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(お腹痛い…キリキリする…)
ジクジクと疼いていた下腹は、今やパンパンに張り詰めて、痛い。手のひらでなぞるとぽっこりとお腹が丸い。ここでたっぷりのおしっこが今か今かと暴れ回っているのだろう。
ちんこ、触りたい。ぎゅうぎゅうに押さえてモジモジバタバタしたい。太一がこの前、商店街でおしっこ我慢していた光景が浮かぶ。パンツの中に手を入れて、尻をあからさまなぐらいに突き上げて。でもあいつは6歳だ。俺は16歳。同じベクトルで考えて良いわけがない。
「なあ、いろ君。おしっこだろ」
「っ、へ、なに!?」
「いや、ずっとソワソワしてるから…」
「ちが、ちがうっ、」
慌てて否定するけど、太ももスリスリはやめられないし、股間あたりのジーンズの布を引き上げるのもやめられない。
「ちょっとだけ…したい…」
ちょっとなわけあるか。こんなにみっともない格好がバレバレなのに。カッと頬が熱い。
「我慢できそ?あと30分ぐらいあるけど…」
「当たり前!ほんとにちょっとだから、!」
ギシギシと座席が揺れる。太ももの間に手を挟んで、足を組んで、それでも落ち着かない。まだ大丈夫、大丈夫。だけど、不安。括約筋は力を入れ続けていて疲れたし、お腹は水風船のよう。少し揺らしたら出てしまうかもしれない。この状況を漏れそう、っていうのだろうか。こんなに我慢したのが久しぶりだから、限界がどこなのか、あとどれくらい持つのかが分かんない。
「っ~っふ、んぅ…」
背中がピンと張って、その癖少し前屈み。下を見ると、ぴっちりと閉じた太ももの中心に今最も力の入っているチンコが見える。
押さえたい。触りたい。グニグニ両手で引っ掴んで、伸ばしたい。出口をぐりぐりしたい。
(出したい、おしっこぉ、んふぅ、く、)
おしっこしたいってこんなに辛いんだ。
あの時の太一の辛さが分かる。パンツの中に手を入れて、直接チンコを揉むものだから、みっともないと怒ってしまった。何でそんなになるまで我慢するんだ、あと20分ぐらい我慢しろって。自分の言葉がグサグサ刺さって、泣きそう。
ガタッ…ガタガタっ、
「はふ、っふ、ぅ、う、」
おしっこ、おしっこ。パンパンの膀胱が容赦なく揺れて、その度にチンコがヒクヒクと痙攣する。
でも、絶対に前だけは押さえたくない。それをしたら、6歳と一緒だから。
「いろ君、ほんとに大丈夫?乗ってるの俺らだけだから途中止めてもらおうか?」
「い、いぃ、がまん、する、」
「まあせめて前押さえときな。辛いでしょ」
「そんなんしなくても、できる、」
「意地張ってないで。ほら」
「ぁう、」
無理やり俺の手を掴んで股間に乗せる兄貴。手の指がソコに触れた瞬間、きゅうううう、と膀胱が震えた。
「っ、やめろって、」
「そんなこと言ってお漏らししちゃったらどうすんの」
「~~っ、!!うるさいっ、子供扱いすんな!!」
そんなの、するわけない。
『お漏らし』
兄貴から見て俺はよっぽど余裕がないのだろう。でもそんなワード出すなんてあり得ない。そういうデリカシーのないところ、未だに小さい子扱いしてくるの、嫌い。でも、そう思わせている俺が百パー悪いのだけは分かるから。
「分かった分かった。でも冷えるの辛いだろ?俺の上着かけときな」
ふわりと俺の下半身に兄貴の着ていたグレーのカーディガンが乗せられる。高身長でそこそこ筋肉がついている兄貴だが、季節関係なく体が冷えやすい体質だ。
「っ、でも…」
今日みたいなクーラーの寒さは特に苦手なはず。半袖になって、大丈夫なのだろうか。
「丁度暑くなってきたから脱いだんだよ。ほらお前、脚出てて寒いだろ。かけときな」
「っ、」
ほんのりと熱を持ったカーディガンは、局部が隠す。チラリと兄貴の方を見ると、イヤホンをして窓の外を眺めている。見ないようにしてくれているのだろう。
「ごめん…」
隠れたソコをキュッと抑える。少しだけ、楽。
「っふ、っふ、ぅ、」
