだよなぁ……
「海翔君が抜ける分は穴埋めしといたるから、ゆっくり恋人と過ごして来なね?」
 ウィンクするとそのままフロアに戻っていく仁科さんに、俺は「ありがとうございます」と頭を下げた。恋人、の一言でふわふわ笑うせーちゃんの姿が浮かんで胸が高鳴る。
「…っし」
 迎えに来なくて大丈夫ですから、とせーちゃんは言っていたが、相変わらずちょっとズレている。せーちゃんのためじゃなく、俺が行きたいだけなのだ。少しでも早く、せーちゃんに会いたい。ただそれだけ。
なので。

「よ」
「本当に来たんですね…」
 バイト終わりに、バスターミナルで荷物に埋もれたパーカー姿のせーちゃんを見つけた時、俺は思わず笑ってしまいそうだった。
「なに、嫌だった?」
 少し意地悪く言うと頬をふくらませる。数日ぶりなのに全然そんなこと感じさせない。会えない間の鬱憤も、せーちゃんの顔を見たら吹き飛んだ。
「髪、黒くしたんですね」
「ん?あー…インターンだったし」
 惚れ直した?と笑うと「そんなこと…」ってせーちゃんは顔を赤くする。可愛いなぁと思いながらも、俺はせーちゃんの荷物を持って手を引っ張ると駅の外に出た。
「あ、あの、海翔先輩?」
 人通りの多い道を歩きながら俺は言う。
「シフトずらしてもらった。俺、数日フリー」
「え、あの、それって…」
 そんなの決まってるだろ?俺はニヤリと笑うと耳元で囁く。会えなかった分を取り戻すように、飢えた狼のような気分だった。
「覚悟しろよ、せーちゃん?」
何ならすぐにでも抱いて、めちゃくちゃにしてしまいたい。そんな衝動を抑えながら、俺はせーちゃんを連れて自宅に向かうのだった。

「ん……っ」
 部屋に入るなり、俺は玄関でキスをしていた。靴を脱ぐのももどかしいくらいに興奮している自分がいる。そのまま舌を絡めると、せーちゃんもそれに応えるように俺の首に腕を回してきた。
(かわいい)
 俺はそのまま服の中に手を入れると、滑らかな肌を堪能するように撫で回す。少し汗ばんでいて、しっとりと手に馴染むのが心地良い。
「せーちゃん」
 名前を呼んで唇を離すと、せーちゃんは潤んだ瞳で見上げてくる。可愛すぎてどうにかなりそうだ。ちゅ、ちゅ、と首筋にキスを落としながら俺は身体を弄る。優しくしなきゃと言う気持ちと、疾る気持ちと、せめぎ合っている。
「んんっ、かいとせんぱい…」
 首筋から鎖骨へと舌を這わせるとせーちゃんがぴくりと震えた。猫吸いならぬ、せーちゃん吸い。
「はー…全然足んねぇわ…」
「あぅう…♡」
 服の隙間から肌に触れる度にぴくん、ぴくんと反応するのが可愛くて仕方がない。思い切り固くなった股間をせーちゃんのそれに擦り付けると「あ…」と困ったような顔で頬を赤らめる。
「せーちゃん分かる?俺全然足りねえの。1週間以上せーちゃんと触れてないだけで、ほんと頭おかしくなりそう」
 そう言って俺はせーちゃんの身体を撫でる。それだけでも興奮するのか、せーちゃんもまた固くなったモノを俺の太ももに押し付けてきた。
「かいとせんぱい……っ♡」
 潤んだ目で見つめられて我慢出来る男がいるだろうか?いやいない。少なくとも俺には無理だ。
「いっぱいセックスしような、せーちゃん」
「…はい」
 俺はせーちゃんの服を全部脱がせると、自分も服を脱いで裸になった。そしてそのままベッドへ押し倒した。誰よりも何よりも、俺を突き動かすのはこの子だけ。この気持ちは、他の誰にも埋められない。
『ちゃんと好きな子、作りなね?』
 ふと、仁科さんの言葉を思い出す。今ならその意味が分かる気がした。こんな風に自分がなるなんて、思いもしなかった。手放せない。性欲処理でしかなかった行為が、特別なものへと変わっていく。
「せーちゃん、好きだよ」
 そう言ってキスをすると、せーちゃんはぎゅっと抱きついてくる。それに応えるように俺はもっと深く舌を絡めるのだった。
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