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第一章
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「ひっ、やだ、やだからっ、」
「ローション無いから、唾液でいいよね」
冷えた尻穴に、ぬちゃりと絡みつく。
「君のおちんちんも気持ちくしてあげるから」
一本、2本とアナルが広がる。
「やめて、やだぁ゛、あっ、」
「怖いのかな、うんちする穴だもんね。でも、優しくするからね」
違う、気持ち悪い、きもちわるい、きもちわるい。でも、太いモノを挿れられた体は突き上げられて、俺は射精する。本当は快感を感じている自分が、きもちわるい。
後ろの男と同じ声を出している自分が、きもちわるい。
それからは、あまり覚えていない。汚い床に捨てられたズボンを履いて、荷物を持って、帰った。
半ば夢のような感覚でシャワーを浴び、汚いものを掻き出す。全身が赤くなるまで洗った。何度も、何度も、何度も、何度も。
でも、無理矢理食べたその日の晩飯は吐かなかったし、夢見は悪かったけど、ちゃんと睡眠は確保出来た。問題なく学校にも行けたし、誰かに触られても案外平気だったし。
忘れていたのに、忘れようとしていたのに。
あの日の匂い、音、感触。
しまっていたものが急に、溢れ出す。鮮明に、鮮明に。
「…時田?」
「っぇ…?」
「いや、汗凄いぞ」
「…ぁ…」
気が付いたら全身がびっしょりと濡れていて、運動をした後みたいに呼吸が荒れている。
「っ、おれ、は、」
言葉はもう喉元まで掛かっているのに、出せない。
「おれはっ、」
もう視界は自分の太ももに向いている。
「ゆっくりで良いからな」
下を向いているのに、見える先生の顔。しゃがんで、こちらを見上げている。右手は俺の握りすぎて白くなった手を、左手は背中に添えて。
「おれは、あの公園で、レイプされました」
「ローション無いから、唾液でいいよね」
冷えた尻穴に、ぬちゃりと絡みつく。
「君のおちんちんも気持ちくしてあげるから」
一本、2本とアナルが広がる。
「やめて、やだぁ゛、あっ、」
「怖いのかな、うんちする穴だもんね。でも、優しくするからね」
違う、気持ち悪い、きもちわるい、きもちわるい。でも、太いモノを挿れられた体は突き上げられて、俺は射精する。本当は快感を感じている自分が、きもちわるい。
後ろの男と同じ声を出している自分が、きもちわるい。
それからは、あまり覚えていない。汚い床に捨てられたズボンを履いて、荷物を持って、帰った。
半ば夢のような感覚でシャワーを浴び、汚いものを掻き出す。全身が赤くなるまで洗った。何度も、何度も、何度も、何度も。
でも、無理矢理食べたその日の晩飯は吐かなかったし、夢見は悪かったけど、ちゃんと睡眠は確保出来た。問題なく学校にも行けたし、誰かに触られても案外平気だったし。
忘れていたのに、忘れようとしていたのに。
あの日の匂い、音、感触。
しまっていたものが急に、溢れ出す。鮮明に、鮮明に。
「…時田?」
「っぇ…?」
「いや、汗凄いぞ」
「…ぁ…」
気が付いたら全身がびっしょりと濡れていて、運動をした後みたいに呼吸が荒れている。
「っ、おれ、は、」
言葉はもう喉元まで掛かっているのに、出せない。
「おれはっ、」
もう視界は自分の太ももに向いている。
「ゆっくりで良いからな」
下を向いているのに、見える先生の顔。しゃがんで、こちらを見上げている。右手は俺の握りすぎて白くなった手を、左手は背中に添えて。
「おれは、あの公園で、レイプされました」
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