トイレ、トイレ、トイレ、トイレ。
忙しなくチンコを引っ張って、押し込んで、ぐにぐにして。尻をモゾモゾさせて、太もももこれ以上ないぐらいに動かして。
恥ずかしいのに、やめられない。やめたら、本当に。
「…ろくん?いろ君?」
突然肩を叩かれて顔を上げる。
「そろそろ着くけど…」
「ん、いく…」
手を離したいのに、離せない。お金の準備も何もかも出来てない。
泣きそうだった。このまま立ったら俺のお腹は耐えてくれるだろうか、ここで、最悪な結末を迎えないだろうか。
(だいじょうぶ、だいじょうぶ…おもらし…なんて…)
「カーディガン預かるね」
足に再び冷気が当たって、また鳥肌が立つ。チンコを握りしめてるのもバレバレで、でも離すことなんてできない。
バスが停まる。そろりそろりと立った瞬間、ズシリと出口が重く、一気に押し寄せてくる。
「ンっ、っふ、ふぁ、ぁ、」
内股で、腰を曲げて、太ももを重ね合わせて。グニュグニュと揉み込むチンコが乾いていることだけが救い。バスの廊下で、おしっこ我慢ダンス。
「先に降りて左進んどきな。すぐ追いつくから」
「んんっ、」
腰をトン、と押され、慌てて足を進める。もう、誰に見られてるとかって考えられなかった。早くトイレ、早くおしっこ。ただそれだけ。
「あ、ちょっとお金…」
「あ、すんません俺が二人分…」
おしっこおしっこおしっこおしっこ…
もう頭の中はおしっこでいっぱいで、運転手の人にお礼を言う余裕も、お金を払う間前を離す余裕もない。
階段を降りて、降り場について、よちよちと歩いているとすぐに兄貴がやってくる。
「こっち!!走るぞ!!」
「ぁっ、まって、」
じわっ…
いきなり腕を引かれて、否が応でも足を進めなければならない。
お腹が揺れる。出口が、おしっこが。
(出る出る出る出る出るっ!!!!)
無我夢中で、腕を引かれながらチンコを激しく揉みしだきながら。
じぁ…じわぁ…
汗みたいな量が染みて、どんどんあったかくなって。
じょわっ…じょおおおおおおお…
「ぁぁぁっ!!!」
ジクジクと疼いていた下腹は、今やパンパンに張り詰めて、痛い。手のひらでなぞるとぽっこりとお腹が丸い。ここでたっぷりのおしっこが今か今かと暴れ回っているのだろう。
ちんこ、触りたい。ぎゅうぎゅうに押さえてモジモジバタバタしたい。太一がこの前、商店街でおしっこ我慢していた光景が浮かぶ。パンツの中に手を入れて、尻をあからさまなぐらいに突き上げて。でもあいつは6歳だ。俺は16歳。同じベクトルで考えて良いわけがない。
「なあ、いろ君。おしっこだろ」
「っ、へ、なに!?」
「いや、ずっとソワソワしてるから…」
「ちが、ちがうっ、」
慌てて否定するけど、太ももスリスリはやめられないし、股間あたりのジーンズの布を引き上げるのもやめられない。
「ちょっとだけ…したい…」
ちょっとなわけあるか。こんなにみっともない格好がバレバレなのに。カッと頬が熱い。
「我慢できそ?あと30分ぐらいあるけど…」
「当たり前!ほんとにちょっとだから、!」
ギシギシと座席が揺れる。太ももの間に手を挟んで、足を組んで、それでも落ち着かない。まだ大丈夫、大丈夫。だけど、不安。括約筋は力を入れ続けていて疲れたし、お腹は水風船のよう。少し揺らしたら出てしまうかもしれない。この状況を漏れそう、っていうのだろうか。こんなに我慢したのが久しぶりだから、限界がどこなのか、あとどれくらい持つのかが分かんない。
「っ~っふ、んぅ…」
背中がピンと張って、その癖少し前屈み。下を見ると、ぴっちりと閉じた太ももの中心に今最も力の入っているチンコが見える。
押さえたい。触りたい。グニグニ両手で引っ掴んで、伸ばしたい。出口をぐりぐりしたい。
(出したい、おしっこぉ、んふぅ、く、)
おしっこしたいってこんなに辛いんだ。
あの時の太一の辛さが分かる。パンツの中に手を入れて、直接チンコを揉むものだから、みっともないと怒ってしまった。何でそんなになるまで我慢するんだ、あと20分ぐらい我慢しろって。自分の言葉がグサグサ刺さって、泣きそう。
ガタッ…ガタガタっ、
「はふ、っふ、ぅ、う、」
おしっこ、おしっこ。パンパンの膀胱が容赦なく揺れて、その度にチンコがヒクヒクと痙攣する。
でも、絶対に前だけは押さえたくない。それをしたら、6歳と一緒だから。
「いろ君、ほんとに大丈夫?乗ってるの俺らだけだから途中止めてもらおうか?」
「い、いぃ、がまん、する、」
「まあせめて前押さえときな。辛いでしょ」
「そんなんしなくても、できる、」
「意地張ってないで。ほら」
「ぁう、」
無理やり俺の手を掴んで股間に乗せる兄貴。手の指がソコに触れた瞬間、きゅうううう、と膀胱が震えた。
「っ、やめろって、」
「そんなこと言ってお漏らししちゃったらどうすんの」
「~~っ、!!うるさいっ、子供扱いすんな!!」
そんなの、するわけない。
『お漏らし』
兄貴から見て俺はよっぽど余裕がないのだろう。でもそんなワード出すなんてあり得ない。そういうデリカシーのないところ、未だに小さい子扱いしてくるの、嫌い。でも、そう思わせている俺が百パー悪いのだけは分かるから。
「分かった分かった。でも冷えるの辛いだろ?俺の上着かけときな」
ふわりと俺の下半身に兄貴の着ていたグレーのカーディガンが乗せられる。高身長でそこそこ筋肉がついている兄貴だが、季節関係なく体が冷えやすい体質だ。
「っ、でも…」
今日みたいなクーラーの寒さは特に苦手なはず。半袖になって、大丈夫なのだろうか。
「丁度暑くなってきたから脱いだんだよ。ほらお前、脚出てて寒いだろ。かけときな」
「っ、」
ほんのりと熱を持ったカーディガンは、局部が隠す。チラリと兄貴の方を見ると、イヤホンをして窓の外を眺めている。見ないようにしてくれているのだろう。
「ごめん…」
隠れたソコをキュッと抑える。少しだけ、楽。
「っふ、っふ、ぅ、」
トイレ、トイレ、トイレ、トイレ。
忙しなくチンコを引っ張って、押し込んで、ぐにぐにして。尻をモゾモゾさせて、太もももこれ以上ないぐらいに動かして。
恥ずかしいのに、やめられない。やめたら、本当に。
「…ろくん?いろ君?」
突然肩を叩かれて顔を上げる。
「そろそろ着くけど…」
「ん、いく…」
手を離したいのに、離せない。お金の準備も何もかも出来てない。
泣きそうだった。このまま立ったら俺のお腹は耐えてくれるだろうか、ここで、最悪な結末を迎えないだろうか。
(だいじょうぶ、だいじょうぶ…おもらし…なんて…)
「カーディガン預かるね」
足に再び冷気が当たって、また鳥肌が立つ。チンコを握りしめてるのもバレバレで、でも離すことなんてできない。
バスが停まる。そろりそろりと立った瞬間、ズシリと出口が重く、一気に押し寄せてくる。
「ンっ、っふ、ふぁ、ぁ、」
内股で、腰を曲げて、太ももを重ね合わせて。グニュグニュと揉み込むチンコが乾いていることだけが救い。バスの廊下で、おしっこ我慢ダンス。
「先に降りて左進んどきな。すぐ追いつくから」
「んんっ、」
腰をトン、と押され、慌てて足を進める。もう、誰に見られてるとかって考えられなかった。早くトイレ、早くおしっこ。ただそれだけ。
「あ、ちょっとお金…」
「あ、すんません俺が二人分…」
おしっこおしっこおしっこおしっこ…
もう頭の中はおしっこでいっぱいで、運転手の人にお礼を言う余裕も、お金を払う間前を離す余裕もない。
階段を降りて、降り場について、よちよちと歩いているとすぐに兄貴がやってくる。
「こっち!!走るぞ!!」
「ぁっ、まって、」
じわっ…
いきなり腕を引かれて、否が応でも足を進めなければならない。
お腹が揺れる。出口が、おしっこが。
(出る出る出る出る出るっ!!!!)
無我夢中で、腕を引かれながらチンコを激しく揉みしだきながら。
じぁ…じわぁ…
汗みたいな量が染みて、どんどんあったかくなって。
じょわっ…じょおおおおおおお…
「ぁぁぁっ!!!」
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